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2011年11月 8日 (火)

『淡雪記』 馳星周 > 「このミス」完全読破 No.497

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.497

 『淡雪記』 馳星周

   「このミス」2012年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2011.10.31 ~ 読終:2011.10.31

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2011年2月>

淡雪記 (集英社文庫 は 31-5)淡雪記 (集英社文庫 は 31-5)
馳 星周

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 主人公は、写真の勉強のために函館にある義父の別荘にやってきた青年。

 ある日出会った知的障害を持つ美少女に魅入られ、彼女をモデルに写真を撮るようになり、いつしかお互いに恋愛感情が芽生えていくことに。

 しかし、それぞれが抱える陰惨な過去が明らかになっていくにつれて、二人は破滅的な道へと進み出していくのです.....。

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 というわけで、“ノワール版「フランダースの犬」”または“馳星周版「フランダースの犬」”とも称される作品です。

 「フランダースの犬」とは、イギリス人作家・ウィーダが19世紀に書いた児童文学ですが、日本では“世界名作劇場”の枠で放送されたアニメ版で有名ですね。

 少年ネロと老犬パトラッシュの感動的で悲劇的な物語は、ノワール小説を得意とする馳星周の作風とは合わないように感じてしまいますが、実はこの「フランダースの犬」こそが作家・馳星周の原点で、しかも本作の舞台となるのは故郷のすぐ近くとのことなので、まさに“馳星周の原点”的な作品なのです。

 まあ、少年と犬の物語ではなく、男女の純愛物語なのですが、ただ破滅へ向かって進んでいく悲劇&感動物語という根っこの部分は共通したものが感じられましたし、やはり“ノワール版「フランダースの犬」”と称されていることからその向って行く先が想像できてしまうので、読んでいる間は常に切なさと哀しさが胸に染み入っている状態でした。

 とはいえ、主人公たちの設定付けやその行動などから、単純な感動物語にはせずに不安定な読後感を作るという少々捻くれたところもあるので、そんなところもやはり“馳星周版「フランダースの犬」”といったところでしょうか。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度  : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★★
   ビックリ驚愕度  : ★★         おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度  : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★★    人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★★★    感涙ウルウル度 : ★★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “馳星周” 関連記事 】

  > No.968 「暗手」
  > No.607 「エウスカディ(殉狂者)」
  > No.521 「暗闇で踊れ」
  > No.497 「淡雪記」


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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