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2011年1月18日 (火)

『明治十手架』 山田風太郎 > 「このミス」完全読破 No.405

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.405

 『明治十手架』 山田風太郎

   「このミス」1988年 : 18位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.12.3 ~ 読終:2010.12.7

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本(ちくま文庫版/上・下) <1997年12月>

明治十手架〈上〉―山田風太郎明治小説全集〈13〉 (ちくま文庫)明治十手架〈上〉―山田風太郎明治小説全集〈13〉 (ちくま文庫)
山田 風太郎

筑摩書房 1997-12
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 2010年のミステリ界の大きな話題の一つとして、“山田風太郎賞”の創設が挙げられるでしょう。

 その記念すべき第1回の受賞作品であるNo.361「悪の教典」貴志祐介がその後に「このミス」で1位になったことからも、今後「このミス」予想をするうえでの一つの基準となるかもしれませんね。

 そしてこの山田風太郎といえば、やはり映像メディアでも人気の高い“忍法帖シリーズ”が代表作となりますが、このシリーズだけでなく、現代ミステリや時代小説なども高い評価を受けています。

 そんな中には明治時代を舞台とした“明治もの”と呼ばれる作品群もありまして、本作はその“明治もの”の中の一作なのですね。

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 主人公は、江戸から明治へと時代が変わる激動の中で、今でいう看守の職に就いている熱血青年。

 しかしこの時代のうねりに飲み込まれるかのように第二の人生を歩むことになり、そこからが本作の本編となるので、そこからの部分を説明すべきなのでしょうが、まあ知らずに読んだ方が楽しめるのではないかと思うので、あえて書かずにおきましょう。

 この主人公を含む登場人物たちが、善人も悪人も皆とても活き活きとしていまして、それがこの明治初期という舞台と相まって、かなりの迫力がありながらも明るく楽しく、それでいて壮絶さも感じられる人間ドラマが語られていきます。

 それに、実際に起きた事件や実在の有名人が登場することもあって、なんか読んでいる自分もこの明治初期の作品世界に紛れ込んでしまったかのような錯覚に陥るくらいに入り込んでしまいますし、それでいて忍法帖を彷彿とさせるようなキャラクターやバトルアクションシーンが繰り広げられたりもするので、この現実と非現実とが入り混じった感じがまた作品の魅力をさらに増していましたね。

 “山風の明治ものに外れなし”と言われるだけあって、読んでいてワクワクドキドキできる素晴らしいエンタメ作品でした。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度  : ★★★★★   主キャラ魅力度 : ★★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★     人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★      感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★    気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “山田風太郎” 関連記事 】

  > No.711 「室町お伽草紙」
  > No.405 「明治十手架」


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