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2010年8月

2010年8月31日 (火)

「第6回 金未来杯」エントリー作品の中で一番面白かった作品を決める投票を実施中です

 * 投票の受け付けは、9月20日をもって終了いたしました


 7月末から5週(合併号があったので期間的には6週?)に渡って行われた「第6回 金未来杯(ゴールドフューチャーカップ)」(新人漫画家の読み切り作品を毎週1作ずつ掲載し、読者アンケートにより優勝者を決めるという、この時期恒例の企画)も、とうとう最後のエントリー作品の掲載も終わり、全5作品が出揃いました。

 そこで、エントリー5作品の中で一番面白かった作品を決める投票をぜひとも実施しようと思い、各作品の当ブログ記事それぞれに、5作品中1作品のみに票を入れることができる投票を付け加えました。

 ただ、トップを飾った作品なんかは掲載されたのが1か月以上も前で、どうしても掲載されて間もない作品の方が有利になってしまうので、効果があるかどうかわからないけれど、こうして新たに投票専用の記事を書いてみたのです。

 なお、各作品の内容や、漫画家(原作者)の情報、作品ごとの投票結果(評価)に関しては、それぞれの記事をご覧ください。

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★エントリーNo.1 「奇怪とんち噺 花咲一休」 小宮山健太 河田悠也

  > 週刊少年ジャンプ読切! 「奇怪とんち噺 花咲一休」 小宮山健太 河田悠也


★エントリーNo.2 「瞬間×ヒロイズム」 三浦悟

  > 週刊少年ジャンプ読切! 「瞬間×ヒロイズム」 三浦悟


★エントリーNo.3 「クロノマンション」 矢萩隼人 肥田野健太郎

  > 週刊少年ジャンプ読切! 「クロノマンション」 矢萩隼人 肥田野健太郎


★エントリーNo.4 「宇宙卓球」 宇野智哉

  > 週刊少年ジャンプ読切! 「宇宙卓球」 宇野智哉


★エントリーNo.5 「戦国バショウ」 小倉祐也

  > 週刊少年ジャンプ読切! 「戦国バショウ」 小倉祐也


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  投票受付期間:2010.8.30~9.20

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 【「第6回 金未来杯」関連記事】

  > 「奇怪とんち噺 花咲一休」 小宮山健太 河田悠也 (10.7.26)
  > 「瞬間×ヒロイズム」 三浦悟 (10.8.2)
  > 「クロノマンション」 矢萩隼人 肥田野健太郎 (10.8.9)
  > 「宇宙卓球」 宇野智哉 (10.8.23)
  > 「戦国バショウ」 小倉祐也 (10.8.30)
  > 「第6回 金未来杯」エントリー作品の中で
           一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.8.31)


 【「2010年後半の読切」関連記事】

  > 「重装思春機兵ティーンエイザー」 渡邉築 (10.11.21)/

 < トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド >
  > 「ベンチ」 岸本斉史 (10.10.9)
  > 「ばんからさんが通る」 空知英秋 (10.10.17)
  > 「Moon Walker LTD.」 許斐剛 (10.10.24)
  > 「ポー」 うすた京介 (10.10.31)
  > 「SUCCEED」 秋本治 (10.11.7)
  > 「KINTOKI -金目族のトキ-」 鳥山明 (10.11.14)
  > 「トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド」の中で
           一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.11.14)

  > 「刑事シゲさん」 松田俊幸 (10.10.17)

  > 「メルヘン王子グリム(2010年41号版)」 渡邉築 (10.9.13)

 < 第6回 金未来杯 >
  > 「奇怪とんち噺 花咲一休」 小宮山健太 河田悠也 (10.7.26)
  > 「瞬間×ヒロイズム」 三浦悟 (10.8.2)
  > 「クロノマンション」 矢萩隼人 肥田野健太郎 (10.8.9)
  > 「宇宙卓球」 宇野智哉 (10.8.23)
  > 「戦国バショウ」 小倉祐也 (10.8.30)
  > 「第6回 金未来杯」エントリー作品の中で
           一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.8.31)


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 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2010年8月30日 (月)

週刊少年ジャンプ読切! 「戦国バショウ」 小倉祐也

週刊少年ジャンプ 2010年9月13日号 NO.39週刊少年ジャンプ 2010年9月13日号 NO.39
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 “第6回 金未来杯(ゴールドフューチャーカップ)”のエントリーNo.5として週刊少年ジャンプの2010年39号(8月30日発売)に掲載された読切作品が、「戦国バショウ(せんごく・ばしょう)です。

 作者の小倉祐也(おぐら・ゆうや)は、「砂人」で“十二傑新人漫画賞”(2004年9月)の審査員特別賞を受賞し、“赤マルジャンプ2005SPRING”にその「砂人」が掲載されてデビュー。

 その後は、“赤マルジャンプ2006SUMMER”に「プルシャンブルー」が掲載され、本作にて本誌デビューとなりました。


 内容の方は、タイムスリップ学園飛脚漫画です。

 時は戦国時代、殿から命を受けた姫側近の飛脚・バショウは、姫の元へと駆け付ける途中で奇妙な鳥居をくぐったところ、なんと現代にタイムスリップ!

 そこで姫にそっくりな女子高生・北条華音と出会い、華音を姫の生まれ変わりだと信じたバショウは、学校まで付いていって華音の身を守ることに.....。


 というわけで、タイムスリップものと学園ものとが組み合わさった作品ですが、主人公が実直で素直で前向きで強い信念を持った性格ということもあり、飛脚という職業にも合っていたし、とても好感の持てるキャラクターとなってしました。

 ただ、善人だと思っていた人が実は悪人(黒幕)だった、というありがちな展開は、同じ金未来杯エントリー作品の中でさえ被ってしまっているし、全体的にも既視感を覚える設定や展開が基本となっていたので、主人公のキャラが活かされた真新しい要素がもう少しあればさらに面白くなったのではないでしょうかね。


 なお、扉絵に付けられている煽り文は、

力の限り駆け抜ける!! 愛する者を守るため!!

☆ぶっちぎりハイスピード!!。
     戦国⇔現代タイムスリップ読切C(センター)カラー47P!!

というものでした。


 

  投票受付期間:2010.8.30~9.20

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  投票受付期間:2010.8.30~9.20

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 【「小倉祐也」関連記事】

  > 週刊少年ジャンプ読切! 「ツキミのソバ」 小倉祐也 (11.7.31)

  > 週刊少年ジャンプ読切! 「戦国バショウ」 小倉祐也 (10.8.30)


 【「第6回 金未来杯」関連記事】

  > 「奇怪とんち噺 花咲一休」 小宮山健太 河田悠也 (10.7.26)
  > 「瞬間×ヒロイズム」 三浦悟 (10.8.2)
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  > 「宇宙卓球」 宇野智哉 (10.8.23)
  > 「戦国バショウ」 小倉祐也 (10.8.30)
  > 「第6回 金未来杯」エントリー作品の中で
           一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.8.31)


 【「2010年後半の読切」関連記事】

  > 「重装思春機兵ティーンエイザー」 渡邉築 (10.11.21)/

 < トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド >
  > 「ベンチ」 岸本斉史 (10.10.9)
  > 「ばんからさんが通る」 空知英秋 (10.10.17)
  > 「Moon Walker LTD.」 許斐剛 (10.10.24)
  > 「ポー」 うすた京介 (10.10.31)
  > 「SUCCEED」 秋本治 (10.11.7)
  > 「KINTOKI -金目族のトキ-」 鳥山明 (10.11.14)
  > 「トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド」の中で
           一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.11.14)

  > 「刑事シゲさん」 松田俊幸 (10.10.17)

  > 「メルヘン王子グリム(2010年41号版)」 渡邉築 (10.9.13)

 < 第6回 金未来杯 >
  > 「奇怪とんち噺 花咲一休」 小宮山健太 河田悠也 (10.7.26)
  > 「瞬間×ヒロイズム」 三浦悟 (10.8.2)
  > 「クロノマンション」 矢萩隼人 肥田野健太郎 (10.8.9)
  > 「宇宙卓球」 宇野智哉 (10.8.23)
  > 「戦国バショウ」 小倉祐也 (10.8.30)
  > 「第6回 金未来杯」エントリー作品の中で
           一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.8.31)


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2010年8月29日 (日)

『堂場警部補の挑戦』 蒼井上鷹 > 「このミス」完全読破 No.353

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.353

 『堂場警部補の挑戦』 蒼井上鷹

   「このミス」2011年版 : 130位

   受賞(候補) : (「日本推理作家協会賞〈短編部門〉」
               候補作 『堂場警部補とこぼれたミルク』 収録)

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 27位

   読始:2010.8.6 ~ 読終:2010.8.7

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 文庫本 <2010年2月>

堂場警部補の挑戦 (創元推理文庫)堂場警部補の挑戦 (創元推理文庫)
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 4つの短編から成る連作集です。

 タイトルからして警察小説のようではありますが、しかし内容的には本格ミステリといえるでしょう。

 そして“ 当代一のへそ曲がり作家”と紹介されているだけあって、収録作は一筋縄ではいかない、とても捻くれたものばかりなのですね。

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 その捻くれ具合、へそ曲がり具合というのは、まず最初に収録されている「堂場警部補とこぼれたミルク」を読めば一目瞭然にわかると思います。

 とにかく凝りまくった構成で、それゆえに状況が掴めず唖然となってしまうほどなのですが、真相が明らかにされると見事にスッキリしてしまうということで、日本推理作家協会賞短編部門の候補作に選ばれたのも頷けるほどの怪作なのですから。

 続く話も、この1話目ほどではないとはいえ捻くれまくった作品揃いで、しかも最後まで読めば全ての話が一つに繋がってしまうなど、なんか読んでいて翻弄されっぱなしでしたからね。

 まあ、捻くれまくったり凝りまくったりといっても、読む人によっては面倒くさくウザったいような捻くれ方・凝り方と捉えるだろうし、“蒼井上鷹”の個性というか癖の強さが滲み出ているので、一般向けというよりは一部のマニア向けといった感じでしょうか。

 あと、“ドーヴァー警部シリーズ”(ジョイス・ポーター)のパロディ的な作品でもあるので、このシリーズを読んでいるとより楽しめると思いますが、読んでいなくとも問題なく楽しむことができるでしょう。


  > 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★      鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★★      おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★         主キャラ魅力度 : ★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★      気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


 「祈る時はいつもひとり」白川道 <<< PREV/NEXT >>> 「死ねばいいのに」京極夏彦

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年8月28日 (土)

『祈る時はいつもひとり』 白川道 > 「このミス」完全読破 No.352

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.352

 『祈る時はいつもひとり』 白川道

   「このミス」2011年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.8.2 ~ 読終:2010.8.5

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本(上・下) <2010年7月>

祈る時はいつもひとり 上 (幻冬舎文庫)祈る時はいつもひとり 上 (幻冬舎文庫)
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 昨年のNo.235「最も遠い銀河」 に続いて、今年も上下巻の大作を発表となりました(後日追記:ハードカバー版のことです)。

 今回は、調査屋が探偵となって人探しをする、捜索サスペンスといったところでしょうか。

 ただ捜索サスペンスといっても、探す相手と主人公との関係がかなり深いものだし、さらに動く場所も日本中どころか世界にまで広がるので、とにかくスケールが大きい作品なのです。

 そんなスケール感に、先が読めないハラハラドキドキな展開、複雑に絡み合う人間関係やストーリーなどによって、上下巻の厚さなど気にならないくらいにページが進んでしまいました。

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 そしてこの作品の一番の魅力といえば、なんといっても主人公のキャラクターでしょう。

 ヤクザを相手にしても、社会的に成功している人を相手にしても、全く臆することのない飄々とした性格で、自らが進む道がどんな困難でも信念と共に突き進んでいくところなどが、どこか原尞作品の探偵・沢崎(“探偵・沢崎”シリーズ)に似たハードボイルド的魅力があります。

 ただ本作の主人公は、おっさんではあるけれどかなり純粋な恋愛ドラマを演じますし、意外な人物との友情ドラマが繰り広げられたりと、そういった人間味の部分でもとても愛すべきキャラクターなのです。

 そんな主人公の周りには、自然と個性溢れるキャラクターの持ち主たちが集まってくるし、そんな登場人物たちが情熱的かつ軽快に絡んでくる人間ドラマが面白くないわけないですからね。

 それだけに、このラストにはもうなんとも言えない気持ちにさせられてしまったわけですが.....。

 このラストも嫌いではないですが、違った終わり方だったらさらに★が増えていたでしょうね.....。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★★★☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★★    人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★      感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “白川道”関連記事 】

  > No.352 「祈る時はいつもひとり」
  > No.235 「最も遠い銀河」


 「愚か者死すべし」原尞 <<< PREV/NEXT >>> 「堂場警部補の挑戦」蒼井上鷹

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年8月27日 (金)

>>MDB的コンピCD-25<< 「この邦楽シングルを聴け!1993年<通常版>」

>> MDB的コンピCD << とは?

