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2011年1月26日 (水)

『クラインの壺』 岡嶋二人 > 「このミス」完全読破 No.406

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.406

 『クラインの壺』 岡嶋二人

   「このミス」1989年 : 5位

   受賞(候補) :

   総合ランキング : 「本格ミステリ・ベスト100」 29位

   年度ランキング : 「週刊文春ミステリーベスト10」 7位

   読始:2010.12.8 ~ 読終:2010.12.10

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本 <2005年3月>

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 岡嶋二人は、井上泉(井上夢人)&徳山諄一(田奈純一)コンビの合作ペンネームです。

 1982年のデビュー以来、数々の名作をこのコンビで発表していたのですが、本作を最後にコンビ解消となりました。

 ただ、本作は井上泉がほぼ一人で執筆したそうなので、岡嶋二人の最終作であると同時に、実質的な井上夢人のデビュー作といえるのかもしれませんね。

 ちなみに、本作は1996年にNHK教育テレビでドラマ化されています。

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 主人公はゲームブック(80年代に流行った、読者の選択により展開や結果が変わるゲーム形式本)の原作者を目指す若者で、ある一般応募の賞に落選するも、なんとその落選作がバーチャルリアリティシステムを使った最新鋭ゲームの原作として使われることに。

 まあこの作品が発表されたのは今(2011年)から20年以上も前なので、その当時に(物語の中の世界とはいえ)“最新鋭”だったゲームを今も“最新鋭”と感じながら読むことができるのか?という不安がありました。

 ただこの作品に出てくるゲームは、今話題の“3D”の遥か先を行くような高性能疑似体験ゲームなので、今読んでも“こんなゲームが出来たらとんでもないな~”と思えるし、これが20年以上前の作品だということに驚いてしまうほどでした。

 そんなヴァーチャルゲームのテストプレーヤーを主人公とアルバイト女性が務めていく中で、次第に現実世界と虚構世界とが入り混じってきて、謎がうごめくミステリ&サスペンス的な展開へと突入していくのです。

 そういった展開など、似たタイプの後続作品が多く発表された今の時代に読むとある程度予想出来てしまうのですが、本作はそんなSFミステリの先駆者的存在の作品なので、そこは敬意を表しつつ読んでほしいですね。

 まあ、なんとなく展開がわかっていても作中世界に惹きこまれてワクワクドキドキしてしまったので、そういった魅せる構成やテクニックはやはりさすがの一言でした。


  > 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度  : ★★★      主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★      人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★       感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


 【 “岡嶋二人”関連記事 】

  > No.406 「クラインの壷」
  > No.261 「そして扉が閉ざされた」


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