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2010年9月 1日 (水)

『死ねばいいのに』 京極夏彦 > 「このミス」完全読破 No.354

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.354

 『死ねばいいのに』 京極夏彦

   「このミス」2011年版 : 12位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「週刊文春ミステリーベスト10」 9位
              「ミステリが読みたい!」 19位

   読始:2010.8.9 ~ 読終:2010.8.9

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年5月>

文庫版 死ねばいいのに (講談社文庫)文庫版 死ねばいいのに (講談社文庫)
京極 夏彦

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 まあとにかくなんといっても、このとんでもないタイトルですよね。

 あまりに衝撃的なタイトルなため、どうやら広告を拒否されたりもしたそうですからねェ.....。

 それでこういったインパクトあるタイトルの作品の場合、内容はそれほどでもなくて名前負けしていることが多そうなので、あまり期待せずに読んだのですが、まあ内容の方もかなり衝撃的なものでして、名前負けなど全く感じないほどの問題作でした。

 ただやっぱり、タイトルを見ただけではどんな内容なのかわからないだろうし、こんなタイトルの小説の中身は一体どんなものなのか?といったドキドキ感と共に読んだ方が絶対に楽しめると思います。

 なので、これから読んでみようと考えている方は、この記事のこれより下、および他サイトや雑誌などにおける書評・感想・あらすじなどを目にせずに、まずはこの作品自体を読んでしまった方が良いでしょうね。

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 そんなわけでここからは、ネタバレとまではいきませんが、内容の方にもほんのちょっとだけ触れてみたいと思います。

 謎の男が、ある殺人事件の被害者女性と関わりがあった人々の元を訪ね、女性のことについて一人一人聞いてまわることから、連作集的な構成でもありますね。

 この謎の男というのは、無教養で無愛想で無礼なため、訪問される側の人間は自然と上から目線で応対するわけですが、それが会話が進んでいくにつれていつの間にか立場が逆転し、訪問される側の人間の負の本性・醜い感情がさらけ出されていくところが、鮮やかなほどに切れ味鋭いのです。

 そこの場面なんかはまさに「笑ゥせぇるすまん」のごとしで、“ドーン!!!!”と同じような効果のある決め台詞には、読んでいる自分までもが心を刃で貫かれるかのようでしたから.....。

 そう、出てくるのは確かに読んでいて嫌悪してしまう部分を持つ人々なのですが、ただこれだけ強調されると醜く見えるものの、普通の人が普通に抱えているようなレベルのものなので、自分の所にもしこの主人公が訪ねて来たら.....と考えると、やっぱり例の決め台詞を言われてしまうと思うのですよねェ。

 そんな考えさせられてしまうような内容で、なかなか難解なテーマとなってはいるものの、切り口はとてもシンプルで読み進めやすいですし、主人公が関係者に会っていくごとに事件の様相が明らかになっていくというミステリ的な展開もあるので、このタイトルにビビビッときたなら迷わず読むべきでしょう。

 ただやはり本作は“問題作”と言ってよいと思うので、好き嫌いははっきりと別れるでしょうけどね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★★☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★       鬼畜グログロ度 : ★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★      感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “京極夏彦” 関連記事 】

  > No.716 「書楼弔堂 破暁」
  > No.354 「死ねばいいのに」
  > No.300 「数えずの井戸」
  > No.094 「魍魎の匣」
  > No.066 「姑獲獲の夏」


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