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 「この邦楽シングルを聴け!1993年 <通常版>」

  * タイトル部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです


  01 : YAH YAH YAH / CHAGE & ASKA

     02 : 時の扉 / WANDS

  03 : TRUE LOVE / 藤井フミヤ

  04 : 愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない / B’z

  05 : 真夏の夜の夢 / 松任谷由実

  06 : このまま君だけを奪い去りたい / DEEN

  07 : エロティカ・セブン / サザンオールスターズ

  08 : 優しい雨 / 小泉今日子

  09 : 夏の日の1993 / class

     10 : チョット / 大黒摩季

  11 : 島唄(オリジナル・ヴァージョン) / THE BOOM

  12 : KISS ME / 氷室京介

     13 : Bye For Now / T-BOLAN

  14 : go for it! / DREAMS COME TRUE

     15 : 負けないで / ZARD

     16 : ロード / THE 虎舞竜


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 1993年のオリコン年間ランキングを元に、1993年を代表する楽曲を、独自の判断でCD1枚分選んでみました。

 90・91年から始まった邦楽シングルバブルは、この93年に入っても衰えを知らないどころかさらに増す勢いで、テレビドラマの主題歌やCMタイアップなどを中心に大ヒット曲がたくさん発表されました。

 1993年の対象期間内だけでも17曲ものミリオンセラーが生まれたのですから、ほんとにとんでもない年でした。

 この年のCD業界を盛り上げた一番の要因といえば、やはりビーイング系アーティストの大ヒットでしょう。

 この“ビーイング”とは、長戸大幸率いる音楽制作会社で(いくつかのレコード会社で構成)、すでに人気となっていたTUBE・B'zを始め、92年からブレイクし始めたZARD・WANDS・大黒摩季・T-BOLAN、そしてビーイングブームの最中に続々とデビューしていったDEEN・ZYYG・MANISH・REV・BAADなどが“ビーイング系アーティスト”です。

 ビーイング系は、多くのバンドがテレビにほとんど出ずライブもやらないことで神秘性を醸し出し、純粋に音楽を作り出していく、といった特徴があったわけですが、それゆえに“音楽の商品化”などと揶揄されることもありました。

 結局このブームは長く続かずに終焉するものの、それでもやはり、なんと18週連続でこのビーイング系アーティストが1位を独占したり、3週間1~5位までを独占するなど、このビーイングブームが“1993年の象徴”であることは間違いないでしょうね。

 ちなみに、1993年のランキングで10位の「世界中の誰よりきっと」、11位の「もっと強く抱きしめたなら」の2曲は、年またぎのヒットということで、1992年の方に収録しています(「この邦楽シングルを聴け!1992年<通常版>」)。


 というわけで、1993年のヒット曲を1枚のCDに収まるように選曲してみたのですが、同一アーティストによる複数のヒット曲や、今回収録できなかったけど忘れてはならないヒット曲などを網羅した、CD2枚組+a の「この邦楽シングルを聴け!1992年版<完全版>」も発表する予定です。

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【 オリコン年間ランキング 1993年 】

  *売り上げ枚数は、集計期間のみの枚数です

 01位 : 240.7万枚  YAH YAH YAH / CHAGE & ASKA
 02位 : 193.2万枚  愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない / B'z
 03位 : 188.6万枚  ロード / THE 虎舞竜
 04位 : 171.7万枚  エロティカ・セブン / サザンオールスターズ
 05位 : 165.3万枚  裸足の女神 / B'z

 06位 : 164.5万枚  負けないで / ZARD
 07位 : 144.2万枚  時の扉 / WANDS
 08位 : 142.0万枚  真夏の夜の夢 / 松任谷由実
 09位 : 139.6万枚  揺れる想い / ZARD
 10位 : 132.6万枚  世界中の誰よりきっと / 中山美穂 & WANDS

 11位 : 131.5万枚  もっと強く君を抱きしめたなら / WANDS
 12位 : 129.3万枚  このまま君だけを奪い去りたい / DEEN
 13位 : 123.0万枚  KISS ME / 氷室京介
 14位 : 112.1万枚  愛を語るより口づけをかわそう / WANDS
 15位 : 111.2万枚  夏の日の1993 / class

 16位 : 104.3万枚  go for it! / Dreams Come True
 17位 : 100.5万枚  Bye For Now / T-BOLAN
 18位 : *95.8万枚  優しい雨 / 小泉今日子
 19位 : *93.9万枚  慟哭 / 工藤静香
 20位 : *89.4万枚  ぼくたちの失敗 / 森田童子


  >>> 「この邦楽シングルを聴け!1993年<完全版>」

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 【「この邦楽シングルを聴け!」関連記事】

  > 「この邦楽シングルを聴け!2011年<通常版>」 (11.12.20)
  > 「この邦楽シングルを聴け!2011年<完全版>」 (12.1.14)

  > 「この邦楽シングルを聴け!2010年<通常版>」 (10.12.21)
  > 「この邦楽シングルを聴け!2010年<完全版>」 (11.1.3)

  > 「この邦楽シングルを聴け!2009年<通常版>」 (10.1.14)
  > 「この邦楽シングルを聴け!2009年<完全版>」 (10.1.20)

  > 「この邦楽シングルを聴け!2008年<通常版>」 (08.12.14)

  > 「この邦楽シングルを聴け!2007年<通常版>」 (08.1.12)

  > 「この邦楽シングルを聴け!1993年<通常版>」 (10.8.27)

  > 「この邦楽シングルを聴け!1992年<通常版>」 (08.10.13)
  > 「この邦楽シングルを聴け!1992年<完全版>」 (08.10.14)

  > 「この邦楽シングルを聴け!1991年<通常版>」 (08.3.21)
  > 「この邦楽シングルを聴け!1991年<完全版>」 (08.5.21)

2010年8月26日 (木)

『愚か者死すべし』 原尞(りょう) > 「このミス」完全読破 No.351

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.351

 『愚か者死すべし』 原尞(りょう)

   「このミス」2006年版 : 4位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.7.29 ~ 読終:2010.7.30

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本 <2007年12月>

愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)愚か者死すべし (ハヤカワ文庫 JA ハ 4-7)
原 りょう

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 No.11「そして夜は甦る」No.135「私が殺した少女」No.260「天使たちの探偵」(短編集)、No.321「さらば長き眠り」に続く、“探偵沢崎”シリーズの5作目です。

 本作も含めてこれまでのシリーズ5作品全てが「このミス」で5位以内に入っているというとんでもないシリーズなわけですが、前作でシリーズを通して語られてきた話に決着がついたため、“シリーズ第5弾”というよりは、“新シリーズ第1弾”や“第二期の1作目”と言った方がしっくりくるでしょうか。

 そしてこのシリーズ、1~3作目までは1年おきに発表されているものの、そこから4作目までは6年、そして新章突入となる本作までは9年も間隔があいてしまうのですよね。

 原尞はエッセイ集以外はこの“探偵沢崎”シリーズしか発表してないので、驚くほどの寡作なのですが、期待される新シリーズ2作目も、前作から5年が経つ2010年8月時点でいまだに発表されていないのです.....。

 2008年に発売された「もっとすごい! このミステリーがすごい!」(Amazonへのリンク)に掲載のインタビューによると、新作はほぼ完成していながら、諸般の事情で少し手間取っているのだそうです。

 なので出来るだけ早く発表してほしいのですが、でも間があいたことによってそれまでの作品を読み終え、新作が発表されたらすぐに読むことが出来る状態になったということもあるので、まあ気楽に待ちたいと思いますね。

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 というわけで内容の方ですが、“新シリーズ突入”とはいえ、基本的な部分はほとんど変わりがありません。

 今回も探偵である主人公が事件に巻き込まれていくのですが、様々な出来事が複雑に絡み合い、事件の全容が全く見えないような状況が、物語が進むにつれて霧が晴れたようにすっきりと全貌が現れてくるところなど、相変わらずの上手さですからね。

 もちろんマンネリを感じないこともないのですが、それを覆い尽くすほどの探偵・沢崎の魅力、そして魂が作品世界に吸い込まれてしまうような魔術的文章力がやはり冴えに冴えまくっているので、これまでの作品のファンなら期待を裏切られることなく安心して楽しめること間違いなしです。

 ちなみに、“シリーズを通して語られてきた話”の結末について話題になるので、“新章第1弾”だからといっていきなりこの作品から読み始めるよりも、過去のシリーズ作を読んでからの方が良いでしょうね。 


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★      主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★          人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “原尞(りょう)”関連記事 】

  > No.1009 「それまでの明日」
  > No.0777 「ミステリマガジン700 【国内篇】」

  > No.0351 「愚か者死すべし」
  > No.0321 「さらば長き眠り」
  > No.0260 「天使たちの探偵」
  > No.0135 「私が殺した少女」
  > No.0011 「そして夜は甦る」


 「この国。」石持浅海 <<< PREV/NEXT >>> 「祈る時はいつもひとり」白川道

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年8月24日 (火)

『この国。』 石持浅海 > 「このミス」完全読破 No.350

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.350

 『この国。』 石持浅海

   「このミス」2011年版 : 44位

   受賞(候補) : (「日本推理作家協会賞〈短編部門〉」
               候補作 『ドロッピング・ゲーム』 収録)

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 21位

   読始:2010.7.27 ~ 読終:2010.7.28

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年6月>

この国。 (光文社文庫)この国。 (光文社文庫)
石持 浅海

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 今年の石持浅海は精力的に作品を発表していまして、「このミス2011年版」対象作品としてはNo.293「君がいなくても平気」No.297「リスの窒息」No.389「撹乱者」に続いて4作目で、さらにこの作品の翌月には5作目となる「八月の魔法使い」が発売されています。

 それでこの作品ですが、ほとんど現実の日本と同じように思えるも、実は様々な部分(国の制度など)が別物となっているパラレル日本の“この国”が舞台となっています。

 こういった特殊な舞台・設定を上手く活かしてミステリ作品として仕上げてしまうところなんかは、石持浅海の真骨頂といった感じでさすがですね。

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 中身の方は、5編の短編からなる連作集なのですが、特に収録順でいう1・2話目が秀逸な内容となっています。

 1話目は、“死刑囚の公開処刑が行われる”という設定を元に、処刑スタジアムにおける警察官(執行人)とテロリストとの知略戦が繰り広げられます。

 2話目は、“小学校卒業と共にその後の人生が決められてしまう”という設定を元に、卒業を目前に控えた生徒の自殺を巡る謎に迫っていきます。

 物語のタイプが“動”と“静”で違うとはいえ、共に“この国”だからこその設定が活かされたスリル溢れる展開で盛り上げてくれますし、“この国”だからこその設定が上手くミステリ部分に繋がっているのですよね。

