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2011年10月28日 (金)

『烏丸ルヴォワール』 円居挽 > 「このミス」完全読破 No.495

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.495

 『烏丸ルヴォワール』 円居挽

   「このミス」2012年版 : 29位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 22位

   読始:2011.10.24 ~ 読終:2011.10.27

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本(講談社BOX) <2011年10月>

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 No.288「丸太町ルヴォワール」に続く、シリーズ2作目です。

 このシリーズは、どちらかといえばラノベ寄りな“講談社BOX”から発売されていまして、まあ「このミス」とは縁遠いレーベルなのです。

 それでいて、シリーズ1作目の「丸太町」は、「このミス」で11位、「本ミス」で8位と、昨年(2010年)末のミステリランキングで上位に入ったことからも、レーベルを超えた高評価を受けたことが窺い知れますね。

 なお、一応前作と本作とでは扱われる事件が異なるので、前作を読んでいない人は絶対に本作を読んではいけない、ということはありません。

 ただ、「双龍会」「青龍師」などこのシリーズの世界観のみに存在する用語や、メインの登場人物たちの関係性などは、前作を読んでいないと理解するのが難しいのではないでしょうか。

 それに、前作はどんでん返しのたたみ掛けが大きな魅力でしたが、本作の冒頭を読んだだけで前作のどんでん返しの一つのネタバレとなってしまうので、“前作は絶対に読みたくない!”というのではなければ、前作から順番に読んでいくことをお薦めします。

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 というわけで本作ですが、前作から一月後の話です。

 神を呼び出す方法が書かれたという古書『黄母衣内記』の所有者が謎の死を遂げたのをきっかけに、その所有者の二人の弟が、この書物の所有権を巡って衝突。

 その片方からの依頼を受けた龍樹家の若き龍師たちが、私的裁判“双龍会”に臨むため、事件の調査を行っていくことに.....。

 デビュー作でもある前作が個人的にもかなりの面白さだったので、まあ2作連続で大傑作なんてことはないだろうな~なんて少々舐めた態度で読み始めてみたところ、早くも序盤でアッと驚かされてしまったので、そこからは襟を正して読むことになりました。

 本作は前作と比べても事件の情報や証拠集め場面が中心となっていましたが、個性豊かな面々による激しい駆け引きを交えながらの捜査となるので読み応えありますし、終盤になっていよいよ始まる双龍会も、いきなり絶体絶命の状況からいかに突破口を切り開いていくのかなど、やはり読んでいて熱くなるほどの面白さでした。

 そして気になるどんでん返しは、叙述タイプのものは前作のような大技の連鎖ではなく、大きな仕掛けが単発で炸裂する感じなのですが、これがまた本作の全編を通して貫かれているドラマ性を一段と膨らませる効果を生み出していたように思います。

 なので、前作のようなどんでん返しの連発を期待してしまうと、少々物足りなく感じてしまうかもしれないものの、本作ならではの魅力を携えたどんでん返しとなっていますし、今後も続いていくシリーズということも考えれば、似たような仕掛けを続けてマンネリ化していくよりは、こうやって様々な手法で攻めていく方が、シリーズとしての魅力も大きくなっていきそうですからね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★★☆☆☆


   本格ミステリ度  : ★★★★     鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度  : ★★★★★    おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度  : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★         人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★          感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★     気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “円居挽”関連記事 】

  > No.762 「河原町ルヴォワール」
  > No.623 「今出川ルヴォワール」
  > No.495 「烏丸ルヴォワール」
  > No.288 「丸太町ルヴォワール」


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