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2010年9月 2日 (木)

『闇の喇叭』 有栖川有栖 > 「このミス」完全読破 No.355

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.355

 『闇の喇叭』 有栖川有栖

   「このミス」2011年版 : 147位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 15位
              「週刊文春ミステリーベスト10」 17位

   読始:2010.8.9 ~ 読終:2010.8.10

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年6月>

闇の喇叭 (講談社文庫)闇の喇叭 (講談社文庫)
有栖川 有栖

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 有栖川有栖といえば、“学生アリス”や“作家アリス”などのシリーズものが人気ですが、本作はノンシリーズものと(今のところは)なっています。

 舞台は現代の日本、なのですが、太平洋戦争末期に史実とは違った出来事が起きたことをキッカケにして、現実世界とは少し違った姿に成長した、パラレル日本が舞台なのです。

 この作中の日本では、北海道がおかしなことになっていたり、ある制度が残っていたり、使用する言葉も制限があったりするのですが、この設定によって、現代日本に対する社会風刺が効いていたりもしますね。

 そしてそんな日本において、主人公を含めた高校生3人が活躍する、ミステリーYA!らしい青春ミステリでもあるのです。

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 ただやはり本格ミステリとして読むならば、一番影響のあるこの世界ならではの設定は、“探偵行為が法律により禁止されている”ということでしょう。

 “探偵が禁止された世界”において謎の殺人事件が起きることで、物語はより謎を深め、“探偵”という職業的存在が自然とクローズアップされていくのです。

 ただ、この設定が最大限に活かされていた、といった感じでもないのですよね。

 というのも、この設定が最大限に活かされた展開がこれから始まるか?と感じさせられるところで話が終わってしまうからなのです。

 なので序章を読み終えたような感覚で、作者自身もあとがきでそのようなことを書いているのですが、ただ続編があるのか(発表するのか)をはっきりとは書いていないので、ホントに序章だったのか、序章的な作品として完結したのかは、ちょっとわからないですね.....。

 ただもし続編が出たのならば、この1作目を下地としてとんでもなく面白くなるだろうことは本作を読めば想像出来るので、もちろんこの作品単体でもかなり楽しめるものの、発売が期待される続編に向けて今のうちに読んでおくべきだとも思いますね。

[後日追記]
 本作は、元々は理論社の叢書“ミステリーYA!”から発売されたのですが、その約3ヶ月後に理論社が民事再生法の適用を申請(いわゆる倒産)したため、翌年(2011年)に講談社から続編のNo.503「真夜中の探偵」と共に本作の再発版も発売されました。


  > 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★★    鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “有栖川有栖” 関連記事 】

  > No.959 「狩人の悪夢」
  > No.853 「鍵の掛かった男」

  > No.727 「江神二郎の洞察」
  > No.677 「論理爆弾」
  > No.503 「真夜中の探偵」
  > No.422 「長い廊下がある家」
  > No.355 「闇の喇叭」

  > No.216 「赤い月、廃駅の上に」
  > No.093 「女王国の城」
  > No.081 「双頭の悪魔」
  > No.067 「孤島パズル」
  > No.061 「月光ゲーム」


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