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2010年10月

2010年10月31日 (日)

週刊少年ジャンプ読切! 「ポー」 うすた京介

週刊少年ジャンプ 2010年11月15日号 NO.48週刊少年ジャンプ 2010年11月15日号 NO.48
佐々木尚

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 ジャンプから生まれた大物漫画家6名による読切企画“秋の超豪華大物読切シリーズ!! トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド”の第4弾として、週刊少年ジャンプ2010年48号(11月1日発売)に掲載された読切作品が、「ポー」です。

 作者のうすた京介(うすた・きょうすけ)は、「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」(1995-1997)、「武士沢レシーブ」(1999)に続く3度目の連載「ピューと吹く!ジャガー」(2000-2010)が、巻末固定掲載という特殊な位置付けで、ここ数年におけるジャンプのギャグ漫画の象徴として君臨してきました。

 そして本作は、その「ジャガー」が今年の38号で10年に及ぶ連載にピリオドが打たれた後、最初に発表された作品となります。

 読切作品としては、「マサルさん」連載前後に多くの作品が本誌や増刊を中心に掲載され、「ジャガー」連載開始後(2000年以降)には、本誌2007年22・23合併号に「ショルダータックルヤスザキマン」、2009年6・7合併号に「ダブルマメダイチ」が掲載されました。

 ちなみに、「マサルさん」連載前後に発表された読切作品は「うすた京介短編集 チクサクコール」(Amazonへのリンク)に、「ショルダータックルヤスザキマン」「ピューと吹く!ジャガー公式ファンブック ふえ科自由研究」(Amazonへのリンク)に収録されています。

 さらにちなみに、ここ最近の話題としましては、現在本誌連載中「әnígmә【エニグマ】」の作者・榊健滋(女性)と結婚していたことが披露宴出席者のブログ記事(写真付き)から発覚してしまい、かなりの騒動となっていましたね。


 内容の方は、後ほど追記します。


 ちなみに、扉絵に付けられている煽り文は、

―小さな背中に 大いなる宿命(さだめ)―

☆ジャンプの奇才カムバック!!
     悠久の拳法ロマン活劇読切!! C(センター)カラー49ページ!!

というものでした。

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 【「うすた京介」関連記事】

  > 「フードファイタータベル(本誌出張版)」 うすた京介
     > 週刊少年ジャンプ読切! (16.1.8)

  > 「ゆるキャラ伝説 くまモンじゃないヤツ物語」 うすた京介
     > 週刊少年ジャンプ読切! (14.4.28)

  > 「Aボーイ~溜め込んだ想い~」(ジャンプNEXT! 2013 SPRING) (13.5.1)

  > 「ポー」 うすた京介 > 週刊少年ジャンプ読切! (10.10.31)


 【「トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド」関連記事】

  > 「ベンチ」 岸本斉史 (10.10.9)
  > 「ばんからさんが通る」 空知英秋 (10.10.17)
  > 「Moon Walker LTD.」 許斐剛 (10.10.24)

  > 「ポー」 うすた京介 (10.10.31)
  > 「SUCCEED」 秋本治 (10.11.7)
  > 「KINTOKI -金目族のトキ-」 鳥山明 (10.11.14)

  > 「トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド」の中で
     一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.11.14)


 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2010年10月29日 (金)

『ブルー・ゴールド』 真保裕一 > 「このミス」完全読破 No.385

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.385

 『ブルー・ゴールド』 真保裕一

   「このミス」2011年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.10.19 ~ 読終:2010.10.20

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年5月>

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真保 裕一

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 昨年にはデパートを舞台としたアクションサスペンスという異色ながら直球エンタメ作品No.248「デパートへ行こう!」を発表した真保裕一の、2010年新作です。

 今回は大手企業が舞台となっているので、初期の公務員を題材とした“小役人シリーズ”にも通ずる、作者お得意の題材といえるのかもしれません。

 ただまあ、今回の主人公は小役人ではなく超エリートなので、“小役人シリーズ”とは別物であるのですけどね。

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 その主人公は、一流商社でエリートの道を進んでいたものの、あることがきっかけで関連会社に飛ばされてしまうことに。

 その飛ばされた先のコンサルティング会社には、かなり異色な社長と社員たちがいて、主人公はそのメンバーの一員となり、悪戦苦闘しつつ仕事をこなしていくのです。

 まあとにかくこの社長というのがとんでもなく強烈なキャラクターの持ち主でして、行動も言動も型破りで、悪いことでも平気でやってしまうような強引で恐喝的な仕事ぶりなのですね。

 前半では、この社長の仕事ぶりと、それに振り回されつつも徐々に能力を現わしてくる主人公を中心に、エンタメ企業小説的に進んでいきます。

 それが後半になると、ライバル企業が絡んできたり、強烈な反撃を喰らったり、謎の敵を探ったりしながら、サスペンス的&ミステリ的展開に突入していって、クライマックスでは思わぬどんでん返しが炸裂したりもするのです。

 もうホントに様々なエンタメ要素が入り混じった、熱く激しくそして様々な知識も得られる作品でした。

 ただ、とんでも社長が暴れまくる前半はかなりの面白さでしたが、ミステリ色が濃くなってくる後半になると作品から伝わる熱気や勢いが落ちていって、真相に迫っていく場面やどんでん返しなども想像の範囲内で行われているようにも感じてしまったので、個人的には前半のエンタメ企業小説としての面白さのまま最後までいってほしかったですね。


  > 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★       鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★       主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “真保裕一” 関連記事 】

  > No.944 「脇坂副署長の長い一日」

  > No.552 「猫背の虎 動乱始末」
  > No.385 「ブルー・ゴールド」
  > No.248 「デパートへ行こう!」
  > No.069 「奪取」
  > No.023 「ホワイトアウト」


 「マリアビートル」伊坂幸太郎 <<< PREV/NEXT >>> 「空想オルガン」初野晴

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年10月28日 (木)

『マリアビートル』 伊坂幸太郎 > 「このミス」完全読破 No.384

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.384

 『マリアビートル』 伊坂幸太郎

   「このミス」2011年版 : 6位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「大学読書人大賞」 大賞(1位)
              「週刊文春ミステリーベスト10」 3位
              「AXNミステリー 闘うベストテン」 7位
              「ミステリが読みたい!」 12位
              「キノベス」 18位

   読始:2010.10.17 ~ 読終:2010.10.18

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年9月>

マリアビートル (角川文庫)マリアビートル (角川文庫)
伊坂 幸太郎

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 No.381「グラスホッパー」に続く、シリーズ2作目です。

 両作のあらすじを見てわかるように主要人物がガラリと変わっていることもあり、続編というよりは姉妹編のようなので、前作を読まずにいきなり本作から読んでも問題ないように思えてしまいます。

 がしかし、最初は本作オリジナルな感じで進んでいくものの、次第に前作との繋がりが出始めて、“これは姉妹編なんかではなくれっきとした続編だ!”とわかるのですね。

 そのため、前作を読んでいないと理解しにくいやり取りや楽しめない場面も出てくるので、“絶対に前作「グラスホッパー」は読みたくない!”と強く心に誓っているような人以外の方は、まずは前作、その次に本作を読むことをオススメします。

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 そして内容の方ですが、前作同様に殺し屋たちが暴れまくる殺し屋エンタメ作品です。

 今回もまたとんでもなく個性的な魅力を持つ殺し屋たちが登場してくるわけですが、本作の面白いところは、最初から最後まで東北新幹線の車内が舞台となっているところでしょう。

 この限定された空間内に、殺し屋たちが蠢いているのですから、読む前にその状況を想像しただけでも面白くなるのは間違いないと確信できてしまいますからね。

 そしてその殺し屋たちは全く別の目的のためにその新幹線に乗り合わせているのですが、それが話と新幹線が進むにつれて目まぐるしいほどに絡み合ってきて、さらには前作の内容とも絡み合ってきたりするのです。

 そういった絡み合いなど様々な伏線を作中にばら撒き、それを次第に回収していくことで物語を大いに盛り上げるという技がやはり凄まじく、“面白くなるのは間違いないだろう”と思わせる設定を想像以上に面白くさせてしまう力量、そして最初から最後まで手を緩めることなく勢い全開で突っ走るパワーは、“さすが伊坂幸太郎だ”と唸らされてしまいました。

 それに、前作では軽快な部分とダークな部分が上手く融合していないように(個人的に)感じたのですが、本作の場合は両部分共に一段とパワーアップした上で見事なまでに融合していたので、自分的には断然本作の方が好きですね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★       鬼畜グログロ度 : ★★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★★    主キャラ魅力度 : ★★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★         人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “伊坂幸太郎” 関連記事 】

  > No.809 「火星に住むつもりかい?」
  > No.794 「キャプテンサンダーボルト」
  > No.732 「首折り男のための協奏曲」

  > No.695 「ガソリン生活」
  > No.672 「死神の浮力」
  > No.627 「死神の精度」
  > No.618 「残り全部バケーション」
  > No.612 「夜の国のクーパー」

  > No.528 「P K」
  > No.384 「マリアビートル」
  > No.381 「グラスホッパー」
  > No.367 「バイバイ、ブラックバード」
  > No.312 「蝦蟇倉市事件 1」

  > No.310 「オー! ファーザー」
  > No.289 「SOSの猿」
  > No.125 「ゴールデンスランバー」
  > No.084 「アヒルと鴨のコインロッカー」
  > No.021 「重力ピエロ」


 「見えない復讐」石持浅海 <<< PREV/NEXT >>> 「ブルー・ゴールド」真保裕一

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年10月27日 (水)

『見えない復讐』 石持浅海 > 「このミス」完全読破 No.383

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.383

 『見えない復讐』 石持浅海

   「このミス」2011年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.10.14 ~ 読終:2010.10.15

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年8月>

見えない復讐 (角川文庫)見えない復讐 (角川文庫)
石持 浅海

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 今年の石持浅海は精力的に作品を発表していまして、「このミス2011年版」対象作品としてはNo.293「君がいなくても平気」 No.297「リスの窒息」 No.389「撹乱者」 No.350「この国。」 「八月の魔法使い」、そして本作と、なんと6作品も発表しているのです。

 しかもどの作品が「このミス」にランクインしても驚かないくらいのレベルにあるのが凄いところですね。

 そしてその中でも「攪乱者」「この国。」そして本作は、テロリズムがテーマの一つとなっているという共通点があるのですが、それぞれの作品によって扱われ方が変わっているので、それを読み比べるだけでも楽しめるのではないでしょうか。

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 それで本作ですが、ある法人に対して復讐を誓う男たちの物語です。

 その復讐方法というのがテロリズム的なものなのですが、ただ実行するには資金力が足りない、ということで主人公たちは、復讐資金を稼ぐためにベンチャー企業を設立することに。

 するとそこから、投資家に出資をお願いしたり、会社を軌道に乗せたり、新事業を開拓したりと、企業小説として進んでいくのですから驚きました。

 さらには、この作品は連作的な構成となっているのですが、その章ごとに日常の謎系のミステリ話が繰り広げられていくのです。

 復讐物語かと思えば企業小説で、企業小説かと思えば日常の謎でと、この一筋縄ではいかない予測不能なところはなんとも石持作品らしいのですが、それでも芯の部分はしっかりと一本につながっているところもさすがですね。

