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2010年12月

2010年12月31日 (金)

「MDB的ミュージックアウォード2010」 3位>1位

>> 「MDB的ミュージックアウォード2010」についての説明 <<


   *対象 : 2009年12月~2010年11月に発売されたシングル曲

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【 3位 : ユラユラ / BENI 】

ユラユラ / ギミギミユラユラ / ギミギミ
BENI

NAYUTAWAVE RECORDS 2010-05-05
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 自分は少しでもヒットしたシングル曲はどんなジャンルでも買ったり借りたりしているので、R&B系の歌もよく聴いているのですが、“いい歌だな~”とは思っても好きになるまでの歌はほとんどありません。

 これまでのこのランキングでも、安室奈美恵くらいしか入ってきてませんしね。

 しかしこの歌は、“いい歌だな~”と思うだけでなく“かなり好きだな~”となったのです。

 まあ曲自体ポップスっぽいということもあるかもしれませんが、とにかくAメロ→Bメロ→サビというメロディーの流れがまさに“流れるよう”で素晴らしいですし、それを彩るダンス的アレンジもこの曲にピッタリなのですよね。

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【 2位 : future nova / school food punishment 】

future nova/after laughterfuture nova/after laughter
内村友美 school food punishment

ERJ 2010-03-10
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 2010年の音楽生活(といっても聴くだけですが)の中で一番の収穫といえば、このschool food punishmentと出会えたことでしょう(といっても実際に会ったのではなく聴いただけですが)。

 これまでに何度も書いたように、自分が好きな音楽というのは“ロック&ポップス&ダンス”のいずれの要素もが魅力的な歌なのですが、いずれの要素もこれ以上ないくらい魅力的に感じられるのがこのschool food punishmentなのです。

 この歌はどちらかといえばポップス寄りですが、しかしその音は身体に反応するようなロックさですし、リズムはダンス的で心を躍らせるので、ホントに何度聴いても幸せな気持ちになるのですねェ。


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【 1位 : light prayer / school food punishment 】

light prayerlight prayer
内村友美 school food punishment

ERJ 2009-12-02
売り上げランキング : 83187

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 そして「MDB的ミュージックアウォード2010」の1位に輝いたのが、school food punishmentの「light prayer」です。

 これで今年の1&2位独占となってしまいましたが、改めて今年の自分好みの歌を聴き比べてみたら、この2曲が他より抜けて素晴らしく感じたので、まあ当然の結果なのですよね。

 それでこの歌は、「future nova」よりもロック色が強いのですが、とにかく幾つもの音の連鎖反応がとても素晴らしくて、生命を宿した一つ一つの音が徐々に集まり、グワーッと積み重なって宇宙まで届かんばかりの塔を作り上げてしまうような、そんな迫力が感じられますからね。

 それでいて、メロディーや全体的な雰囲気にポップさを兼ね備えているし、ダンス的なアレンジが力強くリズムカルですし、このそれぞれが主張しすぎないバランス感覚もかなりのものなのです。

 なので、自分の中では文句なしの2010年1位作品なのですね。


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  「MDB的ミュージックアウォード2010」 6位 > 4位 <<< PREV

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 MDB的ミュージックアウォード2010

 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 20位>16位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 15位>11位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 10位>7位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 6位>4位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 3位>1位

2010年12月27日 (月)

「MDB的ミュージックアウォード2010」 6位>4位

>> 「MDB的ミュージックアウォード2010」についての説明 <<


   *対象 : 2009年12月~2010年11月に発売されたシングル曲

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【 6位 : 新世紀のラブソング / ASIAN KUNG-FU GENERATION 】

新世紀のラブソング新世紀のラブソング
後藤正文 ASIAN KUNG-FU GENERATION

KRE 2009-12-02
売り上げランキング : 103593

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 8位の「ソラニン」と比べれば地味な印象の曲ではあります。

 ただ、段々と盛り上がっていく感じがとても渋かっこいいですし、前半の抑えの利いた部分があるだけに、中盤以降に激しくなっていく部分でとても心を揺さぶられ、気持ちが高まっていくのですよね。


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【 5位 : Okay / 稲葉浩志 】

OkayOkay
Koshi Inaba 稲葉浩志

バーミリオンレコード 2010-06-23
売り上げランキング : 101340

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 今年はB'zとしてのCD発売がなくて、シングルの連続年1位記録も途絶えてしまったりもしましたが、でもその分それぞれのソロ作品を聴くことが出来たのは嬉しいものです。

 そして稲葉さんのこのシングル曲は、やはりB'zとはまた一味違った魅力があって、特に力強さと切なさが絡み合いながら壮大に広がっていく感じが、とても心に響いてくるのですねェ。

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【 4位 : Are U Ready? / mini 】

Are U Ready?Are U Ready?
mini

カッティング・エッジ 2010-03-03
売り上げランキング : 250589

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 miniのデビュー作です。

 音的(PV映像的)にはLady Gagaの影響をモロに受けている感じであるものの、メロディはとてもベタなほどに日本的なので、かえって本家よりもこっちの方が好きだったりするのです(裏打ちも効いていますし)。

 そしてこの歌が発売された頃、avexはICONIQに対しての盛大な宣伝を行っていたわけですが、その結果が結果なので、その宣伝の何割かをこのminiの方に費やしていればよかったんじゃないかな~と思ってしまいますねェ。


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 「MDB的ミュージックアウォード2010」 10位 > 7位 <<< PREV

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 MDB的ミュージックアウォード2010

 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 20位>16位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 15位>11位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 10位>7位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 6位>4位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 3位>1位

『エトロフ発緊急電』 佐々木譲 > 「このミス」完全読破 No.401

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.401

 『エトロフ発緊急電』 佐々木譲

   「このミス」1989年 : 4位

   受賞(候補) : 「日本推理作家協会賞」受賞
            「日本冒険小説協会大賞」受賞
            「山本周五郎賞」受賞

   総合ランキング : 「「このミス」が選ぶ過去10年のベスト20」 11位
              「「このミス」20年のベスト・オブ・ベスト」 13位
              「二十世紀傑作ミステリーベスト10」 21位
              「東西ミステリーベスト100(2012年版)」 102位

   年度ランキング : 「週刊文春ミステリーベスト10」 9位

   読始:2010.11.22 ~ 読終:2010.11.24

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本 <1994年1月>

エトロフ発緊急電 (新潮文庫)エトロフ発緊急電 (新潮文庫)
佐々木 譲

新潮社 1994-01
売り上げランキング : 27436

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 No.344「ベルリン飛行指令」No.24「ストックホルムの密使」の間に発表された、“第二次世界大戦秘話三部作”の2作目です。

 このシリーズは3作全てが「このミス」で4位以内に入るなど評価が高いのですが、特に本作は、“過去10年のベスト(1998年版で実施)”で11位、“20年のベストオブベスト(2008年に発売)”でも13位に入るなど、「このミス」で長きに渡って評価されているのです。

 それに、山本周五郎賞・日本推理作家協会賞長編部門・日本冒険小説協会大賞国内部門大賞の三冠にも輝いているほどなので、佐々木譲の初期の代表作といえば間違いなく本作といえるでしょう。

 ちなみに、このシリーズはそれぞれ独立した話なのでどの作品から読み始めても大丈夫ですが、“太平洋戦争直前→開戦間際→終戦直前”と時系列順になっていますし、本作には前作「ベルリン飛行指令」の後日談的な話も出てくるので、やはり順番に読んでいった方がいいでしょうね。

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 そんなわけで本作は、日本軍による真珠湾攻撃の直前における物語となっています。

 スパイとして日本に潜入する日系アメリカ人を中心にして、真珠湾奇襲攻撃計画に対する激しい情報戦が、アクションシーンを交えつつスリル満点に展開していきます。

 この主人公以外にも日米の軍人やスパイが数多く活躍するのですが、それぞれが熱い物語や強い意志を擁しているので、それらがぶつかり合うことでかなり迫力のある人間ドラマも繰り広げられていくのです。

 そこにさらに軍やスパイとは関係ない一般女性が絡んでくることで、単なる軍事物の人間ドラマに終わらず、作品全体に厚みと人間味が加わっていましたね。

 戦記部分やサスペンス部分だけでなく、こういった人間ドラマ部分にも魅力があるからこそ、これだけの評価になっているのだろうし、読んでみればそれが伝わってきましたね。

 そしてやはり、史実を元にしたシリーズだけあって、当時の日米の状況や太平洋戦争に突入していくまでの流れなど、小説として楽しむ以外に歴史の勉強にもなるところも、知識欲的な感じで楽しむこともできます(今の時代に読むと偏りを感じる部分もありますが)。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★      人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★★    感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “佐々木譲” 関連記事 】

  > No.840 「砂の街路図」

  > No.685 「代官山コールドケース」
  > No.615 「人質」
  > No.563 「回廊封鎖」
  > No.522 「地層捜査」
  > No.505 「密売人」

  > No.485 「警官の条件」
  > No.424 「婢伝五稜郭」
  > No.423 「五稜郭残党伝」
  > No.401 「エトロフ発緊急電」
  > No.344 「ベルリン飛行指令」

  > No.298 「北帰行」
  > No.282 「巡査の休日」
  > No.230 「廃墟に乞う」
  > No.200 「警官の血」
  > No.175 「暴雪圏」

  > No.152 「警官の紋章」
  > No.151 「警察庁から来た男」
  > No.138 「うたう警官 (笑う警官)」
  > No.048 「制服捜査」
  > No.024 「ストックホルムの密使」


 「灰夜 新宿鮫Ⅶ」大沢在昌 <<< PREV/NEXT >>> 「折れた竜骨」米澤穂信

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年12月26日 (日)

>>MDB的コンピCD-28.2<< 「この洋楽を聴け!2010 PV集 vol.2」

>> MDB的コンピCD << とは?

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 “MDB的コンピCD”のNo.28として、2010年に日本でヒットした洋楽ソングをCD1枚分選んでみました(>>MDB的コンピCD-28<< 「この洋楽を聴け!2010」)。

 しかし、ただタイトルを並べただけでは実際に買ったり借りたりして聴いてみようとは思わないと思うので、PV映像(Youtube)をまとめたページも作ることにしたのです。

 なので、上記の記事と同様に、このPV集も参考にしてみてください。

 * タイトル部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです


 「この洋楽を聴け!2010 PV集 vol.1」 <<<


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  10 : Swoon / The Chemical Brothers


 

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  11 : Pyramid (feat. Iyaz) / Charice


 

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  12 : Omg (feat. will.i.am) / Usher


 

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  13 : Poker Face (LLG vs. GLG Radio Mix) / Lady GaGa


 

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  14 : Always Loved a Film / Underworld


 

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  15 : California Gurls (feat. Snoop Dogg) / Katy Perry


 

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  16 : Airplanes (feat. Hayley Williams) / B.o.B


 

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  17 : White Knuckle Ride / Jamiroquai


 

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  18 : Soldier of Love / Sade


 

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 【「2010年コンピ」関連記事】

  > 「この邦楽シングルを聴け!2010年<通常版>」 (10.12.21)
  > 「この邦楽シングルを聴け!2010年<完全版>」 (11.1.3)

  > 「この洋楽を聴け!2010」 (10.12.24)
  > 「この洋楽を聴け!2010 PV集 vol.1」 (10.12.26)
  > 「この洋楽を聴け!2010 PV集 vol.2」 (10.12.26)

  > 「Ballad -2010- ~バラード 2010~」 (11.1.13)
  > 「桜・さくら・サクラ -2010-」 (10.2.19)
  > 「夏の歌 -2010-」 (10.6.25)
  > 「冬の歌 -Winter Song 2010~2011-」 (10.11.26)

>>MDB的コンピCD-28.1<< 「この洋楽を聴け!2010 PV集 vol.1」

>> MDB的コンピCD << とは?

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 “MDB的コンピCD”のNo.28として、2010年に日本でヒットした洋楽ソングをCD1枚分選んでみました(>>MDB的コンピCD-28<< 「この洋楽を聴け!2010」)。

 しかし、ただタイトルを並べただけでは実際に買ったり借りたりして聴いてみようとは思わないと思うので、PV映像(Youtube)をまとめたページも作ることにしたのです。

 なので、上記の記事と同様に、このPV集も参考にしてみてください。


  * タイトル部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです

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  01 : Telephone (feat. Beyoncé) / Lady GaGa


 

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  02 : Misery / Maroon 5


 

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  03 : According to You / Orianthi


 

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  04 : Need You Now / Lady Antebellum


 

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  05 : The Catalyst / Linkin Park


 

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  06 : Love the Way You Lie (feat.Rihanna) / Eminem


 

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  07 : TiK ToK / Ke$ha


 

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  08 : You Belong With Me / Taylor Swift


 

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  09 : Baby (feat.Ludacris) / Justin Bieber


 

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 >>> 「この洋楽を聴け!2010 PV集 vol.2」


 【「2010年コンピ」関連記事】

  > 「この邦楽シングルを聴け!2010年<通常版>」 (10.12.21)
  > 「この邦楽シングルを聴け!2010年<完全版>」 (11.1.3)

  > 「この洋楽を聴け!2010」 (10.12.24)
  > 「この洋楽を聴け!2010 PV集 vol.1」 (10.12.26)
  > 「この洋楽を聴け!2010 PV集 vol.2」 (10.12.26)

  > 「Ballad -2010- ~バラード 2010~」 (11.1.13)
  > 「桜・さくら・サクラ -2010-」 (10.2.19)
  > 「夏の歌 -2010-」 (10.6.25)
  > 「冬の歌 -Winter Song 2010~2011-」 (10.11.26)

2010年12月25日 (土)

「このミス2011年版」対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会>

このミステリーがすごい! 2011年版このミステリーがすごい! 2011年版
『このミステリーがすごい!』編集部

宝島社 2010-12-10
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 前回は「このミス2011年版」ランキング(順位)予想の反省を<総論編> <各論編>と2回に分けて書いてみましたが、今回は、“「このミス2011年版」にランクインしそうな対象作品を予測し事前に読むこと”自体の反省を行う「「このミス2011年版」対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会>」を書いてみたいと思います。

 とその前に説明を加えますと、「このミス」の予想をするにあたって、自分が読んだ作品のみをその対象としました。

 つまり、“ランクインしそうだな~”と思っていても読んでいなければ予想に入れていないので、“事前に読んだか読んでいないか”というのは、予想するのにとても重要になってくるわけなのですね。

 なので、それに対する反省も、来年の予想の的中率を高めるためには、非常に重要となるのです。

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 それではまず、「2011年版」で20位以内にランクインした21作品のうち、どのくらいの作品を事前に読んでいたのか、見てみましょう。(タイトル部分のリンク先は、Amazonの詳細ページです)

 ○:事前に読んでいた作品  ▲:チェックしていたけど読めなかった作品
 ■:チェックしていたけど、入らないだろうと思って読まなかった作品
 ×:全くノーマークだった作品


  01位 : ○ 悪の教典 / 貴志祐介   <感想記事はこちら>
  02位 : ○ 写楽 閉じた国の幻 / 島田荘司   <感想記事はこちら>
  03位 : ○ 叫びと祈り / 梓崎優   <感想記事はこちら>
  04位 : ○ 隻眼の少女 / 麻耶雄嵩   <感想記事はこちら>
  05位 : ○ シューマンの指 / 奥泉光   <感想記事はこちら>

  06位 : ○ マリアビートル / 伊坂幸太郎   <感想記事はこちら>
  07位 : ○ 水魑の如き沈むもの / 三津田信三   <感想記事はこちら>
  08位 : ○ 小暮写眞館 / 宮部みゆき   <感想記事はこちら>
  09位 : ○ アルバトロスは羽ばたかない / 七河迦南   <感想記事はこちら>
  10位 : ○ 綺想宮殺人事件 / 芦辺拓   <感想記事はこちら>

  11位 : ○ 丸太町ルヴォワール / 円居挽   <感想記事はこちら>
  12位 : ○ 死ねばいいのに / 京極夏彦   <感想記事はこちら>
  13位 : ▲ 神の棘Ⅰ・Ⅱ / 須賀しのぶ
  14位 : ▲ ダブル / 深町秋生
  15位 : ○ 北帰行 / 佐々木譲   <感想記事はこちら>

  16位 : ■ 硝子の葦 / 桜木紫乃
  17位 : ■ こめぐら / 倉知淳
  17位 : ○ 琉璃玉の耳輪 / 津原泰水   <感想記事はこちら>
  17位 : ■ エウスカディ / 馳星周
  20位 : ■ 灰色の虹 / 貫井徳郎
  20位 : ○ 貴族探偵 / 麻耶雄嵩   <感想記事はこちら>

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 昨年は、ベスト20にランクインする作品全てを読み終えていよう!という意気込みの元にとにかく対象作品を読めるだけ読みまくったのですが、今年は“読み逃した作品が結果ランクインすることになっても、まあ別にいいかな~”という軽い気持ちで、とにかく読みたい本を読んでいくことにしました。

 その結果、初めてベスト10作品全てをランキング発表前に読み終えていたというのは、やはり昨年に1票も入らなかったような作品も含めて読んだことで、「このミス」で票を集めやすいタイプの作品・集めにくいタイプの作品をある程度見抜けるようになったからなのかもしれません。

 ただ11~20位は読み逃しが多くて、結局昨年よりも読み逃し作品が2作も増えてしまったので、、読み逃し6作品を何故に読み逃してしまったのかをきちんと検証して、来年の「このミステリーがすごい!2012年版」で“ランキング発表前にランクイン全作品読破済み”の達成に少しでも役立たせてみましょう。


 まずは“▲:チェックしていたけど読めなかった作品”。今回は「神の棘Ⅰ・Ⅱ」「ダブル」の2作品でした。

 まず「神の棘」の方は、評判やあらすじを読んだ感じで“これは「このミス」で票を集めそうだ”と思ったのですが、上下巻ということで手が出にくく、しかも地元の図書館にはなかなか入荷されなかったので、買おうかどうしようかと考えているうちに結局読まずじまいとなったのです。

 それでもやっぱりランクインしてきそうだったので、読んでないけど予想に入れてしまおうかとも思っていたのですけどね。まあこれから読めるのは楽しみです。

 そして「ダブル」の方は、帯の推薦文を読んで“これは「このミス」で票を集めそうだ”とビビビッと来て、何度か買う直前までいったのですが、9-10月に発売された読みたい(買いたい)作品が他にもたくさんあり、買ったとしても予想するまでに読めるかどうかわからなかったので、“まあランクインしたらその時に買って読めばいいや”ってことで結局読まなかったのですね。


