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2010年9月 7日 (火)

『小暮写眞館』 宮部みゆき > 「このミス」完全読破 No.356

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.356

 『小暮写眞館』 宮部みゆき

   「このミス」2011年版 : 8位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「AXNミステリー 闘うベストテン」 5位
              「週刊文春ミステリーベスト10」 7位
              「ミステリが読みたい!」 17位

   読始:2010.8.11 ~ 読終:2010.8.15

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年5月>

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宮部 みゆき

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 宮部みゆきの3年ぶりとなる現代エンターテイメント作品です。

 主人公(高校生男子)一家が引っ越してきたのは、かつては歴史ある写真館だった家で、変わり者の両親は、外観をそのままに(看板も外さないまま)移り住むことに。

 そのために、旧写真館時代に関わるある奇妙な物が持ち込まれてしまうのですが、それをキッカケに主人公は、その奇妙な謎について調べていくことになります。

 というわけで、宮部みゆきお得意の“青春素人探偵ミステリ”ですね。

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 ただ、そういったミステリ的な展開が軸にあるものの、物語としては人間ドラマの方により重きが置かれている感じです。

 この一家やそこに絡んでくる人々というのは、どこかほのぼのとした雰囲気があって、読んでいて心地良いような温かさを感じる家族ドラマ・青春ドラマ・恋愛ドラマが展開されていきます。

 ただ、ほのぼのとした中にもそれぞれが心に抱えている闇のようなものがあるので、その部分が次第に表に出てくるにつれて、強烈なインパクトや壮絶な衝撃というタイプではないものの、各ドラマにとても深く胸に響いてくる味わいが生み出されていくのです。

 特に恋愛ドラマが、別に恋愛らしい恋愛というわけでもないし、話の中ではそれほど重要ではない感じだったのに、最後まで読めばこの作品の核であったことがわかるぐらいに、とても切なくて心に残るドラマとなっているのですね。

 “青春素人探偵ミステリ”部分をメインにするのであればもっと短くまとまっていたとは思うのですが、ただ人間ドラマの方をメインに据えて、ミステリ的な部分はあくまで人間ドラマを引き立たせる演出にしたことで、700ページを越えるほどのボリュームとなったのではないでしょうか。

 なので、この人間ドラマの部分を楽しめるかどうかで、この本の厚さに対する感覚も変わってくるのではないですかね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★★☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★       鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★      人間味ドラマ度 : ★★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★★★
   衝撃バカミス度 : ★★        気軽に読める度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “宮部みゆき” 関連記事 】

  > No.715 「ペテロの葬列」

  > No.638 「桜ほうさら」
  > No.589 「ソロモンの偽証」
  > No.500 「魔術はささやく」
  > No.356 「小暮写眞館」
  > No.174 「英雄の書」

  > No.100 「火車」
  > No.083 「名もなき毒」
  > No.077 「誰か」
  > No.035 「龍は眠る」
  > No.001 「模倣犯」


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