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2011年9月18日 (日)

『鬼畜の家』 深木章子 > 「このミス」完全読破 No.474

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.474

 『鬼畜の家』 深木章子

   「このミス」2012年版 : 35位

   受賞(候補) : 「ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」受賞

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「ミステリが読みたい!」 13位
              「週刊文春ミステリーベスト10」 14位
              「本格ミステリ・ベスト10」 14位

   読始:2011.8.22 ~ 読終:2011.8.24

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2011年5月>

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深木 章子

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 “第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞”を受賞した作品です。

 この新人賞は、最終選考を行う側が一人だけ(島田荘司)という、結構珍しいタイプの新人賞です。

 その島田荘司は、最近では定年を迎えたいわゆる“団塊世代”に対して、余暇生活を本格ミステリ執筆に割くことを勧めていて、今年(2011年)に入っては応募資格を60歳以上に限定した“ベテラン新人発掘プロジェクト”を立ち上げたりもしています。

 それで本作の作者・深木章子ですが、弁護士としての活動を60歳を機にリタイアし、その後に執筆活動を開始したということで、“ばらのまち福山ミステリー文学新人賞”は年齢制限のある賞というわけではないものの、まさに島田荘司が待ち望んでいた応募作品といえるのかもしれませんね。

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 それで本作ですが、タイトルにもあるように“鬼畜の家”についての物語です。

 この“鬼畜”というのは、狂気とクレイマー的な性格を持つこの家の母親のことを差していまして、この母親が行ってきた鬼畜的所業について語られていきます。

 私立探偵が、この母親と様々な形で関わりのあった人物に会いに行って話を聞き出すということで、回答者の語り言葉の文章で基本的に進んでいくのですが、この形式により、物語の全貌が次第に明かされていくことになるし、おどろおどろしさも話が進むにつれて膨らんでいくかのようなので、作品世界に非常にマッチしていたように感じました。

 まあ、鬼畜といっても平山夢明作品なんかと比べてしまえば可愛いもんだし、本格ミステリ的にも意外性というよりは優等生的な雰囲気があるし、終盤での驚きも本格ミステリを読み慣れた人なら途中で感付いてしまうかもしれません。

 だからといって駄作なのかというと、そんなことは全くありませんでして、意外性がそれほどない(これは個人的な感想です)にも関わらず、物語にグイグイと惹き込まれていくほどに面白く読めてしまったくらいに、文体・構成・伏線などの読ませ方がとても上手い作品でした。

 なので、新人というレベルは明らかに超えているように思ったし、タイトルから感じる印象ほどに読む人を限定する作風(内容)ではないので、今後のことを考えてもこのデビュー作を今のうちに読んでおいた方がいいと思いますね。


  > 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★    鬼畜グログロ度 : ★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★★     おどろおどろ度 : ★★★★
   熱アクション度  : ★★       主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★      人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★★    感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★     気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “深木章子”関連記事 】

  > No.735 「殺意の構図 探偵の依頼人」
  > No.656 「螺旋の底」
  > No.548 「衣更月家の一族」
  > No.474 「鬼畜の家」


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