 そして最後の話では再び主人公とテロ組織との対決が描かれるのですが、これは知略戦に加え、とんでも系のアクションバトルとなるため、この話を楽しめるかどうかで、この作品自体の評価も変わってくるのではないでしょうか。

 全体的にもそうですが、特に1話目の知略戦なんかは、No.162「ジョーカー・ゲーム」シリーズ(柳広司)が好きな方は特に楽しめると思います。

 ただ、石持流の歪みというか独特のアクの強さがあるので、“ジョーカー・ゲーム”シリーズほど広く受け入れられはしなそうだし、好き嫌いがはっきりと分かれそうですけどね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★       鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★          人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★     気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “石持浅海” 関連記事 】

  > No.869 「罪人よやすらかに眠れ」
  > No.755 「二歩前を歩く」
  > No.687 「三階に止まる」
  > No.634 「フライ・バイ・ワイヤ」

  > No.558 「トラップ・ハウス」
  > No.544 「玩具店の英雄 座間味くんの推理」
  > No.509 「彼女が追ってくる」
  > No.484 「人面屋敷の惨劇」
  > No.465 「ブック・ジャングル」

  > No.389 「撹乱者」
  > No.383 「見えない復讐」
  > No.350 「この国。」
  > No.297 「リスの窒息」
  > No.293 「君がいなくても平気」

  > No.112 「耳をふさいで夜を走る」
  > No.091 「君の望む死に方」
  > No.089 「心臓と左手 座間味くんの推理」
  > No.070 「月の扉」
  > No.037 「扉は閉ざされたまま」


 「8の殺人」我孫子武丸 <<< PREV/NEXT >>> 「愚か者死すべし」原尞

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年8月23日 (月)

週刊少年ジャンプ読切! 「宇宙卓球」 宇野智哉

週刊少年ジャンプ No.38週刊少年ジャンプ2010年9月6日 NO.38
集英社

2010
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 “第6回 金未来杯(ゴールドフューチャーカップ)”のエントリーNo.4として週刊少年ジャンプの2010年38号(8月23日発売)に掲載された読切作品が、「宇宙卓球(うちゅう・たっきゅう)です。

 作者の宇野智哉(うの・ともや)は、「創造少年」で“JUMPトレジャー新人漫画賞”(2009年6月)の佳作を受賞(この作品はWeb掲載されています→ 集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト)。

 そして今年5月に発売された“ジャンプNEXT! 2010SPRING”に「宇宙卓球」が掲載されて誌面デビューを飾り(週刊少年ジャンプ増刊! 「ジャンプNEXT! 2010SPRING」参照)、その同名リニューアル版である本作にて本誌デビューとなりました。


 内容の方は、宇宙でアクション卓球漫画です。

 いつでもどこでも卓球のことしか頭にない男子中学生・千草雷湖(ちぐさ・らいこ)。

 授業中でも部活中でもわがままに暴れまくるほどの卓球バカっぷりなので、同級生たちから疎まれたりヒカれたりの毎日。

 そんなある日、幼なじみの光野沙希(こうの・さき)と下校中に、偶然出会った宇宙人にさらわれて、地球の存続を賭けた卓球勝負をすることに.....。


 NEXT版と比較してみますと、まず宇宙人と出会い宇宙船に連れていかれるまでは、展開や小ネタなどほとんど同じでした。

 ただそれ以降は少々違いまして、NEXT版では、ある星に到着した後で地球の爆破を賭けた1対1での卓球対決(雷湖vsマシュマロの弟)をすることに(この試合の模様は地球上の人たちもテレビで観戦)。

 一方この本誌版では、雷湖と沙希以外にも地球の卓球実力者が宇宙船に集められ、宇宙人に勝った人は宇宙大会予選に出場決定、誰も勝てなかったら地球爆破(結局雷湖が最後の望みとしてマシュマロのペットと対決)ということで、宇宙一を決める大会の存在など連載を意識したような設定に変わっていましたね。

 ただその分(続きを臭わす展開となった分)、雷湖と宇宙人との卓球バトル場面において、敵の能力や駆け引きや盛り上がる展開などNEXT版より控えめとなってしまった印象もありました。

 でも、連載作が惨敗続きの"ジャンプのスポーツもの"として見れば、小難しいところがなくシンプルで熱い試合が繰り広げられ、相手が宇宙人ということで"とんでも系スポーツもの"を自然な形で繰り出せるので、ここ最近のジャンプのスポーツ漫画にはなかった"ジャンプ的な要素"がこの作品にはあるのではないでしょうか。

 あとは、主人公があまりにも卓球のことしか考えていないキャラクターなので、これに人間味や感情面を加えられればもっと面白くなりそうですね。


 ちなみに、扉絵に付けられている煽り文は、

「大好きだ」 この気持ちさえあれば、最強!!

☆宇宙へ轟け勝利の「サァ!」!!。
     夢中! 卓球! 読切C(センター)カラー47P!!

というものでした。


 

  投票受付期間:2010.8.23~9.13

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  投票受付期間:2010.8.30~9.20

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 【「宇野智哉」関連記事】

  > ジャンプNEXT! 2010SPRING(「宇宙卓球」) (10.5.1)
  > 週刊少年ジャンプ読切! 「宇宙卓球」 宇野智哉 (10.8.23)


 【「第6回 金未来杯」関連記事】

  > 「奇怪とんち噺 花咲一休」 小宮山健太 河田悠也 (10.7.26)
  > 「瞬間×ヒロイズム」 三浦悟 (10.8.2)
  > 「クロノマンション」 矢萩隼人 肥田野健太郎 (10.8.9)
  > 「宇宙卓球」 宇野智哉 (10.8.23)
  > 「戦国バショウ」 小倉祐也 (10.8.30)
  > 「第6回 金未来杯」エントリー作品の中で
           一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.8.31)


 【「2010年後半の読切」関連記事】

  > 「重装思春機兵ティーンエイザー」 渡邉築 (10.11.21)/

 < トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド >
  > 「ベンチ」 岸本斉史 (10.10.9)
  > 「ばんからさんが通る」 空知英秋 (10.10.17)
  > 「Moon Walker LTD.」 許斐剛 (10.10.24)
  > 「ポー」 うすた京介 (10.10.31)
  > 「SUCCEED」 秋本治 (10.11.7)
  > 「KINTOKI -金目族のトキ-」 鳥山明 (10.11.14)
  > 「トップ・オブ・ザ・スーパーレジェンド」の中で
           一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.11.14)

  > 「刑事シゲさん」 松田俊幸 (10.10.17)

  > 「メルヘン王子グリム(2010年41号版)」 渡邉築 (10.9.13)

 < 第6回 金未来杯 >
  > 「奇怪とんち噺 花咲一休」 小宮山健太 河田悠也 (10.7.26)
  > 「瞬間×ヒロイズム」 三浦悟 (10.8.2)
  > 「クロノマンション」 矢萩隼人 肥田野健太郎 (10.8.9)
  > 「宇宙卓球」 宇野智哉 (10.8.23)
  > 「戦国バショウ」 小倉祐也 (10.8.30)
  > 「第6回 金未来杯」エントリー作品の中で
           一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.8.31)


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2010年8月22日 (日)

『8の殺人』 我孫子武丸 > 「このミス」完全読破 No.349

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.349

 『8の殺人』 我孫子武丸

   「このミス」1989年 : 18位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.7.24 ~ 読終:2010.7.26

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本 <2008年4月>

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 「このミス」が創刊された頃というのは、ちょうど”新本格”と呼ばれる作家たちが次々とデビューした時期と重なります。

 この”新本格”とは、島田荘司の大推薦によりデビューした若手本格ミステリ作家たちをひとくくりにした呼び方でして、本格ミステリに挑戦する姿勢などが評価され人気作家となるも、”人間が書けていない”ということで激しい批判を浴びせられたりもしたのですよね。

 そしてこの我孫子武丸もその”新本格”を代表する一人でして、本作はその記念すべきデビュー作なのです。

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 内容の方は、館を舞台に連続殺人事件が起きるという、やはり本格ミステリの定番的なものです。

 その館というのが、上空から見ると8の字の形をしている館でして、この館で起きた連続密室殺人事件の謎に、刑事とその弟妹が探偵と化して迫っていくのです。

 8の字の館という奇妙な舞台設定や、途中で登場人物の一人によって語られる密室殺人講義など、デビュー作らしい本格ミステリに対する思い入れや意気込みが強く感じられますね。

 ただ、主人公とその弟妹や部下とのやり取りが漫画的なコミカルさだし、後にNo.144「殺戮にいたる病」など傑作を生み出すとはいえ本作はあくまでデビュー作なので、軽い気持ちで楽しむことができる&楽しむべき作品なのではないでしょうか。

 あと、作中に海外古典ミステリ作品のネタバレが出てきたりもするので、読む際にはご注意を。


  > 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★★    鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★         主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★         人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★     気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “我孫子武丸” 関連記事 】

   > No.446 「眠り姫とバンパイア」
   > No.349 「8の殺人」
   > No.144 「殺戮にいたる病」


 「氷舞 新宿鮫Ⅵ」大沢在昌 <<< PREV/NEXT >>> 「この国。」石持浅海

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年8月21日 (土)

『氷舞 新宿鮫VI 大沢在昌 > 「このミス」完全読破 No.348

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.348

 『氷舞 新宿鮫Ⅵ(6)』 大沢在昌

   「このミス」1998年版 : 10位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「週刊文春ミステリーベスト10」 7位

   読始:2010.7.23 ~ 読終:2010.7.24

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : ノベルス <1997年10月>

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 No.27「新宿鮫」No.43「毒猿」No.75「屍蘭」No.171「無間人形」No.262「炎蛹」に続く”新宿鮫”シリーズの6作目です。

 これだけシリーズが続くと、しかもそれが初期の作品がかなりの絶賛を浴びたシリーズだったら、どうしてもマンネリ感が出てしまうのは仕方ないことでしょう。

 しかしこの作品は、「このミス」でも10位に入るほどに評価を得ましたし、シリーズ中一番の傑作を決めるとなれば必ず候補に上がってくるほどの人気を得ているのです。

 なので、この作品自体を楽しむのはもちろん、いかにしてマンネリを打破したのか、といったところを注目して読んでみると、より楽しめるかもしれませんね。

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 この作品の大きなテーマとしては、2つあります。

 まずは基本となる捜査サスペンスですが、事件の真相を探り犯人を追うことはもちろん、捜査の過程で何度も衝突することになる公安との対立や駆け引きなども描かれていきます。

 それにより、先の見えない展開が繰り広げられ、単なる事件捜査ではなく、事件や物語にスケールや奥行きができるので、こういった話の作り方はやはり上手いですね。

 そして本作の一番の読み所なのが、恋愛ドラマなのです。

 事件を追う中で出会った女性との関係、そして立場が変わったことですれ違いが生じてきた恋人・晶との関係が、今までとは違った味わいをこの作品に染み込ませているのですね。

 衝撃的だったり大々的な出来事が起きるわけではないだけに、真に迫っているのがわかってその効果は絶大ですし、今後の展開も気になってしまうのです。

 なので、一つの作品として見ても面白いのはもちろん、シリーズ全体の流れとして見ても、とても重要な作品といえるでしょう。 


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★      主キャラ魅力度 : ★★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★      人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “大沢在昌” 関連記事 】

  > No.1012 「俺はエージェント」
  > No.0945 「夜明けまで眠らない」
  > No.0781 「雨の狩人」
  > No.0628 「冬芽の人」
  > No.0553 「鮫島の貌 新宿鮫短編集」

  > No.0456 「絆回廊 新宿鮫X」
  > No.0435 「氷の森」
  > No.0426 「狼花 新宿鮫IX」
  > No.0419 「新宿鮫 風化水脈(新宿鮫VIII)」
  > No.0417 「やぶへび」