 それから“■:チェックしていたけど、入らないだろうと思って読まなかった作品”は、「硝子の葦」「こめぐら」「エウスカディ」「灰色の虹」の4作品。

 そしてこの4作品全てが締め切り間際の9-10月発売なのです。

 「ダブル」も含めて読めなかった6作中5作が9-10月発売で、読んだ作品も含めればランキングのほぼ半分の9作品がこの時期発売ということで、ちょっとこの偏りはどうにかしてもらいたいと思ってしまいますねェ。

 これではさすがに“ランクイン作品を全て事前に読んでしまおう!”というのは物理的(読書時間的)に無理ってもんです(まあ全て事前に読まなくてもいいやって感じになってはいるのですけどね)。

 1冊ずつ見ていきますと、「硝子の葦」は、評判が聞こえて来たのが予想を終えた後だったので、「このミス」実績のない作家でしたし、“×:全くノーマークだった作品”に限りなく近い存在でした。

 「こめぐら」は、倉知淳が麻耶雄嵩と並び称されるくらいに寡作な作家だということを知らなかったので、自分のミステリ知識のなさが大きく影響してしまいました。

 「エウスカディ」は、もちろん「このミス」1位経験作家なのですが、ただ1997-2001年版の間に4作品ランクインした以降はほとんど目立っていなかったこともあり、9月発売ではちょっと読めませんでしたね。

 「灰色の虹」は、昨年の大好評だった「後悔と真実の色」が28位止まりだったので、それ以上はいかないかな~と思ってしまいました。


 最後に“×:全くノーマークだった作品”ですが、これは今年もゼロでしたね。

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 というわけで色々と反省をしてみましたが、まあやっぱり「このミス」の予想をするというのは楽しいものです。

 そして3年連続で予想してみて、「このミス」にランクインしそうな作品を事前に読むコツのようなものがある程度わかったような気がします。

 まず、前年11月~翌8月までは、「このミス」実績ある作家の大作(2011年版でいうと「悪の教典」「写楽 閉じた国の幻」「水魑の如き沈むもの」「小暮写眞館」「北帰行」)&話題作(「シューマンの指」「死ねばいいのに」「貴族探偵」)&玄人受け作(「綺想宮殺人事件」)、評論家やネットでかなり絶賛されている「このミス」実績のない作家の作品(「アルバトロスは羽ばたかない」「丸太町ルヴォワール」「神の棘」)を読み、後は9-10月に発売された作品をとにかくたくさん読む、といった感じでしょうか。

 これでいくと、11月~翌8月までの間に読むべき作品をかなり絞ることができますね。ってまあそんな上手くいくとも思えないのですが......。

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 【「このミステリーがすごい!2011年版」関連記事】

  > 「このミス2011年版」上半期のランクイン作品仮予想 (10.1.17)
  > 「このミス2011年版」下半期のランクイン作品仮予想 (10.6.14)

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  > 「このミス2011年版」のベスト10作品をみんなで予想しよう! (10.11.1)
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  > 「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編> (10.12.10)
  > 「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・各論編> (10.12.22)
  > 「このミス2011年版」対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会> (10.12.25)

  > 「この"ランク外作品"がすごい!2011年版」 (10.12.11)

  > 「このミス2011年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(1-5位) (11.1.12)
  > 「このミス2011年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(6-10位) (11.1.23)

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年12月24日 (金)

>>MDB的コンピCD-28<< 「この洋楽を聴け!2010」

>> MDB的コンピCD << とは?

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 「この洋楽を聴け!2010」

  * タイトル部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
  * 総収録時間 : 76分30秒(目安)


  01 : Telephone (feat. Beyoncé) / Lady GaGa

  02 : Misery / Maroon 5

  03 : According to You / Orianthi

  04 : Need You Now / Lady Antebellum

  05 : The Catalyst / Linkin Park

  06 : Love the Way You Lie (feat.Rihanna) / Eminem

  07 : TiK ToK / Ke$ha

  08 : You Belong With Me / Taylor Swift

  09 : Baby (feat.Ludacris) / Justin Bieber

  10 : Swoon / The Chemical Brothers

  11 : Pyramid (feat. Iyaz) / Charice

  12 : Omg (feat. will.i.am) / Usher

  13 : Poker Face (LLG vs. GLG Radio Mix) / Lady GaGa

  14 : Always Loved a Film / Underworld

  15 : California Gurls (feat. Snoop Dogg) / Katy Perry

  16 : Airplanes (feat. Hayley Williams) / B.o.B

  17 : White Knuckle Ride / Jamiroquai

  18 : Soldier of Love / Sade


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 タワーレコードの洋楽年間アルバムランキングなどを参考にして、2010年を代表する洋楽ソングを、独自の判断でCD1枚分選んでみました。

 選び方としましては、日本でヒットした洋楽アルバムから18枚選りすぐって、そのアルバムに収録されている中からリードシングルや代表曲的な歌を1曲だけ選んで、それをバランスよく並べる、といった感じです。

 まあ、自分も常日頃から情報を仕入れながら洋楽を聴いているわけではないので、この選曲が果たして“洋楽ソング2010”としてふさわしいのかわかりませんが、でもどれも聴いてみれば名曲揃いなので、アルバムを買ったり借りたり、ネット配信でダウンロードするなどしてぜひとも聴いてみてください。


 なお、ここで紹介した曲のPV映像(Youtube)をまとめた記事も作ってみたので、そちらも一緒に参考にしてみてください。

 > 「この洋楽を聴け!2010 PV集 vol.1」
 > 「この洋楽を聴け!2010 PV集 vol.2」

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 【「2010年コンピ」関連記事】

  > 「この邦楽シングルを聴け!2010年<通常版>」 (10.12.21)
  > 「この邦楽シングルを聴け!2010年<完全版>」 (11.1.3)

  > 「この洋楽を聴け!2010」 (10.12.24)
  > 「この洋楽を聴け!2010 PV集 vol.1」 (10.12.26)
  > 「この洋楽を聴け!2010 PV集 vol.2」 (10.12.26)

  > 「Ballad -2010- ~バラード 2010~」 (11.1.13)
  > 「桜・さくら・サクラ -2010-」 (10.2.19)
  > 「夏の歌 -2010-」 (10.6.25)
  > 「冬の歌 -Winter Song 2010~2011-」 (10.11.26)

2010年12月23日 (木)

「MDB的ミュージックアウォード2010」 10位>7位

>> 「MDB的ミュージックアウォード2010」についての説明 <<


   *対象 : 2009年12月~2010年11月に発売されたシングル曲

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【 10位 : 負けない心 / AAA 】

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AAA

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 これまでのAAAのシングル曲は何かが足りないな~と感じていたのですが、それが小室哲哉プロデュースになることで見事なまでに埋められたというか、殻を破ったように思いましたね。

 紅白に初出場も果たし、これからさらに人気と実力を増していきそうなのですが、ただアイドル系グループなのに男女混合というのは、ちょっと人気の限界点を作ってしまうような気も。

 なので、ファンの方には怒られてしまうかもしれませんが、男女分かれて活動した方がいいんじゃないかと思うのですけどねェ。


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【 9位 : アルクアラウンド / サカナクション 】

アルクアラウンドアルクアラウンド
サカナクション

ビクターエンタテインメント 2010-01-13
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 自分はロックとポップとダンスの要素が絶妙に絡み合った音楽が特に好きなのですが、この歌こそまさにそれを具現化しているかのようなのですよね(ポップ成分は少し控えめですが)。

 特にサビに入ってからの盛り上がり様がハンパないので、聴いているとかなりテンションが上がってしまいます。

 そしてこのPVも、さすがは文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞しただけあるかっこ良さなのですねェ。


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【 8位 : ソラニン / ASIAN KUNG-FU GENERATION 】

ソラニンソラニン
浅野いにお ASIAN KUNG-FU GENERATION

KRE 2010-03-31
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 アジカンのシングル曲としては正統派といった感じですが、やっぱり音も歌もかっこいいですね。

 特にドラムの音やリズムが好きで、ドラムのラインだけに意識を集中して聴いて楽しんだりもしています。 


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【 7位 : 独壇場Beauty / BUCK-TICK 】

独壇場 Beauty独壇場 Beauty
今井寿 BUCK-TICK

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 BUCK-TICKが今でも活動していることを知らない人も結構いるかもしれませんが、今も変わらずの素晴らしい歌を発表しているのですね。

 そしてこの曲は、ロック&ポップ&ダンスのいずれの要素もがブチギレんばかりのパワーとかっこよさで押し寄せてくるので、まさにこれこそ自分好みの歌だと言ってよいでしょう。


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 MDB的ミュージックアウォード2010

 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 20位>16位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 15位>11位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 10位>7位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 6位>4位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 3位>1位

2010年12月22日 (水)

「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・各論編>

このミステリーがすごい! 2011年版このミステリーがすごい! 2011年版
『このミステリーがすごい!』編集部

宝島社 2010-12-10
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 「このミステリーがすごい!2011年版」が発売され、ランキングも発表されたということで、昨年同様に「このミス2011年版」ランキング(順位)予想の一人反省会を行って、来年以降の予想に役立てようと思います。

 前回更新した、全体的な予想の反省を行う<反省会・総論編>に続きまして、今回は、作品ごとに反省を行う<反省会・各論編>です。

 その反省の仕方ですが、まずは正規のランキング順に各作品ごとに反省し、続いて予想を外した作品について反省していきましょう。


 *タイトル部分のリンク先は、Amazonの詳細ページです

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   悪の教典 / 貴志祐介  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 1位  結果 > 1位 )

 「このミス」予想を始めて3年目にして初めて1位作品を当てることができました!

 まあ、ここ最近の「このミス」はド本命作品が順当に1位となっていたので、的中難易度はかなりの低さでしたけどね。

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   写楽 閉じた国の幻 / 島田荘司  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 5位  結果 > 2位 )

 この作品は、物語的には完成していないことなどからどんな順位になるのか想像つかず、一時は20位以下にしようかとも考えていたのですよね。

 ただやはりここ最近の御大の作品と比べて評価が高いようだったので、ギリギリになって思い切って5位に入れたのですが、それが成功となりました。

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   叫びと祈り / 梓崎優  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 4位  結果 > 3位 )

 高評価のデビュー作ということでNo.127「告白」(湊かなえ)(2009年版4位)を引き合いに出して予想していたのですが、それ以上の結果となりましたね。

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   隻眼の少女 / 麻耶雄嵩  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 2位  結果 > 4位 )

 さすがに2位予想は思い切りすぎたようです。

 でも昨年までの自分だったらこの作品を1位予想していただろうから、それよりはいくらかマシですね。

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   シューマンの指 / 奥泉光  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 11位  結果 > 5位 )

 当初は6-10位に入れる気満々だったのですが、思い切って10位以内予想に入れた作品の影響で、最終的にはベスト10予想から押し出されてしまったのです。

 結果は当初の予定よりもさらに上だったので、この作品こそ思い切った予想をすべきでした.....。

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   マリアビートル / 伊坂幸太郎  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 3位  結果 > 6位 )

 他の伊坂作品との票割れがそれほどなかったのにこの順位というのは、1位候補の対抗馬かな~と思っていただけに意外な感じでした。

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   水魑の如き沈むもの / 三津田信三  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 7位  結果 > 7位 )

 1位に続いてズバリ的中!

 しかも、なんとなく7位くらいが似合うな~と思って、この作品は最初から7位に固定していたのですよねェ。

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   小暮写眞館 / 宮部みゆき  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 16位  結果 > 8位 )

 この作品も内容的に予想が難しくて、「死ねばいいのに」とどちらをベスト10に予想するか悩んでいたのですが、結果は逆になっちゃいましたね。

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   アルバトロスは羽ばたかない / 七河迦南  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 19位  結果 > 9位 )

 投票者なりきりベスト6で1位にした作品ですが、実績ないだけにランクインしてもギリギリの順位かな、と思っていました。

 なのでこの結果には、嬉しさ半分、もっと思い切って予想していればよかった.....と後悔半分でした。

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   綺想宮殺人事件 / 芦辺拓  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 29位  結果 > 10位 )

 感想記事にも“いわゆるミステリ上級者向けの作品と言えるのかも”と書いていたくらいなので、一般の評価以上に「このミス」で評価されるだろうことは予測しているべきだったのに、予想時にはそのことがほとんど頭にありませんでした。

 今年のベスト10の中ではこの作品が一番穴的存在だと思うのですが、それだけにズバッと当てときたかったですねェ。

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   丸太町ルヴォワール / 円居挽  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 23位  結果 > 11位 )

 投票者なりきりベスト6で2位に入れた作品なのですが、私情を込めて予想すると失敗しそうだな~と思って、最終的には21位以下に予想してしまったのですよね.....。

 なので「アルバトロス~」同様に嬉しさと悔しさが半分ずつ状態です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   死ねばいいのに / 京極夏彦  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 10位  結果 > 12位 )

 それほど直球のミステリというわけでもなかったので票が入るのか不安もありましたが、結果的にはほぼ予想通りとなりました。

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   神の棘Ⅰ・Ⅱ / 須賀しのぶ
      ( 予想 > -位  結果 > 13位 )

 この作品は事前に読んでいなかったので、反省は「対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会>」の方に書きました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   ダブル / 深町秋生
      ( 予想 > -位  結果 > 14位 )

 この作品は事前に読んでいなかったので、反省は「対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会>」の方に書きました。

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   北帰行 / 佐々木譲  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 30位  結果 > 15位 )

 一時はベスト10にも予想していたのに、最終的には21位以下にして、結果はランクインという、昨年のNo.175「暴雪圏」と同じ感じになってしまいました。

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   硝子の葦 / 桜木紫乃
      ( 予想 > -位  結果 > 16位 )

 この作品は事前に読んでいなかったので、反省は「対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会>」の方に書きました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   こめぐら /倉知淳
      ( 予想 > -位  結果 > 17位 )

 この作品は事前に読んでいなかったので、反省は「対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会>」の方に書きました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   琉璃玉の耳輪 / 津原泰水  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 12位  結果 > 17位 )

 この作品の場合は、書店で手に取った時点で“あっ、これは「このミス」にランクインしそうだな”と感じたのです。

 たまになんかそんな雰囲気を醸し出している本があるのですよね。

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   エウスカディ / 馳星周
      ( 予想 > -位  結果 > 17位 )

 この作品は事前に読んでいなかったので、反省は「対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会>」の方に書きました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   灰色の虹 / 貫井徳郎
      ( 予想 > -位  結果 > 20位 )

 この作品は事前に読んでいなかったので、反省は「対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会>」の方に書きました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   貴族探偵 / 麻耶雄嵩  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 15位  結果 > 20位 )

 今年唯一の同一作家2作ランクインを当てることができました。

 ただこちらの作品は、「本ミス」(6位)と比べても思ったほど票が伸びませんでしたね。


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   兇 弾 / 逢坂剛  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 6位  結果 > 40位 )

 それではここから、大いなる反省会の開始となります.....。

 作者やこのシリーズのランクイン実績、それに前作でシリーズ完結という流れを活かした内容、とんでもないアクションシーンなどなど、「このミス」受けする作品だと思ったのですけどねェ。

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   狩久探偵小説選 / 狩 久  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 8位  結果 > 24位 )

 “数十年前に活躍した作家の作品集”枠での予想だったのですが、昨年に続いて失敗に終わりました.....。

 ただ、昨年はほとんど票が入らなかった作品を上位に予想してしまったのに対し、この作品の場合はそれ系作品の中では最上位でしたし、ランクインまでわずかという順位だったので、見当外れの予想ではなかったことにはホッとしました。

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   祈る時はいつもひとり / 白川道  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 9位  結果 > 投票数0 )

 結構思い切った予想だったので、結果的にランクインしなかったのはまだ納得できるのですが、投票数がゼロだったことにはかなりのショックを受けましたね.....。

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   この国。 / 石持浅海  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 13位  結果 > 44位 )

 期間内に6作も出た石持作品の中で最上位という予想は当たりましたが、その最上位作品でも44位なのですからねェ。票割れ以前の問題だったようです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   オーディンの鴉 / 福田和代  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 14位  結果 > 130位 )

 すごい評判良かったですし、ランクイン実績のある作家なので、一時はベスト10予想候補でもあったのですが、まさか1票しか入らないとは.....。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   バイバイ、ブラックバード / 伊坂幸太郎  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 17位  結果 > 投票数0 )

 ミステリ要素のほとんどない作品でしたが、それでも物語的にはかなりの面白さでしたし、なにより伊坂作品なので、ある程度の票は入るだろうと思っていました。

 それがこの結果ですからね。票割れどころの話ではありませんでした.....。

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   初陣 隠蔽捜査3.5 / 今野敏  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 18位  結果 > 62位 )

 「このミス」で人気のシリーズなのですが、やはりスピンオフ的短編集だと票が入らないのでしょうか。

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   魔法使いの弟子たち / 井上夢人  <感想記事はこちら>
      ( 予想 > 20位  結果 > 55位 )

 5年ぶりの長編となる「隻眼の少女」(麻耶雄嵩)の方は上位にランクインしましたが、9年ぶりの長編となる本作の方はあんまり票が入りませんでしたねェ。

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 というわけで、まずは「このミス2011年版」のランキング(順位)予想」の反省を<総論編><各論編>と分けて書いてみました。

 まあ今年も後悔の残る結果となってしまったわけですが、でもまた「このミス」の新たな傾向を少しは掴めたような気もしたので、それを来年以降の予想に繋げていきたいですね。

 そして続きまして、「このミス2011年版」としては最後の反省会となります、「対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会>」を書いてみたいと思います。

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 【「このミステリーがすごい!2011年版」関連記事】

  > 「このミス2011年版」上半期のランクイン作品仮予想 (10.1.17)
  > 「このミス2011年版」下半期のランクイン作品仮予想 (10.6.14)

  > 「このミステリーがすごい!2011年版」ランキング(順位)予想 (10.11.3)
  > 「このミス2011年版」のベスト10作品をみんなで予想しよう! (10.11.1)
  > 「このミス2011年版」投票者なりきりベスト6 (10.11.24)

  > 「2011 本格ミステリ・ベスト10」 (10.12.6)
  > 「このミステリーがすごい!2011年版」 (10.12.8)

  > 「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編> (10.12.10)
  > 「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・各論編> (10.12.22)
  > 「このミス2011年版」対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会> (10.12.25)

  > 「この"ランク外作品"がすごい!2011年版」 (10.12.11)

  > 「このミス2011年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(1-5位) (11.1.12)
  > 「このミス2011年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(6-10位) (11.1.23)

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年12月21日 (火)

>>MDB的コンピCD-27<< 「この邦楽シングルを聴け!2010年<通常版>」

>> MDB的コンピCD << とは?

