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2012年11月11日 (日)

『密室蒐集家』 大山誠一郎 > 「このミス」完全読破 No.597

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.597

 『密室蒐集家』 大山誠一郎

   「このミス」2013年版 : 26位

   受賞(候補) : 「本格ミステリ大賞」受賞

   総合ランキング : 「2001-2010新世紀「本格短編」ミステリオールベスト」
                 15位作品 『佳也子の屋根に雪ふりつむ』 収録
              「短編ミステリ・オールタイムベスト(国内編)」
                 50位作品 『少年と少女の密室』 収録

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 2位
               「黄金の本格ミステリー」 選出

   読始:2012.10.30~ 読終:2012.10.30

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 :単行本 <2012年10月>

密室蒐集家 (文春文庫)密室蒐集家 (文春文庫)
大山 誠一郎

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 大山誠一郎は、本作の前に発表した単行本が「アルファベット・パズラーズ」(2004年)と「仮面幻双曲」(2006年)の2作のみという寡作家です。

 とはいえ、自身の単行本に収録されていない短編作品が多く、そしていずれもが高い評価を受けていまして、「2012 本格ミステリ・ベスト10」(2011年)内で実施された“2001-2010 新世紀「本格短編」ミステリオールベスト・ランキング”では、「彼女がペイシェンスを殺すはずがない」が8位、「佳也子の屋根に雪ふりつむ」が15位と、その時点で単行本に収録されていない作品が2作もランクインし、作家別得票ランキングでは6位に入っているほどですからね。

 そんな著者の6年ぶりとなる待望の作品、しかも“新世紀~”で15位にランクインした「佳也子の屋根に雪ふりつむ」も含む短編集が、本作というわけなのです。

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 というわけで本作は、「柳の園」「少年と少女の密室」「死者はなぜ落ちる」「理由(わけ)ありの密室」「佳也子の屋根に雪ふりつむ」という5編の“密室蒐集家シリーズ”作品を収録した短編集です。

 1937年から2001年の間の様々な年に起きた殺人事件が描かれていくのですが、その殺人事件というのはタイトルからも分かる通りに全て“密室殺人事件”。

 しかも、物語の背景や人物描写などは極力抑えて、とにかく密室の謎解きトリックにこだわった、純度の高い本格ミステリ作品なのですね。

 そして、密室の謎を解く探偵役を務めるのが“密室蒐集家”と名乗る謎の男でして、関係者から話を聞いただけで瞬時に真相を言い当ててしまう推理力と真相への導き方は見事の一言で、犯人を指摘する場面での鋭い衝撃には驚きと共に心地良いものがありました。

 中には出来すぎた偶然が気になる作品もあるものの、どの作品も本格ミステリとしてのレベルはかなり高いと思いますし、最近流行りのキャラクター重視ユーモアミステリブームの逆を行くかのような硬派でマニアックなところも好感が持てるので、とにかく謎とトリックにこだわった本格ミステリを味わいたい時などには本作を大いにお薦めしたいです。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度  : ★★★★★    鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度  : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度  : ★★        主キャラ魅力度 : ★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★          感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “大山誠一郎” 関連記事 】

  > No.597 「密室蒐集家」
  > No.312 「蝦蟇倉市事件 1」


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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