  > No.0404 「女王陛下のアルバイト探偵(アイ)」
  > No.0400 「灰夜 新宿鮫VII」
  > No.0348 「氷舞 新宿鮫VI」
  > No.0335 「ブラックチェンバー」
  > No.0292 「欧亜純白 ユーラシアホワイト」

  > No.0262 「炎蛹 新宿鮫V」
  > No.0171 「無間人形 新宿鮫IV」
  > No.0075 「屍蘭 新宿鮫III」
  > No.0043 「毒猿 新宿鮫II」
  > No.0027 「新宿鮫」


 「ブラックペアン1988」海堂尊 <<< PREV/NEXT >>> 「8の殺人」我孫子武丸

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年8月20日 (金)

「ジャンプNEXT! 2010SUMMER」掲載の読切作品の中で一番面白かった作品を決める投票を実施中です

少年ジャンプNEXT! 2010 SUMMER (サマー) 2010年 9/15号 [雑誌]少年ジャンプNEXT! 2010 SUMMER (サマー) 2010年 9/15号 [雑誌]

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 * 投票の受け付けは、9月3日をもって終了いたしました


 「少年ジャンプNEXT!(ネクスト)2010SUMMER」の読切作品の情報をまとめた記事を先日書きましたが(週刊少年ジャンプ増刊! 「ジャンプNEXT! 2010SUMMER」)、その中で、一番面白かった作品を決める投票を実施しています。

 その投票ですが、@nifty投票の機能では1つの投票に付き6項目までしか作れないので、新人読切作品を3つに分けて第1~3試合と銘打ち、それぞれの1位作品(計3作品)とシード2作品(連載経験漫画家の作品「ゴースト・ジャム」「斉木楠雄~」)の計5作品で決勝戦実施、という方式で行うことにしました。

 2度に分けてのアンケートということで、投票数が伸びない可能性が高いため、こうして投票専用の記事を改めて書いてみたのです。

 なお、各読切漫画の説明を簡単に書いてみますが、詳しい内容(というほどでもないかもしれないけど)は「週刊少年ジャンプ増刊! 「ジャンプNEXT! 2010SUMMER」」をご覧ください(そちらでもこの記事と同じアンケートに投票できます)。

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[ シード作品 (連載経験漫画家の作品) ]

 ★ ゴースト・ジム / 叶恭弘
              ・ゴーストサイエンスコメディ漫画

 ★ 超能力者 斉木楠雄のψ難 / 麻生周一
              ・超能力少年の学園生活記漫画


[ 新人読切作品 ]

 ★ BULL BEAT / 大場敦
              ・学園熱血ダーツ漫画

 ★ 浮 雲 / 野々上大二郎
              ・不良火星人の合気道バトル漫画

 ★ 五郎丸ジーンのミッドナイト・ジーン / 藤岡拓
              ・深夜ラジオギャグ漫画

 ★ ツートーン / 森春人
              ・男女双子の学園熱唱&絶叫漫画

 ★ ジャバラバSTARDUST / 色沢清人
              ・宇宙人襲来コメディ漫画

 ★ マジョ・カゾ / 森田外骨格
              ・魔法使い家族のコメディ漫画

 ★ キングオブナルシスト成世 / 早坂啓吾
              ・バカナルシスト学園ギャグ漫画

 ★ 古着屋ヘブン / 田邊雄也
              ・能力系古着アクション漫画

 ★ ハイパーウルトラディ・スケール / 今井琢
              ・風神雷神原宿に降臨漫画

 ★ 箱根RUN!! / 渡辺恒造・鈴木祥高
              ・目指せ箱根駅伝スポ根漫画

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 【 決勝戦の結果 】

  第1~3試合(下記参照)の各1位作品と
  シード作品(連載経験漫画家の作品「ゴースト・ジャム」「斉木楠雄~」)の
  計6作品(同点1位があったため)による決勝戦

 

 投票受付期間:2010.8.20~9.3


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 【 第1試合の結果 】

 

 投票受付期間:2010.8.16~8.20


 【 第2試合の結果 】

 

 投票受付期間:2010.8.16~8.20


 【 第3試合の結果 】

 

 投票受付期間:2010.8.16~8.20

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 【「2009&2010年のジャンプ増刊」関連記事】

  > 「ジャンプNEXT! 2010SUMMER」 (10.8.16)
  > 「ジャンプNEXT! 2010SUMMER」掲載の読切作品の中で
           一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.8.20)

  > 「ジャンプNEXT! 2010SPRING」 (10.5.1)
  > 「ジャンプNEXT! 2010SPRING」掲載の読切作品の中で
           一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.5.6)

  > 赤マルジャンプ2010WINTER (10.1.10)
  > 「赤マルジャンプ2010WINTER」掲載の読切作品の中で
           一番面白かった作品を決める投票を実施中です (10.1.15)

  > 赤マルジャンプ2009SUMMER (09.8.19)
  > 「赤マルジャンプ2009SUMMER」掲載の読切作品の中で
           一番面白かった作品を決める投票を実施中です (09.8.26)


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2010年8月19日 (木)

『ブラックペアン1988』 海堂尊 > 「このミス」完全読破 No.347

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.347

 『ブラックペアン1988』 海堂尊

   「このミス」2008年版 : 23位

   受賞(候補) : (「山本周五郎賞」候補)

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.7.22 ~ 読終:2010.7.23

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 単行本 <2007年9月>

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海堂 尊

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 この作品は、「このミス」にランクインしていません。

 ですが、23位(2008年版)とランクインまであと一歩というくらいの票を集めていますし、続編のNo.370「ブレイズメス1990」がこの度発売されたということで、まずはこの作品から読んでみたのです。

 というわけでシリーズ1作目となるわけですが、海堂作品といえばシリーズ内に限らず、全作品に何らかの繋がりがあるという特徴があります。

 その中でもこの作品(&このシリーズ)は、デビュー作にして現時点での代表作でもある”チーム・バチスタ”シリーズと大きな繋がりがあるのですね。

 まあ繋がりといいますか、”チーム・バチスタ”シリーズの登場人物たちの約20年前を描いているので、そういった意味では同じシリーズの範疇に入れてしまってもよいのかもしれません。

 でも実際に読んでみたならば、単なる前日談ではないことがわかるし、独立した面白さがあることもわかるのですけどね。

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 内容の方は、もちろん医療(医学)サスペンスです。

 ”医療サスペンス”というと、堅くて小難しい印象があるかもしれませんが、この作品はそういったタイプとは全く異なります。

 とにかく個性溢れるキャラクターが揃っていまして、舞台となる医大で彼らが繰り広げる人間ドラマ&青春ドラマ&医療ドラマが、熱くド派手な盛り上がりとなっているのです。

 まあとにかくエンタメ度がハンパないですし、それでいて現役医師ならではの専門知識に裏付けられた医療小説としても面白いですからね。

 なので、”チーム・バチスタ”シリーズを読んだ人ならもちろん、読んでいない人でも思いっきり楽しめると思うし、”チーム・バチスタ”シリーズもすぐにでも読みたくなってしまうこと間違いなしでしょう。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★       主キャラ魅力度 : ★★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★         人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★          感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “海堂尊”関連記事 】

  > No.370 「ブレイズメス1990」
  > No.347 「ブラックペアン1988」
  > No.334 「マドンナ・ヴェルデ」
  > No.319 「ジーン・ワルツ」


 「初陣 隠蔽捜査3.5」今野敏 <<< PREV/NEXT >>> 「氷舞 新宿鮫Ⅵ」大沢在昌

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年8月16日 (月)

週刊少年ジャンプ増刊! 「ジャンプNEXT! 2010SUMMER」

少年ジャンプNEXT! 2010 SUMMER (サマー) 2010年 9/15号 [雑誌]少年ジャンプNEXT! 2010 SUMMER (サマー) 2010年 9/15号 [雑誌]

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 “週刊少年ジャンプ読切!”シリーズの外伝的な感じで、この「少年ジャンプNEXT!(ネクスト)2010SUMMER」に収録されている読切作品とその漫画家の情報をまとめてみようと思います。

 なお、まだ全作品をきちんと読み終えていないため、作品の情報に関しては、徐々に追記していく予定です。


 ちなみに、この記事の下の方で、面白かった作品に投票するアンケートを実施しているので、どうぞご参加ください(後日追記:9月3日に終了しました。結果は現在でも見ることが出来ます)。

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★ ゴースト・ジム / 叶恭弘


【 叶 恭弘 (かのう・やすひろ)】

 ・「プリティフェイス」(2002-2003)で連載デビュー

 ・「エム×ゼロ」(2006-2008)で2度目の連載

 ・“赤マルジャンプ2008SUMMER”に「ドキドキSUMMER BEACH」掲載

 ・“赤マルジャンプ2009SPRING”に「赤ずきんエリーザ」掲載

 ・そして本作に至ります


【 ゴースト・ジム 】

 ・ゴーストサイエンスコメディ漫画

 ・主人公:イギリスの天才(変態)科学者&発明家、ジム・エイルワース
       ジム家の使用人・エレナ

 ・エレナが休暇を終えてジム家に戻ると、
  家は焼け、ジムは自分の発明によりゴーストと化していた!!
  幽体を維持する充電用器具や研究資料が入った金庫が盗まれていることに気づき、
  2人(1人と1体)は金庫&犯人探しに出発するのでした.....。

 ・煽り文
    死んでも 死にきれないっ!
    天才科学者が幽霊に!? サイエンスコメディ読切巻頭カラー48P!!

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★ BULL BEAT / 大場敦


【 大場 敦 (おおば・あつし) 】

 ・「STARTING POINT」で“手塚賞”(2001年上半期)の準入選を受賞

 ・“週刊少年ジャンプ2001年31号”に「STARTING POINT」が掲載されてデビュー

 ・“赤マルジャンプ2006SPRING”に「KIBASEN -キバセン-」掲載

 ・そして本作に至ります


【 BULL BEAT (ブル・ビート) 】

 ・学園熱血ダーツ漫画

 ・主人公:元族の頭の高校生・北川十斗(ジュート)

 ・“彼女が欲しい”という理由で族を解散したジュートは
  先輩に弱みを握られ悩むダーツ部マネージャー・久澄凛を助けるため
  全く経験のないダーツ勝負に挑むことに.....
  

 ・煽り文
    気持ちを、魂を、乗せて 飛ばせマイダーツ!
    狙え! あの子のハートの中心を!! 熱血! 白熱! ダーツ読切49P!!

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★ 浮 雲 / 野々上大二郎


【 野々上 大二郎 (ののうえ・だいじろう) 】

 ・「rhapsody in blow -ラプソディー イン ブロウ-」
    “JUMPトレジャー新人漫画賞”(2010年3月)の佳作を受賞
    この作品はWeb掲載されています
        → 集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

 ・そして本作にてデビューとなりました


【 浮雲 (うきぐも) 】

 ・不良火星人の合気道バトル漫画

 ・主人公:火星最強の不良・浮田菊千代

 ・地球へ単身殴り込みをかけるも
  重力の違いにより力を全く出せずピンチに陥った菊千代は
  助けてくれた白雲風太と共に合気道を学ぶことに.....
  

 ・煽り文
    星を越えて 武を究めん!!
    地球最弱の男は宇宙最強の漢!? 新感覚SF合気道バトル読切47P!!

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★ 五郎丸ジーンのミッドナイト・ジーン / 藤岡拓


【 藤岡 拓 (ふじおか・たく)】

 ・「親父のテーマ」で“赤塚賞”(2009年上半期)の佳作を受賞

 ・そして本作にてデビューとなりました


【 五郎丸ジーンのミッドナイト・ジーン (ごろうまる~) 】

 ・深夜ラジオギャグ漫画

 ・主人公:深夜ラジオのパーソナリティ・五郎丸ジーン

 ・構成作家・ロッキー等々力とのコンビでお送りする深夜ラジオ「ミッドナイト・ジーン」。
  条件に当てはまるリスナーだけが電話できる“条件電話のコーナー”には
  無理難題な条件にもかかわらず、次々と変わった人から電話がかかってきて.....

