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2012年3月 4日 (日)

『歪笑小説』 東野圭吾 > 「このミス」完全読破 No.526

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.526

 『歪笑小説』 東野圭吾

   「このミス」2013年版 : 85位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR」
                 (文庫ランキング) 18位
              「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR」
                 (小説ランキング) 27位

   読始:2012.1.27 ~ 読終:2012.3.2

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 文庫本 (2012年1月)

歪笑小説 (集英社文庫)歪笑小説 (集英社文庫)
東野 圭吾

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 「怪笑小説」「毒笑小説」「黒笑小説」に続く、“○笑小説シリーズ”の4作目です。

 東野圭吾といえば、“加賀恭一郎シリーズ”や“ガリレオシリーズ”を始めとしたミステリやサスペンスの超人気長編作品を毎年のように発表し、現在では他作家と比べ物にならないほどのベストセラー作家となっています。

 ただその一方で、このシリーズや“天下一大五郎シリーズ”など、ユーモアやシニカルな笑いが込められた作品も書いているのですよね。

 特にこの“○笑小説シリーズ”は、タイトルにもあるように“笑い”、特にブラックジョーク的な笑いや皮肉めいた笑いをテーマにした短編集となっているのです。

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 というわけで本作は、「伝説の男」「夢の映像化」「序ノ口」「罪な女」「最終候補」「小説誌」「天敵」「文学賞創設」「ミステリ特集」「引退発表」「戦略」「職業、小説家」の短編12作を収録。

 シリーズ前3作は、基本的には各話に繋がりのない短編集だったのですが、本作は少々例外的で、灸英社という架空の出版社を舞台とした連作集となっています。

 編集者や作家、その家族など文壇関係者が登場して、身近に起きたトラブルや事件などを描いていくので、業界裏話的な面白さが溢れている作品揃いとなっていますね。

 そんな作品内に出てくるエピソードや登場人物たちのやり取りは、やはり作者が経験豊かな現役作家であるのはもちろん、日本推理作家協会の理事長を務めるなど業界の裏の裏まで知り尽くしていることもあってか、“ここまで書いちゃっていいの!?”と思ってしまうくらいに裏側をぶっちゃけているので、実際にはかなり脚色されているのだろうけれど、それでもリアルに感じられてしまうほどの説得力があるのです。

 それに、入れ替わるように出てくる主要登場人物たちに段々と愛着が湧いて来て、作品内に出てくる小説を実際に読んでみたくなるなど、連作的な魅力が絶妙に発揮されていますし、シニカルな笑いだけでなく時に感動させられたりもするし、巻末の広告や表紙にまで遊び心が込められているので、各話30ページほどの気軽にサッと読めてしまう短編集とはいえ、中身の方はかなりの読み応えがありました。

 ちなみに、この灸英社を中心とした作品世界(登場人物)は、前作「黒笑小説」に収録の「もうひとつの助走」「線香花火」「過去の人」「選考会」とも共通しているので、先にそちらを読んでおくと本作をより楽しむことが出来るのではないでしょうか。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★★☆☆☆


   本格ミステリ度  : ★★        鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度  : ★★         おどろおどろ度 : ★
   熱アクション度  : ★          主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★         人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★          感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★     気軽に読める度 : ★★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “東野圭吾” 関連記事 】

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  > No.526 「歪笑小説」
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  > No.457 「真夏の方程式」

  > No.437 「麒麟の翼」
  > No.418 「鳥人計画」
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  > No.342 「プラチナデータ」
  > No.285 「カッコウの卵は誰のもの」

  > No.266 「魔球」
  > No.236 「新参者」
  > No.184 「パラドックス13」
  > No.130 「聖女の救済」
  > No.085 「流星の絆」

  > No.053 「赤い指」
  > No.045 「容疑者Xの献身」
  > No.022 「超・殺人事件」
  > No.010 「秘密」
  > No.006 「名探偵の掟」


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