 そして終盤になるとサスペンス色がより濃くなっていって、緊張感がハンパない迫力満点の展開でクライマックスへと突入していくのです.....。

 単なる復讐劇には終わらない力作でかなりの面白さなのですが、復讐の動機に共感を得にくいところや論理的推理部分など、石持作品特有のアクの強さに引っ掛かってしまう人だと心から楽しめなくなってしまうかもしれないので、そこのところはあまり深く考えずに読んだ方がよいでしょうね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★     鬼畜グログロ度 : ★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★★       主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★      感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★     気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “石持浅海” 関連記事 】

  > No.869 「罪人よやすらかに眠れ」
  > No.755 「二歩前を歩く」
  > No.687 「三階に止まる」
  > No.634 「フライ・バイ・ワイヤ」

  > No.558 「トラップ・ハウス」
  > No.544 「玩具店の英雄 座間味くんの推理」
  > No.509 「彼女が追ってくる」
  > No.484 「人面屋敷の惨劇」
  > No.465 「ブック・ジャングル」

  > No.389 「撹乱者」
  > No.383 「見えない復讐」
  > No.350 「この国。」
  > No.297 「リスの窒息」
  > No.293 「君がいなくても平気」

  > No.112 「耳をふさいで夜を走る」
  > No.091 「君の望む死に方」
  > No.089 「心臓と左手 座間味くんの推理」
  > No.070 「月の扉」
  > No.037 「扉は閉ざされたまま」


 「犬なら普通のこと」矢作俊彦 司城志朗 <<< PREV/
                     /NEXT >>> 「マリアビートル」伊坂幸太郎

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年10月26日 (火)

『犬なら普通のこと』 矢作俊彦 司城志朗 > 「このミス」完全読破 No.382

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.382

 『犬なら普通のこと』 矢作俊彦 司城志朗

   「このミス」2010年版 : 5位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「ミステリが読みたい!」 4位

   読始:2010.10.13 ~ 読終:2010.10.14

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 単行本 <2009年10月>

犬なら普通のこと (ハヤカワ文庫JA)犬なら普通のこと (ハヤカワ文庫JA)
矢作 俊彦 司城 志朗

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 矢作俊彦・司城志朗という同年生まれ作家による共著作品です。

 漫画だと原作と作画のコンビ作品は普通に見かけるものの、小説の場合だと、ないことはないとはいえコンビ作品は珍しいですよね。

 この2人の作家は、それぞれの作品としてもこれまでに名作を数多く発表していますが、「暗闇にノーサイド」で角川小説賞を受賞するなど、このコンビにおける作品でもすでに実績があるのです。

 そして本作は、1984年に発表された3作目「海から来たサムライ」以来となる、25年ぶりの黄金コンビ復活作品です。

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 舞台は沖縄で、ヤクザから足を洗おうとしている主人公が、その手土産として組の資金を強奪しようと計画。

 しかし不運を身にまとっているような主人公なのでアクシデントが頻発していき、先の見えない泥沼劇へと突き進んでいくのです.....。

 というわけで裏社会の騒動を描いたクライムノベル作品ですが、沖縄のじっとりとした暑さが作中から漂ってくるかのようで、普通の犯罪小説では感じることのできない独特のじめっとした空気感が、作品をより熱く、より濃く、より焦燥感たっぷりに仕立て上げているように感じました。

 そしてストーリー的にも、騙し合い・探り合いがあったり次々と状況が変化していったりするものの、テンポよくスピーディーに進んでいくわけではないので、正直なところ途中までは盛り上がりに欠ける印象となっていましたが、この静かに圧倒してくるかのような筆力に次第に魅せられてきて、読み終えた頃にはこの作品世界にどっぷりと浸かりきっていましたからね。

 そんな内容なので、「このミス」で5位にランクインしたとはいえ読む人をかなり選ぶ作品だと思うのですが、好きな人にはたまらない魅力に満ち溢れた作品でもあるのです。


  > 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★★★★    主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★      感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★     気軽に読める度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “矢作俊彦” 関連記事 】

  > No.802 「フィルムノワール/黒色影片」

  > No.800 「THE WRONG GOODBYE ロング・グッドバイ」
  > No.476 「引擎 engine」
  > No.470 「ARAKURE あらくれ」
  > No.399 「百発百中 狼は走れ豚は食え、人は昼から夢を見ろ」
  > No.382 「犬なら普通のこと」


 「グラスホッパー」伊坂幸太郎 <<< PREV/NEXT >>> 「見えない復讐」石持浅海

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年10月25日 (月)

『グラスホッパー』 伊坂幸太郎 > 「このミス」完全読破 No.381

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.381

 『グラスホッパー』 伊坂幸太郎

   「このミス」2005年版 : 18位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.10.12 ~ 読終:2010.10.13

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 単行本 <2004年7月>

グラスホッパー (角川文庫)グラスホッパー (角川文庫)
伊坂 幸太郎

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 伊坂幸太郎は、今ではすっかり超人気作家の仲間入りとなっていますが、「このミス」的に見ると、No.125「ゴールデンスランバー」で1位に輝いた2009年版に目が行くものの、2年間で5作品もランクインさせてしまった2004-2005年版の頃が一番の最盛期といえるかもしれませんね。

 そして本作は、3作も同時にランクインさせた2005年版において、18位にランクインした作品です(他にはNo.84「アヒルと鴨のコインロッカー」が2位、「チルドレン」が16位)。

 2010年には続編のNo.384「マリアビートル」が発売されたわけですが、登場人物が違っているなどどちらかといえば“姉妹編”といった情報もあったので、(前作にあたる)本作を読まずに、いきなり「マリアビートル」の方から読んでしまおうかと当初は考えていました。

 ただ、“前作を事前に読んでいた方が絶対に楽しめる”という情報も入ってきたし、(前作にあたる)本作は「このミス」にランクインしているので“「このミス」完全読破”的にもどうせいずれ読むのだから、ということで、まずはこの本作から読むことにしたのです。

 それで、本作を読み、その後に「マリアビートル」も読み終えてみましたら、事前に本作を読んでいたことは大大大正解だったことがわかりました。

 その理由については、「マリアビートル」の記事の方に書いてあります。

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 それで内容の方ですが、殺し屋たちが暴れまくる殺し屋エンタメ作品です。

 まあたくさんの殺し屋が登場しまして、その中の3人の殺し屋(一人は正確にいうと殺し屋ではないけど)の話が交互に語られていきます。

 とにかくこの3人を含む登場人物たちというのが、皆とんでもなく個性的な魅力を持っていて、良い意味で“漫画的”なキャラクター揃いなのです。

 そんな登場人物たちが殺し屋の世界で自由奔放に暴れまくっているので、ストーリーのテンポの良さも相まって、その読んでいるこちらにまで向かってくるような迫力はかなりのものでしたね。

 しかも、3人の殺し屋(一人は.....)の話が徐々に交わり合い、最後には見事なまでに収束していくところなんかは、伊坂作品の真骨頂って感じでやっぱりシビれてしまいました。

 ただ、登場人物たちのユニークで軽快なキャラクターやそのやり取り部分と、主に殺害場面における暴力描写などダークな部分が、作品全体としてみるとそれぞれが別々に浮かび上がっていて上手く融合していないようにも感じられたので、どちらか一方に思いっきり寄っていたほうが自分好みだったかな~とも思ってしまいました。


  > 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★       鬼畜グログロ度 : ★★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★★★★    主キャラ魅力度 : ★★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★         人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★      気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “伊坂幸太郎” 関連記事 】

  > No.809 「火星に住むつもりかい?」
  > No.794 「キャプテンサンダーボルト」
  > No.732 「首折り男のための協奏曲」

  > No.695 「ガソリン生活」
  > No.672 「死神の浮力」
  > No.627 「死神の精度」
  > No.618 「残り全部バケーション」
  > No.612 「夜の国のクーパー」

  > No.528 「PK」
  > No.384 「マリアビートル」
  > No.381 「グラスホッパー」
  > No.367 「バイバイ、ブラックバード」
  > No.312 「蝦蟇倉市事件 1」

  > No.310 「オー! ファーザー」
  > No.289 「SOSの猿」
  > No.125 「ゴールデンスランバー」
  > No.084 「アヒルと鴨のコインロッカー」
  > No.021 「重力ピエロ」


 「トロイメライ」池上永一 <<< PREV/NEXT >>> 「犬なら普通のこと」矢作俊彦 司城志朗

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年10月24日 (日)

『トロイメライ』 池上永一 > 「このミス」完全読破 No.380

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.380

 『トロイメライ』 池上永一

   「このミス」2011年版 : 109位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.10.11 ~ 読終:2010.10.12

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年8月>

トロイメライ<トロイメライ> (角川文庫)トロイメライ<トロイメライ> (角川文庫)
池上 永一

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 2008年に発表されたNo.124「テンペスト」は、ミステリ要素のほとんどない時代エンタメ作品にも関わらず「このミス」でも11位にランクインするほどに、高い評価を受けた作品でした。

 そして本作は、その「テンペスト」に続くシリーズ第2作目となります。

 とはいえ、続編といった内容ではなく、番外編というか外伝・特別編といった感じの話になっているのです。

 そのため、前作を読んでいなくても楽しむことが出来ると思いますが、ただ前作を読んでいるからこその面白さもあるので(後でちょっとだけ説明します)、出来ることなら前作を読んでからの方がよいでしょうね。

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 本作も、前作と同じ時期の琉球を舞台としていますが、前作は王宮人を中心に描かれていたのに対し、本作では庶民の目線から見た琉球が描かれています。

 主人公は、琉球の治安を守る筑佐事(岡っ引き)の仕事に就いたばかりの血気盛んな少年で、この主人公が関わる6つの事件が語られていく、連作集的な捕物帖作品です。

 捕物帖といっても、謎めいた事件やその捜査・解決場面よりも、事件を通して庶民たちの生活や文化、人情味溢れるやり取りを映し出している感じでしょうか。

 そして、人間としても筑佐事としても無知で未熟だった主人公の成長物語としても楽しめますし、この主人公を含めた登場人物たちの力強く活き活きと生きていく姿が、読んでいるこちらにまで活力を与えるくらいに情熱的ですからね。

 そんな登場人物たちの物語が、ほのぼのとコミカルに、時にしんみりと感動的に描かれていくので、超大作である前作とはまた違った魅力を持った、それでいて共通する面白さも感じられる作品でした。

 あと、章ごとに一人ずつ「テンペスト」の登場人物がゲスト的な感じで物語に絡んでくるので、そういった“前作を読んでいてこそ”の面白さもありましたね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★       主キャラ魅力度 : ★★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★         人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “池上永一” 関連記事 】