 ・煽り文
    大人の階段、深夜のラジオ。今夜もドラマを電波にのせて…
    ミッドナイトギャグ読切15P!!

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★ ツートーン / 森春人


【 森 春人 (もり・はると)】

 ・「罵離罵離出離罵離威」で“手塚賞”(2008年下半期)の準入選を受賞
    (当時のペンネームは苗代澤春人)

 ・“赤マルジャンプ2010WINTER”に「1秒天使」が掲載されてデビュー
   >> 週刊少年ジャンプ増刊! 「赤マルジャンプ2010WINTER」(当ブログ記事)

 ・そして本作に至ります


【 ツートーン 】

 ・男女双子の学園熱唱&絶叫漫画

 ・主人公:

 ・
  

 ・煽り文
    魂を震わせて 心に響かせて
    歌声は、心を乗せてアナタに届く! 絶叫熱唱読切47P!!

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★ ジャバラバSTARDUST / 色沢清人


【 色沢 清人 (しきざわ・きよと) 】

 ・「超EARTH」で“JUMPトレジャー新人漫画賞”(2009年12月)の佳作を受賞
    (当時のペンネームは米須清人)
    この作品はWeb掲載されています
        → 集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト

 ・そして本作にてデビューとなりました


【 ジャバラバSTARDUST (~スターダスト) 】

 ・宇宙人襲来コメディ漫画

 ・主人公:

 ・

 ・煽り文
    地球の運命…、私に懸かってますの?
    宇宙人ってホントにいるの!? バッチコイ未確認飛行物体読切47P!!

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★ マジョ・カゾ / 森田外骨格


【 森田 外骨格 (もりた・がいこっかく) 】

 ・「骸骨人形遊戯」で“JUMPトレジャー新人漫画賞”(2009年10月)の最終候補

 ・そして本作にてデビューとなりました


【 マジョ・カゾ 】

 ・魔法使い家族のコメディ漫画

 ・主人公:

 ・


 ・煽り文
    この一家、只者じゃない!!
    一家揃って魔法使い!? マジカルファミリーコメディ47P!!

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 ★ キングオブナルシスト成世 / 早坂啓吾


【 早坂 啓吾 (はやさか・けいご) 】

 ・「超能力刑事~中坊系~」で“赤塚賞”(2007年上半期)の佳作を受賞

 ・そして本作にてデビューとなりました


 * 「スローイン! ペガサシーズ」
  “新人漫画Redグランプリ”(2005年9月)の漫画部門シルバーを受賞し、
    (この作品はWeb掲載されています
        → 集英社『新人漫画Redグランプリ』公式サイト
  “Go!Go!ジャンプ2006”に同作が掲載されてデビュー、
  “月刊少年ジャンプ2006年12月号”に「未確認転校生」
    (この作品はちょっとだけWeb掲載されています
        → 集英社『情熱読切Redシリーズ』公式サイト
  が掲載された“早坂啓吾”と同一人物なのでしょうか?

 * また、「エリちゃんとテル君」
  “ヤングマガジン月間新人漫画賞”(2009年1月)の奨励賞を受賞し、
  同作が“週刊ヤングマガジン”に不定期連載されている“早坂ケイゴ(早坂啓吾)”と
  同一人物という可能性はあるのですかね?


【 キングオブナルシスト成世 (~なるせ) 】

 ・バカナルシスト学園ギャグ漫画

 ・主人公:

 ・
  

 ・煽り文
    この男、ワンダホーで、ビューチホー!?
    カッコよすぎてスミマセン!! 美しすぎてゴメンなさい!! 強烈ナルシストギャグ読切15P!!

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★ 古着屋ヘブン / 田邊雄也


【 田邊 雄也 (たなべ・ゆうや) 】

 ・「ドド」で“十二傑新人漫画賞”(2007年2月)の最終候補

 ・「ピンポン☆ラバーズ」で“JUMPトレジャー新人漫画賞”(2008年6月)の最終候補

 ・そして本作にてデビューとなりました


【 古着屋ヘブン (ふるぎや~) 】

 ・能力系古着アクション漫画

 ・主人公:

 ・
  

 ・煽り文
    不思議仕立てで 開幕開店!!
    アナタにも汚れ無しの笑顔を約束! 特別仕立て(オーダーメイド)古着アクション読切49P!!

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★ ハイパーウルトラディ・スケール / 今井琢


【 今井 琢 (いまい・たく) 】

 ・名前を変えていないのならば受賞歴はなし(漫画歴:丸1年)

 ・そして本作にてデビューとなりました


【 ハイパーウルトラディ・スケール 】

 ・風神雷神原宿に降臨漫画

 ・主人公:

 ・
  

 ・煽り文
    何世紀たっても オレ達マブダチ!!
    破壊も創造もスケール神クラス! 風神雷神降臨読切47P!!

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★ 箱根RUN!! / 原作:渡辺恒造、漫画:鈴木祥高


【 渡辺 恒造 (わたなべ・つねぞう) 】

 ・名前を変えていないのならばジャンプでの受賞歴はなし

 ・そして本作にてデビューとなりました


【 鈴木 祥高 (すずき・よしたか) 】

 ・「魔女の特別授業」で“十二傑新人漫画賞”(2003年4月)の最終候補

 ・「兄貴同心捕物帖」で“十二傑新人漫画賞”(2004年5月)の最終候補

 ・「オーバードライブ」で“十二傑新人漫画賞”(2006年2月)の最終候補

 ・「バースデイ」で“JUMPトレジャー新人漫画賞”(2007年7月)の最終候補

 ・そして本作にてデビューとなりました


【 箱根RUN!! (はこね・らん) 】

 ・目指せ箱根駅伝スポ根漫画

 ・主人公:

 ・
  

 ・煽り文
    全ての伝説は箱根から…
    走って走って走りまくる!! 青春ド根性読切47P!!

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★ 超能力者 斉木楠雄のψ難 / 麻生周一


【 麻生 周一 (あそう・しゅういち) 】

 ・「ぼくのわたしの勇者学」(2007-2008)で連載デビュー

 ・「新世紀アイドル伝説 彼方セブンチェンジ」(2009-2010)で2度目の連載
   >> 週刊少年ジャンプ新連載!
            「新世紀アイドル伝説 彼方セブンチェンジ」 麻生周一(当ブログ記事)
   >> <JC1巻買い> 「新世紀アイドル伝説 彼方セブンチェンジ」 麻生周一(当ブログ記事)

 ・そして本作に至ります


【 超能力者 斉木楠雄のψ難 (ちょうのうりょくしゃ・さいきくすお・の・さいなん) 】

 ・超能力少年の学園生活記漫画

 ・主人公:

 ・
  

 ・煽り文
    常人とは違うんだよ… その全てをお見せしよう…
    あんな夢やこんな夢、全部叶えるチカラがあれば…
            人知で計れぬ“超”能力読切巻末カラー25P!!

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 【 決勝戦の結果 】

  第1~3試合(下記参照)の各1位作品と
  シード作品(連載経験漫画家の作品「ゴースト・ジャム」「斉木楠雄~」)の
  計6作品(同点1位が一組あったため)による決勝戦

 

 投票受付期間:2010.8.20~9.3


 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 【 第1試合の結果 】

 

 投票受付期間:2010.8.16~8.20


 【 第2試合の結果 】

 

 投票受付期間:2010.8.16~8.20


 【 第3試合の結果 】

 

 投票受付期間:2010.8.16~8.20

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 【「2009&2010年のジャンプ増刊」関連記事】

  > 「ジャンプNEXT! 2010SUMMER」 (10.8.16)
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2010年8月13日 (金)

『初陣 隠蔽捜査3.5』 今野敏 > 「このミス」完全読破 No.346

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.346

 『初陣 隠蔽捜査3.5』 今野敏

   「このミス」2011年版 : 62位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.7.20 ~ 読終:2010.7.21

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年5月>

初陣: 隠蔽捜査3.5 (新潮文庫)初陣: 隠蔽捜査3.5 (新潮文庫)
今野 敏

新潮社 2013-01-28
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 No.57「隠蔽捜査」No.72「果断 隠蔽捜査2」No.188「疑心 隠蔽捜査3」に続く、人気の“隠蔽捜査シリーズ”の第4弾です。

 ただ、“隠蔽捜査4”ではなく“隠蔽捜査3.5”となっているのには理由がありまして、それまでの3作品がいずれも長編なのに対し、今回は短編集なのですね。

 それに、今回の主役は竜崎ではなく、これまでは名脇役だった伊丹が主役の話となっているので、スピンオフ作品といった感じなのです。

  まあ短編集ということもあって、これまでの作品を読んでいなくても楽しむことができるのではないかとも思いますが、竜崎と伊丹の関係は前3作を読んで理解しておいた方がより楽しめるだろうし、前3作の裏話的な内容でもあるので、どうせ読むのなら1作目から順番に読むのがベストでしょうね。

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 というわけで今回は8編の短編で構成されているのですが、ほとんどの話に共通するお決まりのパターンがあります(それを知らずに読みたいという方は、これ以降は目にしないようにしてください)。

 それは、伊丹が職務において困った事態に陥いる → 電話で竜崎に相談 → 鋭いアドバイスを受ける → そのアドバイスを参考にして見事解決、といった展開です。

 パターン化されているといってもそれがマンネリになっているわけではなくて、この展開によってこの2人の前3作とは違った面での魅力が伝わってくるし、竜崎と伊丹との微妙であり絶妙な関係が読んでいてとても楽しいですからね。

 それに、少し事情を聞いただけでたちどころに鋭いアドバイスを与えるところが、まるで安楽椅子探偵のようなので、ミステリ的な面白さを味わうこともできるでしょう。

 そんな感じで、今回は短編集ではあるけれど、長編と比べて薄味、ということは全くなくて、逆に短編だからこそ引き出すことが出来るこのシリーズの魅力が活き活きと描かれているので、このシリーズのファンなら決して読み逃してはいけませんよ。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★★★☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★       鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★         主キャラ魅力度 : ★★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★         人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★          感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★       気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “今野敏” 関連記事 】

  > No.1003 「棲月 隠蔽捜査7」
  > No.0914 「去就 隠蔽捜査6」
  > No.0796 「自覚 隠蔽捜査5.5」

  > No.0661 「宰領 隠蔽捜査5」
  > No.0626 「欠落」
  > No.0587 「確証」
  > No.0486 「転迷 隠蔽捜査4」
  > No.0346 「初陣 隠蔽捜査3.5」

  > No.0302 「天網 TOKAGE2 特殊遊撃捜査隊」
  > No.0232 「同期」
  > No.0188 「疑心 隠蔽捜査3」
  > No.0072 「果断 隠蔽捜査2」
  > No.0057 「隠蔽捜査」


 「夜行観覧車」湊かなえ <<< PREV/NEXT >>> 「ブラックペアン1988」海堂尊

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年8月12日 (木)

『夜行観覧車』 湊かなえ > 「このミス」完全読破 No.345

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.345

 『夜行観覧車』 湊かなえ

   「このミス」2011年版 : 62位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR」
                 (文庫ランキング) 5位

   読始:2010.7.13 ~ 読終:2010.7.14

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年6月>

夜行観覧車 (双葉文庫)夜行観覧車 (双葉文庫)
湊 かなえ

双葉社 2013-01-04
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 デビュー作であるNo.127「告白」は、2年前(単行本発売直後)には新人のデビュー作とは思えないほどに売れまくり、昨年は「本屋大賞」を受賞、そして今年は映画化&文庫化と、毎年盛り上がっているとんでもない作品ですね。

 そんな湊かなえの5作目が本作でして、“複数の登場人物の一人語りによって物語が紡がれていく”というこれまでの形式とは違って、今回は三人称で書かれているのですが、それでもこれまでの作品と同様な語り口といった雰囲気があります。

