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2011年2月12日 (土)

『ダークゾーン』 貴志祐介 > 「このミス」完全読破 No.428

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.428

 『ダークゾーン』 貴志祐介

   「このミス」2012年版 : 48位

   受賞(候補) : 「将棋ペンクラブ大賞(特別賞)」 受賞

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「大学読書人大賞」 6位

   読始:2011.2.10 ~ 読終:2011.2.12

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2011年2月>

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貴志 祐介

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 昨年のNo.361「悪の教典」で“第1回山田風太郎賞”受賞&「このミス」1位に輝いた貴志祐介の新作が登場です。

 本作はその「悪の教典」とほぼ同時期に雑誌連載されていて、単行本の発売も同時期になるのではないか?と言われていました(「このミス2010年版」の“私の隠し玉”参照)。

 しかし、本作は連載バージョンとはストーリーが別物になるくらいの修正作業が加えられたそうで、その影響もあってか結局「悪の教典」から約半年後の発売となったのですね。

 ちなみに、この両作はジャンル的にも内容的にも全く共通点のない別物作品ではあるのですが、実は作品世界は通底していて、両作共に登場する人物もいるのです。

 なお本作は、主人公がいきなり状況が全くわからない中で目覚める場面から始まることもあり、どうせ読むつもりでいるのならば、本記事のこれより下や他サイトのあらすじなどを目にせず、情報をなるべく仕入れずに読んでしまった方が、主人公と同じ心境を味わうことが出来てよいのではないかと思います。

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 そんなわけで本作ですが、雑誌連載時は“SFホラー”と称されていましたが、この単行本版を読んだ限りではホラー的要素はずいぶんと控えめになっているようです(雑誌連載版は読んでいないのではっきりとした比較はできませんが)。

 ホラー要素よりもゲーム性が前面に押し出されている感じで、将棋版デスゲーム小説(または昨年のNo.304「モノクロームの13手」柄刀一の将棋版)といった感じでしょうか。

 ある島を舞台にして、将棋的なルールを元にしたサバイバルゲーム&頭脳戦が繰り広げられるのですが、全編に渡ってこのゲームの模様が描かれていくため、SF作品といえどもNo.126「新世界より」のようなストーリー性はほとんどないので、好き嫌いがかなり分かれる作品でしょうね。

 ただ、このSF要素が盛り込まれた独自のゲームルールにも驚くほどにすんなりと入っていけて読みやすいですし、貴志作品らしいダークさが演出的にも視覚的にも発揮されているので、こういったジャンル(設定)が好きなのであればかなり楽しむことができるのではないかと思います。

 それに、このゲーム話の合間には“断章”と名付けられた主人公の現実世界における話が挿し込まれているのですが、真相や状況が徐々に明らかになっていくミステリ的な展開となっているので、この“断章”があることによってドラマ性や気になる謎が加わって、この現実&非現実両方の物語に最後まで惹きつけられましたね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度  : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★     人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★      感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★       気軽に読める度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “貴志祐介” 関連記事 】

  > No.991 「ミステリークロック」
  > No.698 「雀蜂」
  > No.469 「鍵のかかった部屋」

  > No.466 「硝子のハンマー」
  > No.428 「ダークゾーン」
  > No.361 「悪の教典」
  > No.126 「新世界より」
  > No.012 「黒い家」


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