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2011年9月17日 (土)

『小説あります』 門井慶喜 > 「このミス」完全読破 No.482

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.482

 『小説あります』 門井慶喜

   「このミス」2012年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2011.9.13 ~ 読終:2011.9.16

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2011年7月>

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門井 慶喜

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 No.468「おさがしの本は」に続く、シリーズ2作目です。

 大まかな舞台としては共通しているものの、ピンポイントの舞台としては前作とは違っているし、主人公も共通していないので(前作の主人公は脇役として登場します)、“続編”というよりは“姉妹編”といった感じですね。

 そのため、本作から読んでも問題なく楽しむことが出来るでしょう。

 ただ、本作を読むと前作の結末を知ってしまうことになるので、前作を読む可能性があるのならば、まずは本作の前に読んでしまうことをお薦めします。

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 前作ではN市立図書館の存続問題に関する物語だったのに対し、本作は同じN市にある市立文学館の存続問題に関する物語となっています。

 主人公は、昭和時代に活躍した小説家・徳丸敬生の研究や資料展示などの仕事をこの文学館で行っている嘱託職員の青年で、30年前に遺書を残し失踪したこの作家の“直筆サインが書かれた遺稿本”を発見したことから、生存説を唱えて廃館を覆そうと動きます。

 この“徳丸敬生”なる作家は架空の人物なのですが、実在する作家や評論家との絡みによって経歴が紹介されたり、実在する雑誌名がそのまま使われた架空記事をあたかも本物のように引用したりするので、この現実と非現実の境目をぼやかしてしまうような作品世界がなかなか味わい深かったですね。

 そしてこの文学館の存続問題と並行する形で、主人公とその弟による討論(ディベート)が行われまして、そのテーマというのが、「人はなぜ小説を読むのか」。

 普段から小説を読んでいるような人ならば、一度は考えたことがあるのではないかと思われるくらいに、とても興味深いテーマなのです。

 とはいえ、哲学的にも感じられるような討論となっていることもあり、“難しいこと考えずに"小説が好きだから"でいいんじゃないの?”って思ってしまうような人には、読んでいてもあまり面白くない内容(討論)かもしれません。

 それに、文学館の存続問題にしてもこの討論にしても、テーマ的には広く一般向けのようですが、やはり門井作品らしく小難しさを感じるような作風なので、理屈っぽい会話や展開を面白く読むことができる小説好きの人にお薦めしたい作品ですね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★       鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★
   熱アクション度  : ★         主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★          人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “門井慶喜” 関連記事 】

  > No.482 「小説あります」
  > No.468 「おさがしの本は」
  > No.286 「天才までの距離」
  > No.203 「パラドックス実践 雄弁学園の教師たち」


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