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2013年2月14日 (木)

『繚乱』 黒川博行 > 「このミス」完全読破 No.620

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.620

 『繚乱』 黒川博行

   「このミス」2014年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2013.1.16~ 読終:2013.1.18

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2012年11月>

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黒川 博行 毎日新聞社

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 No.133 「悪果」に続く、シリーズ2作目です。

 シリーズ前作は、捜査対象である犯罪者以上に極悪な刑事二人組が主人公という直球ではない警察小説でありながら、「このミス」にランクインし、直木賞候補になり、さらには昨年(2012年)に発売された『この警察小説がすごい! ALL THE BEST』(「このミス」と同じ宝島社のムック本)でも11位にランクインするなど、長きに渡って高い評価を受けています。

 そんな作品の待望の続編が本作なのですが、前作の急展開なラストを踏まえたうえでの物語となっているため、本作を先に読んでしまうと、前作のネタバレになってしまうのです。

 まあ、このシリーズの一番の魅力といえば、主人公二人組による息の合った掛け合いにあると思うので、前作のストーリー的結末を知ったからといって致命的なネタバレとはならないかもしれません。

 それでも、前作を読むうえでの楽しみが減ってしまうのは間違いないので、なるべくなら本作のあらすじや説明、この記事のこれより下などを極力見ずに、まずは前作から読むことをお薦めします。

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 というわけで本作ですが、前作でそれぞれ大阪府警を追われた元マル暴担刑事コンビ・堀内と伊達のその後が描かれていきます。

 仕事もせずに東京で気ままに暮らしていた堀内が、出張で東京にやって来た競売専門の不動産会社で調査員として働く伊達の仕事を手伝ったところ、その調査相手に怪しい謎と金の臭いを嗅ぎつけたため、再びコンビを組んで大阪に戻り本格的な調査に乗り出すことに。

 なので今回は正確に言えば警察小説ではないのですが、警察を辞めたことでその暴れっぷりに抑制が効かなくなるかと思いきや、府警時代の同僚に協力を頼んだり警察関係者を利用したりしますし、刑事時代の手法をそのままに調査を行っていくのです。

 そのため、警察の権限が使えないこともあって、かえって府警時代(前作)以上にその行動に制限が掛かっていますし、警察に取り締まられる立場に変わったということもあり、調査(捜査)の行動もやりたい放題の極悪刑事だった前作に比べれば幾分まともになっているように感じてしまうところが面白いですね。

 それに、激しいアクションシーンなどはそれほど多くなく、そのほとんどを地道な調査(捜査)活動に割いているため、意外とじっくりと読ませるタイプの捜査サスペンスとなっているので、主人公コンビのアグレッシブな暴れっぷりを期待してしまうと少々物足りなさを感じてしまうかもしれません。

 とはいえ、調査の過程で暴き出されてくる悪人たちをそれ以上の極悪非道さで懲らしめていく勧悪懲悪的な展開には爽快感を味わえますし、堀やん&誠やんの関西弁による軽快なやり取りは相変わらずな面白さで、二人ともコワモテのおっさんだということを思えば仲が良すぎるのではないかと気になってしまうほどに息ピッタリの名コンビさも熟成されているので、前作でのこのコンビが好きだった人ならば本作も大いに楽しむことが出来るでしょう。


> 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆

 本格ミステリ度 : ★★       鬼畜グログロ度 : ★★★
 ビックリ驚愕度 : ★★       おどろおどろ度 : ★★★
 熱アクション度 : ★★★★    主キャラ魅力度 : ★★★★★
 恋愛ラブラブ度 : ★★       人間味ドラマ度 : ★★
 下ネタエッチ度 : ★★       感涙ウルウル度 : ★★
 衝撃バカミス度 : ★★       気軽に読める度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


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