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 「この邦楽シングルを聴け!2010年 <通常版>」

  * タイトル部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
  * 総収録時間 : 76分48秒(目安)


  01 : Beginner / AKB48

  02 : Troublemaker / 嵐

  03 : ありがとう / いきものがかり

  04 : Gee / 少女時代

  05 : Love yourself ~君が嫌いな君が好き~ / KAT-TUN

  06 : 会いたくて 会いたくて / 西野カナ

  07 : VICTORY / EXILE

  08 : PHANTOM MINDS / 水樹奈々

  09 : はつ恋 / 福山雅治

  10 : This is love / SMAP

  11 : Onaraはずかしくないよ / オンナラブリー(はんにゃ,フルーツポンチ)

  12 : Ring a Ding Dong / 木村カエラ

  13 : BREAK OUT! / 東方神起

  14 : GO!GO! MANIAC / 放課後ティータイム

    15 : 本当は怖い愛とロマンス / 桑田佳祐

  16 : LIFE ~目の前の向こうへ~ / 関ジャニ∞

  17 : タマシイレボリューション / Superfly

  18 : 流 星 / コブクロ


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 2010年のオリコン年間ランキングを元に、2010年を代表する楽曲を、独自の判断でCD1枚分選んでみました。

 独自の判断とはいえ自分が好きな歌ばかりを並べたわけではなく、一応選んだ理由もあるので、それを書いてみます。

 ・30位までは、ランキングの上位から順番にピックアップしているのですが、同一アーティストの曲(ソロ作も含む)は上位に入った1曲のみで、複数は選びませんでした(したがって今年の場合は、年間トップ10のうち2曲しか入らず.....)。

 ・今年もジャニーズ系グループ(&ソロ&コンビ)が上位にたくさんランクインしましたが、順番に選んでいくとジャニーズ勢で大半を埋めてしまうことになるので、ここはジャニーズの中で上位4組のみ選びました。

 ・演歌・歌謡曲(「また君に恋してる」坂本冬美「三味線旅がらす」氷川きよしなど)は除外しました。

 ・EXILE「VICTORY(「FANTASY」に収録)」Superfly「タマシイレボリューション(「Wildflower」に収録)」は、オリコンではアルバムチャート扱いとなりましたが、アーティスト的にはシングルとして発売しているので、ここではシングル扱いとしました(ちなみに、この2枚がシングルチャート扱いだった場合、「FANTASY」が11位、「Wildflower」が17位でした)。

 ・以上の条件を元に、30位まではランキング順に9アーティスト/曲(「VICTORY」「タマシイレボリューション」も含む)を選び、残りの9曲は、話題となった曲や着うたランキングなど、そしてもちろん売り上げ順位を参考にして選びました。

 ・曲順は、CDとして聴いた時にバランスの良いように並べてみました。

 ・このような感じで“今年を代表する18曲”ということでCD1枚分のコンピレーションアルバムを作ってみましたが、以上の条件で除外された曲やその他の注目曲なども含めて、後日<完全版>を作ってみたいと思います。


 2010年シングルチャートの簡単な回顧は、後ほど追記する予定です。


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【 オリコン年間ランキング 2010年 】

  *売り上げ枚数は、集計期間のみの枚数です

 01位 : 95.4万枚  Beginner / AKB48
 02位 : 71.3万枚  ヘビーローテーション / AKB48
 03位 : 69.8万枚  Troublemaker / 嵐
 04位 : 69.6万枚  Monster / 嵐
 05位 : 65.9万枚  ポニーテールとシュシュ / AKB48

 06位 : 65.6万枚  果てない空 / 嵐
 07位 : 62.0万枚  Lφve Rainbow / 嵐
 08位 : 59.6万枚  チャンスの順番 / AKB48
 09位 : 59.1万枚  Dear Snow / 嵐
 10位 : 51.6万枚  To be free / 嵐

 11位 : 43.9万枚  Love yourself ~君が嫌いな君が好き~ / KAT-TUN
 12位 : 39.0万枚  桜の栞 / AKB48
 13位 : 35.0万枚  This is love / SMAP
 14位 : 31.1万枚  また君に恋してる / 坂本冬実
 15位 : 30.5万枚  LIFE ~目の前の向こうへ~ / 関ジャニ∞

 16位 : 28.9万枚  BREAK OUT! / 東方神起
 17位 : 28.2万枚  Going! / KAT-TUN
 18位 : 27.5万枚  Wonderful World!! / 関ジャニ∞
 19位 : 26.9万枚  はつ恋 / 福山雅治
 20位 : 25.4万枚  CHANGE UR WORLD / KAT-TUN


  >>> 「この邦楽シングルを聴け!2010年<完全版>」

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 【「この邦楽シングルを聴け!」関連記事】

  > 「この邦楽シングルを聴け!2011年<通常版>」 (11.12.20)
  > 「この邦楽シングルを聴け!2011年<完全版>」 (12.1.14)

  > 「この邦楽シングルを聴け!2010年<通常版>」 (10.12.21)
  > 「この邦楽シングルを聴け!2010年<完全版>」 (11.1.3)

  > 「この邦楽シングルを聴け!2009年<通常版>」 (10.1.14)
  > 「この邦楽シングルを聴け!2009年<完全版>」 (10.1.20)

  > 「この邦楽シングルを聴け!2008年<通常版>」 (08.12.14)

  > 「この邦楽シングルを聴け!2007年<通常版>」 (08.1.12)

  > 「この邦楽シングルを聴け!1993年<通常版>」 (10.8.27)

  > 「この邦楽シングルを聴け!1992年<通常版>」 (08.10.13)
  > 「この邦楽シングルを聴け!1992年<完全版>」 (08.10.14)

  > 「この邦楽シングルを聴け!1991年<通常版>」 (08.3.21)
  > 「この邦楽シングルを聴け!1991年<完全版>」 (08.5.21)


 【「2010年コンピ」関連記事】

  > 「この邦楽シングルを聴け!2010年<通常版>」 (10.12.21)
  > 「この邦楽シングルを聴け!2010年<完全版>」 (11.1.3)

  > 「この洋楽を聴け!2010」 (10.12.24)
  > 「この洋楽を聴け!2010 PV集 vol.1」 (10.12.26)
  > 「この洋楽を聴け!2010 PV集 vol.2」 (10.12.26)

  > 「Ballad -2010- ~バラード 2010~」 (11.1.13)
  > 「桜・さくら・サクラ -2010-」 (10.2.19)
  > 「夏の歌 -2010-」 (10.6.25)
  > 「冬の歌 -Winter Song 2010~2011-」 (10.11.26)

2010年12月20日 (月)

『廃院のミカエル』 篠田節子 > 「このミス」完全読破 No.409

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.409

 『廃院のミカエル』 篠田節子

   「このミス」2012年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.12.17~ 読終:2010.12.18

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年11月>

廃院のミカエル (集英社文庫)廃院のミカエル (集英社文庫)
篠田 節子

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 主人公である日本人女性が、新ビジネスの鍵となる“ある物”を探すために、他の日本人2人と共にギリシャの僻地にある町へ。

 ところが、その旅の途中で廃墟と化した修道院に導かれるかのように入ったことをきっかけにして、とても奇怪な現象に次々と巻き込まれていくことに.....。

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 というわけで、外国の地を舞台にしたホラーサスペンス作品です。

 様々な怪奇現象がサスペンス部分を盛り上げるのですが、この物語のメインとなる廃院というのがとても不気味な存在感を示していることもあり、オカルト的な薄気味悪さが作中に漂っていて、読んでいて背筋が凍るようでした。

 しかも、その怪奇現象が現実的なものなのか超常現象なのか(作中の人物たちと同様に)疑いながら読み進めることになるので、そういった部分での緊迫感がかなりのものでしたし、そんな“謎を追いかけていく”というミステリ的な構成によって作品に強く引き込まれていくようでしたね。

 さらには、キリスト教や修道院、宗教絵画、悪魔払いの儀式などの西洋宗教的要素によって作品が神秘的&幻想的な雰囲気に包まれているのですが、No.159「仮想儀礼」と同様に主人公が無神論者的目線ということもあって、宗教に馴染みのない(または抵抗のある)方でもすんなりと作品世界に入っていけると思います。

 それに、主人公たち3人がそれぞれ抱える人間ドラマ部分も物語に厚みを加えているので、大作感があるわけではないとはいえ、とても読み応えのある作品でした。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★★★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★       感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★       気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “篠田節子” 関連記事 】

  > No.896 「竜と流木」

  > No.836 「インドクリスタル」
  > No.693 「ブラックボックス」
  > No.409 「廃院のミカエル」
  > No.213 「薄暮(沈黙の画布)」
  > No.159 「仮想儀礼」


 「深夜ふたたび」志水辰夫 <<< PREV/NEXT >>> 「びいどろの筆」泡坂妻夫

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年12月19日 (日)

『電氣人閒の虞』 詠坂雄二 > 「このミス」完全読破 No.403

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.403

 『電氣人閒の虞』 詠坂雄二

   「このミス」2010年版 : 20位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 13位

   読始:2010.11.29 ~ 読終:2010.11.30

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 単行本 <2009年9月>

電氣人閒の虞 (光文社文庫)電氣人閒の虞 (光文社文庫)
詠坂 雄二

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 最近こそおさまってきた感があるものの、ここ数年に渡って都市伝説がブームとなっていました。

 そんな中(2009年)に発売されたのが、都市伝説ミステリーである本作です。

 作中で取り扱われる都市伝説というのが、あるローカル市のみに伝わる“電気人間”。

 この電気人間の秘密を調べ始めた人が次々と不可解な死を遂げていく中、また一人電気人間の謎に迫っていく人物が.....。

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 といった感じでホラーミステリ的に進んでいくのですが、蘊蓄的会話が繰り広げられたりするので、決して読みやすいタイプではありません。

 そしてクライマックスで明かされる衝撃の真相も、呆れかえったり納得できなかったり怒り出してしまう人も少なくないかも。

 そんな異色・異形作なので好き嫌いが激しく分かれそうな作品なのですが、ただこの捻くれ具合というか常識の斜め上を突き破る感じが、好きな人にはもうたまらないくらいの快感となるのですねェ。

 それに、真相が明らかにされてから読み直してみれば、見事なまでに伏線が張られていたことがわかるので、ミステリ作品としてもかなりの素晴らしさですし。

 そして遊び心に溢れているラスト2行も思わずニヤリとしてしまうものでして、自分的にはこの2行を味わえただけでも読んだかいがあったな~って思ってしまったほどです。

 遊び心はそこでも終わらず、巻末の広告にもちょっとした仕掛けが施されているので、その部分もどうぞ読み逃しないように。

 ちなみに、前作「遠海事件」とリンクする部分もあるので、前作をあらかじめ読んでいるとより楽しめるかも。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★     鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★★     おどろおどろ度 : ★★★★
   熱アクション度  : ★★★      主キャラ魅力度 : ★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★★★      感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★★   気軽に読める度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “詠坂雄二” 関連記事 】

  > No.770 「ナウ・ローディング」
  > No.728 「亡霊ふたり」
  > No.595 「インサート・コイン(ズ)」
  > No.403 「電氣人閒の虞」
  > No.372 「ドゥルシネーアの休日」


 「折れた竜骨」米澤穂信 <<< PREV/NEXT >>> 「女王陛下のアルバイト探偵」大沢在昌

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

週刊少年ジャンプ読切! 「黒鉄 -クロガネ-」 池沢春人

週刊少年ジャンプ 2011年1月14・15日号 NO.3・4週刊少年ジャンプ 2011年1月14・15日号 NO.3・4
佐々木尚

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 “2011年もトバしていくぜ!! ジャンプ本気印(マジじるし)の漫画カーニバル”の第3弾として、週刊少年ジャンプ2011年03・04合併号(2010年12月20日発売)に掲載された読切作品が、「黒鉄 -クロガネ-」です。


 作者の池沢春人(いけざわ・はると)は、“JUMPトレジャー新人漫画賞(2009年7月)”の佳作を「ATELIEA -アトリア-」で受賞(「ATELIEA -アトリア-」はWeb掲載されています→集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト)。

 そして本誌2011年01号で発表された“第80回手塚賞”の佳作を「0.99 -ダブルナイン-」で受賞し、本作にて漫画家デビュー&本誌デビューとなりました。

 ちなみに、ちょうど昨年の今頃ですが、当時行っていたmixiやTwitterに担当編集者との生々しいやり取りを書いたり、歯に衣着せぬ文章だったりしたこともあって、少しだけ話題になったりしたことも。


 内容の方は、青春スポコメ剣道漫画です。

 黒鉄ヒロトは、数学の難問をあっさりと解いてしまうほどの秀才でありながら、極度の運動音痴ぶりに劣等感を抱いている高校生。

 ある日の下校中、学校で噂の“着物を着た長髪女の幽霊・刀条さゆり”にバッタリ出逢い、日本刀で斬りかかられるも、持ち前の視力の良さでかわし、逃げることに成功。

 しかしさゆりはそんなヒロトに対し、江戸時代に滅びた“桜一刀流(剣道の一派)”の後継者となり得る才能を感じ、市松人形に乗り移って付きまとい、嫌がるヒロトになんとか剣道をやらせようとするが.....。


 というわけで、一応剣道を題材としたスポーツもののような感じです。

 元々その競技をすることを嫌がっていた主人公が、紆余曲折を経て最終的にその競技をやることを決意する、というスポーツものの読切作品の定番的な展開ではあります。

 ただ、その“紆余曲折”の部分が、江戸時代の幽霊が出てきたり、幼女キャラが出てきたり、バトル漫画的な見せ場があったりと、スポーツもの以外のジャンルの魅力が詰め込まれていて、それでいてスポーツものの魅力もしっかりと内在されているように感じました。

 元々ジャンプのスポーツものは鬼門のジャンルとなっていて、普通に競技を行っているだけではなかなか人気を取りにくいと思うので、こういった直球ではないスポーツものの方がジャンプとの相性は良さそうだし、かなり見やすい絵もプラスになりそうですね。


 ちなみに、扉絵に付けられている煽り文は、

少年よ― 竹刀を握れ!!

見据えよ、己の未来!! 斬り開け、その刀で!!
       新感覚剣術読切C(センター)カラー49ページ!!

というものでした。

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 【「池沢春人」関連記事】

  > 「ノアズノーツ」 池沢春人 > 週刊少年ジャンプ新連載! (18.2.26)

  > 「ものの歩 番外編 将棋部文化祭!」 池沢春人
     > 週刊少年ジャンプ読切! (16.4.18)

  > 「ものの歩」 池沢春人 > 週刊少年ジャンプ新連載! (15.9.7)

  > 「カミドリ」 池沢春人 > 週刊少年ジャンプ読切! (14.4.28)

  > 「クロガネ」 池沢春人 <JC1巻買い> (12.6.14)
  > 「クロガネ」 池沢春人 > 週刊少年ジャンプ新連載! (11.9.4)

  > 「黒鉄 -クロガネ-」 池沢春人 > 週刊少年ジャンプ読切! (10.12.19)


 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2010年12月17日 (金)

「MDB的ミュージックアウォード2010」 15位>11位

>> 「MDB的ミュージックアウォード2010」についての説明 <<


   *対象 : 2009年12月~2010年11月に発売されたシングル曲

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【 15位 : Break It / 安室奈美恵 】

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安室奈美恵

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 これでこのランキングで安室奈美恵は4年連続のランクインとなりました。

 一昨年の「NEW LOCK」なんかと比べるとストレートなダンスチューンですが、やっぱり音がかっこいいですからね。

 結構細かい部分のアレンジなんだろうけど、イヤホンして聴いているとそういった音を感じているだけで気持ち良くなってくるのです。


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【 14位 : 能動的三分間 / 東京事変 】

能動的三分間能動的三分間
東京事変

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 音楽を評価するボキャブラリーが貧困なため、全ての曲に対し同じような言葉しか使っていないのですが、ただこの歌こそがまさしく“かっこいい”といえる歌でしょう。

 特に激しいわけでも熱いわけでもないものの、精練された演奏がとにかく刺激的で、そこに椎名林檎の歌が乗っているわけなので、ホントにかっこいいとしかいいようがないですからね。


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【 13位 : ねぇ / Perfume 】

ねぇ(通常盤)ねぇ(通常盤)
Perfume

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 今年のPerfumeのシングルは3曲共に良かったですが、その中でも、音が凝りに凝っているこの歌が一番ですね。

 やはり中田ヤスタカの作りだす音がとても心地良いですし、何気ない音ようなのに聴いていると音の溢れる世界に吸い込まれていくような感覚に陥ってしまうのは、やはりセンスの良さ&自分との相性の良さなのでしょうか。


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【 12位 : GiRLS SPiRiT / mini 】

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mini

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 今年デビューしたminiの2ndシングルです。

 デビュー曲よりもさらにポップになりましたし、歌詞も直球な女子応援ソングですが、やはりダンサブルな音の盛り上がりがいいですからね。

 特に裏打ちの音が多く入っているところが自分的には最高です。


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【 11位 : お二人 Summer / ケツメイシ 】

お二人 Summerお二人 Summer
ケツメイシ

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 ケツメイシの久々の夏ソングです。

 これまでのケツメイシの夏ソングに比べてもハンパないくらいの爽やかさで、青空がどこまでも広がっているような初夏の光景が目に浮かぶようですし、メロディーも癖が強くないのに心に染み入ってくるのです。

 そしてそれを彩るリズムがまた心を踊らすようなノリの良さなので(裏打ちも効いているし)、自分的には何年も聴き続けていきそうな夏ソングとなりそうですね。


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 NEXT >>> 「MDB的ミュージックアウォード2010」 10位>7位

 「MDB的ミュージックアウォード2010」 20位 ⇒16位 <<< PREV

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 MDB的ミュージックアウォード2010

 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 20位>16位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 15位>11位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 10位>7位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 6位>4位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 3位>1位

2010年12月16日 (木)

『追悼者』 折原一 > 「このミス」完全読破 No.407

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.407

 『追悼者』 折原一

   「このミス」2012年版 : 79位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.12.11~ 読終:2010.12.14

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年11月>

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折原 一

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 「誘拐者」「愛読者-ファンレター」「セーラ号の謎-漂流者」「遭難者」「冤罪者」「失踪者」「沈黙者」「行方不明者」 No.231「逃亡者」に続く”~者シリーズ”の10作目です。

 シリーズものといっても、それぞれ独立した話なので、どの作品から読んでも問題ありません。

 そしてこのシリーズは、実在の事件をテーマにした作品が多いのですが、本作では“東電OL殺人事件”をテーマにして書かれています。

 なので、事件についてある程度知っていれば“あの事件をこんなふうに料理したのか”といった楽しみ方もできると思うのですが、知らなければそれはそれで先入観なく読めていいかもしれませんね。

 ちなみに、この“東電OL殺人事件”をテーマにした小説はこれまでにも何人かの作家が書いていまして、桐野夏生の「グロテスク」、鳴海章の「鹹湖 彼女が殺された街」、久間十義の「ダブルフェイス」、真梨幸子の「女ともだち」などがあります。

