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2012年6月12日 (火)

『光』 道尾秀介 > 「このミス」完全読破 No.546

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.546

 『光』 道尾秀介

   「このミス」2013年版 : 85位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2012.6.9 ~ 読終:2012.6.11

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2012年6月>

光 (光文社文庫)光 (光文社文庫)
道尾 秀介

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 道尾秀介の2012年最初の新作は、“光シリーズ”と題して雑誌に連載されていた連作的作品です。

 道尾作品といえば、読者を騙すどんでん返しが特徴でしたが、2009年のNo.294「球体の蛇」以降はどんでん返しのない文芸的な作風にチェンジしています。

 そして本作も例に漏れず、ミステリ要素が限りなく少ない文芸的な作品に仕上がっていましたね。

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 あと道尾作品の特徴として“少年が主人公”というのがありまして、本作も小学4年生の少年が主人公。

 舞台は田舎町で、いつも行動を共にするクラスメイトやその姉との冒険物語が繰り広げられていきます。

 少年が主人公といっても、いつもの道尾作品に見られる青春時代特有の暗欝さやエグさなどは今回はなくて、そういった展開を匂わしながらもそうはならない所など、これまでの作品の読者に向けた遊び心のようでもありましたね。

 なので、過去の道尾作品と比べても少年時代の純粋さや前向きさや活き活きとした感じが前面に押し出されていますし、読み応えは驚くほどに爽やかさに満ち溢れていて、そこに心の中からノスタルジーさが湧いてくるような情景や会話ややり取りが散りばめられているので、ちょっとした場面であっても懐古的・望郷的な感動が呼び起こされてくるのです。

 というわけで、どんでん返しや切なく哀しい物語などを期待してしまうと物足りなさを感じてしまいそうですが、そういった要素のないほのぼの系青春物語という新境地的作品といえるだろうし、“大人のための少年物語”としてもこれ以上ないくらいのじんわりとくる感動を味わえるのではないでしょうか。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度  : ★★        鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度  : ★★        おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度  : ★★★       主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★★★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★         気軽に読める度 : ★★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “道尾秀介” 関連記事 】

  > No.947 「サーモン・キャッチャー the Novel」
  > No.827 「透明カメレオン」
  > No.749 「貘の檻」

  > No.682 「鏡の花」
  > No.617 「笑うハーレキン」
  > No.583 「ノエル -a story of stories-」
  > No.546 「光」
  > No.498 「水の柩」

  > No.432 「カササギたちの四季」
  > No.396 「月と蟹」
  > No.340 「月の恋人~Moon Lovers~」
  > No.312 「蝦蟇倉市事件 1」
  > No.311 「光媒の花」

  > No.294 「球体の蛇」
  > No.233 「花と流れ星」
  > No.186 「龍神の雨」
  > No.169 「鬼の跫音」
  > No.121 「ラットマン」

  > No.117 「カラスの親指」
  > No.097 「ソロモンの犬」
  > No.058 「片眼の猿」
  > No.049 「シャドウ」
  > No.041 「向日葵の咲かない夏」


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