   > No.380 「トロイメライ」
   > No.124 「テンペスト」


 「逸脱」堂場瞬一 <<< PREV/NEXT >>> 「グラスホッパー」伊坂幸太郎

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

週刊少年ジャンプ読切! 「Moon Walker LTD.」 許斐剛

週刊少年ジャンプ 2010年11月8日号 NO.47週刊少年ジャンプ 2010年11月8日号 NO.47
佐々木尚

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 ジャンプから生まれた大物漫画家6名による読切企画“秋の超豪華大物読切シリーズ!! トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド”の第3弾として、週刊少年ジャンプ2010年47号(10月25日発売)に掲載された読切作品が、「Moon Walker LTD.(ムーン・ウォーカー)です。

 作者の許斐剛(このみ・たけし)は、初連載作品「Cool -RENTAL BODY GUARD-」(1997-1998)に続く2度目の連載「テニスの王子様」(1999-2008)が、漫画として大ヒットしただけでなく、テレビアニメ化やミュージカル化、実写映画化、キャラクターが歌うCDなどなど、様々なメディアにおいても旋風を巻き起こしました。

 2008年14号で9年に及ぶ連載が終了した後は、2009年に“ジャンプスクエア”で続編「新テニスの王子様」が始まり、現在でも大好評連載中です。

 読切作品としては、「Cool」連載前には“赤マルジャンプ1997WINTER”と“本誌1997年18号”に読切版「Cool - RENTAL BODY GUARD-」が掲載され、「テニスの王子様」連載前には“本誌1998年41号”に読切版「テニスの王子様」、連載中には“本誌2003年32号”に「サムライの詩」(「テニスの王子様」の特別編)が掲載されました。

 ちなみに、読切版「テニスの王子様」「テニスの王子様」単行本の5巻(Amazonへのリンク)に、「サムライの詩」22巻(Amazonへのリンク)に収録されています。


 内容の方は、後ほど追記します。


 ちなみに、扉絵に付けられている煽り文は、

これから始まる 伝説の序章…!!

☆許斐剛2年ぶりのWJ(ウィークリージャンプ)新作!!
    今、幕が開く渾身のファンタジーC(センター)カラー55P!!

というものでした。

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 【「許斐剛」関連記事】

  > 「頭突け!! 横浜謳歌高校XXxX部」 許斐剛 > 週刊少年ジャンプ読切! (16.12.5)

  > 「Moon Walker LTD. ~金鉱採掘人と光る石~」 許斐剛
     > 週刊少年ジャンプ読切! (13.4.26)

  > 「Moon Walker LTD.」 許斐剛 > 週刊少年ジャンプ読切! (10.10.24)


 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2010年10月22日 (金)

『逸脱(捜査一課・澤村慶司)』 堂場瞬一 > 「このミス」完全読破 No.379

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.379

 『逸脱』 堂場瞬一

   * 文庫化の際に『逸脱 捜査一課・澤村慶司』に改題

   「このミス」2011年版 : 130位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.10.11 ~ 読終:2010.10.11

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年9月>

逸脱  捜査一課・澤村慶司 (角川文庫)逸脱 捜査一課・澤村慶司 (角川文庫)
堂場 瞬一

角川書店(角川グループパブリッシング) 2012-09-25
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 堂場瞬一といえば、大人気の“刑事・鳴沢了シリーズ”を始め数多くの警察小説を発表し続けています(警察小説だけ、というわけではありませんが)。

 そして本作は、(続編が出ないならば)シリーズものではないのですが、帯に"2010年大本命の警察小説!"と書いてあることもあり、期待して読んでみました(後日追記:帯は単行本のことです)。

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 主人公はもちろん刑事でして、10年前の連続殺人を模倣した事件を担当し、その真相へと迫るべく奮闘していきます。

 ただこの主人公は、刑事としてかなりの能力があるものの、過去のトラウマが影響してか、一匹狼となって強引乱暴な捜査を行っているのです。

 そのため、上司と対立するなど周囲から孤立しがちになりながらも、“最高の刑事になる”という自分の信念を胸に秘めつつ、この謎めいた事件に没頭していくのですね。

 この主人公の悩めるキャラクターによって、単なる事件捜査サスペンスにならず、主人公の成長物語的な盛り上がりや、警察内部における人間ドラマなど、作品全体に厚みや深みが出ていたように思いました。

 それに、この主人公だけでなく脇役たちもなかなか個性的で魅力的なキャラが揃っているので、そんな登場人物たちの事件から少し離れた場面におけるやり取りを読んでいるだけでも面白かったですね。

 ただ、主となる事件や主人公の物語など、特別驚くような展開にはならず、こちらの想像の範囲内で進んでいくようだったので、帯の文句で期待を高め過ぎてしまった分、ちょっと物足りなさも感じてしまいました.....。


  > 個人的評価 : ★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★       鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★         人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “堂場瞬一” 関連記事 】

  > No.379 「逸脱」
  > No.207 「断絶」


 「ひそやかな花園」角田光代 <<< PREV/NEXT >>> 「トロイメライ」池上永一

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年10月21日 (木)

『ひそやかな花園』 角田光代 > 「このミス」完全読破 No.378

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.378

 『ひそやかな花園』 角田光代

   「このミス」2011年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.10.7 ~ 読終:2010.10.8

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年7月>

ひそやかな花園 (講談社文庫)ひそやかな花園 (講談社文庫)
角田 光代

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 角田光代といえば、エンタメやミステリの枠ではなく、主に女性を対象とした文学作家というイメージがあるのではないでしょうか。

 しかし、昨年のNo.204「森に眠る魚」は、サスペンス的な演出で女性たちのドラマを盛り上げる作品で、ランクインはしなかったものの「このミス」でも“21位以下の作品”欄に載るくらいに票が入っていました。

 まあ、「このミス」は女性の投票者が少ないので、作風的にランクインするのは難しいとは思いますが、でもいずれ「このミス」的なすごい作品を発表してランクインする時が来るかもしれませんね。

 そして本作ですが、ミステリ的な演出があるので、前作以上に「このミス」向けの作品といえるかもしれません。

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 本作は、きっちりと分かれているわけではありませんが、全体的に見ると大きく前後半に分かれています。

 前半では、毎年のように小学生の子供を持つ家族が何組か集って、夏休みの一時を別荘で過ごしていく中での出来事、そしてそこに参加していた子供たちが、大きくなってから“あの集まりは一体何だったのか”をそれぞれが考えたり探ったりしていく様子が語られていきます。

 この“あの集まりは一体何だったのか”というのは読者側にも提示されていないので、この部分がミステリ的な演出となり、物語に引き込まれていくわけですね。

 そして後半部分では、その真相を知った登場人物たちそれぞれの、現状における個人的な問題とその真相とが絡み合った人間ドラマが繰り広げられていくのです。

 その真相というのは別に驚愕するようなものではありませんが、この真相によって後半部分の物語がとても熱く心に響くものになっていますし、テーマ性もより深く伝わってきたように思います。

 読んでいてかなり考えさせられるような重いテーマではあるものの、前向きで感動的な方向へと進んでいくので、深みと重みと爽やかさを味わうことのできるとても素晴らしい作品でした。

 そしてテーマ的に今回も女性に向けた内容といえそうですが、ただ男目線で見てみると、なかなか理解しにくかったりあえて触れないようにしがちな部分だと思うので、むしろ男こそ読んでおくべき作品なのかな、とも思いましたね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★       鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “角田光代” 関連記事 】

  > No.378 「ひそやかな花園」
  > No.204 「森に眠る魚」


 「白銀ジャック」東野圭吾 <<< PREV/NEXT >>> 「逸脱」堂場瞬一

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年10月19日 (火)

『白銀ジャック』 東野圭吾 > 「このミス」完全読破 No.377

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.377

 『白銀ジャック』 東野圭吾

   「このミス」2011年版 : 91位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.10.7 ~ 読終:2010.10.7

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 文庫本 <2010年10月>

白銀ジャック (実業之日本社文庫)白銀ジャック (実業之日本社文庫)
東野 圭吾

実業之日本社 2010-10-05
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 No.285「カッコウの卵は誰のもの」 No.342「プラチナデータ」に続く2010年3作目の新作は、なんと驚くことに文庫での発売となりました。

 これには推測できる理由がありまして、2010年10月に“実業之日本社文庫”が創刊され、その第一弾として本作もラインナップされたのです。

 なので、創刊における目玉的な存在として発売されたのではないかと思うのですが、あの東野圭吾の新作がいきなり文庫で発売、ということで、これはもうかなり効果的なアピール&インパクトとなっているのではないでしょうかね。

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 それで内容の方ですが、スキー場を舞台とした痛快サスペンス作品です。

 客で賑わうスキー場に脅迫状が送られてきたことから、ゲレンデの安全を守る立場にある主人公を中心に、犯人に対して、そして客の安全よりも自分たちの保身を優先する上層部に対しての、情熱を込めた闘いが繰り広げられていくのです。

 とにかくスピーディーに展開していくサスペンスでして、テンポよくスイスイと読めるのはさすがの東野作品でした。

 そして、文庫だったり結構おざなりなタイトルだったりするところからも、軽い感じの作品なのかな?と思いつつ軽い気持ちで読み進めていたのですが、終盤に入ってくると物語が一気に動き出して、それまでの様々なエピソードが繋がっていき、感動の物語へとたどり着いたので、これには予想以上にドキドキワクワクさせられてしまいました。

 とはいっても、大作というような内容ではなく、もしハードカバーで発売されていたら物足りなく感じていたかもしれないので、いきなり文庫なのは正解だったと思うし、文庫だからこそこの作品の魅力が充分に引き出されてもいるのではないでしょうか。

 それに、東野作品に対しての高くならざるをえないハードルが、いきなり文庫での発売ということでちょうどいいくらいに下がったこともあってか、この疾走感溢れる作品を、多大な期待や先入観などなしに素直な気持ちで楽しむことができましたからね。

 なので、東野作品だからと期待を大きく膨らまして読もうとする人よりも、“最初から文庫で発売する作品ってことは、どうせ大した内容でもないのだろうな~”と読む前から自然とハードルを下げてしまった人の方が、かえってこの作品の面白さを味わうことができるのかもしれませんねェ。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★★☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★         人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “東野圭吾” 関連記事 】

  > No.873 「人魚の眠る家」
  > No.832 「ラプラスの魔女」
  > No.784 「マスカレード・イブ」

  > No.757 「虚ろな十字架」
  > No.720 「疾風ロンド」
  > No.690 「祈りの幕が下りる時」
  > No.655 「夢幻花」
  > No.598 「禁断の魔術 ガリレオ8」

  > No.580 「虚像の道化師 ガリレオ 7」
  > No.537 「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
  > No.526 「歪笑小説」
  > No.479 「マスカレード・ホテル」
  > No.457 「真夏の方程式」

  > No.437 「麒麟の翼」
  > No.418 「鳥人計画」
  > No.377 「白銀ジャック」
  > No.342 「プラチナデータ」
  > No.285 「カッコウの卵は誰のもの」

  > No.266 「魔球」
  > No.236 「新参者」
  > No.184 「パラドックス13」
  > No.130 「聖女の救済」
  > No.085 「流星の絆」

  > No.053 「赤い指」
  > No.045 「容疑者Xの献身」
  > No.022 「超・殺人事件」
  > No.010 「秘密」
  > No.006 「名探偵の掟」