 あと、折原一作品の特徴を知らないで“これから本作を絶対に読もう!”と思っている方は、これより下は見ずにまずは本作を読んでしまった方がいいですよ。

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 本作は、作中で起きる殺人事件の真相についてノンフィクション作家である主人公が迫っていく、サスペンス作品です。

 事件の真相を探るうえで被害者の生い立ちから調査していくわけですが、謎めいたその生涯を辿っていくうちに新たなる謎が発生したり新たなる真実が明らかになっていき、クライマックスでは驚くべき事実が姿を現すのですね。

 というわけで、ノンフィクション作家の取材を通して語られていくサスペンス的展開がスリルありますし、やはり“叙述トリックの名手”だけあって、クライマックスでの驚きやそこに至るまでの盛り上げ方など、あいかわらずの迫力でした。

 ただ本作の場合、クライマックスにおけるどんでん返しは、驚愕するほどの意外性があるわけでもなく、予想の範囲内といった感じなのです(まあ人によるとは思いますが)。

 だからといってツマラナイというわけでは全然ありませんでして、先にも書いたようにスリル満点のサスペンス劇が繰り広げられますし、“誰が真犯人なのか?(いわゆるフーダニット)”というミステリ要素がサスペンス的展開をさらに盛り上げるのです。

 そして真犯人が明らかにされると同時に浮かび上がってくる人間ドラマ的真相も、思わずゾッとしてしまうくらいの刺激があるのですね。

 それで今回のどんでん返しは、伸るか反るかの一発技ではなくて、こういったサスペンス&ミステリ的部分やストーリーと上手い具合に浸透しているので、ドカンとくる衝撃ではなく鋭い切れ味的効果となっているわけなのです。

 なので本作は、どんでん返し部分に対して強く期待するよりも、サスペンス&ミステリ部分をより楽しむ意気込みで読む方がいいと思いますね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★     鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★★     おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★★       主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★★     感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “折原一”関連記事 】

  > No.691 「潜伏者」
  > No.512 「帝王、死すべし」

  > No.407 「追悼者」
  > No.338 「赤い森」
  > No.325 「倒錯のロンド」
  > No.231 「逃亡者」
  > No.153 「倒錯の死角」


 「クラインの壷」岡嶋二人 <<< PREV/NEXT >>> 「深夜ふたたび」志水辰夫

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年12月15日 (水)

「アッと驚くどんでん返し本読破ガイド No.201-400補完版」 > 「このミス」完全読破・400冊突破記念企画

「このミス」完全読破 400冊突破記念企画 第1弾

   >> 「 アッと驚くどんでん返し本読破ガイド No.201-400補完版 」 <<

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 ”「このミス」完全読破”がついに400冊を突破したということで、100冊突破ごとの記念企画を今回も実施していきたいと思います。

 ちなみに、対象となる400冊について、および“「このミス」完全読破とは一体何なんだ?”といった基本的な部分、または100冊突破ごとの企画については、 まとめページである「このミス」完全読破 読破本リストをご覧ください。

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 そして400冊突破記念企画のオープニングを飾るのは、これぞミステリ!!といった要素が盛り込められている作品揃いの「アッと驚くどんでん返し本読破ガイド」です。

 実はこの企画は、200冊突破の時にも実施しています(200冊突破記念企画「アッと驚くどんでん返し本読破ガイド」参照)。

 その時はNo.1~200の200冊が対象だったため、それ以後に読んだNo.201~400の200冊分を補完するのがこの記事というわけなのですね。

 なので、この記事は200冊突破記念企画「アッと驚くどんでん返し本読破ガイド」と合わせて参考にしてみてください。

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 それで“アッと驚くどんでん返し本”というのは、読者を騙すトリックが仕掛けられた、いわゆる”叙述ミステリ”作品なのですが、ここではそれだけでなく、衝撃的な真相に驚いたりするような作品なんかも含まれています。

 なお、ここで紹介するようなタイプの作品というのは、あらかじめ”驚く仕掛けがある”ということを知らずに読んだ方が楽しめるのはもちろんですが、逆に知ってから読むとなると、仕掛けのみが気になって物語に入り込めなかったり、途中で真相に気付きやすくなってしまったりなどの、デメリットも多くあります。

 なので、”驚くようなトリックが仕掛けられている”ということを事前に知っていてしまうと楽しんで読むことが出来ない!という方は、この記事には目を通さない方が良いでしょうね。

 ”驚くようなトリックが仕掛けられている”ことを事前に知っていても楽しむ自信がある!という方のみ、この記事を参考にしてみてください。

 ちなみに、200冊(No.201~400)の中で対象となる作品を全て入れているので、個人的に評価の高かった作品や誰もが必ず驚けるであろう作品を選び抜いたわけではありません。

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【 アッと驚くどんでん返し本の定番作品 】

 ここでは、アッと驚くどんでん返し系の中でも定番中の定番作品を紹介していきます。

 定番なだけあって、ネット上でのネタバレ率もかなりのものがあるので、なるべく早めに読んでおく方がよいでしょう。

* タイトル部分のリンク : Amazonの詳細サイト
*<<感想記事はこちら!>>部分のリンク : 当ブログの感想記事(ネタバレなし)

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   迷路館の殺人(十角館の殺人) / 綾辻行人  <<感想記事はこちら!>>

 特に「十角館の殺人」の方はホントに定番的な作品でして、この手の作品が日本ではほとんど見られなかった時期に発表され後続作家に影響を与えたという歴史的価値も含めて、読み逃してはならない作品といえるでしょうね。

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   Another / 綾辻行人  <<感想記事はこちら!>>

 そして同じく綾辻作品ですが、これはこれから定番的存在となりうる作品といえるのではないでしょうか。

 学園青春ホラー的演出で進んでいくこの話の行く末には、ミステリ的仕掛けと共に驚きの真相が待ち受けているのです。

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【 職人作家の技を味わえる作品 】

 ここでは、こういった驚きの作品を産み出している職人的作家の作品を並べてみました。

* タイトル部分のリンク : Amazonの詳細サイト
*<<感想記事はこちら!>>部分のリンク : 当ブログの感想記事(ネタバレなし)

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   隻眼の少女 / 麻耶雄嵩  <<感想記事はこちら!>>

 “No.1~200”の時には2作共に“賛否両論の衝撃的&刺激的な作品”に入れた麻耶雄嵩ですが、本作は驚くほどに直球な本格ミステリ作品なのです。

 ただそれもあくまで“麻耶作品としては”なので、その真相には驚きと衝撃を受けること間違いなしです。

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   貴族探偵 / 麻耶雄嵩  <<感想記事はこちら!>>

 貴族が探偵を務めるシリーズ短編集でして、ここに収録されている「こうもり」が、これぞ職人技といった感じの刺激的なトリックで驚かせてくれるのです。

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   鷺と雪 / 北村薫  <<感想記事はこちら!>>

 「街の灯」「玻璃の天」に続く“べっきーさんシリーズ”の3作目にして完結編(&直木賞受賞作)ですが、シリーズを締めくくる話の結末というのが、かなりの衝撃的なものとなっているのです。

 この衝撃をより味わうには、1作目から読んでいることと、あとは昭和史をある程度知っていた方が良いかもしれませんね。

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   倒錯のロンド / 折原一  <<感想記事はこちら!>>

 ”叙述トリックの名手”とまで称される折原一の実質デビュー作ですが、このとんでもない真相を見抜くことができる人はそういないのではないですかね。

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   逃亡者 / 折原一  <<感想記事はこちら!>>

 そしてこちらは2009年の作品でして、結構な長さで描かれる逃亡サスペンスの辿り着く先には、予想外の結末が待っているのです.....。

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   異邦の騎士 / 島田荘司  <<感想記事はこちら!>>

 名探偵・御手洗潔が手掛ける最初の事件である本作は、記憶喪失の男が主人公ということもあり、この主人公と一緒になって読者も驚きの真相を味わえるのですね。

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   セカンド・ラブ / 乾くるみ  <<感想記事はこちら!>>

 大ヒット作No.68「イニシエーション・ラブ」に続ぐ、“恋愛ミステリ”第2弾。

 「イニシエーション・ラブ」を読んだうえで、それを意識しつつ読んだ方が、その驚きも大いに増すはず。

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   スリープ / 乾くるみ  <<感想記事はこちら!>>

 一方でこちらは全体的にSF作品なのですが、やはりただのSF作品のままで終わるはずもなく、驚きの展開へと突き進んでいくのですね。

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【 新進気鋭作家の作品 】

 ここでは、今後の活躍がとても楽しみな新進気鋭作家の作品を並べてみました。

* タイトル部分のリンク : Amazonの詳細サイト
*<<感想記事はこちら!>>部分のリンク : 当ブログの感想記事(ネタバレなし)

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   アルバトロスは羽ばたかない / 七河迦南  <<感想記事はこちら!>>

 児童養護施設を舞台とした日常の謎系ミステリが、クライマックスの心臓を貫くような衝撃へと導く、驚愕必死な作品です。

 シリーズ前作No.368「七つの海を照らす星」を先に読んだ方が、その衝撃度はより増すこと間違いなし。

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   丸太町ルヴォワール / 円居挽  <<感想記事はこちら!>>

 講談社BOX(単行本版のことです)ということもあってラノベ的な雰囲気ではあるものの、本格ミステリとしても一級品ですし、どんでん返し的にもサービス満点な作品です。

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   少女たちの羅針盤 / 水生大海  <<感想記事はこちら!>>

 過去の青春物語が語られていくことで、現在において謎の犯人が明らかにされる、といった構成なのですが、犯人以外にも謎の存在がいることで、真相判明における驚きも自然と増してくるのですね。

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   武家屋敷の殺人 / 小島正樹  <<感想記事はこちら!>>

 ミステリトリックを注ぎ込めるだけ注ぎ込んでしまったサービス過剰な作品なのですが、どんでん返しもドドドンッと畳み掛けるという、とんでもない作品です。

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   五声のリチェルカーレ / 深水黎一郎  <<感想記事はこちら!>>

 深水作品らしい蘊蓄に満ち溢れた作品ですが、驚きの真相を知ったうえで読み直してみると、見事なまでに伏線や仕掛けが施されていたことがわかるというところなんかも、なんとも深水作品らしさが出ているのですね。

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【 賛否両論の衝撃的&刺激的な作品 】

 ここでは、エログロ度がハンパなかったり、驚愕の真相がとんでもなかったりなど、あまり一般には受けなそうだけれどハマる人はとんでもなく好きになってしまうという、賛否両論的な作品を並べてみました。

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*<<感想記事はこちら!>>部分のリンク : 当ブログの感想記事(ネタバレなし)

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   三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人 / 倉阪鬼一郎  <<感想記事はこちら!>>
   新世界崩壊 / 倉阪鬼一郎  <<感想記事はこちら!>>

 思わず唖然としてしまうような真相、無駄な部分にとんでもない精力を使い果たした驚くべき仕掛けなど、感動的なまでのバカミストリックを堪能できる作品です。

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   黒と愛 / 飛鳥部勝則  <<感想記事はこちら!>>

 まあ出てくる人物たちも舞台となる城も事件の真相も予測不能な展開も全てが奇怪でとんでもない作品なのですが、そんな作品だからこそ許せてしまうような驚きを堪能することが出来るでしょう。

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   粘膜蜥蜴 / 飴村行  <<感想記事はこちら!>>

 エログロ満載のこの作品は、様々なエンタメ要素も盛り込まれていまして、最後には衝撃の真相も用意されているのです。

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   密閉教室 / 法月綸太郎  <<感想記事はこちら!>>

 法月綸太郎のデビュー作である学園青春ミステリですが、学生探偵物の定番を覆すクライマックス、そして唖然としてしまうラストなど、まさに賛否両論の作品ですね。

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   屍の命題 / 門前典之  <<感想記事はこちら!>>

 とにかくとんでもない事件と真相のオンパレードといった本作の中でも、“カブトムシの亡霊”の真相は、一生忘れないくらいのインパクトと衝撃を与えてくれるのではないでしょうか。

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   ラガド 煉獄の教室 / 両角長彦  <<感想記事はこちら!>>

 文章力や完成度などで批判されがちな作品ではありますが、そこを気にしなければ二転三転する物語を楽しめるだろうし、なにより100枚近くも登場する見取図がクライマックスで一撃必殺の衝撃を演出するのには驚かされました。

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【 なるべく”驚きのトリックがある”と知らずに読みたい作品 】

 この記事で取り上げている作品というのは、なるべく事前に”驚きのトリックや真相が仕掛けられている”というのを知らずに読んだ方が楽しめる、というのは最初にも説明しました。

 ただ、これから紹介するのは、ここまでで紹介してきた作品以上に”驚くトリックがある”ということを知らずに読んだ方が良い作品なのです。

 それは、元々そういった仕掛けを売りにしていなかったり、そういった仕掛けがあることを知らない読者を想定して作られた作品だったり、驚き度がそれほど大きくなかったりするからです。

 そして、そういった作品の場合、トリックの難易度がそれほど高くない場合が多いので、事前に”驚く仕掛けがある”と知りながら読むと、途中で仕掛けや真相が解ってしまう可能性が高くなってしまうのです。

 なので、この記事はこの項目で最後なので、”驚く仕掛けがあることをなるべく知らずに読みたい” ”知りながら読むと簡単に真相を見抜いてしまう”というような方は、この記事を読むのはここまでにした方がよいでしょう。
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*<<感想記事はこちら!>>部分のリンク : 当ブログの感想記事(ネタバレなし)

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   太陽の坐る場所 / 辻村深月  <<感想記事はこちら!>>

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   絶望ノート / 歌野晶午  <<感想記事はこちら!>>

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   目 線 / 天野節子  <<感想記事はこちら!>>

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   プリズン・トリック / 遠藤武文  <<感想記事はこちら!>>

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   リバース / 北國浩二  <<感想記事はこちら!>>

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   身の上話 / 佐藤正午  <<感想記事はこちら!>>

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   さまよえる脳髄 / 逢坂剛  <<感想記事はこちら!>>

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   罪 火 / 大門剛明  <<感想記事はこちら!>>

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   閉ざされて / 篠田真由美  <<感想記事はこちら!>>

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   W―二つの夏(擬態) / 永嶋恵美  <<感想記事はこちら!>>

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   明日の空 / 貫井徳郎  <<感想記事はこちら!>>

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   キング&クイーン / 柳広司  <<感想記事はこちら!>>

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   堂場警部補の挑戦 / 蒼井上鷹  <<感想記事はこちら!>>

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   シューマンの指 / 奥泉光  <<感想記事はこちら!>>

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   薔薇を拒む / 近藤史恵  <<感想記事はこちら!>>

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   空想オルガン / 初野晴  <<感想記事はこちら!>>

 No.268「退出ゲーム」 No.269「初恋ソムリエ」に続く“ハルチカ・シリーズ”の3作目。

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  【 “アッと驚くどんでん返し本” 関連記事 】

  > 「アッと驚くどんでん返し本読破ガイド No.601-800補完版」
    > 800冊突破記念企画 (15.4.30)

  > 「どんでん返し!ベスト5(2009-2014年版)」
    > 700冊突破記念企画 (14.1.9)

  > 「アッと驚くどんでん返し本読破ガイド No.401-600補完版」
    > 600冊突破記念企画 (13.5.21)

  > 「アッと驚くどんでん返し本読破ガイド No.201-400補完版」
    > 400冊突破記念企画 (10.12.15)

  > 「驚いた!!セレクション」 > 300冊突破記念企画 (10.3.24)

  > 「アッと驚くどんでん返し本読破ガイド」 > 200冊突破記念企画 (09.9.20)

  > 「驚いた!!ベスト5」 > 100冊突破記念企画 (08.6.26)


  【 “400冊突破記念企画” 関連記事 】

  > 「アッと驚くどんでん返し本読破ガイド No.201-400補完版」 (10.12.15)
  > 「連作集!セレクション」 (11.1.28)
  > 「★9以上評価!セレクション」 (11.2.26)
  > 「読んだ作家!ランキング」 (11.3.31)

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年12月14日 (火)

『灰夜 新宿鮫VII』 大沢在昌 > 「このミス」完全読破 No.400

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.400

 『灰夜 新宿鮫Ⅶ(7)』 大沢在昌

   「このミス」2002年版 : ランク外

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.11.19 ~ 読終:2010.11.20

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : ノベルス <2001年2月>

灰夜 新装版: 新宿鮫7 (光文社文庫)灰夜 新装版: 新宿鮫7 (光文社文庫)
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 No.27「新宿鮫」No.43「毒猿」No.75「屍蘭」No.171「無間人形」No.262「炎蛹」No.348「氷舞」に続く”新宿鮫”シリーズの7作目です。

 でも実は、刊行順でいうと8作目にあたるのですよね。

 というのも、この作品の1年前に毎日新聞社からハードカバーでNo.419「新宿鮫 風化水脈」が発売されているのです。

 ただ、作中の話としては本作の方が「風化水脈」よりも前になるため、1年後に本作がカッパノベルスから刊行された際には“新宿鮫VII(7)”という表記が付き、「風化水脈」の方も後にノベルス化された際に“新宿鮫VIII(8)”という表記が付け加えられたわけなのですね。

 なので、刊行順と作品内での時系列順とでは読む順番が変わってくるわけですが、でもここはもう時系列順・表記のナンバリング順に、まずは本作から読むことにしたのです。

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 というわけでシリーズ7作目となる本作、やはりこれだけ続いているシリーズものということもあってか、これまでのシリーズ作品とは大きな変化がいくつか見られます。

 まずは、今回の舞台が新宿がメインではないところ。まあ新宿以外での描写は過去作品にもありましたが、ここまで新宿を離れた鮫島の行動を描いているのはシリーズ初です。

 さらには、鮫島以外のメイン(サブ)キャラクターが今回は出てこないことからも、番外編的な位置付けの作品ともいえますね。

 そして今回は、いきなり鮫島が身に覚えのない暗闇の部屋で目を覚ますという、これまでにないような場面から話が始まっていきます。

 これによって、前半ではサスペンス的展開で盛り上がりますし、そこにこれまでと同様の捜査ミステリ的な展開も絡んでくるので、これまでのシリーズ作品の面白い部分を保ちつつ、新たな演出を加えることによりマンネリを打ち破っていたように感じました。

 それに、1作目から共通するエピソードにも大きく関わってくるので、「このミス」では残念ながらランクインしなかったものの、シリーズの中でも大きなアクセントとなる作品といえるのではないでしょうか。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★      鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★★★★    主キャラ魅力度 : ★★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “大沢在昌” 関連記事 】