 それで内容の方は、ある一家で起こった殺人事件についての謎が、その家族や隣人の目を通すことで次第に明らかになっていくといった、ミステリ的なストーリーです。

 ただ、そういったストーリーではあるものの、ミステリ作品というよりはむしろ、高級住宅地を舞台にした人間ドラマの方により焦点が当てられている感じですね。

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 そして湊作品といえば、やはりなんといっても“イヤミス”という特徴があるわけですが、本作も期待を裏切らないくらいの嫌~な話が語られていきます。

 ただ、最近読んだこれまたイヤミスのNo.329「更年期少女」真梨幸子が、読み進めるのがかなり辛くなってしまうタイプだったのに対し、本作の場合は、とてもスイスイと読み進めることができたのですよね。

 この違いはなんなのか考えてみたのですが、「更年期少女」の場合は、主に嫌な目に合っている側の目線で語られていることで、自分も同じような目に合っているように心を痛めつつ読むことになるので、読み進め辛くなってしまうのでは。

 そして本作の場合は、主に(本人に自覚はないとはいえ)嫌な目に合わせている側の目線で語られているため、語り手に感情移入しにくく、そのために物語との間に絶妙な距離感ができることで、嫌な話であっても読み進めやすいのではないでしょうか。

 (過去作品の内容がうろ覚えなので違っているかもしれませんが)過去の湊作品もこのような加害者目線の話が多かったように思うので、こういった語り手に感情移入や共感をしにくい作品を好めるかどうかで、湊作品の評価も変わってくるのではないでしょうかね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★★★
   熱アクション度 : ★★         主キャラ魅力度 : ★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★          感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★     気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “湊かなえ” 関連記事 】

  > No.833 「リバース」
  > No.637 「望郷」
  > No.438 「花の鎖」

  > No.345 「夜行観覧車」
  > No.306 「Nのために」
  > No.211 「贖罪」
  > No.165 「少女」
  > No.127 「告白」


 「ベルリン飛行指令」佐々木譲 <<< PREV/NEXT >>> 「初陣 隠蔽捜査3.5」今野敏

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年8月10日 (火)

『ベルリン飛行指令』 佐々木譲 > 「このミス」完全読破 No.344

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.344

 『ベルリン飛行指令』 佐々木譲

   「このミス」1988年 : 4位

   受賞(候補) : (「日本推理作家協会賞」候補)
            (「直木三十五賞」候補)

   総合ランキング : 「東西ミステリーベスト100(2012年版)」 91位

   年度ランキング : 「週刊文春ミステリーベスト10」 5位

   読始:2010.7.2 ~ 読終:2010.7.13

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本 <1993年1月>

ベルリン飛行指令 (新潮文庫)ベルリン飛行指令 (新潮文庫)
佐々木 譲

新潮社 1993-01
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 佐々木譲といえば、今ではすっかり“警察小説を牽引する作家”というイメージとなっていますが、「このミス」創刊頃には冒険小説やサスペンス小説で活躍していました。

 特に“第二次世界大戦秘話三部作”は、3作品全てが「このミス」で4位以内に入っていますし、文学賞をいくつも受賞するなど、まさに代表作というべき評価を受けていたのです。

 それで本作は、No.401「エトロフ発緊急電」 No.24「ストックホルムの密使」へと続く“第二次世界大戦秘話三部作”の1作目です。

 “三部作”といっても、話が直接的に繋がっていたり主人公が一緒ということもないので、順番通りに読まずとも大きな問題はありません。

 ただ、刊行順と(話の)年代順は比例しているし、本作の後日譚的な話が次の「エトロフ発緊急電」に出てきたりもするので、特に理由がない限りは刊行順に読むことをオススメしますけどね。

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 “太平洋戦争開戦直前の時期に、日本のゼロ戦がドイツの空を飛んでいた”という謎を追うところから話は進んでいきます。

 まあとにかくこの第二次世界大戦における日本&各国の情勢についての話や説明が多く、小説を読んでいるというよりは歴史の勉強をしているように感じてしまいました。

 しかし話が動き出してくれば、そういったバックグラウンドの効果もあって話に重厚さと濃密さが生み出され、とんでもなくドキドキワクワクとする冒険活劇となるのです(なので最初の方で読み進め辛くなったとしても、頑張って読み進めてほしいです)。

 特に主人公のキャラクターがとても魅力的でして、この人がいたからこそこの物語が数倍にも面白くなったと思うし、軍人らしくない破天荒な性格がとにかくカッコ良すぎなのですよね。

 一番の盛り上がりになるのではないかと思っていた場面が結構あっさりだったのはちょっと拍子抜けでしたが、でも警察小説とはまた違った読み応えがありますし、芯の部分には共通点もあると思うので、“佐々木譲の警察小説”が好きな方には特にオススメです。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★         おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★       主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★       感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★        気軽に読める度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “佐々木譲” 関連記事 】

  > No.840 「砂の街路図」

  > No.685 「代官山コールドケース」
  > No.615 「人質」
  > No.563 「回廊封鎖」
  > No.522 「地層捜査」
  > No.505 「密売人」

  > No.485 「警官の条件」
  > No.424 「婢伝五稜郭」
  > No.423 「五稜郭残党伝」
  > No.401 「エトロフ発緊急電」
  > No.344 「ベルリン飛行指令」

  > No.298 「北帰行」
  > No.282 「巡査の休日」
  > No.230 「廃墟に乞う」
  > No.200 「警官の血」
  > No.175 「暴雪圏」

  > No.152 「警官の紋章」
  > No.151 「警察庁から来た男」
  > No.138 「うたう警官 (笑う警官)」
  > No.048 「制服捜査」
  > No.024 「ストックホルムの密使」


 「貴族探偵」麻耶雄嵩 <<< PREV/NEXT >>> 「夜行観覧車」湊かなえ

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年8月 9日 (月)

週刊少年ジャンプ読切! 「クロノマンション」 矢萩隼人 肥田野健太郎

週刊少年ジャンプ NO.36・37週刊少年ジャンプ 2010年8月23・30日号 NO.36・37
佐々木尚

集英社 2010
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 “第6回 金未来杯(ゴールドフューチャーカップ)”のエントリーNo.3として週刊少年ジャンプの2010年36・37合併号(8月9日発売)に掲載された読切作品が、「クロノマンション」です。


 原作の矢萩隼人(やはぎ・はやと)は、「SMILE SEVEN -スマイル セブン-」で“十二傑新人漫画賞”(2004年10月期)の佳作を受賞し、“赤マルジャンプ2005SPRING”に「トリュフュールとパウロ」が掲載されデビュー。

 その後は、“赤マルジャンプ2009SUMMER”に「ジェロとスナゴ姫」が掲載され(週刊少年ジャンプ増刊! 「赤マルジャンプ2009SUMMER」参照)、本作にて本誌デビュー&原作者デビューとなりました。


 漫画(作画)の肥田野健太郎(ひだの・けんたろう)は、“十二傑新人漫画賞”で最終候補が続いた後、“赤マルジャンプ2006SPRING”に「抗菌ストレンジ」が掲載されデビュー。

 その後は、“赤マルジャンプ2009WINTER”に「惑星オートマトン」が掲載され、本作にて本誌デビューとなりました。

 ちなみに、原作と作画の分業制作品の場合、作者名の前にそれぞれ“原作:” “漫画(作画):”が付く場合がほとんどですが、この作品の場合はこれが付かず、“矢萩隼人×肥田野健太郎”という表記になっています。


 内容の方は、異世界バトルファンタジー漫画です。

 普通の日常を愛する男子高校生・月島空(ソラ)が鍵を使って異次元の扉を開くと、そこに現れるのが“クロノマンション”。

 このクロノマンションには、顔はカワイイが性格最悪の“通い人”クロノ・シダノ(女)が住んでいて、ソラはワケあってこのシダノの仕事を手伝っているのです。

 今回ソラが呼びつけられたのは、“8の世界”で神のアイテムを防衛する任務のため。

 クロノマンション内にある各世界へと繋がるドア(今回は8のドア)を抜けて、異世界での冒険が始まるのでした.....。


 ドSな女キャラ&虐げられている男キャラ、(複数ある)異世界への扉、神話ネタ、主人公の変身ヒーロー的活躍など、好きな人にはたまらないような設定のオンパレ-ドといった感じですね。

 さらには、異世界へ繋がるドアが全部で108(クロノマンションがある世界が“1”なので、正確には107)もあったり、それぞれ違った特徴を持つ“神のアイテム”と、それを狙う犯罪者集団“境界を侵す者(ボーダリアン)”の存在などの設定付けから、連載を意識しているのが強く伝わってきました。

 それもあって、過去のそういったタイプの読切作品と同様に、設定説明や世界観を示すことに多くを費やしていたので、そんな作品設定(世界観)を消化した上で物語が動き出すところまではいかなかった感じでしょうか。

 それでも、異世界の生き物(人物)や風景、能力系バトルシーンなど、見みにくかったり状況がわかりづらかったりしがちな要素ですが、本作は結構描き込みながらもゴチャゴチャせずに見やすい絵柄のため、そういった独自の設定もそれほど気にならずに読み進めやすかったので、この絵が設定負けせずに最後まで読ませる力となっていたように思います。

 あと、もしこの作品で連載となったならば、主人公2人の特徴や性格などにも、もう少しインパクトある設定を加えてほしいですかね。


 ちなみに、扉絵に付けられている煽り文は、

未知なる『神話』の 扉がひらく― !!

☆目を覚ませ。世界は「一つ」ではない。
     圧倒的新時代ファンタジー読切C(センター)カラー47P!!

というものでした。


  投票受付期間:2010.8.9~8.30

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  投票受付期間:2010.8.30~9.20

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 【「矢萩隼人」関連記事】

  > 「クロノマンション」 矢萩隼人 肥田野健太郎 > 週刊少年ジャンプ読切! (10.8.9)

  > 「ジェロとスナゴ姫」(赤マルジャンプ 2009 SUMMER) (09.8.19)


 【「肥田野健太郎」関連記事】

  > 「ジガ -ZIGA-」 佐野ロクロウ 肥田野健太郎 > 週刊少年ジャンプ新連載! (18.2.26)

  > 「クロノマンション」 矢萩隼人 肥田野健太郎 > 週刊少年ジャンプ読切! (10.8.9)


 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2010年8月 8日 (日)

『貴族探偵』 麻耶雄嵩 > 「このミス」完全読破 No.343

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.343

 『貴族探偵』 麻耶雄嵩

   「このミス」2011年版 : 20位

   受賞(候補) :

   総合ランキング : 「短編ミステリ・オールタイムベスト(国内編)」
                 4位作品 『こうもり』 収録
              「2001-2010新世紀「本格短編」ミステリオールベスト」
                 5位作品 『こうもり』 収録
              「オールタイム・ベスト国内短編ミステリーベストテン」
                 15位作品 『こうもり』 収録

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 6位
              「週刊文春ミステリーベスト10」 13位
              「ミステリが読みたい!」 13位

   読始:2010.7.9 ~ 読終:2010.7.9

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年5月>

貴族探偵 (集英社文庫)貴族探偵 (集英社文庫)
麻耶 雄嵩

集英社 2013-10-18
売り上げランキング : 1141

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 ぶっ飛んだミステリ作品を書く寡作作家といえば、麻耶雄嵩と殊能将之の名前が出てくるでしょう。

 そのうちの麻耶雄嵩の新作が、とうとう5年ぶりに発表されました。

 麻耶雄嵩の新作といえば、「このミス」や「本ミス」などで何年にもわたって予告されてきた長編作品No.373「隻眼の少女」がまず出るのかと思われましたが、それより先にこの短編集にて久々の復活、となったのですねェ。

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 タイトルの通りに貴族が探偵を務める短編が5作品収録されています。