 「瑠璃玉の耳輪」津原泰水 尾崎翠 <<< PREV/NEXT >>> 「ひそやかな花園」角田光代

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年10月18日 (月)

『瑠璃玉の耳輪』 津原泰水 尾崎翠 > 「このミス」完全読破 No.376

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.376

 『瑠璃玉の耳輪』 津原泰水 尾崎翠

   「このミス」2011年版 : 17位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「AXNミステリー 闘うベストテン」 8位

   読始:2010.10.4 ~ 読終:2010.10.6

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年9月>

琉璃玉の耳輪 (河出文庫)琉璃玉の耳輪 (河出文庫)
津原 泰水 尾崎 翠

河出書房新社 2013-07-05
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 尾崎翠は、大正から昭和初期に活躍した女流作家です。

 まあ活動期間も短く発表された作品も少なかったのですが、そんな中で阪東妻三郎プロダクション主催による映画脚本の公募に作品を投じたりもしていました。

 その作品こそが映画脚本「瑠璃玉の耳輪」。しかし残念ながら入選ならず、映画化されることはありませんでした。

 それもあってか、この映画脚本が世に出たのは、死去から27年後の「定本尾崎翠全集」に収録されるまで待たねばならなかったのです。

 そしてその映画脚本を原案として、80年近い時を超えて津原泰水が小説として生まれ変えさせたのが、本作なのですね(内容紹介では“90年の時を超えて”となっていますが、映画脚本「瑠璃玉の耳輪」が書かれたのは昭和2年のようなので、正確には83年なのではないでしょうか)。

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 内容の方は、古き良き時代を充分に堪能できる探偵小説です。

 舞台となるのは昭和初期の日本で、美人三姉妹捜索の依頼を受けた女探偵の活躍を軸に、多くの人間と事件とが入り混じったストーリーが進んでいきます。

 この主人公を含むメインの登場人物たち、さらには脇役に至るまでが、かなりの個性派揃いでして、この時代だからこその魅力を持つキャラクターたちが、それぞれの熱く濃い物語で、そしてそれらが絡み合った物語で、活き活きと躍動しているのです。

 そんな登場人物たちや、作品を演出する様々な舞台などにより、作品全体からこの時代の空気感というか雰囲気が色鮮やかに浮かび上がってくるかのようでして、それ故に最初はとっつきにくい感じもありましたが、読み進めていくともうこの世界観にどっぷりとハマり込んでしまいましたね。

 退廃的でありながらもきらびやかで、妖艶的でありながら上品で、淫猥でありながら美しいこの作品世界には圧倒されるものがありますし、探偵小説としても読み応え充分なので、江戸川乱歩などこの時代の推理小説が好きな方にオススメなのはもちろんですが、最近のミステリ小説しか読まない方も、逆に新鮮さを味わいつつ楽しめるのではないでしょうか。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★       鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★★★
   熱アクション度 : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★      感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “津原泰水”関連記事 】

  > No.736 「読み解かれるD クロニクル・アラウンド・ザ・クロックIII」
  > No.642 「廻旋する夏空 クロニクル・アラウンド・ザ・クロックII」
  > No.640 「爛漫たる爛漫 クロニクル・アラウンド・ザ・クロック」
  > No.602 「11 eleven」

  > No.574 「猫ノ眼時計」
  > No.568 「ピカルディの薔薇」
  > No.565 「蘆屋家の崩壊」
  > No.376 「瑠璃玉の耳輪」
  > No.180 「たまさか人形堂物語」


 「小さいおうち」中島京子 <<< PREV/NEXT >>> 「白銀ジャック」東野圭吾

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年10月17日 (日)

週刊少年ジャンプ読切! 「刑事シゲさん」 松田俊幸

週刊少年ジャンプ 2010年11月1日号 NO.46週刊少年ジャンプ 2010年11月1日号 NO.46
佐々木尚

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 週刊少年ジャンプ2010年46号(10月18日発売)に掲載された読切作品が、「刑事シゲさん」です。

 作者の松田俊幸(まつだ・としゆき)は、“赤塚賞(2004年下半期)”の佳作を「夢追い人」で受賞し、“赤マルジャンプ2005SPRING”に「ドル箱王者ベルト固め」が掲載されてデビュー。

 その後は、“赤マルジャンプ2006SUMMER”に「バイオレンスマスク」が掲載され、本作にて本誌デビューとなりました。


 内容の方は、後ほど追記します。


 ちなみに、タイトルの上下に付けられている煽り文は、

WJ(ウィークリージャンプ)期待のGAG(ギャグ)新人 本誌初登場!!

☆言葉を自在に操る!? 渋すぎる刑事の説得GAG(ギャグ)読切7P!!

というものでした。


 
 * 投票すると、途中経過が表示されます

  投票受付期間:2010.10.17~10.25

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 【「2010年後半の読切」関連記事】

  > 「重装思春機兵ティーンエイザー」 渡邉築 (10.11.21)/

 < トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド >
  > 「ベンチ」 岸本斉史 (10.10.9)
  > 「ばんからさんが通る」 空知英秋 (10.10.17)
  > 「Moon Walker LTD.」 許斐剛 (10.10.24)
  > 「ポー」 うすた京介 (10.10.31)
  > 「SUCCEED」 秋本治 (10.11.7)
  > 「KINTOKI -金目族のトキ-」 鳥山明 (10.11.14)
  > 「トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド」の中で
           一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.11.14)

  > 「刑事シゲさん」 松田俊幸 (10.10.17)

  > 「メルヘン王子グリム(2010年41号版)」 渡邉築 (10.9.13)

 < 第6回 金未来杯 >
  > 「奇怪とんち噺 花咲一休」 小宮山健太 河田悠也 (10.7.26)
  > 「瞬間×ヒロイズム」 三浦悟 (10.8.2)
  > 「クロノマンション」 矢萩隼人 肥田野健太郎 (10.8.9)
  > 「宇宙卓球」 宇野智哉 (10.8.23)
  > 「戦国バショウ」 小倉祐也 (10.8.30)
  > 「第6回 金未来杯」エントリー作品の中で
           一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.8.31)


 その他のジャンプ作品の当ブログ記事は、こちらからどうぞ!
               ↓↓↓
 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

週刊少年ジャンプ読切! 「ばんからさんが通る」 空知英秋

週刊少年ジャンプ 2010年11月1日号 NO.46週刊少年ジャンプ 2010年11月1日号 NO.46
佐々木尚

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 ジャンプから生まれた大物漫画家6名による読切企画“秋の超豪華大物読切シリーズ!! トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド”の第2弾として、週刊少年ジャンプ2010年46号(10月18日発売)に掲載された読切作品が、「ばんからさんが通る」です。

 作者の空知英秋(そらち・ひであき)は、説明するまでもないとは思いますが、大ヒット作「銀魂」が現在も本誌で連載中です。

 元々空知英秋は読切作品で高い評価を受けていまして、デビュー作の「だんでらいおん」(2002年42号)、2作目の「しろくろ」(2003年17号)と、赤マルなどを経由せずいきなりの本誌連続掲載でしたし、翌年には「銀魂」で早くも初連載となったわけですからね。

 その「銀魂」が連載開始された2004年以降の読切作品の発表は、ジャンプ本誌では本作が初となりますが、2008年には“ジャンプスクエア(2008年3月号)”にて読切作品「13(サーティーン)」を発表しています。

 ちなみに、「だんでらいおん」「銀魂」単行本の1巻(Amazonへのリンク)に、「しろくろ」2巻(Amazonへのリンク)に、「13(サーティーン)」24巻(Amazonへのリンク)に収録されています。


 内容の方は、後ほど追記します。


 ちなみに、扉絵に付けられている煽り文は、

まだ見ぬ最強 まだ見ぬ伝説!! 漢(おとこ)の背中に刻み込め!!

☆漢一匹通ります! 伝説の学園青春番長読切! C(センター)カラー49P!!

というものでした。

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 【「トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド」関連記事】

  > 「ベンチ」 岸本斉史 (10.10.9)
  > 「ばんからさんが通る」 空知英秋 (10.10.17)
  > 「Moon Walker LTD.」 許斐剛 (10.10.24)

  > 「ポー」 うすた京介 (10.10.31)
  > 「SUCCEED」 秋本治 (10.11.7)
  > 「KINTOKI -金目族のトキ-」 鳥山明 (10.11.14)

  > 「トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド」の中で
     一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.11.14)


 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2010年10月15日 (金)

『小さいおうち』 中島京子 > 「このミス」完全読破 No.375

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.375

 『小さいおうち』 中島京子

   「このミス」2011年版 : 投票数0

   受賞(候補) : 「直木三十五賞」受賞

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.10.4 ~ 読終:2010.10.4

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年5月>

小さいおうち (文春文庫)小さいおうち (文春文庫)
中島 京子

文藝春秋 2012-12-04
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 第143回直木賞(2010年春)を受賞した作品です。

 作者の中島京子は、これまで文学的な作品を発表してきたそうで、本作も噂というか情報を見聞きした感じでは、やはり文学的な作品のようでした。

 となると、「このミス」の対象とはならなそうなのですが、ただあらすじなどを読んでみると、少しミステリ的な演出もあるかもしれないようにも思えたので、試しに読んでみたのです。

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 主人公は若い女中で、この主人公の目を通して、戦前~戦後における日本の姿が描かれていきます。

 女中とはいっても、大きな屋敷で働いているのではなくて、親子3人が暮らす一軒家で家族の一員のように働いているので、この主人公を含めた一つの家族の物語でもあります。

 そして、戦争が題材とはなっているものの、生々しい戦争体験が描かれるわけではなくて、あくまで一般人が普段の生活の中で体感した戦争へと向かっていく日本&戦争中の日本が描かれていて、しかもほのぼのとした雰囲気があるほどなのですね。

 家族物語としても、戦争物語としても、そして時代物語や恋愛物語としても、ほのぼのとしながらも心に染み入るドラマ性がさわやかに胸を打つので、女性により好まれそうな作風に感じました。

 そんな感じで終わるのかと思いきや、現代編となる最終章において、ミステリ的な展開によっていくつもの真実が明らかになっていくのですねェ。

 とはいってもそんなにミステリ度が高いわけではないのですが、新たに提示される真相によって、それまでの主人公の物語がまた一段と深みと感動を生み出しているので、物語全体からみても見事な仕掛けとなっているように思いました。


  > 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★          主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★      人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


 「セカンド・ラブ」乾くるみ <<< PREV/NEXT >>> 「瑠璃玉の耳輪」津原泰水 尾崎翠

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年10月12日 (火)

『セカンド・ラブ』 乾くるみ > 「このミス」完全読破 No.374

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.374

 『セカンド・ラブ』 乾くるみ

   「このミス」2011年版 : 44位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 13位

   読始:2010.10.1 ~ 読終:2010.10.3

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年9月>

セカンド・ラブ (文春文庫)セカンド・ラブ (文春文庫)
乾 くるみ

文藝春秋 2012-05-10
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 乾くるみの代表作といえば、なんといってもNo.68「イニシエーション・ラブ」でしょう。