  > No.1012 「俺はエージェント」
  > No.0945 「夜明けまで眠らない」
  > No.0781 「雨の狩人」
  > No.0628 「冬芽の人」
  > No.0553 「鮫島の貌 新宿鮫短編集」

  > No.0456 「絆回廊 新宿鮫X」
  > No.0435 「氷の森」
  > No.0426 「狼花 新宿鮫IX」
  > No.0419 「新宿鮫 風化水脈(新宿鮫VIII)」
  > No.0417 「やぶへび」

  > No.0404 「女王陛下のアルバイト探偵(アイ)」
  > No.0400 「灰夜 新宿鮫VII」
  > No.0348 「氷舞 新宿鮫VI」
  > No.0335 「ブラックチェンバー」
  > No.0292 「欧亜純白 ユーラシアホワイト」

  > No.0262 「炎蛹 新宿鮫V」
  > No.0171 「無間人形 新宿鮫IV」
  > No.0075 「屍蘭 新宿鮫III」
  > No.0043 「毒猿 新宿鮫II」
  > No.0027 「新宿鮫」


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年12月13日 (月)

『百発百中 狼は走れ豚は食え、人は昼から夢を見ろ』 矢作俊彦 司城志朗 > 「このミス」完全読破 No.399

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.399

 『百発百中 狼は走れ豚は食え、人は昼から夢を見ろ』 矢作俊彦+司城志朗

   「このミス」2011年版 : 91位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.11.15 ~ 読終:2010.11.18

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年9月>

百発百中  狼は走れ豚は食え、人は昼から夢を見ろ百発百中 狼は走れ豚は食え、人は昼から夢を見ろ
司城 志朗 矢作 俊彦

角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-09-25
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 矢作俊彦&司城志朗という同年生まれ作家による共著作品です。

 このコンビでは、80年代前半に3作品を発表していたのですが、昨年発売されたNo.382「犬なら普通のこと」で25年ぶりに黄金コンビが復活し、「このミス」でも5位にランクインするなど大好評となりました。

 となると次作を読みたくなるわけで、またこのコンビが復活するのは何年後なのかな?と思っていましたら、驚くことに1年後に本作で早くも復活となったわけですね。

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 主人公二人が、悪友の遺言を叶えるためにやって来たのが、田舎町にある老人ホーム。

 ところがすぐに叶えられそうもないので、その老人ホームでしばらく働くことにしたところ、この老人ホームは今にも潰れそうな窮地に陥っていることが判明。

 そこで主人公二人は、ホームに住んでいる老人たちと共に、現状打破に向けて立ち上がることに.....。

 というわけで、かなりハードなクライムノベルだった前作に比べると、結構コミカルでほのぼの感さえ漂うような作品です。

 意外性のあるストーリー展開が繰り広げられるというわけではありませんが、頭脳戦や老人たちの奮闘ぶりなど読み応えありますし、やはり何気ない描写でも凄みが感じられる筆力がさすがで、軽いタッチで書かれていながらも重厚感が漂っていましたね。

 なので、前作よりはいくらか一般向けの内容となっているのではないでしょうか(前作はかなり人を選ぶであろう作品だったので)。


  > 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★       主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “矢作俊彦” 関連記事 】

  > No.802 「フィルムノワール/黒色影片」

  > No.800 「THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ」
  > No.476 「引擎 engine」
  > No.470 「ARAKURE あらくれ」
  > No.399 「百発百中 狼は走れ豚は食え、人は昼から夢を見ろ」
  > No.382 「犬なら普通のこと」


 「ボーダー ヒートアイランドⅣ」垣根涼介 <<< PREV
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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

「MDB的ミュージックアウォード2010」 20位>16位

>> 「MDB的ミュージックアウォード2010」についての説明 <<


   *対象 : 2009年12月~2010年11月に発売されたシングル曲

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【 20位 : 闘え! サラリーマン / ケツメイシ 】

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 タイトルからもわかるように、サラリーマン応援ソングです。

 といってもコミカルソングというわけではなくて、これが別にサラリーマンではなくても聴けば勇気と元気が出るような、とても力強くかっこいい応援ソングなのですね。

 あと、かつてのビジネスマン応援ソング「勇気のしるし~リゲインのテーマ~」と聴き比べてみるのも面白いかも。

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【 19位 : 立つんだジョー / レミオロメン 】

「立つんだジョー」「立つんだジョー」
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 これまたコミカルソングっぽいタイトルですが、やっぱり聴いてみれば元気の出る歌なのです。

 とても勢いのあるメロディーとそれを盛り上げるリズムがかっこいいですし、単純に聴いていて楽しいですからね。


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【 18位 : PARADISE / AAA 】

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 小室哲哉プロデュース第3弾シングルですが、やはりAAAと小室哲哉は相性抜群ですね。

 そしてこの曲の聴き所なのがBメロでして、女性陣2人が順に歌い、その後に2人一緒に歌った勢いでサビに突入するのですが、2人のヴォーカルタイプが対称的なこともあって、それぞれの歌声を聴いた後に2人の声が合わさるという展開がとても良いのです。

 なので、この部分だけ聴いているだけでもとても満足なのですねェ。


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【 17位 : Sunshine Girl / moumoon 】

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 今年の夏を代表するようなサマーソングです。

 とても爽やかでゆったりして心地良いのですが、この歌を素晴らしくしているのは、横ノリのリズムの中に縦ノリのリズムを組み込ませているところなのではないでしょうかね。

 それによって、単なるのんびりしたポップソングに終わらず、力強さや勢いが加わっているように感じます。


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【 16位 : NO,Thank You! / 放課後ティータイム 】

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 アニメ「けいおん」は、今年も昨年以上の盛り上がりとなりましたね(自分はアニメ自体は一度も観たことがないのですが)。

 昨年のこのランキングでも「Don't say "lazy"」を3位に入れていたのですが、今年もこの歌でランク入りとなりました。

 春に発売された曲が期待ほどではなかったので、“「Don't say "lazy"」が特別だったのかな?”と思ったりもしたものの、夏に発売されたこの曲の方はもう期待通りのかっこ良さでした。

 まあアニメの歌、特にキャラソンだと抵抗ある方も多くいると思いますが、この歌の場合はそんな人にも強くオススメしたいですね。

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 NEXT >>> 「MDB的ミュージックアウォード2010」 15位>11位

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 MDB的ミュージックアウォード2010

 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 20位>16位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 15位>11位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 10位>7位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 6位>4位
 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 3位>1位

2010年12月12日 (日)

週刊少年ジャンプ読切! 「サジタリ」 野々上大二郎

週刊少年ジャンプ 2011年1月8日号 NO.2週刊少年ジャンプ 2011年1月8日号 NO.2
佐々木尚

集英社 2011
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 “2011年もトバしていくぜ!! ジャンプ本気印(マジじるし)の漫画カーニバル”の第2弾として、週刊少年ジャンプ2011年02号(2010年12月13日発売)に掲載された読切作品が、「サジタリ」です。


 作者の野々上大二郎(ののうえ・だいじろう)は、“JUMPトレジャー新人漫画賞(2010年3月)”の佳作を「rhapsody in blow」で受賞(「rhapsody in blow」はWeb掲載されています→集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト)(受賞当時の名義は野々上友弘)。

 そして“ジャンプNEXT! 2010SUMMER”に「浮雲」が掲載されてデビューを果たし(週刊少年ジャンプ増刊! 「ジャンプNEXT! 2010SUMMER」参照)、本作にて本誌デビューとなりました。


 内容の方は、学園青春弓道漫画です。

 野球部のエースとしてプレーした中学最後の大会でのトラウマから、一切スポーツをしなくなった高一の佐時天彦。

 この日も体育の時間に保健室でサボろうとしていたところ、天彦のいとこでもある養護教諭のミサトに、半ば強引に弓道部に入らされることに。

 しかし、天彦の心の弱さを見抜いた弓道部主将は、天彦に対し初心者には難しすぎる入部試験を課してきて.....。


 ちなみに、扉絵に付けられている煽り文は、

いつまでも 鳴り止まない――   ――試合終了のサイレン。

少年に宿りし束ねて折れぬ矢の心!!
      本格武道読切C(センター)カラー49P!!

というものでした。

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 【「野々上大二郎」関連記事】

  > 「ももものがたり トシ春と友達編」 野々上大二郎
           > ジャンプGIGA 2018 SUMMER vol.1 (18.5.17)

  > 「帰ってくれアラトラマン」 野々上大二郎 > ジャンプNEXT! 2014 vol.1 (14.2.17)

  > 「無刀ブラック」 野々上大二郎 > 週刊少年ジャンプ新連載! (13.5.17)
  > 「無刀ブラック」 野々上大二郎 > 週刊少年ジャンプ読切! (12.4.14)

  > 「サジタリ」 野々上大二郎 > 週刊少年ジャンプ読切! (10.12.12)

  > 「浮雲」(ジャンプNEXT! 2010SUMMER) (10.8.16)


 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2010年12月11日 (土)

「この"ランク外作品"がすごい!2011年版」

 “「このミス」2011年版”が発売され、ランキングが発表されたということで、これからランクイン作品を読んでみようと思っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 2010年に発売された大量のミステリ&エンタメ作品の中で、読書のプロたちが選んだ作品がズラリと並んでいるわけで、まあ好みの問題はあるとはいえ、面白い作品揃いなのは間違いないでしょう。

 しかし、だからといって“ランクインした作品は面白く、ランクインしなかった作品はつまらない”というわけでは決してなく、ランクインを逃した22位以下の作品の中でも、傑作が数多く秘められているのですね。

 なのでここは、そんなランク外だった作品の中から、読んでおくべきオススメの作品を何点か紹介してみたいと思います。

 なお、選んだ基準は、自分が面白いと思った作品ではなくて、世間の評判や他誌のランキング結果の方を重視してみました。


 「このミス」 ・・・・ このミステリーがすごい!
 「本ミス」 ・・・・・ 本格ミステリ・ベスト10
 「早ミス」 ・・・・・ ミステリが読みたい!(早川書房)
 「文春」 ・・・・・・ 週刊文春ミステリーベスト10


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   光媒の花 / 道尾秀介  <<当ブログ感想記事はこちら!>>

  ( このミス:22位、 早ミス:15位、 文春:16位 )

 2010年の道尾作品は、ノン・ミステリ小説ばかりでした。

 本作はそんな中にあって一番ミステリ度が高いのですが、それでもこれまでの作品のような“読者を驚かせる大掛かりなトリック”などなく、あくまで物語を引き立たせるためにミステリ的な仕掛けが使われているくらいなものです。

 それでいて、「早ミス」「文春」ではランクインし、「このミス」でも次点に入るほどに票を集めたことからも、この作品の評価が窺えるでしょう。

 かなり切なく哀しく痛々しい話の中に、優しさに包まれた希望が静かに満ち溢れている、とても心に響く作品です。

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   キング&クイーン / 柳広司  <<当ブログ感想記事はこちら!>>

  ( このミス:22位、 早ミス:11位、 文春:19位 )

 ネット上での感想では酷評が多く見られた作品なのですが、それはやはり「このミス」で2年連続2位となった“ジョーカーゲーム・シリーズ”と同じ面白さを期待して読んだことが影響しているのでしょう(そしてそれを匂わせた帯の煽り文の影響も)。

 本作の場合は、“ジョーカーゲーム・シリーズ”のように重厚な頭脳戦や謀略ミステリを楽しむタイプではなく、軽快なアクションエンタメ作品なので、そういった読み方であればとても楽しめるはずですし、最後の驚きも効果的に味わうことが出来るのではないでしょうか。

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   謎解きはディナーのあとで / 東川篤哉  <<当ブログ感想記事はこちら!!>>

  ( このミス:24位、 本ミス:9位、 文春:10位 )

 東川篤哉は、「本ミス」では毎年のようにベスト10に入るのに、「このミス」ではほとんど票が入らないという、ランキング誌によって評価が大きく変わってしまう作家です。

 しかし本作は、「本ミス」でまたもやベスト10に入ったのはもちろん、「このミス」でも惜しくもランクインを逃したとはいえランクイン手前まで票を集めたので、このことからも本作の評価がわかりますね。

 朝日新聞の書評の影響もあって一躍ベストセラーとなりましたし、2010年のミステリを語るうえで読み逃してはならない作品といえるでしょう(続編も予定されているようですしね)。

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   黒と愛 / 飛鳥部勝則  <<当ブログ感想記事はこちら!>>

  ( このミス:31位、 本ミス:13位 )

 2010年に発売されたミステリ系の中で最もとんでもない作品といえば、間違いなく本作でしょう。

 ホラーテイストの本格ミステリなのですが、まあとにかく出てくる人物がみな変人ですし、舞台となる城もかなり奇怪ですし、ストーリー展開は予測不能ですし、ミステリトリックもぶっ飛びすぎているので、万人に薦めることはできませんが、常識外れのとんでもないミステリ作品が好きな方には大いにオススメです。

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   空想オルガン / 初野晴  <<当ブログ感想記事はこちら!>>

  ( このミス:33位、 本ミス:20位、 早ミス:20位 )

 No.268「退出ゲーム」 No.269「初恋ソムリエ」に続く、“ハルチカ・シリーズ”の3作目です。

 今回は前2作と比べるとミステリ度はやや落ちる感じですが、それでも様々なタイプのミステリトリックを味わえますし、青春物語は相変わらずの面白さですし、前2作にはなかった仕掛けが炸裂したりもするので、やはり青春ミステリの枠を超えた読み応えのある本格ミステリ作品です。

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   セカンド・ラブ / 乾くるみ  <<当ブログ感想記事はこちら!>>

  ( このミス:44位、 本ミス:13位 )

 あの大ヒット作No.68「イニシエーション・ラブ」に続く、シリーズ2作目です。

 といっても話が繋がっていたり登場人物が一緒だったりするわけではなく、恋愛ミステリの第2弾といった感じなのですが、一見恋愛小説でしかないような内容がラストになってミステリ小説と化すのは前作同様ですし、それでいて前作のトリックを意識して読んでいると見事にやられてしまうという心憎い仕掛けも素晴らしいので、とにかくアッと驚きたい方にオススメです。

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   スリープ / 乾くるみ  <<当ブログ感想記事はこちら!>>

  ( このミス:55位、 文春:18位 )

 そんな話題性抜群の「セカンド・ラブ」に負けず劣らずの評価を得ているのが本作です。

 冷凍睡眠(コールドスリープ)物ということでSF作品なのですが、やはりミステリ的な要素が徐々に表れてきて、最後にはアッと驚かされるのですね。

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   この国。 / 石持浅海  <<当ブログ感想記事はこちら!>>

  ( このミス:44位、 本ミス:21位 )

 2011年版対象期間内になんと6作品も発表してしまった石持浅海ですが、「このミス」でも「本ミス」でも本作が最上位となりました。

 パラレル日本を舞台にした連作集で、そのパラレル国家だからこその設定を上手くミステリに活かされている好作揃いですし、それでいて石持作品らしい捻くれ具合も炸裂していますね。

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   闇の喇叭 / 有栖川有栖  <<当ブログ感想記事はこちら!>>

  ( このミス:147位、 本ミス:15位、 文春:17位 )

 「このミス」では驚くことに1票(しかも6位票)しか入りませんでしたが、「本ミス」と「文春」では20位以内にランクインしています。

 続編を執筆する予定とのことなので、“江神シリーズ” “火村シリーズ”に次ぐ有栖川有栖の“第3のシリーズ”の1作目となるわけですが、本作を読んだ限りではこの後かなり面白くなりそうな予感もあるので、序章となる本作を早めに読んでおいた方がよいと思いますね。

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   熱 愛 / 香納諒一  <<当ブログ感想記事はこちら!>>

  ( このミス:51位 )

 今年は警察小説とハードボイルド作品が1冊もランクインしなかったのですが、そんな中にあってオススメしたいハードボイルド作品が、本作です。

 タイトルはこんなですが、かなり渋みの効いた男の世界が繰り広げられていますし、アクションあり、感動あり、驚きありと、読み応え抜群ですからね。

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 【「このミステリーがすごい!2011年版」関連記事】

  > 「このミス2011年版」上半期のランクイン作品仮予想 (10.1.17)
  > 「このミス2011年版」下半期のランクイン作品仮予想 (10.6.14)

  > 「このミステリーがすごい!2011年版」ランキング(順位)予想 (10.11.3)
  > 「このミス2011年版」のベスト10作品をみんなで予想しよう! (10.11.1)
  > 「このミス2011年版」投票者なりきりベスト6 (10.11.24)

  > 「2011 本格ミステリ・ベスト10」 (10.12.6)
  > 「このミステリーがすごい!2011年版」 (10.12.8)

  > 「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編> (10.12.10)
  > 「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・各論編> (10.12.22)
  > 「このミス2011年版」対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会> (10.12.25)

  > 「この"ランク外作品"がすごい!2011年版」 (10.12.11)

  > 「このミス2011年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(1-5位) (11.1.12)
  > 「このミス2011年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(6-10位) (11.1.23)

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年12月10日 (金)

『ボーダー ヒート アイランドIV』 垣根涼介 > 「このミス」完全読破 No.398

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.398

 『ボーダー ヒート アイランドⅣ(4)』 垣根涼介

   「このミス」2011年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.11.11 ~ 読終:2010.11.12

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2012年9月>

ボーダー ヒート アイランドIV (文春文庫 か 30-5)ボーダー ヒート アイランドIV (文春文庫 か 30-5)
垣根 涼介

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 「ヒート アイランド」「ギャングスター・レッスン」 No.397「サウダージ」に続く、“ヒートアイランド・シリーズ”の4作目です。

 このシリーズは、一応続きものではあるものの、舞台等が大きく変わることなどから外伝的なシリーズなのですが、本作は1作目の「ヒート アイランド」と大きな繋がりがある内容となっています。

 そのためか、シリーズ前作の「サウダージ」なんかは、文庫化の際にも正式タイトルに“ヒート アイランドⅢ(3)”という副題が付きませんでしたが、本作はハードカバー版から“ヒート アイランドⅣ(4)”という副題が付いているのですね。

 そんなこともあって、本作はこれまでのシリーズ3作品、特に1作目を読んでいないと、本当の意味での面白さは味わえないかもしれません。

 さらに本作には、デビュー作でもある「午前三時のルースター」とも大きくリンクするので、クロスオーバー作品的な楽しみもできるのですが、作中で「午前三時のルースター」のあらすじが結構詳しく語られるので、後で「午前三時のルースター」を読もうと思っている方なんかは、先にそっちを読んでおいた方がよいですね。

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 というわけで本作は、シリーズ1作目「ヒート アイランド」の直接の続編的な内容です。