 主人公であるこの貴族探偵というキャラクターがまたなんとも麻耶作品らしくて、“貴族探偵”という言葉から想像できるイメージのさらに上を行くような、ホントにとんでもないキャラなのです。

 まあ事件として見たら別にいなくても問題ないような存在なのに、“ミステリ小説”として見たらなくてはならない存在である、というところが、なんとも捻くれていて面白いですね。

 そしてどうしてもこの貴族探偵というキャラクターに注目が集まってしまいますが、扱われる事件やそのトリックは細部にまで趣向が凝らされていて、なかなか読み応えのある本格ミステリとして仕上がっているのです。

 それでもどこか捻くれていたりとんでもなかったりするのはいかにも麻耶作品といった感じでして、特に「こうもり」で使われたトリックにはもう悶絶させられること間違いなしですね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★★    鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★         主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★     気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “麻耶雄嵩”関連記事 】

  > No.825 「あぶない叔父さん」
  > No.793 「化石少女」
  > No.765 「さよなら神様」
  > No.696 「貴族探偵対女探偵」
  > No.454 「メルカトルかく語りき」

  > No.373 「隻眼の少女」
  > No.343 「貴族探偵」
  > No.146 「螢」
  > No.113 「翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件」
  > No.038 「神様ゲーム」


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年8月 7日 (土)

『プラチナデータ』 東野圭吾 > 「このミス」完全読破 No.342

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.342

 『プラチナデータ』 東野圭吾

   「このミス」2011年版 : 91位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR」
                 (文庫ランキング) 9位

   読始:2010.7.6 ~ 読終:2010.7.7

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年7月>

プラチナデータ (幻冬舎文庫)プラチナデータ (幻冬舎文庫)
東野 圭吾

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 No.236「新参者」で昨年の「このミス」1位に輝いた東野圭吾の、No.285「カッコウの卵は誰のもの」に続く2010年2作目の新作です。

 この2010年に発表された2作品は、別に同じシリーズというわけではないのですが(どちらもノンシリーズです)、“DNA”というテーマを扱っている点で共通しています。

 ただ同じ“DNA”とはいえその扱われ方は違いまして、「カッコウの卵は誰のもの」はエリートスポーツ選手のDNAでしたが、本作の場合は全国民に関係してくるので、より規模が大きいし身近な問題でもあるのですよね。

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 舞台となるのは、DNAで管理された社会へと進んでいく近未来の日本。

 この技術開発に携わる組織に関係する殺人事件が起こったことから、主人公は徐々に窮地へと追いやられていき、それと共にこの計画に隠された驚くべき事実が明らかにされていくのです.....。

 というわけで、東野作品らしく理系の設定で彩られながら、手に汗握るサスペンス劇が繰り広げられていきます。

 読みやすさや先を読まずにいられなくさせられてしまうところは相変わらずですし、派手な演出で盛り上げるエンタメ作品に仕上がっているので、さすがの面白さでしたね。

 ただ、これまで「このミス」にランクインした東野作品みたいに、心を締めつけられるような人間ドラマや驚くべき本格トリックがあるわけではありません。

 なので、東野作品だからといって期待を高めすぎるのではなく、軽い気持ちでエンタメ作品を楽しむ、といった感じで読むのがよいのではないでしょうかね。 


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★       鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★      主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “東野圭吾” 関連記事 】

  > No.873 「人魚の眠る家」
  > No.832 「ラプラスの魔女」
  > No.784 「マスカレード・イブ」

  > No.757 「虚ろな十字架」
  > No.720 「疾風ロンド」
  > No.690 「祈りの幕が下りる時」
  > No.655 「夢幻花」
  > No.598 「禁断の魔術 ガリレオ8」

  > No.580 「虚像の道化師 ガリレオ 7」
  > No.537 「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
  > No.526 「歪笑小説」
  > No.479 「マスカレード・ホテル」
  > No.457 「真夏の方程式」

  > No.437 「麒麟の翼」
  > No.418 「鳥人計画」
  > No.377 「白銀ジャック」
  > No.342 「プラチナデータ」
  > No.285 「カッコウの卵は誰のもの」

  > No.266 「魔球」
  > No.236 「新参者」
  > No.184 「パラドックス13」
  > No.130 「聖女の救済」
  > No.085 「流星の絆」

  > No.053 「赤い指」
  > No.045 「容疑者Xの献身」
  > No.022 「超・殺人事件」
  > No.010 「秘密」
  > No.006 「名探偵の掟」


 「プロメテウス・トラップ」福田和代 <<< PREV/NEXT >>> 「貴族探偵」麻耶雄嵩

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年8月 6日 (金)

「このミス2011年版」月別ランクイン候補作品(2010年8月)

 昨年(2010年版)から始めたこの“月別ランクイン候補作品”ですが、「このミステリーがすごい!2011年版」対象作品についても引き続き実施していこうと思います。

 この“月別ランクイン候補作品”とは、自分は日頃から“どんな作品が「このミス」にランクインしそうかな?”と色々とチェックしているので、どうせならそれを発売された月別にまとめてしまおう!ということで始めた企画です。

 ここでは、とりあえず「このミス」の対象になりそうな作品をピックアップして、“作者の過去実績”や“なんとなくの前評判”を元に、推測されるランクインの可能性ごとに3段階に分けて並べています。

 ちなみに、これを書いている時点では作品をまだ読んでいない状況になると思うので、この3段階の分類は、作品を読んだ上で決めたものではありませんので、その点ご了承ください。

 なお、読んだ上でのランクイン予想に関しましては、「このミス2011年版」下半期のランクイン作品予想の方をご覧ください。 

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 >> 2010年8月発売の最有力候補っぽい作品 <<


 【 空想オルガン / 初野晴 】

空想オルガン空想オルガン
初野 晴

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  > 吹奏楽の“甲子園”――普門館を目指す穂村チカと上条ハルタ。
  > 弱小吹奏楽部で奮闘する彼らに、さまざまな事件が持ち上がる。
  > 青春ミステリの決定版、ハルチカシリーズ第3弾!


 “ハルタとチカ”シリーズの3作目です。

 1作目のNo.268「退出ゲーム」が20位(2009年版)、2作目のNo.269「初恋ソムリエ」が締め切りギリギリの発売ながらランクイン手前の27位(2010年版)と、「このミス」との相性が良いシリーズです。

 そして今作では青春物語的にもかなりの盛り上がりとなりそうなので、本格ミステリ部分も前2作並みを保っていれば、今回は発売時期の有利さもあるので2度目のランクインも期待できるのでは。


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
              >> No.386 『空想オルガン』 初野晴


 【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】
   * タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想ページです

   > 「退出ゲーム」  2009年版 20位

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 >> 2010年8月発売の有力候補っぽい作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
 * 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数


   見えない復讐 / 石持浅海 (4作)  <感想記事はこちら>
   トロイメライ / 池上永一 (3作)  <感想記事はこちら>

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 >> 2010年8月発売の候補っぽい作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
 * 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数


   からくりがたり / 西澤保彦 (2作)
   イキルキス / 舞城王太郎 (2作)
   再 会 / 横関大
   エコイック・メモリ / 結城充考
   五感集 / 浅暮三文
   逸 脱 / 堂場瞬一  <感想記事はこちら>
   禁猟区 / 乃南アサ
   神 歌 / 山下卓
   幸せの萌黄色フラッグ ホペイロ坂上の事件簿 J2篇 / 井上尚登
   嗤うエース / 本城雅人
   声出していこう / 朝倉かすみ
   奪 還 / 麻生幾
   刑事たちの聖戦 / 久間十義
   悪 道 / 森村誠一
   再びラストホープ パリの悪党たち / 浅暮三文
   人造救世主 / 小林泰三
   逆転捜査 / 姉小路祐
   白川郷 濡髪家の殺人 / 吉村達也
   魔界探偵 冥王星O ジャンクションのJ / 越前魔太郎
   破滅の箱 トクソウ事件ファイル1 / 牧野修
   再生の箱 トクソウ事件ファイル2 / 牧野修
   六とん4 一枚のとんかつ / 蘇部健一

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  「このミス2011年版」月別ランクイン候補作品(2010年7月) <<<

  >>> 「このミス2011年版」月別ランクイン候補作品(2010年9月)


 「月別ランクイン候補作品」の一覧は、「このミス」完全読破 読破本リストにてご覧ください。

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

<JC1巻買い> 「少年疾駆」 附田祐斗

少年疾駆 1 (ジャンプコミックス)少年疾駆 1 (ジャンプコミックス)
附田 祐斗

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 2010年8月に発売されたJC(ジャンプコミックス)1巻の2冊目が、「少年疾駆」です。

 ワールドカップ開幕直前という絶好のタイミングにサッカー漫画で連載デビューとなったわけですが、決勝戦が行われた翌日発売号で早くも掲載順が最後尾に落ち、その後も同期の「メタリカメタルカ」(水野輝昭)と共に本誌巻末を占め続けています。

 まあここ数年のジャンプのスポーツ物はことごとく早期打ち切りとなっているわけですが、この作品の場合も、この1巻が発売される前に打ち切りとはならなかったものの、次のクールを乗り切るのはかなり厳しい状況なのではないでしょうか。

 それでここ最近のスポーツ物の成功例である「アイシールド21」(稲垣理一郎&村田祐介)と「黒子のバスケ」(藤巻忠俊)を見てみますと、やはり主人公を含むメインキャラクターの特技や性格がわかりやすく、現実離れしたようなインパクトもあります。

 それと比べると、この「少年疾駆」の場合は、特にプレー中における主人公たちのキャラクター的なわかりやすさやインパクトに欠けていたと思うし、“この作品はこれが売りだ!”という部分が見えにくく感じました。

 元々スポーツ物というだけでハンデがあるわけなので、もっと大げさなほどにハッタリ的な設定や演出で盛り上げないと、読者の視線をひきつけるのは難しいですよね。

 あと、この1巻に収録されている読切作品「57th~フィフティセブンス~」を読んでみると、作者が得意としているもの、あるいは描きたいことというのは、学園青春ドラマのように見受けられます。

 なので、主人公たちの年齢を高校生くらいにまで上げて、ちょっと濃いめの学園青春ドラマとサッカーとを絡めていた方が、作者の描く魅力的な部分をより出せたのではないかな、と思いますね。

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 単行本ならではの特典ですが、まず帯の表は、表紙と繋がった絵の上に「夢を見ろ 前を向け 世界への扉は開かれている」という文字が。

 裏帯の方では、大鳥晴輝&陣明薫の絵と共に、この作品の説明が簡単に書かれています。

 カバーを外した部分は、この1巻を手に取った晴輝が、表紙の自分の絵を見て『かっこいい…』と心の中で思っている絵。

 中身の方ですが、1-2話の間は、1話のラストシーン直後を描いた2コマ漫画。

 2-3話の間は、晴輝&陣明のカット絵

 3-4話の間は、晴輝と陣明の「Character Profile(キャラクタープロフィール)(その他のキャラは2巻に収録予定)。

 4-5話の間は、作者の感謝メッセージと、作者のプロフィール的自己紹介

 あとこのページには「スタッフクレジット」も載っていて、スタッフとして田中猛・前田竜幸・後藤慶介・小野俊輔・矢野利憲・芝田優作(明治百機八匣譚DENGI)・中村充志(代打中島)・山田啓介・ササイシンゴ(CASHA。)、担当編集者として中路靖二郎の名前が書かれています。

 本編の後には、“赤マルジャンプ2008WINTER”に掲載された読切作品「57th~フィフティセブンス~」を収録(その前のページには、作者の感想が書かれています)。

 その後には、スタッフ6人(KENT、アイアンさん、かぴー、オノ期、矢スコ、ハナサク)をプロフィール的に紹介する「少年疾駆 スタッフ紹介」のコーナーが2ページ。

 さらには、アイアンさん作による制作現場での一場面を描いた「少年疾駆 仕事場マンガ」が2ページ。

 そして巻末には、第2巻(10月に発売)の予告が2ページ。

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 【「附田祐斗」関連記事】

  > 「青の列島 札幌・九月」 附田祐斗 ひらけい > ジャンプGIGA新連載! (16.5.31)