 恋愛小説でしかなかったものが、最後の2行だけでミステリ小説へと変貌を遂げるという衝撃的な内容で、数ある“アッと驚くどんでん返し本”の中でもトップクラスの知名度なのではないでしょうか。

 その反響はミステリ好きに留まらず、文庫版が発売されてからは一般にも浸透し、いまだに大ヒットを続けていますからね。

 そんな「イニシエーション・ラブ」に続く“驚愕の恋愛ミステリーシリーズ”の第2弾となるのが本作です。

 ちなみに、タロットカードをモチーフとした“タロット・シリーズ”としては、「塔の断章(塔)」「イニシエーション・ラブ(恋人)」「リピート(運命の輪)」に続く4作目ですが(カードは「女教皇」)、このシリーズは別に話に繋がりがあるわけではないので、順番に読む必要はありません。

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 それで内容の方ですが、前作の“続編”というよりは“姉妹編”なので、ストーリー的な繋がりもないし共通する主要人物も出てきません。

 ただ、前作と同様に男目線での童貞純愛物語が繰り広げられていくのです。

 これがやはりクライマックスまで続いて、最後の最後に驚きの真相が明らかにされてミステリ小説に姿を変えるところも前作と同様ですね。

 そして本作は、上に書いたように“続編”ではなく“姉妹編”なので、前作を読んでいなくても、本作から読み始めても問題なく楽しむことが出来ます。

 しかし、最後まで読んでみると、“本作は前作を読んだ人に向けて書かれた作品なのではないか?”と思わされてしまうのですね。

 といっても、実は話に繋がりがあって.....という“姉妹編かと思ったら続編だった”パターンではなくて、トリックの仕掛け的に、前作で驚いた人を想定して作られているように感じるのです。

 まあここのところを詳しく書いてしまうと両作のネタバレになってしまうのでぼやかしておきますが、そういったところからも、本作は単体でも充分に楽しめるものの、前作を事前に読んで“「イニシエーション・ラブ」の第2弾を読むぞ!!”って心構えで読んだ方が、より楽しむことが出来ると思います。

 あと本作の仕掛けを単体で見てみると、やはり贔屓目に見てもあのとんでもない前作を超えるほどではないと思うので、物足りなさを感じる方も少なくはないでしょうが、前作超えを目指した作品ではないですし、それでいて前作を踏まえた上での驚きを演出しているので、そういった作者の企みや挑戦的な部分も味わってほしいですね。

 それに、ラストのページが近づくにつれて、“この後にどんな真相が飛び出てくるのだろう.....”と本当に心臓の音が聴こえてくるくらいにドキドキしてしまったので(これは前作を読んでいてこそのドキドキでしょうね)、このドキドキを味わえただけでも大満足でした。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★★★☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★       鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度 : ★★★★      おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★          主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★★    人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★★★   感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★     気軽に読める度 : ★★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “ 乾くるみ” 関連記事 】

  > No.726 「北乃杜高校探偵部」
  > No.560 「カラット探偵事務所の事件簿2」
  > No.501 「嫉妬事件」
  > No.374 「セカンド・ラブ」

  > No.360 「スリープ」
  > No.185 「六つの手掛り」
  > No.168 「カラット探偵事務所の事件簿(1)」
  > No.105 「クラリネット症候群」
  > No.068 「イニシエーション・ラブ」


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年10月11日 (月)

『隻眼の少女』 麻耶雄嵩 > 「このミス」完全読破 No.373

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.373

 『隻眼の少女』 麻耶雄嵩

   「このミス」2011年版 : 4位

   受賞(候補) : 「日本推理作家協会賞」受賞
            「本格ミステリ大賞」受賞

   総合ランキング : 「本格ミステリ・ベスト・オブ・ベスト10(1997-2016)」 17位
              「本格ミステリ・オールタイムベストアンケート」 66位

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 1位
              「週刊文春ミステリーベスト10」 4位
              「ミステリが読みたい!」 7位
              「キノベス」 29位
              「黄金の本格ミステリー」 選出

   読始:2010.9.29 ~ 読終:2010.9.30

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年9月>

隻眼の少女 (文春文庫)隻眼の少女 (文春文庫)
麻耶 雄嵩

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 この作品を読む前に、まずは発売に至るまでの経緯を知っておいた方が良いでしょうね。

 麻耶雄嵩は、デビュー作のNo.113「翼ある闇」からとんでもない仕掛けやトリックで読者を驚かせる(または唖然とさせる)問題作を発表し続け、カルト的な人気を得てきました。

 しかし、2005年のNo.38「神様ゲーム」を最後に、単行本の発売がストップしてしまったのです。

 ただ全くの音沙汰なし状態だったわけではなくて、「このミス」の“私の隠し玉”や「本ミス」の“新作近況会”などのコーナーで、毎年のようにある長編作品の刊行予定が書かれていました。

 その作品こそがこの「隻眼の少女」だったわけですが、カルト作家の久々の新作というだけでも期待は高まってしまっているのに、発売が予告されながらもそれが実現することがない状況が何年も続いていたため、ファンとしては“もうこのまま一生発売されないのではないか?”と不安と不信感に陥ってしまうほどでした。

 そしてとうとう2010年、シリーズ短編集No.343「貴族探偵」で5年ぶりに単行本が刊行されたのに続いて、ついにこの幻の作品の発売が現実のものとなったのですね。

 なので、発売されてからこの作品を知ったという方も、“そんな発売されただけで大変ありがたい作品なんだな~”と心に留めながら読んでみてはいかがでしょうか.....。

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 それで内容の方ですが、ある地方の村で起きた連続殺人事件に探偵が挑むという、典型的な設定の本格ミステリです。

 ただその探偵というのが、古風な装束を身にまとい扇子を携えた、負けん気が強くてちょっぴりツンデレな隻眼の少女、というところが異色さとなっていますかね。

 そんな探偵が手掛ける殺人事件というのがやはり奇怪で謎めいているのですが、捜査の過程などは驚くほど端正で直球な本格ミステリでして、クライマックスでは驚愕の真相が明らかにされたりするものの、麻耶作品としては“とんでも要素”の薄いストレートな作品といえるのではないでしょうか。

 とはいえ、作品の隅々に麻耶作品らしい捻りや小ネタが散りばめられていますし、「貴族探偵」同様に“探偵”に対する問題提起が込められていますし、真相も読後すぐに読み返したくなるような驚きがあるので、ぶっ飛び系の部分に関しては少々期待外れでしたが、それでもやっぱり麻耶作品の魅力が詰め込まれていて、何年も待ち続けた甲斐は十分にありましたね。

 なので、麻耶作品を未読な方がまず最初に読むのには最適なのではないかとも思うのですが、ただ本格ミステリを読み慣れていないと中盤の辺りは少し退屈さを感じてしまうかもしれないので、“本格ミステリ好きで麻耶作品を未読な方が最初に読むのに適した作品”といったところでしょうか。

 そして次に「螢」や「神様ゲーム」を読んで、そのとてつもない衝撃に心を痺れさせてもらいたいもんですねェ。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★★☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★★    鬼畜グログロ度 : ★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★★      おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★      感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★     気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “麻耶雄嵩”関連記事 】

  > No.825 「あぶない叔父さん」
  > No.793 「化石少女」
  > No.765 「さよなら神様」
  > No.696 「貴族探偵対女探偵」
  > No.454 「メルカトルかく語りき」

  > No.373 「隻眼の少女」
  > No.343 「貴族探偵」
  > No.146 「螢」
  > No.113 「翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件」
  > No.038 「神様ゲーム」


 「ドゥルシネーアの休日」詠坂雄二 <<< PREV/NEXT >>> 「セカンド・ラブ」乾くるみ

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年10月 9日 (土)

週刊少年ジャンプ読切! 「ベンチ」 岸本斉史

週刊少年ジャンプ 2010年10月25日号 NO.45週刊少年ジャンプ 2010年10月25日号 NO.45
佐々木尚

集英社 2010
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 ジャンプから生まれた大物漫画家6名による読切企画“秋の超豪華大物読切シリーズ!! トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド”の第1弾として、週刊少年ジャンプ2010年45号(10月9日発売)に掲載された読切作品が、「ベンチ」です。

 作者の岸本斉史(きしもと・まさし)は、説明するまでもないとは思いますが、大ヒット作「NARUTO-ナルト-」が現在も本誌で連載中です。

 この「NARUTO」が連載開始された1999年以降の読切作品発表は今回が初となりますが、連載前に発表された読切作品としては、“赤マルジャンプ1997WINTER”に「カラクリ」(デビュー作)、“赤マルジャンプ1997SUMMER”に「NARUTO」、本誌1998年4・5合併号に「カラクリ」(本誌デビュー作)があります。

 ちなみに、赤マル版「カラクリ」「NARUTO-ナルト-[秘伝・皆の書]」(Amazonへのリンク)に、赤マル版「NARUTO」「NARUTO-ナルト-[秘伝・兵の書]」(Amazonへのリンク)に収録されています。


 内容の方は、熱血中学野球漫画です。

 都会から引っ越してきた新人の山口勤は、太った体型からの想像通りにチーム分けテストでは最下位だったため、落ちこぼれが集まるDチームに入ることに。

 そのDチームでは、阪神好きの虎刈り投手・王雅之などのわけありメンバーが、マトモな練習も出来ず雑用に明け暮れる日々を送っていました。

 野球に対し真面目に向き合う山口の加入によりメンバーの心境にも変化が表れてくる中、Aチームのエース投手・小野寺仁らともめ事が起き、Aチーム対Dチームの野球対決が行われることに.....。


 というわけで、異世界忍者アクション漫画である「NARUTO」を読み慣れているだけに、同じ絵で現代の中学生野球漫画という全く別ジャンルの話が展開されていくというのは、なかなか新鮮で面白かったですね。

 そして内容は、最近のジャンプでは連載作品が惨敗続きで鬼門となっているスポーツ物なわけですが、落ちこぼれチーム(選手)とエリートチーム(選手)が対戦するという定番的な展開ではあるものの、そこに持っていくまでの伏線の散りばめ方や、クライマックスでそれをまとめて対戦場面を盛り上げる演出などによって、その定番的展開を上手く話の中に馴染みこませていたように思いました。

 それに、読切のページ数の中でもキャラクターがある程度出来上っていて、それぞれのキャラのその後が気になり続きも読んでみたくなってしまうところなど、やはり新人とは違う“読ませる力”を感じましたね。

 まあ、スポーツ物というジャンル的にもそうだし、現実世界の現実的な話ということもあって特別驚くような展開とか演出・真新しさがあるわけではないので、“「NARUTO」の作者の読切作品”という期待感からすると物足りなさを感じてしまう方も少なくなさそうですが、「NARUTO」連載中だからこそ挑戦できた作品なのかもしれないので、作者の新たな一面を見れたという意味でも、この企画の意義、そしてこの作品が発表された意義があったのではないでしょうか。


 ちなみに、扉絵に付けられている煽り文は、

野球だけはあきらめねえ。 いつだってベンチ(オレ達)はここに…!!

☆岸本斉史がグラウンドに描く
     汗と涙のド熱血野球読切! C(センター)カラー49P!!