 なので、1作目のネタバレ的なことを少しでも書かないようにすると、本作の内容の説明もほとんどできないのですよね。

 ただまあ、2作目・3作目といずれも1作目から先に進んだ話で、その2作を経て再び1作目に近い立ち位置の話が登場したということなので、懐かしさと新鮮さを同時に感じられるような、シリーズ(特に1作目)のファンにはたまらないプレゼント的な作品なのです。

 そのためか、ストーリーよりもキャラクターに焦点を当ててている感じがあるのですが、それでも1作目の中心メンバーが再び大きな目的に向かって進んでいくところなど迫力がありましたし、1作目とはそれぞれの立場が変ったことによる影響がなんとも微笑ましかったりしましたね。

 あと、前作「サウダージ」にのみ出た登場人物と、本作で1作目以来の出演となった登場人物とのキャラクターの違いもあって、どちらかといえば前作は男性向けで本作は女性向けなのではないでしょうか(というか、前作は女性に嫌われそうなキャラがいて、本作は女性に好まれそうなキャラがいる、ということですね)。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “垣根涼介” 関連記事 】

  > No.398 「ボーダー ヒート アイランドIV」
  > No.397 「サウダージ」


 「サウダージ」垣根涼介 <<< PREV/NEXT >>> 「百発百中」矢作俊彦+司城志朗

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

「このミス2012年版」月別ランクイン候補作品(2010年12月)

 もう3年目となる“月別ランクイン候補作品”ですが、「このミステリーがすごい!2012年版」対象作品についても引き続き実施していこうと思います。

 この“月別ランクイン候補作品”とは、自分は日頃から“どんな作品が「このミス」にランクインしそうかな?”と色々とチェックしているので、どうせならそれを発売された月別にまとめてしまおう!ということで始めた企画です。

 ここでは、とりあえず「このミス」の対象になりそうな作品をピックアップして、“作者の過去実績”や“なんとなくの前評判”を元に、推測されるランクインの可能性ごとに3段階に分けて並べています。

 ちなみに、これを書いている時点では作品をまだ読んでいない状況になると思うので、この3段階の分類は、作品を読んだ上で決めたものではありませんので、その点ご了承ください。

 なお、読んだ上でのランクイン予想に関しましては、「このミス2012年版」上半期のランクイン候補作品の方をご覧ください。 

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 >> 2010年12月発売の最有力候補っぽい作品 <<


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 >> 2010年12月発売の有力候補っぽい作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
 * 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数

   やぶへび / 大沢在昌 (14作)  <感想記事はこちら>

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 >> 2010年12月発売の候補っぽい作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
 * 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数


   カルテット1 渋谷デッドエンド / 大沢在昌 (14作)
   カルテット2 イケニエのマチ / 大沢在昌 (14作)
   天使の報酬 / 真保裕一 (8作)
   白 虹 / 大倉崇裕 (3作)  <感想記事はこちら>
   乾いた屍体は蛆も湧かない / 詠坂雄二 (1作)
   Y氏の妄想録 / 梁石日 (1作)
   モルフェウスの領域 / 海堂尊
   群衆リドル Yの悲劇’93 / 古野まほろ  <感想記事はこちら>
   ミッドナイト・ラン! / 樋口明雄  <感想記事はこちら>
   蕃東国年代記 / 西崎憲
   バツリスト / 蒼井上鷹
   人生相談始めました / 蒼井上鷹
   4ページミステリー / 蒼井上鷹
   琅邪の虎 / 丸山天寿  <感想記事はこちら>
   無貌伝 ~人形姫の産声~ / 望月守宮
   首都感染 / 高嶋哲夫
   汝、隣人を愛せよ / 福澤徹三  <感想記事はこちら>
   民宿雪国 / 樋口毅宏  <感想記事はこちら>
   烙 印 / 天野節子
   見えない鎖 / 鏑木蓮
   ポーツマスの贋作 / 井上尚登
   隻眼のライオン / 河相歩武
   デシート / 神崎和幸
   抜けない棘 / 山内麻莉
   スミレ刑事の花咲く事件簿 知性の勝利 / 石平ひかり
   メサイア 警備局特別公安五係 / 高殿円
   迷子石 / 梶よう子

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 「月別ランクイン候補作品」の一覧は、「このミス」完全読破 読破本リストにてご覧ください。

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年12月 9日 (木)

「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編>

このミステリーがすごい! 2011年版このミステリーがすごい! 2011年版
『このミステリーがすごい!』編集部

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 「このミステリーがすごい!2011年版」が発売され、ランキングも発表されたということで、一昨年&昨年と同様にランキング(順位)予想の一人反省会を行って、来年以降の予想に役立てようと思います。

 ただ、今回も反省することが多くなりそうなので、全体的な予想の反省を行う<反省会・総論編>(本記事)と、作品ごとに反省を行う<反省会・各論編>、そして“対象作品を予測し読むこと”自体の反省を行う「対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会>」と、やはり昨年と同様に、3回に分けて反省してみたいと思います。

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 それでまず今回は、「ランキング(順位)予想」の全体的な反省会です。

 ちなみに「このミス」では、20位以内がランク入り、21位以下がランク外となっています。

 さらにちなみに、今年も昨年と同様に30位まで予想を行い、そのうち何作がランクインするか、といった感じでやっていました。


  ☆ > 予想:ベスト10、結果:ベスト10
  ◎ > 予想:ベスト10、結果:ベスト20
  ○ > 予想:ベスト20、結果:ベスト20
  △ > 予想:ベスト30、結果:ベスト20

  ▲ > 予想:ベスト30、結果:21~30位
  ● > 予想:ベスト30、結果:31位以下


 タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想ページとなっています。


 < 「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 >

 ☆ 01位:悪の教典 / 貴志祐介  > 結果:1位
 ☆ 02位:隻眼の少女 / 麻耶雄嵩  > 結果:4位
 ☆ 03位:マリアビートル / 伊坂幸太郎  > 結果:6位
 ☆ 04位:叫びと祈り / 梓崎優  > 結果:3位
 ☆ 05位:写楽 閉じた国の幻 / 島田荘司  > 結果:2位 

 ● 06位:兇 弾 / 逢坂剛  > 結果:40位
 ☆ 07位:水魑の如き沈むもの / 三津田信三  > 結果:7位
 ▲ 08位:狩久探偵小説選 / 狩久  > 結果:24位
 ● 09位:祈る時はいつもひとり / 白川道  > 結果:投票数0
 ◎ 10位:死ねばいいのに / 京極夏彦  > 結果:12位

 ○ 11位:シューマンの指 / 奥泉光  > 結果:5位
 ○ 12位:琉璃玉の耳輪 / 津原泰水  > 結果:17位
 ● 13位:この国。 / 石持浅海  > 結果:44位
 ● 14位:オーディンの鴉 / 福田和代  > 結果:130位
 ○ 15位:貴族探偵 / 麻耶雄嵩  > 結果:20位

 ○ 16位:小暮写眞館 / 宮部みゆき  > 結果:8位
 ● 17位:バイバイ、ブラックバード / 伊坂幸太郎  > 結果:投票数0
 ● 18位:初陣 隠蔽捜査3.5 / 今野敏  > 結果:62位
 ○ 19位:アルバトロスは羽ばたかない / 七河迦南  > 結果:9位
 ● 20位:魔法使いの弟子たち / 井上夢人  > 結果:55位

 ● 21位:黒と愛 / 飛鳥部勝則  > 結果:31位
 ● 22位:熱 愛 / 香納諒一  > 結果:51位
 △ 23位:丸太町ルヴォワール / 円居挽  > 結果:11位
 ● 24位:見えない復讐 / 石持浅海  > 結果:投票数0
 ▲ 25位:オー! ファーザー / 伊坂幸太郎  > 結果:26位

 ● 26位:セカンド・ラブ / 乾くるみ  > 結果:44位
 ● 27位:撃てない警官 / 安東能明  > 結果:投票数0
 ▲ 28位:光媒の花 / 道尾秀介  > 結果:22位
 △ 29位:綺想宮殺人事件 / 芦辺拓  > 結果:10位
 △ 30位:北帰行 / 佐々木譲  > 結果:15位


 まずは、30位以内に予想した30作品のうち一体どのくらいの作品がベスト20に入ったのか見てみますと(☆◎○△)、結果は15作品。昨年と全く同じ数字です。

 ただ今年の場合は、20位以内にランクインした中で事前に読んでいた作品(=予想の対象となる作品)が15作だったので、これはこれでパーフェクトといってもいいような結果なのですけどね(事前に読んでいなかった作品はあえて予想の対象に入れないことにしていました)。

 それに、正式結果で10位以内に入った全作品を30位以内に入れていたというのも、なかなかの結果だったのではないでしょうか。


 続いて、ベスト20に予想した20作品のうち一体どのくらいの作品がベスト20に入ったのか見てみますと(☆◎○)、結果は12作品。これまた昨年と全く同じ数字です(ちなみに一昨年は11作品でした)。


 次に、ベスト10に予想した10作品のうち一体どのくらいの作品がベスト20に入ったのか見てみますと(☆◎)、結果は7作品。昨年の8作から数字を下げてしまいました.....。

 さらに、ベスト10に予想した10作品のうち一体どのくらいの作品がベスト10に入ったのか見てみますと(☆)、結果は6作品。こちらの方では、5作だった昨年から数字を上げることができました。

 ただ、初めて予想を行った一昨年が7作的中だったので、そのくらいは当てておきたかったですけどねェ。


 続いて、ベスト5に予想した5作品のうち一体どのくらいの作品がベスト5に入ったのか見てみますと、結果は4作品。昨年の2作、一昨年の3作から数字が上がりました。

 しかも、ベスト5から外れた唯一の作品も結果6位だったことを考えれば、このベスト5予想は、順不同で考えればほぼパーフェクトといっていいのではないでしょうかね。これはかなりの嬉しさでした。


 そして肝心要の1位予想ですが、3年目にして初めて的中することができました!

 どうしても2007年版でNo.47「独白するユニバーサル横メルカトル」平山夢明が1位を獲った時のイメージが強く残っていたため、ここ2年は少し捻った1位予想にしていたのですが、結果は普通に本命候補作品が1位となっていたので、今年は素直に予想したのが成功となったようです。


 ちなみに、今年の予想&結果ピタリ賞は、1位の「悪の教典」と7位の「水魑の如き沈むもの」の2作品でした。

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 というわけで、まずは「このミス2011年版」のランキング(順位)予想」の全体的な反省をしてみました。

 本当はこのくらいの反省でやめておきたいところなのですが、ベスト10に予想した作品が結果投票数0だったり、自信を持ってランクイン予想した作品が驚くほどに票が入らなかったりなど、反省することは尽きないのです。

 なので、そういったことも含めて、作品ごとに反省する<反省会・各論編>を続けて書いてみたいと思います。

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 【「このミステリーがすごい!2011年版」関連記事】

  > 「このミス2011年版」上半期のランクイン作品仮予想 (10.1.17)
  > 「このミス2011年版」下半期のランクイン作品仮予想 (10.6.14)

  > 「このミステリーがすごい!2011年版」ランキング(順位)予想 (10.11.3)
  > 「このミス2011年版」のベスト10作品をみんなで予想しよう! (10.11.1)
  > 「このミス2011年版」投票者なりきりベスト6 (10.11.24)

  > 「2011 本格ミステリ・ベスト10」 (10.12.6)
  > 「このミステリーがすごい!2011年版」 (10.12.8)

  > 「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編> (10.12.10)
  > 「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・各論編> (10.12.22)
  > 「このミス2011年版」対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会> (10.12.25)

  > 「この"ランク外作品"がすごい!2011年版」 (10.12.11)

  > 「このミス2011年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(1-5位) (11.1.12)
  > 「このミス2011年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(6-10位) (11.1.23)

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年12月 8日 (水)

「このミステリーがすごい!2011年版」

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 「このミステリーがすごい!2011年版」が、いよいよ発売されました。

 今年も、これで3年目となるランキング予想を行い(「このミステリーがすごい!2011年版」ランキング(順位)予想)、自分が投票者になったつもりでベスト6を決める「このミス2011年版」投票者なりきりベスト6を更新するなどしました。

 さらには、月ごとに「このミス」の候補になるのではないかと思われる作品をピックアップしてみる“月別ランクイン候補作品”という企画を昨年に続き毎月行ってみたり、上半期と下半期に分けて作品ごとにランクイン確率を予想してみたり(上半期のランクイン作品仮予想下半期のランクイン作品仮予想)、投票を受け付けてベスト10予想を多くの方とやってみたり(ベスト10作品をみんなで予想しよう!)、昨年並みの105冊もの対象作品を読んだりと、1年を通して楽しむことができました。

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 それで「このミス」は、例年正発売日よりも前に店頭に並ぶので、昨日辺りから書店のミステリコーナーをいつも以上に気にしていたのですが、正発売日(12月10日)の2日前となる本日、購入することができました。

 昨年も一昨年も、店頭に並ぶ前にネット上で流れたランキング情報を見ていたのですが、今年は情報が流れなかったこともあって、購入と同時に結果がわかるという、最高の状態でランキング結果を知ることになったのです。

 しかも、店頭で中身を見ずに買ってきたこともあり、結果が手元にあってチラッと見ればわかるのに、それを家に着くまで我慢しつつ帰るという状態だったので、なんか必要以上にドキドキしてしまいましたねェ。

 そしてそのランキングですが、いつも以上に燦々たる予想結果となっていたので、今年も盛大に反省会を行わねばならないようです.....。

 まあ、その反省会こそが醍醐味でもあるので、運良く当たってしまうよりも、外れれば外れるほど面白みも増すのですけどね。と、これは負け惜しみですかねェ。

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 それで中身の方ですが、誌面がリニューアルされた昨年版とほぼ同じ内容となっていました。

 今年も“「このミス」大賞”作家の書き下ろし短編が収録されていまして、昨年は海堂尊・ハセベバクシンオー・山下貴光でしたが、今年は伽古屋圭一・中山七里・太朗想史郎に。

 この短編のページ数が増えた分、本誌自体の総ページも40ページほど増えたものの、お値段据え置きの500円というのは、相変わらずのお買い得さですね。

 ただやっぱり、1年間の総括的記事の物足りなさも昨年同様で、特に「本ミス」を読んだ後だと、情報量の少なさ&薄さがまじまじと浮き彫りにされてしまいますねェ。

 なので、2010年ミステリ界の総括的&資料的なものを求めるならば、「本ミス」も購入しなければならないですね。

 そんな昨年版と変わらない誌面の中で一番大きく変わったところというならば、“私の隠し玉”コーナーの字が大きくなったところでしょうか。

 ちなみに、このコーナーに昨年は寄稿したのに今年はなかった作家は、愛川晶・加納朋子・本多孝好・柳広司で、今年から参加&復活したのは、飴村行・北村薫・津原泰水・山田正紀。麻耶雄嵩は復活せず。


 あと個人的に残念だったのが、ランキングページの“22位以下の作品”欄が、昨年は67位まで載っていた(47作品)のが、今年は44位まで(26作品)と、大幅に減っていた点です。

 “ランキングだけが全てではないので、各投票者が挙げた作品やコメントなども参考にしてほしい”というのが「このミス」のポリシーなのだったら、せめてこの欄や投票者ページ(昨年版で文字数減)だけは以前のまま充実しておいてほしいのですけどねェ。

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 【「このミステリーがすごい!(本誌)」関連記事】

  > 「このミステリーがすごい!2013年版」 (12.12.7)
  > 「このミステリーがすごい!2012年版」 (11.12.8)

  > 「このミステリーがすごい!2011年版」 (10.12.8)
  > 「このミステリーがすごい!2010年版」 (09.12.9)
  > 「このミステリーがすごい!2009年版」 (08.12.4)
  > もっとすごい!!『このミステリーがすごい!』 (08.2.12)
  > 「このミステリーがすごい!2008年版」 (07.12.13)


 【「このミステリーがすごい!2011年版」関連記事】

  > 「このミス2011年版」上半期のランクイン作品仮予想 (10.1.17)
  > 「このミス2011年版」下半期のランクイン作品仮予想 (10.6.14)

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  > 「このミス2011年版」のベスト10作品をみんなで予想しよう! (10.11.1)
  > 「このミス2011年版」投票者なりきりベスト6 (10.11.24)

  > 「2011 本格ミステリ・ベスト10」 (10.12.6)
  > 「このミステリーがすごい!2011年版」 (10.12.8)

  > 「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編> (10.12.10)
  > 「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・各論編> (10.12.22)
  > 「このミス2011年版」対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会> (10.12.25)

  > 「この"ランク外作品"がすごい!2011年版」 (10.12.11)

  > 「このミス2011年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(1-5位) (11.1.12)
  > 「このミス2011年版」ランクイン作品数珠つなぎオススメ本ガイド(6-10位) (11.1.23)

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

「MDB的ミュージックアウォード2010」

 年の瀬も押し迫って来たということで、年末恒例の「MDB的ミュージックアウォード2010」を発表したいと思います。

 それでこの「MDB的ミュージックアウォード」というのは一体何なのか?といったところを説明しますと、普段からある程度ヒットしたシングル曲を中心に自分の好みとか関係なく買ったりレンタルしたりダウンロード購入するなどしてi-podに入れて聴いているのですが、自分の1年間の“音楽が身近にある生活”を振り返る上でも、それらの中から自分好みの歌をランキング形式にして発表しよう!ということで始めたランキングなのです。

 そんなわけで、これから年末にかけて(予定)、全5回に渡ってカウントダウン形式で個人的ベスト20を発表していきたいと思います。

 なお、対象となる楽曲は、2009年12月1日~2010年11月30日の期間に発売されたシングル曲となっています。


【 MDB的ミュージックアウォード2010 】

 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 20位 ⇒16位

 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 15位 ⇒11位

 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 10位 ⇒ 7位

 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 6位 ⇒ 4位

 ・「MDB的ミュージックアウォード2010」 3位 ⇒ 1位

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 ちなみに、過去のトップ5はこんな感じでした。

 * タイトル部分のリンク先は、Amazonの詳細ページです。


 MDB的ミュージックアウォード2009


   1位 : JUVES / Diggy-MO’

