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2011年2月 7日 (月)

『びいどろの筆 夢裡庵先生捕物帳』 泡坂妻夫 > 「このミス」完全読破 No.410

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.410

 『びいどろの筆 夢裡庵先生捕物帳』 泡坂妻夫

   「このミス」1989年 : 11位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.12.18 ~ 読終:2010.12.19

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本 <1992年11月>

びいどろの筆―夢裡庵先生捕物帳びいどろの筆―夢裡庵先生捕物帳
泡坂 妻夫

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 「からくり富」「飛奴」へと続く、“夢裡庵先生捕物帳シリーズ”の1作目です。

 前年のNo.270「鬼女の鱗」に続いて時代短編小説集なのですが、シリーズ名にもなっている人物が主役ではなく脇役的な存在だというところが、この2つのシリーズに共通しているところですね。

 そしてこのシリーズには面白い趣向が凝らされていまして、前の話で謎解き役を務めた人物が次の話では主人公となり、今度はその話で謎解き役を務めた人物が次の話の主人公となって.....、といった感じで繋がっていくのです。

 これはなにも本作だけのことではなくて、本作の最終話で探偵役を務めた人物がシリーズ2作目「からくり富」第1話の主役となり、「からくり富」最終話で探偵を務めた人物がシリーズ3作目「飛奴」第1話の主役となって.....、とシリーズを通して繋がっていくのですね。

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 内容の方ですが、江戸を舞台とした捕物帳です。

 シリーズ名になっている“夢裡庵先生”が同心(現代でいう警察)の役職に就いていることから、事件捜査ものでもあるのですが、上にも書いたとおりにこの夢裡庵先生がメインではなく、一般庶民の目線でもって語られていく話が多いので、江戸人情話としても楽しむことができるでしょう。

 そしてミステリ部分も、泡坂作品らしい渋みと鮮やかさがありますし、それが人間ドラマと上手く結びついているので、やはり読み応え抜群です。

 あと事件の解決後の展開が、現代を舞台とした警察ものなどではありえないような粋を感じるものなので、そんな演出がまたなんともいい味となっていましたねェ。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★     鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度  : ★★       主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★       感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “泡坂妻夫” 関連記事 】

  > No.714 「毒薬の輪舞」
  > No.590 「泡坂妻夫引退公演」
  > No.447 「黒き舞楽」

  > No.410 「びいどろの筆」
  > No.270 「鬼女の鱗」
  > No.258 「奇跡の男」
  > No.095 「生者と死者 酩探偵ヨギ ガンジーの透視術」
  > No.029 「奇術探偵曾我佳城全集」


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