というものでした。


 

  投票受付期間:2010.10.9~10.16

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  投票受付期間:2010.11.14~11.22

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 【「岸本斉史」関連記事】

  > 「BORUTO-ボルト- -NARUTO NEXT GENERATIONS-」
     岸本斉史 池本幹雄 小太刀右京 > 週刊少年ジャンプ月1連載! (16.3.28)

  > 「NARUTO-ナルト-外伝 ~満ちた月が照らす道~」
     岸本斉史 > 週刊少年ジャンプ読切! (16.3.22)

  > 「NARUTO -ナルト- 外伝 ~七代目火影と緋色の花つ月~」
     岸本斉史 > 週刊少年ジャンプ短期連載! (15.3.30)

  > 「ROAD TO NARUTO THE MOVIE」 岸本斉史
     > 週刊少年ジャンプ読切! (12.7.23)

  > 「ベンチ」 岸本斉史 > 週刊少年ジャンプ読切! (10.10.9)


 【「トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド」関連記事】

  > 「ベンチ」 岸本斉史 (10.10.9)
  > 「ばんからさんが通る」 空知英秋 (10.10.17)
  > 「Moon Walker LTD.」 許斐剛 (10.10.24)

  > 「ポー」 うすた京介 (10.10.31)
  > 「SUCCEED」 秋本治 (10.11.7)
  > 「KINTOKI -金目族のトキ-」 鳥山明 (10.11.14)

  > 「トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド」の中で
     一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.11.14)


 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2010年10月 8日 (金)

「このミス2011年版」月別ランクイン候補作品(2010年10月)

 昨年(2010年版)から始めたこの“月別ランクイン候補作品”ですが、「このミステリーがすごい!2011年版」対象作品についても引き続き実施していこうと思います。

 この“月別ランクイン候補作品”とは、自分は日頃から“どんな作品が「このミス」にランクインしそうかな?”と色々とチェックしているので、どうせならそれを発売された月別にまとめてしまおう!ということで始めた企画です。

 ここでは、とりあえず「このミス」の対象になりそうな作品をピックアップして、“作者の過去実績”や“なんとなくの前評判”を元に、推測されるランクインの可能性ごとに3段階に分けて並べています。

 ちなみに、これを書いている時点では作品をまだ読んでいない状況になると思うので、この3段階の分類は、作品を読んだ上で決めたものではありませんので、その点ご了承ください。

 なお、読んだ上でのランクイン予想に関しましては、「このミス2011年版」下半期のランクイン作品予想の方をご覧ください。 

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 >> 2010年10月発売の最有力候補っぽい作品 <<


 【 撃てない警官 / 安東能明 】

 

撃てない警官撃てない警官
安東 能明

新潮社 2010-10
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  > 管理部門でコツコツ出世し、警視総監直属のエリート部署に配属された。
  > だが、そこで待っていたのは屈辱の左遷……。
  > 捜査のイロハも知らない警部・柴崎令司が、
  > 所轄の現場で屈託を抱えながらも体験する人生初の泥臭き日々。
  > リアルで身に沁みる傑作警察小説集!


 日本推理作家協会賞短編部門受賞作「随監」を収録した警察小説の連作集です。

 「このミス」と日本推理作家協会賞との相性はかなり良く、2000年以降に受賞した27作中18作品がランクインしています。

 そのうち短編部門だけだと8作中5作品がランクインで、さらに今回のように受賞作を収録した単行本が受賞後に発売された作品に限れば6作中5作品がランクインとなっているのです。

 その中には、一般受けはしない内容ながら初ランクインで1位となってしまったNo.47「独白するユニバーサル横メルカトル」(平山夢明)なんかもあったりするので、この安東能明も本作で初ランクインとなる可能性は大いにありえるのではないでしょうか。


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
              >> No.392 『撃てない警官』 安東能明

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 >> 2010年10月発売の有力候補っぽい作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
 * 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数


   白銀ジャック / 東野圭吾 (15作)  <感想記事はこちら>
   灰色の虹 / 貫井徳郎 (2作)
   ウラジオストクから来た女 函館水上警察 / 高城高 (2作)
   郷愁という名の密室 / 牧薩次 (1作)

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 >> 2010年10月発売の候補っぽい作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
 * 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数


   還暦探偵 / 藤田宜永 (6作)
   西方之魂 / 花村萬月 (5作)
   舞田ひとみ14歳、放課後ときどき探偵 / 歌野晶午 (3作)
   幻視時代 / 西澤保彦 (2作)
   鋼鉄の叫び / 鈴木光司 (2作)
   線の波紋 / 長岡弘樹 (1作)
   刑事のはらわた / 首藤瓜於 (1作)
   YOU! / 五十嵐貴久 (1作)
   白日夢 素行捜査官2 / 笹本稜平 (1作)
   at Home / 本多孝好 (1作)
   ツナグ / 辻村深月
   華竜の宮 / 上田早夕里 
   太陽が死んだ夜 / 月原渉
   ボディ・メッセージ / 安萬純一
   密姫村 / 乾ルカ
   沈黙の檻 / 堂場瞬一
   ツリーハウス / 角田光代
   凍 花 / 斉木香津
   月と詐欺師 / 赤井三尋
   お初の繭 / 一路晃司
   明日の雨は。 / 伊岡瞬
   新・新本格もどき / 霧舎巧
   ストーンエイジCITY アダム再誕 / 藤崎慎吾
   犬たちの憂鬱 / 森田裕之
   白きバイカル / 園田豪
   私と悪魔の100の問答 / 上遠野浩平
   少女禁区 / 伴名練
   バイロケーション / 法条遥
   さよなら、ベイビー / 里見蘭
   ひなあられ / 日日日
   ピスタチオ / 梨木香歩
   チョコレート・ストーリー / 岡本知久
   沼津御成橋河童怪事件 / 仙石規

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  「このミス2011年版」月別ランクイン候補作品(2010年9月) <<<

  >>> 「このミス2012年版」月別ランクイン候補作品(2010年11月)


 「月別ランクイン候補作品」の一覧は、「このミス」完全読破 読破本リストにてご覧ください。

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年10月 7日 (木)

『ドゥルシネーアの休日』 詠坂雄二 > 「このミス」完全読破 No.372

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.372

 『ドゥルシネーアの休日』 詠坂雄二

   「このミス」2011年版 : 48位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.9.28 ~ 読終:2010.9.29

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年7月>

ドゥルシネーアの休日 (光文社文庫)ドゥルシネーアの休日 (光文社文庫)
詠坂 雄二

光文社 2016-03-11
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 詠坂雄二は、これまでは少々捻くれた異色本格ミステリを発表していて、昨年(2010年版)にはNo.403「電氣人閒の虞」で「このミス」初ランクインも果たしました。

 そして2010年最初の発表となったのが、本作です。

 しかし今回は、これまでの作品とは趣きを異にしていまして、なんと直球といってもいいほどのエンタメ作品に仕上がっているのですね。

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 物語は、奇妙な連続殺人事件を捜査する刑事をメインとした、警察小説として進んでいきます。

 しかし次の章に入ると、それまでの事件は中途半端な状態で横に置かれ、突如として学園ドラマが始まるのですから驚きました。

 ところがこれに終わらず、最終章に入ると、こんどはハードボイルド活劇的展開に突入していくのですからね。

 一見別のジャンルの話が3つ並べられているようですが、これが共通する流れを持った物語となっているので、一つの話で様々なエンタメ要素を味わうことのできるサービス満点の作品なのです。

 それに作品全体を貫く核部分にはやはり本格ミステリ的な要素が組み込まれていますし、エンタメとはいえ一筋縄ではいかない捻くれ具合が作中に歪さを生み出してもいるので、詠坂雄二らしさは健在なのですけどね。

 ただ残念だったのは、といってもこの作品のことではなく自分自身のことなのですが、これまでの詠坂作品を読まずにいきなり本作を手にしたことで、過去の作品からの変化・違いを(情報としては理解できても)身を持って感じることが出来なかったことです。

 もちろん、(過去の作品と繋がる部分があったりするものの)本作のみ読んでも全く問題ないのですが、この“作風の変化”も本作の楽しみ所の一つだと思うので、せめて「電氣人閒の虞」を先に読んでおきたいところでしたねェ。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★       鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★         人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “詠坂雄二” 関連記事 】

  > No.770 「ナウ・ローディング」
  > No.728 「亡霊ふたり」
  > No.595 「インサート・コイン(ズ)」
  > No.403 「電氣人閒の虞」
  > No.372 「ドゥルシネーアの休日」


 「熱愛」香納諒一 <<< PREV/NEXT >>> 「隻眼の少女」麻耶雄嵩

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年10月 6日 (水)

『熱愛』 香納諒一 > 「このミス」完全読破 No.371

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.371

 『熱愛』 香納諒一

   「このミス」2011年版 : 51位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.9.25 ~ 読終:2010.9.28

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年9月>

熱愛 (PHP文芸文庫)熱愛 (PHP文芸文庫)
香納 諒一

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 まるで恋愛小説のようなタイトルです。

 がしかし、車内で銃が暴発して同乗者の頭を撃ち抜き、その死体と血まみれの車の処理に困って掃除屋を呼ぶ、というタランティーノ映画で観たことのあるようなドギツイ場面から始まるので、恋愛小説とは正反対といってもいいくらいの内容なのですけどね。

 まあ作者名を見れば、そして香納作品を読んだことがあるならば、こんなタイトルであっても中身はハードボイルドな世界であることが容易に想像できると思いますが。

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 主人公は元刑事で、ヤクザからの依頼を受け探偵と化して人探しを行うことになります。

 その探す相手というのが“ミスター”と呼ばれる伝説の殺し屋でして、この人物を探る過程で、過去の因縁や現在進行形の抗争・愛憎劇に巻き込まれながら、クライマックスへと突き進んでいきます。

 というわけでこんなタイトルではあるもののかなり男くさいハードボイルド作品なのですが、香納作品らしい渋かっこいい魅力がありますし、ストーリー的にも様々な要素が段々と集約していって最後には二転三転するなど、なかなか凝った作りでもあるので、こういった作品世界が好きな人なら読み応え充分なのではないでしょうか。

 そしてそれ以上に、心に闇を持つ主人公自身の物語や、行動を共にすることになる落ちこぼれヤクザ兄弟との次第に深まっていく心の交流などが、この作品の渋かっこ良さをさらに高めていますし、とても胸を打つ感動物語にもなっているのですよね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★       鬼畜グログロ度 : ★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★★★★    主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★         人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “香納諒一” 関連記事 】

  > No.1027 「完全犯罪の死角 刑事花房京子」
  > No.0819 「刑事群像」
  > No.0750 「無縁旅人」
  > No.0639 「幸 SACHI」

  > No.0504 「心に雹の降りしきる」
  > No.0371 「熱愛」
  > No.0309 「虚国(蒼ざめた眠り)」
  > No.0108 「ステップ」
  > No.0059 「贄の夜会」


 「ブレイズメス1990」海堂尊 <<< PREV/NEXT >>> 「ドゥルシネーアの休日」詠坂雄二

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年10月 3日 (日)