   2位 : WORLD! WIDE! LOVE! / hitomi

   3位 : Don’t say“lazy” / 桜高軽音部

   4位 : BANZAI / 木村カエラ

   5位 : イチブトゼンブ / B’z

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 MDB的ミュージックアウォード2008


   1位 : ヒトヒラのハナビラ / ステレオポニー

   2位 : Dream Fighter / Perfume

   3位 : もっと遠くへ / レミオロメン

   4位 : NEW LOCK / 安室奈美恵

   5位 : 爪爪爪 / マキシマム ザ ホルモン

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 MDB的ミュージックアウォード2007


   1位 : SUPER LOVE SONG / B'z

   2位 : 群 青 / スピッツ

   3位 : TONGUE TE TONGUE / SOUL'd OUT

   4位 : 愛 唄 / GReeeeN

   5位 : 永遠の翼 / B’z

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MDB的ミュージックアウォード2006


   1位 : 衝 動 / B'z

   2位 : 恋のメガラバ / マキシマム ザ ホルモン

   3位 : シャングリラ / チャットモンチー

   4位 : BATTLE FUNKASTIC / HOTEI vs RIP SLYME

   5位 : ワールドアパート / ASIAN KUNG-FU GENERATION

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 【「MDB的ミュージックアウォード」関連記事】

  > MDB的ミュージックアウォード2011 (11.12.24)
  > MDB的ミュージックアウォード2010 (10.12.8)
  > MDB的ミュージックアウォード2009 (09.12.10)

  > MDB的ミュージックアウォード2008 (08.11.29)
  > MDB的ミュージックアウォード2007 (07.12.8)
  > MDB的ミュージックアウォード2006 (07.12.2)

2010年12月 7日 (火)

<JC1巻買い> 「SWOT」 杉田尚

SWOT 1 (ジャンプコミックス)SWOT 1 (ジャンプコミックス)
杉田 尚

集英社 2010-12-03
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 2010年12月3日に発売されたJC(ジャンプコミックス)1巻が、「SWOT」です。

 前作「斬」に続く2度目の連載でしたが、残念ながらこの1巻が発売されるまで連載が続かず、これで2作連続での早期打ち切りとなってしまいました。

 本誌に掲載された読切版と設定・登場人物などほぼ変わりないままに連載となったので、少なくとも読切版のアンケート結果は良かったのではないかと推測されるわけですが、それが連載版に結びつかなかったようですね。

 杉田尚作品の一番の魅力といえば、作者自身は真面目に描いているのだろうけれど、それでも結果的に妙に可笑しく微笑ましくとんでもない仕上がりとなってしまう、演出・セリフ・絵などの要素、なのではないかと思います。

 そういった作風は、1話限りの読切作品だとその魅力が十二分に発揮されるものの、毎週掲載される連載作品となると、読む人に慣れが生じてインパクトが薄くなったり、少しクドく感じるようになってしまうのかも。

 そしてこれで2作連続早期打ち切りということで、噂されるジャンプの慣例でいけば次がラストチャンスとなるわけですが、これまでの2作はいずれも“学園バトル”だったので、今度は全く違うジャンルでの“杉田漫画”を読んでみたいですね。

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 単行本ならではの特典ですが、まず帯の表は、表紙と繋がった絵の上に「邪魔する奴は ブッ潰す!!」と書かれています。

 裏帯の方は、学崎強・鰯田逃次・蓮野ねねの絵付き紹介。

 カバーを外した部分は、攻森・宇西らのコミカルなラフ画。裏表紙側は、学崎・鰯田・蓮野・闇暗氷のコミカルなラフ画。

 中身の方ですが、1話の扉絵の次ページには、2話に言葉だけ出てくる“新天地”についての説明(というよりは巻末掲載のおまけ漫画の紹介)。

 各話の間は、学崎・鰯田・蓮野・闇暗のキャラクタープロフィール(ラフ画・身長・体重・好きな食べ物・キャラ作成裏話)。

 そして本編(第1~5話)の後には、本誌2005年15号に掲載された読切版「斬」を収録。

 さらに巻末には、攻森が新天地(「斬」の世界)に紛れ込んだおまけ漫画「SWOT特別編 攻森の旅」(4ページ)も収録。

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 【「杉田尚」関連記事】

  > 週刊少年ジャンプ読切! 「SWOT」 杉田尚 (09.11.21)
  > 週刊少年ジャンプ新連載! 「SWOT」 杉田尚 (10.7.5)
  > <JC1巻買い> 「SWOT」 杉田尚 (10.12.7)


 【「2010年発売の“JC1巻買い”」関連記事】

  > 「SWOT」 杉田尚 (10.12.7)
  > 「逢魔ヶ刻動物園」 堀越耕平 (10.11.9)

  > 「少年疾駆」 附田祐斗 (10.8.6)
  > 「メタリカメタルカ」 水野輝昭 (10.8.5)

  > 「詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。」 古舘春一 (10.6.9)
  > 「LOCK ON!」 土田健太 (10.6.7)

  > 「新世紀アイドル伝説 彼方セブンチェンジ」 麻生周一 (10.6.4)
  > 「ねこわっぱ!」 松本直也 (10.3.5)

  > 「賢い犬リリエンタール」 葦原大介 (10.2.5)
  > 「保健室の死神」 藍本松 (10.2.4)

  > 「わっしょい!わじマニア」 わじまさとし (10.1.31)


 その他のジャンプ作品の当ブログ記事は、こちらからどうぞ!
               ↓↓↓
 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2010年12月 6日 (月)

「2011 本格ミステリ・ベスト10」

2011本格ミステリ・ベスト102011本格ミステリ・ベスト10
探偵小説研究会

原書房 2010-12-03
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 「このミス」の方が年々ミステリ界の総括的な企画が減ってきて、単なるランキング&読切掲載本と化してきているため、一年の総括・資料的な役割を期待して昨年始めて「本ミス」も購入したのですが、やはり満足いく内容だったので、今年は発売直後に購入しました。


 と、ここで、「このミス」と「本ミス」の違いを簡単に説明してみますと、「このミス」の対象となるのはミステリー&エンターテイメント本で、すなわちこんなタイトルに関わらずミステリ本だけが対象となっているわけではないのに対し、「本ミス」の方は、そのタイトル通り、ミステリの中でも“本格ミステリ小説”に限定されたランキングなのです。

 なので、同じミステリ本のランキングでもその対象作品は異なるため、それぞれ独自のランキングが作られるので面白いのですが、そのために「このミス」を予想するのと「本ミス」を予想するのとでは、読むべき作品も微妙に変わってくるのです(それぞれの投票者の好みなんかも違っていますし)。


 それで昨年の記事では『2010年(2011年版)は、(略)~「本ミス」向きの作品も出来るだけ読んでいって、年末には「本ミス」予想も出来ればなぁ、と思っています』と書いたものの、結局「このミス」対象作品を読むのに精いっぱいで、「本ミス」予想をするなら読むべき作品(でも「このミス」だけ予想するなら読まなくてもよさそうな作品)には手を付けることができなかったのですね。

 そのために今年も「本ミス」の予想しなかったわけですが、でもまあせっかく今年も「本ミス」を買ったことですし、昨年と同様に、一体「本ミス」にランクインした本のうちどのくらい読んでいたのか、そしてもし「本ミス」予想するのであればどの本を読んでいたのだろうか、といったところを、ランキングと共にちょっと見てみたいと思います。


 ○:事前に読んでいた作品  ●:読みたかったけど読めなかった作品
 ▲:「本ミス」を予想するのであれば必ず読んでいたであろう作品
 ×:全くノーマークだった作品

 ()内は、このミス順位

 タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想記事です


  01位 : ○ 隻眼の少女 / 麻耶雄嵩   (4位)
  02位 : ○ 叫びと祈り / 梓崎優   (3位)
  03位 : ○ 水魑の如き沈むもの / 三津田信三   (7位)
  04位 : ○ 綺想宮殺人事件 / 芦辺拓   (10位)
  05位 : ○ アルバトロスは羽ばたかない / 七河迦南   (9位)

  06位 : ○ 貴族探偵 / 麻耶雄嵩   (20位)
  07位 : ○ 写楽 閉じた国の幻 / 島田荘司   (2位)
  08位 : ○ 丸太町ルヴォワール / 円居挽   (11位)
  09位 : ▲ 謎解きはディナーのあとで / 東川篤哉   (24位)
  10位 : × こめぐら / 倉知淳   (17位)

  11位 : × なぎなた / 倉知淳   (27位)
  11位 : ○ ふたりの距離の概算 / 米澤穂信   (33位)
  13位 : ○ 黒と愛 / 飛鳥部勝則   (31位)
  13位 : ○ セカンド・ラブ / 乾くるみ   (44位)
  15位 : ○ 闇の喇叭 / 有栖川有栖   (147位)

  15位 : ■ ジークフリートの剣 / 深水黎一郎   (40位)
  17位 : × アリアドネの弾丸 / 海堂尊   (対象外)
  17位 : ○ 扼殺のロンド / 小島正樹   (130位)
  19位 : ▲ キッド・ピストルズの醜態 / 山口雅也   (27位)
  20位 : ○ 空想オルガン / 初野晴   (33位)

  21位 : ○ この国。 / 石持浅海   (44位)
  22位 : ○ 五声のリチェルカーレ / 深水黎一郎   (27位)
  23位 : ▲ 幻視時代 / 西澤保彦   (投票数0)
  24位 : ○ 屍の命題 / 門前典之   (投票数0)
  25位 : ▲ 探偵小説のためのゴシック「火剋金」 / 古野まほろ   (投票数0)

  26位 : × うさぎ幻化行 / 北森鴻   (投票数0)
  27位 : ○ 新世界崩壊 / 倉阪鬼一郎   (投票数0)
  27位 : ○ 堂場警部補の挑戦 / 蒼井上鷹   (130位)
  27位 : ○ 武家屋敷の殺人 / 小島正樹   (投票数0)
  30位 : ○ シューマンの指 / 奥泉光   (5位)

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 一昨年までは、「本ミス」のランキングをパッと眺めても初めて見る名前が多かったりしたのですが、今年も去年と同様に全ての作品をチェックしていて、読まなかった作品でも大体どういった内容なのか全てわかりますからね。

 とここで、事前読んでいた作品数を、昨年と比較してみましょう。

  > 昨年 : ベスト10→8作品、ベスト20→14作品、ベスト30→22作品

  > 今年 : ベスト10→8作品、ベスト20→14作品、ベスト30→21作品

 というわけで、驚くことに昨年とほとんど同じ結果となりました。

 ベスト10では8割、ベスト20でも約7割5分の作品を読んでいて、“「本ミス」を予想するのであっても読んでいなかったであろう作品”が3作だけだったことを考えると、別に「本ミス」用に作品を選び読んでいなくても、予想するのにそれほど問題なさそうです。

 なので、来年は初の「本ミス」予想に挑戦してみたいですね。


 内容の方にも触れてみますと、今年も例年通りであるとはいえ、本格ミステリに関する2010年の様々な情報が幅広く収録されているので、やはり資料集としては「このミス」とは比べ物になりません。

 それに今年のインタビューは、麻耶雄嵩と小島正樹というなかなかの人選なので、読み応えも抜群です(麻耶雄嵩のインタビューの聞き手を乾くるみ(市川尚吾)が務めているというのも、改めて考えてみたらなかなか凄い絵ですよねェ)。

 そして今年は「2000-2009 海外本格ミステリ オールタイムベスト・ランキング」が収録された分、約30ページの増量ながら、お値段据え置き(893円)というお買い得さなので、ぜひともオススメです。

 自分は今のところは日本の作品を読むだけで精いっぱいなので、海外作品にまで手を広げることが出来ないでいるのですが、今後海外作品を読む機会が出来ましたら、この“海外オールタイムベスト”を参考にしたいですね。

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 【「本格ミステリ・ベスト10」関連記事】

  > 「2013 本格ミステリ・ベスト10」 (12.12.3)
  > 「2012 本格ミステリ・ベスト10」 (11.12.6)
  > 「2011 本格ミステリ・ベスト10」 (10.12.6)
  > 「2010 本格ミステリ・ベスト10」 (10.1.22)

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

『サウダージ』 垣根涼介 > 「このミス」完全読破 No.397

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.397

 『サウダージ』 垣根涼介

   「このミス」2005年版 : 13位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.11.9 ~ 読終:2010.11.10

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本 <2007年8月>

サウダージ (文春文庫)サウダージ (文春文庫)
垣根 涼介

文藝春秋 2007-08
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 「ヒート アイランド」「ギャングスター・レッスン」に続く、“ヒートアイランド・シリーズ”の3作目です。

 今年発売された4作目No.398「ボーダー ヒート アイランドIV」を読むにあたって、シリーズ前作を読んでおこうと思ったのですが、3冊も読む余裕がなかったので、一つ前の作品であり、唯一「このミス」にランクインしている本作のみ読んでみたのです。

 それでこのシリーズは、共通する主要人物やストーリーの流れがあるものの、舞台が1作ごとにがらりと変わることもあり、どちらかというと姉妹編といった感じの連なりとなっているのだそうです。

 それに、前2作からの流れなどは作中で語られるので、もちろん前2作を読んでいた方がより楽しめるのでしょうが、本作から読み始めても付いていけなくなることはありませんでしたね。

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 それで本作は、二つの物語が並行して語られていきます。

 一つは前2作から連なる物語でして、裏社会で活躍する強盗グループ2人組と、そこに弟子入りするような形で入ったこのシリーズの主人公との、スタイリッシュな趣きのあるクライムノベルとなっています。

 そしてもう一方は、この作品で初登場となる人物を中心とした物語で、こちらは同じ裏社会でもいわば“負け犬の世界”を生きていまして、底辺に位置する多国籍風俗業界を舞台にした生々しいまでの生活が、時に陽気に、時に陰惨に描かれていきます。

 というように、対称的な雰囲気のクライムノベル的話が交互に展開されていくのですが、この対比によってお互いの物語世界がより印象的になって迫力を生み出していますし、そんな二つの物語が絡み合うクライマックスが、やはり盛り上がらないわけがないですからね。

 そしてこの作品は、恋愛小説の面も持っていまして、こちらも二つの話でかなり対称的になっているのです。

 一方はとても初々しさを感じる、その当時の流行に沿ったような恋愛話。もう一方は、かなり官能的で暴力的で破滅的で、人間の本能と衝動とが感じられるような恋愛話が、ラテン系のノリで語られていきます。

 こちらの対比によっても、作品全体に厚みというか奥行きが感じられましたし、特に後者の物語に底知れぬパワーと強烈なインパクトを生み出していたように思います。

 あとこのシリーズは、女性人気が結構あるようなのですが、後者の物語の内容からしても本作はかなり男性的なタイプとなっているので、本作だけが「このミス」にランクインしているのも頷けますね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★★★★    主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★★    人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★★★   感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “垣根涼介” 関連記事 】

  > No.398 「ボーダー ヒート アイランドIV」
  > No.397 「サウダージ」


 「月と蟹」道尾秀介 <<< PREV/NEXT >>> 「ボーダー ヒートアイランドⅣ」垣根涼介

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年12月 5日 (日)

週刊少年ジャンプ読切! 「006」 榎伸晃

週刊少年ジャンプ 2011年1月1日号 NO.1週刊少年ジャンプ 2011年1月1日号 NO.1
佐々木尚

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 “2011年もトバしていくぜ!! ジャンプ本気印(マジじるし)の漫画カーニバル”の第1弾として、週刊少年ジャンプ2011年01号(2010年12月6日発売)に掲載された読切作品が、「006(ゼロ・ゼロ・シックス)です。


 作者の榎伸晃(えのき・のぶあき)は、“第5回ストキン炎(2008年上半期)”ガリョキン部門の努力賞を「BAKU -バク-」で、“JUMPトレジャー新人漫画賞(2009年4月)”の佳作を「-陸王-」で受賞(「-陸王-」はWeb掲載されています→集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト)。

 そして“赤マルジャンプ2010WINTER”に「ゆうれいのガッコウ」が掲載されてデビューを果たし(週刊少年ジャンプ増刊! 「赤マルジャンプ2010WINTER参照)、本作にて本誌デビューとなりました。


 内容の方は、後ほど追記します。


 ちなみに、扉絵に付けられている煽り文は、

巨悪を撃ち抜け。 涙を超えろ。 甘く危険な任務開始(ミッションスタート)!!

この男に、世界は狭すぎる!!
 新世代(ニューエイジ)スパイ活劇(アクション)&コメディC(センター)カラー読切49P!!

というものでした。

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 【「榎伸晃」関連記事】

  > 「学糾法廷」 榎伸晃 小畑健 > 週刊少年ジャンプ新連載! (14.11.10)

  > 「006」 榎伸晃 > 週刊少年ジャンプ読切!  (10.12.5)

  > 「ゆうれいのガッコウ」(赤マルジャンプ2010WINTER) (10.1.10)


 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2010年12月 4日 (土)

『月と蟹』 道尾秀介 > 「このミス」完全読破 No.396

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.396

 『月と蟹』 道尾秀介

   「このミス」2011年版 : 27位

   受賞(候補) : 「直木三十五賞」受賞

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.11.8 ~ 読終:2010.11.8

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年9月>

月と蟹 (文春文庫)月と蟹 (文春文庫)
道尾 秀介

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 2010年の道尾作品、というよりも、「このミス2011年版」対象の道尾作品は、No.294「球体の蛇」 No.311「光媒の花」 No.340「月の恋人~Moon Lovers~」と、いずれも作者本人が“ノン・ミステリー”と称する作品でした(正確には「光媒の花」のみは“(収録作が)それぞれミステリだったり、そうじゃなかったり”と言っていましたが)。

 そしてその最後を飾る本作も、やはりノン・ミステリ作品となっています。

 昨年までの道尾作品といえば、“クライマックスにおけるどんでん返し”が最大の持ち味だったわけですが、今年はそれを味わうことが出来なかったのには一抹の寂しさがあるものの、それでも新たな魅力を味わうことが出来たのはそれはそれで嬉しかったですけどね。

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 というわけで本作ですが、小学生の男女3人を中心に織りなす青春物語です。

 青春物語といっても、華やかだったり熱く燃えたぎっていたり初々しかったりという青春謳歌的なものではありませんで、これは過去のミステリ・ノンミステリ作品のどちらにも共通している部分でもあるのですが、とても切なくて哀しくてやるせなくて、そして狂気の混じった青春物語なのですね。

 本作で中心となる小学生3人も、それぞれに過去から現在へと繋がる心の傷を持っていて、その痛みを全身に染み込ませているかのような日常が語られていくので、まあとにかく全体的に暗く重く陰鬱とした雰囲気が漂っていました。

 その中でも、冷静で大人びているのだけれどやはりまだ子供である主人公の感情が、とても切なくて痛々しいまでに迫ってきますし、徐々に狂気が蝕んでいく感じがリアルに伝わってくるので、その辺りの描写は、読んでいて辛くなりはするとはいえ、相変わらずの読み応えであり素晴らしさでした。

 ミステリ的な謎や構成も一応あるものの、やはり全体的な流れからしても文芸的な傾向の作品なので、ミステリ的な仕掛けやクライマックスにおけるどんでん返しなどに期待せず、あくまで文芸系作品として読むべきでしょうね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★      鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★        気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “道尾秀介” 関連記事 】

