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2012年7月11日 (水)

『ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~』 三上延 > 「このミス」完全読破 No.554

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.554

 『ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~』 三上延

   「このミス」2012年版 : 121位

   受賞(候補) : (「日本推理作家協会賞〈短編部門〉」候補作収録
             「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」)

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2012.6.30 ~ 読終:2012.7.1

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本 <2011年10月>

ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
三上 延

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 No.493「ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~」に続く、“ビブリア古書堂の事件手帖シリーズ”の2作目です。

 2011年春に発売された1作目がこのレーベルでは異例のヒットを記録していたのですが、秋に2作目(本作)が発売された相乗効果もあってか今年(2012年)1月には早くもシリーズ累計100万部を突破し、4月には200万部突破、さらに3作目(No.559「ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~」)が発売された6月には300万部突破と、モンスター級の大ヒットとなっているのですね。

 そんな大人気シリーズの2作目なわけですが、「このミス」的に見てみると、24位とランクインまであと一歩までいった1作目に対し、この2作目は1票入っただけと、評価に大きな差がありました。

 ただそれは、1作目と同じ「2012年版」の対象だったので、やはり1作目に票が集まるのは仕方ないことだし、締切ギリギリの10月末発売だったことも影響していそうです。

 それに、本作収録の「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」は日本推理作家協会賞・短編部門にノミネートされているので(受賞はならず)、1作目に注目が集まっているとはいえ2作目の評価が低いわけではないでしょう。

 なお、シリーズを通しての軸や謎がありますし、前作の話題にも度々触れているので、1作目から順に読むことをお薦めします。

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 というわけで本作は、「プロローグ 坂口三千代『クラクラ日記』(文芸春秋)・Ⅰ」 「エピローグ 坂口三千代『クラクラ日記』(文芸春秋)・Ⅱ」に挟まれる形で「アントニイ・バージェス『時計仕掛けのオレンジ』(ハヤカワNV文庫)」 「福田定一『名言随筆 サラリーマン』(六月社)」 「足塚不二雄『UTOPIA 最後の世界大戦』(鶴書房)」を収録した連作形式の作品です。

 北鎌倉で営業する老舗の古書店を舞台にしたシリーズでして、店主の栞子さんが退院したことにより、アルバイト店員である主人公・五浦大輔は栞子さんと2人で店を切り盛りすることになります。

 そして各話のタイトルにもなっている実在の古書にまつわる謎や騒動が繰り広げられる“日常の謎系ミステリ”なのですが、扱われる古書とそこから生まれる謎との関連性が前作以上に魅力的に結びついていたように感じられました。

 それに、今回は栞子さんの過去(特に母親との関係)に関する謎もメインテーマとなっていて、そういった主人公たちのドラマと古書を巡る謎も強く絡み合っていたので、日常の謎系ミステリとしても、恋愛話を中心としたドラマとしても、前作よりもさらに熟成されていたように思います。

 ちなみに、大船や北鎌倉など子供の頃から馴染みの場所が舞台となっているため、このシリーズ作品は物語世界の背景がリアルに感じられるのですが、それ故に小説的な演出のあった前作よりも、リアルとフィクションの差が縮まっていた本作の方が違和感が少なかった分、より楽しめましたね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度  : ★★★★     鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度  : ★★        おどろおどろ度 : ★
   熱アクション度  : ★★       主キャラ魅力 度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★     人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “三上延” 関連記事 】

  > No.1032 「ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~」
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  > No.0835 「ビブリア古書堂の事件手帖6 ~栞子さんと巡るさだめ~」

  > No.0718 「ビブリア古書堂の事件手帖5 ~栞子さんと繋がりの時~」
  > No.0631 「ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~」
  > No.0559 「ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~」
  > No.0554 「ビブリア古書堂の事件手帖2 ~栞子さんと謎めく日常~」
  > No.0493 「ビブリア古書堂の事件手帖 ~栞子さんと奇妙な客人たち~」


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