「バナナマンのバナナムーンGOLD」本編&Podcast プレイリスト(2010年9-10月)

 「JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD」本編(ラジオ)&Podcastの、2010年9~10月のプレイリストです

 各話のタイトルは、自分で勝手に付けています(なのでセンスはないです)

 内容を細かく書いてしまうと、これから聴く方の楽しみを奪ってしまうことになるので、話に出てくる主なキーワードを並べるだけにしてみました


 / 放送日(収録日) / 本編 or P-C(Podcast) / 放送(収録)時間 /
 / “タイトル” / 「キーワード」(『』はメッセージ(メール)テーマ) /

 2013年7月1日から、「JUNK」のPodcastの
 更新期間(保存期間)が6か月となったので
 この時期に配信されたPodcast回は
 現在ダウンロードできません

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【 2010年 9月 】


09/03 本編 2:00:00 “日村の歯の治療状況と今後の計画”

 「ミスでJUNK ZERO時代のジングル流れる」「先週のダメ人間対
 決回顧」「言ったこと忘れちゃう日村(小山に確認)」「鼻&喉手
 術で長期休業?」「日村が児嶋の面白さを力説」『バカの主張』
 「藤本&木下結婚」「日村・設楽の17歳上&下の女性芸能人」
 「200回記念ホリプロライブで久々の事務所ライブ出演」「キング
 オブコント決勝展望&予想」「ヒムペキ兄さん(“あー夏休み”を
 レインボーマン風に替え歌)」「マンガの名言」「日村さん、それ
 違いますよ」「有料配信開始」


09/03 P-C 0:50:03 “日村のスタッフ好感度を%投票で調査”

 「先週の“日村vs児嶋 スタッフ投票対決”回顧」「日村がコンビ間
 委縮」「日村と設楽どっちが好き?(?%-?%)対決」「及川の
 票を詮索」「日村vsトウモロコシ」「「日村vsラーメン」「設楽vsラー
 メン」

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

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09/10 本編 2:00:00 “『今年の夏の思い出報告』”

 「バナナムーンDVDの濃すぎる内容」「バイブ以降の日村を軽く
 回顧」「かじりパーティー計画」「衝撃受けた居酒屋での注文
 (日村基準)」「沖縄旅行中の食事(ソーキ問題)」「“ヒムケン”
 の由来(日村ケンイチではない)」「パペットマペットの正体は設
 楽?」「冷しトマト」「ヒムペキ兄さん(タイガー&ドラゴン)」「髭男
 爵ごっこ」「マンガの名言」「それ違いますよ」


09/10 P-C 0:27:38 “『今年の夏の思い出報告』~ひと夏の経験編”

 「髭男爵ごっこ」「恥ずかしがるオークラ」「オードリーの童貞喪失
 理論」「日村・設楽の童貞喪失年齢」「設楽と不倫したい人」「“バ
 ナナ炎”での“誰とでもセックスできる券”話」「お化け屋敷(戦慄
 迷宮)はカップル用?」「お会計ぇ~」「暑い中でのロケ」「オーク
 ラの夏休み(沖縄での食事)」「オークラの軽井沢合宿」「ゴッドタ
 ンなどのDVD告知」「有料配信紹介」

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

09/17 本編 2:00:00 “KOC決勝直前キンコメ&前回優勝東京03”

  ゲスト:東京03
       キングオブコメディ
  緊急生電話出演:大水洋介(ラバーガール)

 「TVダブルブッキングのため日村の顔にモザイク(放送中に番組
 名は伏せられてたけど"「リンカーン"にて)」「日村母・キミカや視
 聴者の反応」「日村の歯の治療状況」「小山からの日村入り時間
 変更情報が何度も」『東京03&キングオブコメディへの質問』「03
 が再び児嶋出演回を絶賛」「人力舎の上下関係」「児嶋&日村
 のダメ人間エピソードを2組に紹介」「キンコメ結成秘話」「"キン
 グオブコメディ"の由来」「バナナ&03が語るKOC決勝の緊張感」
 「優勝予想」「キンコメが決勝ネタの一番面白い所を披露」「絶対
 優勝すんぞ!」「使えるマンガの名言」「今野がラバガ大水に生
 電話で宣戦布告」「食べ物への執着がすごい高橋」「絶対歯治
 すぞ!」「優勝して変わったこと」「優勝賞金でのプレゼント約束」


09/17 P-C 1:04:57 “KOC決勝直前のキンコメ
                  &前回優勝東京03(Podcast版)”

  ゲスト:東京03
       キングオブコメディ

 「優勝するぞ!」「優勝後の影響(ネタのハードル)」「決勝で披露
 するネタ」「キンコメの武器」「ネタの制限時間とテンポ」「経験者
 からのアドバイス」「ダウンタウンとの絡み」「前日夜の過ごし方」
 「オークラの存在」「ネタ順」「優勝予想」「お互いに憧れている
 部分」「オークラからの評価」「03の1000万円の使い道」「服の趣
 味とセンス」「日村と今野の顔面パワー」「日村vs今野・白いタキ
 シードで現れたら変な方は?」「野球の審判がマスクを取った時
 により笑っちゃう方は?」

 * 関連する回については、ゲスト出演回リスト(2010年)参照

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

09/24 本編 2:00:00 “キングオブコント王者・キンコメが凱旋出演”

  終了直前飛び込みゲスト:キングオブコメディ

 「キングオブコント決勝の感想」「優勝直後の高橋に苦言」「バナ
 ナムーンとKOC優勝者のジンクス」「設楽の連休(母親孝行)」
 「日村の連休(軽井沢(浅間山)でバーベキュー)」「お祭りでり
 んご飴」「お祭りにりょうさん」『オレはやってやった!』「不良の
 良です(オークラ)」「ヒムペキ兄さん(睡蓮花で野球拳)」「とにか
 く使えるマンガの名言」「キンコメ登場」「優勝後の反響」「カミカ
 ミ高橋」「緊張しなかった今野」「キンコメに直接苦言」「優勝直
 後の心境」「優勝したよ!ホントだよ!」


09/24 P-C 0:59:03 “キンコメがキングオブコント優勝報告”

  ゲスト:キングオブコメディ

  「優勝の実感湧くキンコメ」「決勝前日」「カミ癖高橋にドキドキ」
 「2本目のネタ(教習所)の裏話」「優勝したよ!」「記者会見&打
 ち上げ」「優勝後の過ごし方」「設楽がお礼の品を催促」「賞金
 の使い道(記念品)を相談」「設楽・日村がキンコメ2人の買う記
 念品を決定」「賞金落としました」

 * 関連する回については、ゲスト出演回リスト(2010年)参照

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

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【 2010年 10月 】


10/01 本編 2:00:00 “日村に似合うファッションを考察”

 「声が枯れやすい日村」「年始の島田占いを振り返る」「日村の
 健康不安」「オークラの見た目の変わり様」「日村の着こなし」
 「今日の日村の服装をHPにアップ」「リスナーからの感想」
 『ボクがやってしまった間違ったオシャレ』「タバコ値上げ(離煙
 パイプ)」「ヒムペキ兄さん(アゲ♂アゲEVERY☆騎士を勉強ソ
 ングに)」「日村の真ん中分け写真をHPにアップ」「とにかく使え
 るマンガの名言」「日村さんそれ違いますよ」


10/01 P-C 0:12:06 “車の故障話”

 「タバコ値上がり」「大雨の中で設楽の車のワイパーが故障」
 「日村の車のシート誤作動」「日村が車で自宅に近づくとカー
 ナビからファンファーレ」「ロバート秋山の車故障話(夜中に突
 然クラクション)」

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

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10/08 本編 2:00:00 “『こんなにも負けますか!?』”

 「日村がライオンキングのシンバと飲む」「"PON!"に出演時のア
 ンジャ児嶋の醜態」「"ipponグランプリ"の日村にダメ出し」「ラジ
 オを一瞬忘れる日村」「寅さんのDVD」「テレビ局で少女時代と
 会う」「今日の日村の服装(普通)」「日村の梨パンティー」「小学
 生に全くハマらない日村」「AV大好き設楽」「ヒムペキ兄さん(
 ☆ピ~ス!でクルム伊達の応援ソング)」「何歳まで許される童
 貞&処女」「マンガの名言」「ラリゴが格闘技の大会に出場」
 「伝えたい話を上手く伝えられない日村」「日村さんそれ違いま
 すよ」


10/08 P-C 0:22:48 “DVD&日村の車&暗闇&ドーナツ”

 「バナナ炎・旅編DVD&バナナムーンDVDの告知」「先週話した
 日村車のカーナビからファンファーレ&シート誤作動、その後」
 「急にスタジオの照明が暗くなる」「日村と設楽、暗闇にいたら怖
 いのはどっち?」「設楽が好きなドーナツ(マラサダ)」「日村が好
 きなスイーツ」

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

10/15 本編 2:00:00 “『バカあるある』”

 「三宅裕司モノマネ」「本日ギャラ日」「年収億を断固否定」「河本
 入院」「オークラが勘違いでドロ~リのマネして恥かく」「眠くなる
 まで寝なくなった設楽」「チリ落盤事故救出」「最近の芸能ニュー
 ス(エド,広末,上戸,AKB秋元,天山)」「広末を2回乗せたタクシー
 運転手」「来週さまぁ~ず三村ゲスト」「来週ストリーミング放送
 (PCでも生放送)」「"イチハチ"での日村に設楽愕然(設楽の鼻
 ラッパ)」「"さきっちょ"に日村ゲスト(日村が頑張ると設楽が空
 回り)」「ヒムペキ兄さん(バンビーナでお菓子名羅列)」「マンガの
 名言」「綾瀬はるかのエピソード」「日村さん、それ違いますよ」


10/15 P-C 0:48:50 “日村が禁煙宣言&歯の治療状況”

 「離煙パイプ」「うんこの匂いがする日村の車」「指の間からおち
 んちん」「ニコチン中毒の数値」「日村の歯の治療状況」「肉ばっ
 かり食べるロケ」「今後の治療予定」「日村とブリッジ(歯)」「歯の
 夢にうなされる日村」「来週ゲストのさまぁ~ず三村に聞きたい
 こと」「お互い売れてない頃のさまぁ~ずとのエピソード(席順交
 代要求)」「来週ストリーミング放送」「バナナムーンDVD、設楽
 主演映画、単独ライブDVDの告知」「“インシテミル”に日村が声
 だけ出演」「映画の規模の違いにいじける設楽」

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

10/22 本編 2:00:00 “三村と語るマジで熱いお笑い芸人論”

  ゲスト:三村マサカズ(さまぁ~ず)

