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2011年3月24日 (木)

『鳥人計画』 東野圭吾 > 「このミス」完全読破 No.418

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.418

 『鳥人計画』 東野圭吾

   「このミス」1989年 : 15位

   受賞(候補) : (「吉川英治文学新人賞」候補)

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2011.1.19 ~ 読終:2011.1.19

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本 <2003年8月>

鳥人計画 (角川文庫)鳥人計画 (角川文庫)
東野 圭吾

角川書店 2003-08
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 昨年(2010年)に発売された東野圭吾の新刊3作のうち、No.285「カッコウの卵は誰のもの」No.377「白銀ジャック」の2作がスキーを題材とした作品でした。

 そして今から約20年前に発売された本作も、スキーを題材としたミステリ作品なのです。

 元々東野圭吾はスキー(スノボー)好きとして知られているので、まさに趣味と仕事とがガッチリとかみ合った、お得意のジャンルといえるのかもしれませんね。

 まあスキーといっても様々なタイプがあるわけですが、本作はスポーツとしてのスキーを題材としているので、昨年の2作の中では「カッコウの~」の方に近い感じでしょうか。

 ただ“スポーツとしてのスキー”の中でも様々な競技がありまして、「カッコウの~」がアルペンとクロスカントリーだったのに対し、本作は日本人には一番馴染みがあるであろうスキージャンプが題材となっているのです。

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 内容の方ですが、ある天才ジャンパーが不審な死を遂げたことをきっかけに、次第に奥深さを見せてくるこの殺人事件の真相に向けて、所属チームの関係者や捜査を担当する刑事が迫っていきます。

 この事件の真犯人というのが実は早い段階で明らかにされるので、そこからはいわゆる倒叙ミステリの形式で進んでいくわけですが、ただ話が進んでいくにつれてその真犯人が意外な役割を担うことになるので、そんな捻りの効いた設定により話に惹きこまれていきましたね。

 他にも、アリバイトリックや動機の謎など、ミステリ的な演出が随所に冴えまくっていて、最後まで気を抜けない展開が続いていくので、“スポーツ・ミステリ”と聞くとミステリ部分は軽いのではないかと思われそうですが、本作の場合はミステリ小説としても大いに楽しめる作品なのではないかと思います。

 そしてもちろん競技に関する描写や、事件の謎と絡められた人間ドラマ、SF的な設定など、東野作品らしい“綿密に描かれながらも読みやすい”という魅力が出ていますし、当時のスポーツ界に対する提言的な部分もあったりするので、ミステリ以外の部分でも読み応え充分です。

 それに、“読後に一番印象に残るのが、一度も登場することのなかった人物”という心憎い演出もあったりするので、初期の作品ということもありそれほど知名度の高い作品ではありませんが、東野作品ファンなら決して読み逃してはならない作品といえるのではないでしょうか。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★     鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度  : ★★★      主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★       感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “東野圭吾” 関連記事 】

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  > No.655 「夢幻花」
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  > No.580 「虚像の道化師 ガリレオ 7」
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  > No.457 「真夏の方程式」

  > No.437 「麒麟の翼」
  > No.418 「鳥人計画」
  > No.377 「白銀ジャック」
  > No.342 「プラチナデータ」
  > No.285 「カッコウの卵は誰のもの」

  > No.266 「魔球」
  > No.236 「新参者」
  > No.184 「パラドックス13」
  > No.130 「聖女の救済」
  > No.085 「流星の絆」

  > No.053 「赤い指」
  > No.045 「容疑者Xの献身」
  > No.022 「超・殺人事件」
  > No.010 「秘密」
  > No.006 「名探偵の掟」


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