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2012年8月17日 (金)

『ピカルディの薔薇』 津原泰水 > 「このミス」完全読破 No.568

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.568

 『ピカルディの薔薇』 津原泰水

   「このミス」2008年版 : 128位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2012.8.14 ~ 読終:2012.8.16

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 単行本 <2006年11月>

ピカルディの薔薇 (ちくま文庫)ピカルディの薔薇 (ちくま文庫)
津原 泰水

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 No.565「蘆屋家の崩壊」に続き、No.574「猫ノ眼時計」へと続く(2012年8月現在)、“幽明志怪シリーズ”の2作目です。

 前作では、30歳を過ぎても定職に就けずにいる猿渡と怪奇小説家である伯爵のコンビをメインに据えたシリーズ連作集でしたが、本作では伯爵の出番は少なく、猿渡中心の短編集となっています。

 そのため、シリーズとしては前作と比べると異色な感じがあるので、このシリーズを読むならばまずは1作目から手を出した方が楽しみやすいのではないでしょうか。

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 というわけで本作ですが、「夕化粧」「ピカルディの薔薇」「籠中花」「フルーツ白玉」「夢三十夜」「甘い風」「新京異聞」という7つの短編を収録。

 ただこれは単行本版のことで、ちくま文庫版には「超鼠記」(集英社文庫版の『蘆屋家の崩壊』にも収録)と「跋文」(作者自身による解説)を追加。

 前作では定職のなかった猿渡がある職業に就いているため、前作より時系列が後であることが窺えるのですが、そんな猿渡が直接的または間接的に関わった奇妙な物語が綴られていきます。

 そして前作では探偵のような役だった伯爵が今回は出番が少ないため、ミステリ風な展開もやはり前作より控えめで、土俗的な怪奇や不気味な空気感なども前作と比べれば落ち着いている感じがしたので、前作が「このミス」にランクインし、本作が1票入ったのみだったのにも頷けました。

 ただ本作は、幻想性がより増していまして、読んでいくうちに夢の中の世界に迷い込んだかのような不思議な感覚が、おぞましながらも心地良く生み出されてきたので、前作の世界観が好きであれば本作にも満足できるに違いないでしょう。


  > 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度  : ★         鬼畜グログロ度 : ★★★
   ビックリ驚愕度  : ★★        おどろおどろ度 : ★★★★
   熱アクション度  : ★★       主キャラ魅力 度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “津原泰水”関連記事 】

  > No.736 「読み解かれるD クロニクル・アラウンド・ザ・クロックIII」
  > No.642 「廻旋する夏空 クロニクル・アラウンド・ザ・クロックII」
  > No.640 「爛漫たる爛漫 クロニクル・アラウンド・ザ・クロック」
  > No.602 「11 eleven」

  > No.574 「猫ノ眼時計」
  > No.568 「ピカルディの薔薇」
  > No.565 「蘆屋家の崩壊」
  > No.376 「瑠璃玉の耳輪」
  > No.180 「たまさか人形堂物語」


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