  > No.947 「サーモン・キャッチャー the Novel」
  > No.827 「透明カメレオン」
  > No.749 「貘の檻」

  > No.682 「鏡の花」
  > No.617 「笑うハーレキン」
  > No.583 「ノエル -a story of stories-」
  > No.546 「光」
  > No.498 「水の柩」

  > No.432 「カササギたちの四季」
  > No.396 「月と蟹」
  > No.340 「月の恋人~Moon Lovers~」
  > No.312 「蝦蟇倉市事件 1」
  > No.311 「光媒の花」

  > No.294 「球体の蛇」
  > No.233 「花と流れ星」
  > No.186 「龍神の雨」
  > No.169 「鬼の跫音」
  > No.121 「ラットマン」

  > No.117 「カラスの親指」
  > No.097 「ソロモンの犬」
  > No.058 「片眼の猿」
  > No.049 「シャドウ」
  > No.041 「向日葵の咲かない夏」


 「琅邪の鬼」丸山天寿 <<< PREV/NEXT >>> 「サウダージ」垣根涼介

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年12月 3日 (金)

『琅邪の鬼』 丸山天寿 > 「このミス」完全読破 No.395

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.395

 『琅邪の鬼』 丸山天寿

   「このミス」2011年版 : 投票数0

   受賞(候補) : 「メフィスト賞」受賞

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.11.5 ~ 読終:2010.11.6

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : ノベルス <2010年6月>

琅邪の鬼 (講談社文庫)琅邪の鬼 (講談社文庫)
丸山 天寿

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 第44回メフィスト賞を受賞した作品です。

 舞台となるのは、始皇帝時代の中国。

 というわけで歴史物で、しかも中国の話なので、先入観から堅苦しかったり小難しく思って、手を伸ばしにくく感じでしまう人も多くいるのではないでしょうか(自分もそんな感じでした)。

 しかし、読み始めてみればわかることなのですが、ワクワクドキドキしながら楽しめるエンタメ作品なのですね。

 そして、読み応え充分な本格ミステリ作品でもあるのです。

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 そのミステリ部分では、帯に書かれているのを抜粋してみますと、“甦って走る死体” “一夜にして消失する屋敷” “柩の中で成長する美女” などなど、とても魅力的でインパクトある謎が次から次へと登場してきます。

 そんなミステリ的な謎が、この時代の中国における市井の民たちの熱く活き活きとした物語の中で起きていくのです。

 そしてクライマックスでは、それらのド派手な謎たちが怒涛のように解決するのですが、その部分なんかもかなりの迫力ですし、真相が明らかにされることでこれまでの物語の様相が大きく変わってしまうところもなかなかの面白さでした。

 ただ、そんな魅力的な謎の数々も、実際に起きた場面を作中で読んでいると、“甦って走る死体”などの言葉で見たインパクトに比べるとそれほど印象に残らないので、そういった魅せ方の部分ではやはりデビュー作かな、とも思ってしまいました。

 しかしその点をこれから作品を書いていく中で磨き上げていったならば、物語部分の味わいや個性的なキャラクターなどはすでに充分魅力的なので、かなりの傑作を生み出してしまうかもしれませんね。

 なので今後の作品も大注目なのですが、ちょうどこの記事を書いている2010年12月に本作の続編となるNo.416「琅邪の虎」が発売されるので、これはホントに今から読むのが楽しみです。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★★   鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★     気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


 【 “丸山天寿”関連記事 】

 > No.416 「琅邪の虎」
 > No.395 「琅邪の鬼」


 「新世界崩壊」倉阪鬼一郎 <<< PREV/NEXT >>> 「月と蟹」道尾秀介

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年12月 1日 (水)

「このミス2012年版」上半期のランクイン候補作品

 2010年11月~2011年4月に発売された作品を対象とした、「このミステリーがすごい!2012年版」上半期のランクイン候補作品を予想をしてみたいと思います。

 ただ、まだ対象作品が下半期も含めて全て出揃う前の時点で順位まで予想してしまうのはさすがに無茶なので、今回は、自分がこれまで読み終えることが出来た作品から、「ベスト10入りが確実と予想される作品」「ベスト20入りする可能性が高いのではと予想される作品」などの項目ごとに該当する作品を入れてみたいと思います。

 そして、11月の半ば頃に、「上半期~」「下半期~」を元に、最終的な“ランキング(順位)予想”の記事を書く予定です(後日追記:記事を更新しました→「このミステリーがすごい!2012年版」ランキング(順位)予想)。

 なお、対象となる上半期(2010年11月~2011年4月)に発売された中ですでに読み終えた作品は、以下の通り(この対象作品は、読み終えるごとに追加していく予定です)。

 * このリストのみ、タイトル部分のリンク先は当ブログの感想記事となっています。


【 これまでに読み終えた対象作品一覧 】

> 「廃院のミカエル」 篠田節子         > 「折れた竜骨」 米澤穂信
> 「伏 贋作・里見八犬伝」 桜庭一樹          > 「追悼者」 折原一
> 「郭公の盤」 牧野修+田中啓文        > 「琅邪の虎」 丸山天寿
> 「長い廊下がある家」 有栖川有栖       > 「やぶへび」 大沢在昌
> 「ポリス猫DCの事件簿」 若竹七海     > 「婢伝五稜郭」 佐々木譲

> 「カササギたちの四季」 道尾秀介      > 「ダークゾーン」 貴志祐介
> 「放課後はミステリーとともに」 東川篤哉     > 「白 虹」 大倉崇裕
> 「汝、隣人を愛せよ」 福澤徹三        > 「群衆リドル」 古野まほろ
> 「麒麟の翼」 東野圭吾               > 「月と陽炎」 三咲光郎
> 「杉下右京の事件簿」 碇卯人           > 「花の鎖」 湊かなえ

> 「雑司ヶ谷R.I.P.」 樋口毅宏           > 「迎撃せよ」 福田和代
> 「眠り姫とバンパイア」 我孫子武丸       > 「民宿雪国」 樋口毅宏
> 「私たちが星座を盗んだ理由」 北山猛邦   > 「サイコパス」 柴田哲孝
> 「純平、考え直せ」 奥田英朗        > 「獅子真鍮の虫」 田中啓文
> 「爛れた闇の帝国」 飴村行          > 「ジェノサイド」 高野和明

> 「進々堂世界一周 追憶のカシュガル」 島田荘司
> 「ユリゴコロ」 沼田まほかる              > 「ロマンス」 柳広司
> 「ミッドナイト・ラン!」 樋口明雄       > 「タワーリング」 福田和代
> 「ビブリア古書堂の事件手帖」 三上延        > 「淡雪記」 馳星周


 なお、これはあくまで素人である当ブログ管理人が個人的に予想しているものです。

 なので、「ベスト10入り確実」と言った作品が実際には1票も入らなかったりとか、名前を挙げなかった作品が10位以内に入るなどの可能性は大いに有り得ますので、その点をご了承の上で参考にしていただければと思います。

 ちなみに、2010年(2011年版)の予想実績は「「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編>」、2009年(2010年版)の予想実績は「「このミス2010年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編>」、2008年(2009年版)の予想実績は「「このミス2009年版」ランキング(順位)予想 <反省会>」にて確認ください。


 * 「ランク入り確率」は、(自分が予想する)ベスト20にランクインする可能性をパーセンテージで表したものです。つまり、100%に近いほど、ベスト20にランクインする可能性が高いと自分が予想している、ということです。なお、数字は適当なので、大体の目安程度に思ってください。

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです。

 * 下半期(11年5~10月)に発売された作品に関しては、「このミス2012年版」下半期のランクイン候補作品をご覧ください。


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【 ベスト10入りが確実と予想される作品 】


  ここでは、ベスト10入りが確実で、下半期のラインナップ次第では1位も狙えるのでは?と自分が予想した作品を挙げてみました。

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   折れた竜骨 / 米澤穂信 ・・・ランク入り確率 : 85%


 2010年版ではベスト10内に2作、ベスト20内に3作も送り込むなど、とにかく「このミス」ランクイン率がハンパなく高い米澤穂信の新作です。

 今回は中世ヨーロッパが舞台ということで新境地に挑んでいますし、それでいて米澤作品にしては珍しくド直球な本格ミステリでもあるので、これは上位にランクインが確実なのではないでしょうか。


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
              >> No.402 『折れた竜骨』 米澤穂信

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   ジェノサイド / 高野和明 ・・・ランク入り確率 : 80%


 発売された途端にとにかく凄い評判となり、直木賞候補に選ばれるなど評価の方も高い作品です。

 作者的な「このミス」実績としてはデビュー作「13階段」しかランクインしていないのですが、ただ本作は様々なジャンルの面白い要素が詰め込まれたエンタメ超大作、ということで「このミス」に好まれるタイプですし、その迫力やスケール感は「このミス」にランクインしてきた歴代のエンタメ作品に勝るとも劣らないものがあります。

 なので、上半期の時点で早くも“2012年版1位の最有力候補”と言っても大げさではないでしょう。


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
              >> No.459 『ジェノサイド』 高野和明


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【 ベスト20入りするのではないかと予想される作品 】


  ここでは、ベスト20にランクインする可能性が高そうな作品を挙げてみました。

  ただ、例年11~20位と21~40位辺りの作品の得票数というのはそれほど変わりはなくて、たった1人の投票者のさじ加減一つで大きく順位が変動してしまうほどの差しかないので、ここら辺になってくるとランクインするかどうかは運の要素も大きく関わってくるといってもよいでしょう。

  なので、この項目に挙げたのは、「40位以内には確実に入ってくると予想される作品」といった認識で参考にしてもらう感じでちょうど良いのではないでしょうかね。

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   カササギたちの四季 / 道尾秀介 ・・・ランク入り確率 : 50%


 直木賞受賞第一作である道尾秀介の新作は、久々の本格ミステリ作品です。

 ただ、登場人物のキャラクター重視タイプのミステリ作品なので、そこまで票を集めない可能性もありそうですが、それでもミステリ的技巧が凝らされていますし、「このミス」ランクイン率のかなり高い作家なので、自身の期間内作品との兼ね合いもありますが、本作もランクイン候補に入って来るのではないでしょうか。


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
             >> No.432 『カササギたちの四季』 道尾秀介

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   ロマンス / 柳広司 ・・・ランク入り確率 : 45%


 柳広司の新作は、2年連続で「このミス」2位となった“ジョーカーゲームシリーズ”と同じ面白さを期待して読んだ人と、そうではない人とで、大きく評価が変わってしまうような作品です。

 やはり同じように評価が別れた昨年のNo.339「キング&クイーン」が次点(22位)になるくらいに票を集めましたし、本作は昭和初期の華族社会が味わい深くて通好みだと思うので、上位には入らなそうだけどランクインの可能性は大いにあるのではないでしょうか。


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
                  >> No.463 『ロマンス』 柳広司


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【 ベスト20入りする可能性もあるかもと予想される作品 】


  ここでは、ベスト20入り確実!とは言えなさそうだけど、入らないとは強く言えないような、穴馬的な作品を挙げてみました。

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   爛れた闇の帝国 / 飴村行 ・・・ランク入り確率 : 30%

 “粘膜シリーズ”で知られる飴村行の初“粘膜”以外作品です。

 “粘膜シリーズ”ほどのスケール感はなかったものの、エログロの破壊力とコミカルさのバランス加減が絶妙でしたし、昨年(2011年版)のNo.332「粘膜兄弟」はそれほど評判が良かったわけでもないのに37位になるほどに票が入っていたので、本作で2度目のランクインの可能性もあるのでは。


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
             >> No.452 『爛れた闇の帝国』 飴村行

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   ユリゴコロ / 沼田まほかる ・・・ランク入り確率 : 25%

 作中作がミステリ的な演出で魅力がありますし、ホラーやサスペンス要素もあるので「このミス」向けだと思いますが、それほど強烈に印象が残る作品でもないような感じもするので、発売時期的にランクインまでいくのは難しいでしょうか。でもすんなりランクインしそうな気もしますし。

 世間の評判はかなり良いものの、まだランクイン実績のない作家だけに、評論家(投票者)にどう評価されるのかの予想がちょっと難しいですね。


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
                >> No.460 『ユリゴコロ』 沼田まほかる

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   私たちが星座を盗んだ理由 / 北山猛邦 ・・・ランク入り確率 : 15%

 様々な趣向でラストに驚きを演出する作品ぞろいで、ランクインする可能性はありそうですが、“ランクイン未経験作家のシリーズものではない短編集”ということを考えれば、ランクインには少しインパクトが足りなかったような感じもしてしまいます。


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
             >> No.451 『私たちが星座を盗んだ理由』 北山猛邦

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   追悼者 / 折原一 ・・・ランク入り確率 : 15%

 かつての「このミス」常連も、2001年版以降10年もランクインがないのですが、本作は“全盛期の切れ味が戻って来た”という評価をいくつも見かけるので、久々のランクインもありえるかも。


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
                >> No.407 『追悼者』 折原一

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   放課後はミステリーとともに / 東川篤哉 ・・・ランク入り確率 : 10%

 「本ミス」では毎年のようにベスト10入りしているのに、「このミス」では毎年のように票がほとんど入らないという、ランキング本によって評価がはっきりと別れる東川作品です。

 ただ、大ブレイクを果たした昨年のNo.421「謎解きはディナーのあとで」はランクインしなかったとはいえ「このミス」でも24位と票を集めたので、その勢いに乗って本作で初ランクインを果たす可能性はなくもないかも。


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
             >> No.433 『放課後はミステリーとともに』 東川篤哉

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   ダークゾーン / 貴志祐介 ・・・ランク入り確率 : 10%

 昨年のNo.361「悪の教典」で“第1回山田風太郎賞”受賞&「このミス」1位に輝いた貴志祐介の新作です。

 今回は知略戦的SFデスゲーム作品ということで、「このミス」で票を集めやすいタイプだった「悪の教典」と比べてもジャンル的にランクインまではどうかな?とも思いましたが、作者のランクイン実績からとりあえずこのくらいの位置にしてみました。


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
              >> No.428 『ダークゾーン』 貴志祐介

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   民宿雪国 / 樋口毅宏 ・・・ランク入り確率 : 10%

 発売以来じわりじわりと注目度が上がっている作品ですが、先の読めない予測不能な展開やミステリ的な演出など「このミス」向きな魅力があるので、作者の前2作にはほとんど票が入らなかったとはいえ、本作で票を集める可能性はあるのでは。


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
                >> No.445 『民宿雪国』 樋口毅宏

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   白 虹 / 大倉崇裕 ・・・ランク入り確率 : 5%

 派手な展開やインパクトはそれほどない渋い魅力の山岳ミステリ作品ですが、同じようなタイプのNo.111「聖域」がランクインしているので(2009年版 19位)、発売時期的に不利となるものの本作も可能性があるかもしれませんね。


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
                >> No.429 『白 虹』 大倉崇裕

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   麒麟の翼 / 東野圭吾 ・・・ランク入り確率 : 5%

 人気&ランクイン実績共に高い“加賀恭一郎シリーズ”の最新作ですが、東野作品に課せられるであろう高いハードルを超えるほどの内容ではなかった感じですし、他に期間内に少なくとも2作は大作が発売されるようなので、本作でのランクインは厳しいのでは。


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
              >> No.437 『麒麟の翼』 東野圭吾


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【 未読のランクイン確率が高そうな作品 】


  ここでは、まだ読んでいない作品の中で、過去の実績や評判などからランクインする可能性のありそうな作品を挙げてみました。

  なお、ここに挙げた作品は、読み終えた後には削除し、ランクインしそうだと思ったら上のいずれかの項目に追加する予定です。

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  今のところなし

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 【「このミステリーがすごい!2012年版」関連記事】

  > 「このミステリーがすごい!2012年版」ランキング(順位)予想 (11.11.3)

  > 「このミス2012年版」上半期のランクイン候補作品 (10.12.1)
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『新世界崩壊』 倉阪鬼一郎 > 「このミス」完全読破 No.394

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.394

 『新世界崩壊』 倉阪鬼一郎

   「このミス」2011年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 27位

   読始:2010.11.4 ~ 読終:2010.11.4

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : ノベルス <2010年9月>

新世界崩壊 (講談社ノベルス)新世界崩壊 (講談社ノベルス)
倉阪 鬼一郎

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 倉阪鬼一郎は、様々なジャンルの作品を毎年発表している多作作家なのですが、その中でもミステリ系作品においては2つのタイプに分類することが出来ます。

 作者自身の呼び方でいうと“ダウナー系”と“アッパー系”で、2009年の作品では、“ダウナー系”が幻想ミステリNo.192「遠い旋律、草原の光」、そして“アッパー系”がNo.391「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」

 そして今年(2010年)の作品でいいますと、“ダウナー系”が幻想ミステリ「薔薇の家、晩夏の夢」で、“アッパー系”が本作となります。

 まあ“アッパー系”というのは、わかりやすくいってしまえば“バカミス”なのですが、前作「三崎~」が“世界バカミス☆アワード”を受賞しているほどにバカミス評価の高い作品だったので、本作にもバカミス的期待が高まりまくってしまいました。

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 物語は、殺し屋美女がニューヨークとロンドンを瞬時に移動しながら任務を遂行していくという、不可能犯罪サスペンス的なノリで進んでいきます。

 そしてやっぱり前作と同様に、謎の真相が明らかにされてみますと、これがもうあまりのバカらしさに唖然茫然としてしまうのですねェ。

 さらにその後でとんでもない仕掛けが作品内に施されていたことも明らかにされ、呆れかえってしまいつつもそのバカミスに対する執念と情熱に感動してしまうところも、前作と同様です。

 まあつまり、前作とパターン的には似た感じなので、読んだ時のインパクトでいうとどうしても劣ってしまいますが、ただそれでも騙されたり驚いたり呆れたり笑わされたり唖然とさせられたり幸せな気分になったりと、前作で味わった面白さ&魅力を、もう一度味わうことが出来る作品なのですね。

 なお、ずっと“前作”という呼び方をしていますが、別に話が繋がっていたり共通する人物が出てくるわけではないので、本作から読んでも全く問題ありません。

 でもやっぱり、最初の衝撃は「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」の方で味わうことをオススメします。

 ちなみに、前作同様に本作も文庫化はまず無理だと思うので、文庫化を待っていると永遠に読むことが出来ないでしょうね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★     鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★★★    おどろおどろ度 : ★
   熱アクション度 : ★★★       主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★★★      感涙ウルウル度 : ★
   衝撃バカミス度 : ★★★★★   気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “倉阪鬼一郎” 関連記事 】

  > No.616 「四神金赤館銀青館不可能殺人」

  > No.592 「不可能楽園〈蒼色館〉」
  > No.502 「五色沼黄緑館藍紫館多重殺人」
  > No.394 「新世界崩壊」
  > No.391 「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」
  > No.192 「遠い旋律、草原の光」


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