 「今日はストリーミング(インターネット)放送」「日村に似たカエル
 (アフリカウシガエル)」『三村への質問&3人で話してほしいこと』
 「マンガの名言」「"内さま"打ち上げで三村少し遅れる(お酒飲ん
 でる疑惑)」「三村登場」「話しながらおちんちんの絵を描く三村」
 「お互いのギャラ探り合い」「3人時代のさまぁ~ず(バカルディ)」
 「同期や近い芸歴の芸人との関係(爆笑問題,ホンジャマカ,浅草
 キッド,山崎邦正)」「設楽が三村に謝りたかった若手時代の出来
 事(席順交代要求)」「"なるほどザワールド祭典SP"でのとんね
 るずやダウンタウンとのエピソード」「ホリプロとM2カンパニー
 (ホリプロコム)の吸収合併裏話と問題点」「お笑い芸人になるの
 にお勧めの事務所」「若手芸人へのアドバイス」「一般的になっ
 たお笑い用語」「日村の現状の解決策(結婚)」「日村を他人と思
 えない三村」「バナナマンにここだけは負けない所&負ける所」
 「日村の二の線問題に気付いてた三村」「仕事ない時代の三村
 の名言」「バナナマンへのアドバイス(脱落者が年に2組、お笑い
 ポイントに数える番組)」「面白さへの嫉妬がハンパない三村」
 「日村に劣等感抱く三村」「"マルさま"ゲスト基準」「さまぁ~ず
 2人の仲」「お笑いざっくり年表」「三村が尊敬する芸人」


10/22 P-C 0:47:06 “三村とさらに語るマジで熱いお笑い芸人論”

  ゲスト:三村マサカズ(さまぁ~ず)

 「本編の“2年後に脱落者が2組”話の続き」「芸能界の本道と側
 道」「お笑い界の若貴」「また高速道路乗った芸人(有吉)」「再ブ
 レイクのきっかけ(ナイナイ岡村とのエピソード)」「改名の影響
 &裏話」「内Pやリンカーンに出演して設楽が学んだこと」「若手
 時代の1打席(失態)」「内P大喜利裏話(雑で無謀な若手芸人)」
 「井戸田発案“ホリプロ一枚岩計画(事務所パワー)”について
 考察(ホリプロの若手芸人への叱咤)」「ホリプロの目黒笑売塾
 で話す三村(ピンときてない塾生)」「巨万の富を得るには(成功
 した先輩芸人の実行力)」「単独ライブを続ける意味」

 * 関連する回については、ゲスト出演回リスト(2010年)参照

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

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10/29 本編 2:00:00 “『これっていります?』”

 「あごのたるみが増した日村(ヒムラ・デラックス)」「面と向かっ
 て話すのはラジオくらいなバナナマン」「禿げるのかと思ってい
 たら禿げなかった設楽」「日村の生え際(産毛)・白髪」「日村を
 あえて褒めるなら(言葉)」「母性本能くすぐる設楽」「タキシード
 似合う日村」「突飛なファッション」「先週(さまぁ~ず三村ゲスト)
 の反響」「バナナ炎DVDイベント」「車を自動車と言う日村」「"裁
 判長~"スピンオフのDVD発売を知らされない日村」「映画舞台
 挨拶の思い出(刑事4)」「服のタグ」「放送倫理・自主規制(日村
 の声でゲロ)」「オークラにもメール読ませる」「乳首感じない日
 村」「ヒムペキ兄さん(Geeに日本業界独特ルール盛り込む)」
 「マンガの名言」「スーパー堤防」「婚約指輪と結婚指輪」「座高」
 「チン毛をカット」


10/29 P-C 0:47:15 “日村が先週言えなかった本音の話”

 「先週(三村ゲスト)回顧」「正月旅行(バリ)のチケット入手困難」
 「まぁだから(を早く言う)選手権」「ジョニーデップ・オークラ」
 「相方褒め禁止」「天才・凡才・秀才」「ゲストとの深い話になる
 と全く会話に参加できない日村」「的外れなことを言って意見を
 否定されがちな日村」「バナナマン(個人)の今後の方向性へ
 の不安」「日村がやりたい仕事」「統におまかせ日村」「運命共
 同体バナナマン」「2年後いなくなっちゃう不安と対策」「日村が
 寝る時思うこと(仕事上で設楽に求める部分)」「自由を与える
 ウンコになっちゃう日村」「ピン活動の良し悪し」「腹割った話の
 重要性」

 「今週のバナナマン(TBS RADIO)

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 【2010年の「バナナマンのバナナムーンGOLD」関連記事】

  > Podcast おすすめ回リスト(2009-2010年) (12.7.30)

  > Podcast ゲスト出演回リスト(2010年) (10.6.30)

  > Podcast 簡易版プレイリスト(2010年) (11.7.1)

  > 本編&Podcast プレイリスト(2010年1-3月) (10.1.8)
  > 本編&Podcast プレイリスト(2010年4-6月) (10.5.10)
  > 本編&Podcast プレイリスト(2010年7-8月) (10.7.3)
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  > 本編&Podcast プレイリスト(2010年11-12月) (10.11.13)


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『ブレイズメス1990』 海堂尊 > 「このミス」完全読破 No.370

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.370

 『ブレイズメス1990』 海堂尊

   「このミス」2011年版 : 投票数0

   受賞(候補) : (「吉川英治文学新人賞」候補)

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.9.24 ~ 読終:2010.9.24

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年7月>

ブレイズメス1990 (講談社文庫)ブレイズメス1990 (講談社文庫)
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 No.347「ブラックペアン1988」に続く、シリーズ2作目です。

 まあシリーズといっても、海堂作品は全ての作品に繋がりがあるため、全作品が一つのシリーズといってもいいくらいなのですけどね。

 その中でも特に、記念すべきデビュー作「チーム・バチスタの栄光」を始めとした”バチスタ・シリーズ”や「極北クレイマー」と大きな繋がりがあります。

 とはいえ、それらの作品を事前に読んでいなくても問題なく楽しめますが、話の流れもあるので出来るなら前作だけでも読んでおいた方がより楽しめると思いますけどね。

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 それで内容の方ですが、タイトルからもわかるように、前作から2年後の話となっています。

 舞台となる医大病院に、また新たな個性の強い医師がやってきて、病院内を大きくかき回していくのです。

 この型破り医師と、前作から2年が経って新人医師から抜け出した感のある主人公との物語を基本線に話が進められるため、型破り医師2人の間で主人公が翻弄されていた前作と比べると、幾分シンプルな印象となっていました。

 それでもやはり、医療問題など考えさせられる内容を直球のエンタメ作品として読ませてしまうのはさすがですね。

 そしてやっぱり読後は、他の海堂作品を読み漁りたくなってしまいました。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “海堂尊”関連記事 】

  > No.370 「ブレイズメス1990」
  > No.347 「ブラックペアン1988」
  > No.334 「マドンナ・ヴェルデ」
  > No.319 「ジーン・ワルツ」


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年10月 2日 (土)

『綺想宮殺人事件』 芦辺拓 > 「このミス」完全読破 No.369

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.369

 『綺想宮殺人事件』 芦辺拓

   「このミス」2011年版 : 10位

   受賞(候補) : (「本格ミステリ大賞」候補)

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 4位
              「週刊文春ミステリーベスト10」 8位
              「ミステリが読みたい!」 9位

   読始:2010.9.21 ~ 読終:2010.9.22

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年4月>

綺想宮殺人事件綺想宮殺人事件
芦辺 拓

東京創元社 2010-04-28
売り上げランキング : 286213

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 探偵小説の三大奇書といえば、言うまでもなく「ドグラ・マグラ」(夢野久作) 「黒死館殺人事件」(小栗虫太郎) 「虚無への供物」(中井英夫)の3作品。

 そのうちの「黒死館」を意識して書かれたのが、この現代の奇書たる本作です。

 ”最後の探偵小説、あるいは探偵小説の最期”という挑発的な煽り文句が付けられているわけですが、作者本人は”本格ミステリーに対する自爆テロあるいは壮大なスベリ芸”と称してもいますね。

 ちなみに、”森江春策の事件簿シリーズ”の18作目でもありますが、これまでのシリーズ作品を読んでいなくてもそれほど問題はないのではないでしょうか。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 そして内容の方ですが、奇怪な館で奇怪な連続殺人事件が起き、探偵が真相に迫っていくという、典型的な本格ミステリです。

 ただしかし、冒頭から最後まで、古今東西の衒学趣味(ペダントリー)的蘊蓄の嵐で埋め尽くされているのです。

 蘊蓄の合間を縫って事件やストーリーが進んでいくかのように感じられるほどで、まさに”芦辺版「黒死館」”といった感じに仕上がっているのですね。

 なので、普通のミステリ好きの方なら、そのボリュームもあり読んでいて閉口してしまうかもしれませんが、このぶっ飛んだ作品世界が好きな方ならたまらないでしょう。

 それに、ミステリを小説として読むだけでなく、探偵論や本格ミステリ論など評論的な読み方もしていないと、この作品のテーマや本当の意味での面白さ・作者が伝えたいメッセージ性などわからないと思うので、いわゆるミステリ上級者向けの作品と言えるのかも。

 なので、とんでもない作品好きの自分ではありますが、なんかこの作品が放つ面白さを部分的にしか感じられなかったようで、ちょっと消化不良な読後感でしたかね。


  > 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★★    鬼畜グログロ度 : ★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★         人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★★    気軽に読める度 : ★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “芦辺拓” 関連記事 】

  > No.952 「ダブル・ミステリ」

  > No.780 「異次元の館の殺人」
  > No.704 「スチームオペラ 蒸気都市探偵譚」
  > No.697 「時の審廷」
  > No.684 「奇譚を売る店」
  > No.369 「綺想宮殺人事件」


 「七つの海を照らす星」七河迦南 <<< PREV/NEXT >>> 「ブレイズメス1990」海堂尊

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年10月 1日 (金)

『七つの海を照らす星』 七河迦南 > 「このミス」完全読破 No.368

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.368

 『七つの海を照らす星』 七河迦南

   「このミス」2009年版 : ランク外

   受賞(候補) : 「鮎川哲也賞」受賞

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 23位

   読始:2010.9.16 ~ 読終:2010.9.17

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2012年9月>

七つの海を照らす星 (創元推理文庫)七つの海を照らす星 (創元推理文庫)
七河 迦南

東京創元社 2013-05-21
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 第18回鮎川哲也賞を受賞したデビュー作です。

 とはいえこの作品は、「このミス」にランクインはしていません。

 ですが、今年発売された本作の続編であるNo.387「アルバトロスは羽ばたかない」がなかなか好評のようですし、この続編をより楽しむには事前に前作を読んでおいた方がよいという情報もあったので、まずは本作から読んでみたのです。

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 舞台となるのは児童養護施設で、主人公はそこで働く女性保育士。

 この施設内で噂される”学園七不思議”と、それに絡んだ謎で不思議な出来事が語られていく、連作集的な構成の作品です。

 というわけで日常の謎系ミステリなのですが、連作的だったものが最後に長編としての輝きを見せたりとか、真相がわかると同時に思わず表紙を見てしまうような遊び心があるなど、なかなか凝った作りで楽しめました。

 ただそんなミステリ部分以上に、この施設を舞台にした人間ドラマ・青春ドラマ部分が、爽やかさや楽しさの中にも考えさせられるものがあったりして、とても読み応えがありましたね。

 そして続編に対しての期待感&楽しみ度も、グンッと上がってしまいました。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★     鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “七河迦南”関連記事 】

  > No.601 「空耳の森」
  > No.387 「アルバトロスは羽ばたかない」
  > No.368 「七つの海を照らす星」


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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