  > 「薙切えりながおもてなし! TVアニメ化ヒロイン大集合~華麗なる晩餐会~」
      附田祐斗 佐伯俊 > 週刊少年ジャンプ読切! (15.4.21)

  > 「食戟のソーマ」(ジャンプNEXT! 2012SPRING) (12.4.28)
  > 「食戟のソーマ」 附田祐斗 佐伯俊 > 週刊少年ジャンプ新連載! (12.11.23)

  > 「少年疾駆」 附田祐斗 > 週刊少年ジャンプ新連載!  (10.5.24)
  > 「少年疾駆」 附田祐斗 <JC1巻買い> (10.8.6)


 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2010年8月 5日 (木)

<JC1巻買い> 「メタリカメタルカ」 水野輝昭

メタリカメタルカ 1 (ジャンプコミックス)メタリカメタルカ 1 (ジャンプコミックス)
水野 輝昭

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 2010年8月に発売されたJC(ジャンプコミックス)1巻の1冊目が、「メタリカメタルカ」です。

 金未来杯優勝という勲章を引っ提げての連載デビューとなったわけですが、この1巻が発売されるよりも前に早くも同期の「少年疾駆」(附田祐斗)と共に本誌巻末を占め続けているので、早期の打ち切りは避けられない状況のように見受けられますね。

 人気を得られなかった(であろう)原因はいくつかあると思うのですが、そのうちの“ストーリー展開の早さ(遅さ)”について少し書いてみたいと思います。

 この作品と似た設定の大成功例として、“ハンターになるためにハンター試験を受ける”という話から始まる「HUNTER×HUNTER」(冨樫義博)がありますが、この作品の場合は、第2話の段階で後に行動を共にすることになる仲間(クラピカ&レオリオ)と出会い、さらには予選的なものとはいえ試験もこの第2話からすでに始まっています。

 その後も、第3・4話でそれぞれ一つずつ試験が行われ、第5話ではいよいよ本試験が開始されると共に、長きに渡り重要な役割を務めるヒソカもここで登場するなど、かなりスピーディーな展開でした。

 それと比べてこの「メタリカメタルカ」は、試験会場であるメタルシティに第3話のラストで到着したのは遅いとはいえませんが、試験が始まるのは2巻に収録される第6話のラストからと、ちょっとこの辺りの展開はのんびりしすぎというか、小気味よいテンポやメリハリがなかったように思うのですよね。

 それに、やっと始まった試験もわかりやすいゲーム性があまりないため、試験会場に着くまでの冒険とやっていることがあまり変わりなく、ここでもメリハリがなかったように感じました。

 この「○○試験」というのは、“○○になる!(合格する!)”という中期目標がある上に、各試験のクリアという短期目標も自然と出来るので、人気を得るのには最適なイベントなのです(もちろんその内容が重要ではありますが)。

 ただこの「メタリカメタルカ」の場合は、短期目標(試験内容)がはっきりとしないうえに、中期目標に対する意識も中途半端な印象となったので、ちょっとこの「鋼探索士試験」の扱い方がもったいなかったな~と思ってしまいましたねェ。

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 単行本ならではの特典ですが、まず帯の表は、表紙と繋がった絵の上に「レアメタルを巡る大冒険ッ!!」というドデカイ文字が。

 裏帯の方では、ルカの絵&説明と、収録されている本誌読切版「メタリカメタルカ」の説明&扉絵

 カバーを外した部分は、カバーと同じ絵です。

 中身の方ですが、話の間には、「メタリカ メタルカ METAL DATA」という作中に出てくるレアメタルの説明ページが絵付きで(フラゴリウム、フィロミウム、ファステナ鋼&カイロステン&ルナジウム、リペリウムの計4ページ)。

 本編の後には、金未来杯で優勝を果たした本誌読切版「メタリカメタルカ」を収録(その前のページには、制作時の心境等が書かれています)。

 そして巻末には、「あとがき区域」という作者コメント漫画が2ページ。

 そこには、「スタッフ&ヘルプさん」として我孫子祐・大隅寛記・黒木崇文・佐々木義経・佐藤健太郎・設楽清人・波切敦・藤本繁貴・松浦準・松本直也(ねこわっぱ!)・宮野彰・村瀬克俊(K.O.SEN)、「担当編集」として川島直樹・中村忍の名前が五十音順に書かれています。

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 【「水野輝昭」関連記事】

  > 週刊少年ジャンプ読切!
     「超速変形ジャイロゼッター(本誌出張版)」 水野輝昭 市村龍太郎 (12.9.30)

  > 週刊少年ジャンプ読切! 「メタリカメタルカ」 水野輝昭 (09.8.31)
  > 週刊少年ジャンプ新連載! 「メタリカメタルカ」 水野輝昭 (10.5.17)
  > <JC1巻買い> 「メタリカメタルカ」 水野輝昭 (10.8.5)


 【「2010年発売の“JC1巻買い”」関連記事】

  > 「SWOT」 杉田尚 (10.12.7)
  > 「逢魔ヶ刻動物園」 堀越耕平 (10.11.9)

  > 「少年疾駆」 附田祐斗 (10.8.6)
  > 「メタリカメタルカ」 水野輝昭 (10.8.5)

  > 「詭弁学派、四ッ谷先輩の怪談。」 古舘春一 (10.6.9)
  > 「LOCK ON!」 土田健太 (10.6.7)

  > 「新世紀アイドル伝説 彼方セブンチェンジ」 麻生周一 (10.6.4)
  > 「ねこわっぱ!」 松本直也 (10.3.5)

  > 「賢い犬リリエンタール」 葦原大介 (10.2.5)
  > 「保健室の死神」 藍本松 (10.2.4)

  > 「わっしょい!わじマニア」 わじまさとし (10.1.31)


 その他のジャンプ作品の当ブログ記事は、こちらからどうぞ!
               ↓↓↓
 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2010年8月 4日 (水)

『プロメテウス・トラップ』 福田和代 > 「このミス」完全読破 No.341

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.341

 『プロメテウス・トラップ』 福田和代

   「このミス」2011年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.7.1 ~ 読終:2010.7.1

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年2月>

プロメテウス・トラップ (ハヤカワ文庫JA)プロメテウス・トラップ (ハヤカワ文庫JA)
福田 和代

早川書房 2017-03-25
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 福田和代の2010年新作は、すでにNo.322「オーディンの鴉」を読んでいますが、本作はその「オーディンの鴉」の2ヶ月前に発売された連作集です。

 そしてこの両作は発売日が近いというだけでなく、作品テーマ的にも近いものがあるのですね。

 とはいっても、そのテーマを全く違う視点から描いているので、読み比べるだけでもなかなか楽しめます。

 なので、どちらか一方のみを読むのではなく、両作共に読んだ方が、どちらの作品に対しても視野が広がり面白さがよりアップするのではないでしょうか。

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 主人公は天才ハッカーなのですが、いろいろあって現在は違う職に就いています。

 ところが、ある仕事の依頼を受けたのをきっかけに、ハッカーとして巨大な敵と闘うような状況へと巻き込まれていくのでした.....。

 というわけで、ハッカーやサイバーテロリストなどの専門的な職業、というか犯罪が描かれるのですが、そういった知識など事前になくても、作品世界を理解し物語を楽しめると思います。

 そして、描かれるバトルというのが情報戦などの頭脳対決が中心でスリルありますし、しかもエンタメ的な盛り上げもサービス満点なので、やはりテーマ的な部分で敬遠してしまうのはもったいないのではないでしょうかね。


  > 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★      鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★       主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “福田和代”関連記事 】

  > No.629 「TOKYO BLACKOUT」

  > No.494 「タワーリング」
  > No.442 「迎撃せよ」
  > No.341 「プロメテウス・トラップ」
  > No.322 「オーディンの鴉」
  > No.177 「黒と赤の潮流」


 「月の恋人~Moon Lovers~」道尾秀介 <<< PREV/NEXT >>> 「プラチナデータ」東野圭吾

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2010年8月 2日 (月)

週刊少年ジャンプ読切! 「瞬間×ヒロイズム」 三浦悟

週刊少年ジャンプ 2010年8月16日号 NO.35週刊少年ジャンプ 2010年8月16日号 NO.35
佐々木尚

集英社 2010
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 “第6回 金未来杯(ゴールドフューチャーカップ)”のエントリーNo.2として週刊少年ジャンプの2010年35号(8月2日発売)に掲載された読切作品が、「瞬間×ヒロイズム(しゅんかん・ひろいずむ、“×”は○の中に× <⊗>)です。

 ちなみに、書かれている場所によってタイトルの語尾に“!”が入っていたりなかったりするのですが(先週号までの予告や今号の表紙では“!”ありで、今号の作品紹介ページや巻末では“!”なし)、扉絵には“!”が付いていなかったため、この記事では“!”なし表記にしています。

 作者の三浦悟(みうら・さとる)は、「なまくらShra Pnel~小夜の花風~」で“JUMPトレジャー新人漫画賞”(2009年2月)の佳作を受賞(この作品はWeb掲載されています→ 集英社『週刊少年ジャンプ』公式サイト)。

 そして“赤マルジャンプ2009SUMMER”に「なまくらShraPnel記憶巡り」が掲載されて誌面デビューを飾り(週刊少年ジャンプ増刊! 「赤マルジャンプ2009SUMMER」参照)、本作にて本誌デビューとなりました。


 内容の方は、仮面ライダー的学園熱血ヤンキー漫画です。

 高校生の兵堂ばつ丸は、転校初日になぜか見知らぬヤンキー女子高生に呼び出され、友達宣言されることに。

 そのヤンキー女子高生・木南しのは、“ヒーロー伝説”~街のゴロツキ共を高笑いしながら退治していく×印が目印のヒーロー~の正体だと噂されている、悪名高いヤンキーなのでした。

 強引に友達付き合いさせられるうちに、実は×印ヒーローの正体ではないことや×印を背負う理由を聞くなどして次第と打ち解けてゆくのですが、そんな中でバツ丸が不良たちにさらわれてしまい.....。


 作者がいまだ10代ということもあって、とにかく情熱的な勢いのある作品でした。

 やはり今年に入って十代で本誌デビューを果たした青戸成(週刊少年ジャンプ読切! 「デビル☆クラッチ」 青戸成参照)なんかもそうですが、こういった若い漫画家の場合、完成度よりも若さ弾ける勢いや将来性を評価されての本誌掲載となっているのではないでしょうかね。

 あと、デビュー作でもある「なまくらShraPnel記憶巡り」は、絵や雰囲気的にジャンプっぽくない作品でしたが、それと比べると本作は、絵にしろ盛り上げ方にしろずいぶんとジャンプ的に変わっているように感じました。

 それでもやはりジャンプの中では異色の枠に入るのでしょうし、合わない人には全く受け付けられないような読者を極端に選ぶ作風なのは変わらないと思うので、今後に向けては、あくまでこの作者ならではのインパクトをなくさずに、いかにジャンプ読者層に受け入れられるような作風に変えていくのか、といったところが注目点でしょうか。

 そしてやはりこの作品を語る上で避けられないのは、「うろおぼえウロボロス」との類似点ですね。

 この「うろおぼえウロボロス」とは、小畑健(作画)と当時ジャンプ初登場の西尾維新(原作)のコンビということで話題になった読切作品(2008年6・7合併号に掲載)なのですが、ストーリー展開や設定・演出・セリフなど共通する点が多すぎるため、ネット上でちょっとした騒動となっているのです(参考:検証サイト→週刊少年ジャンプ金未来杯「瞬間×ヒロイズム」を検証する)。

 パクリかパクリじゃないかということは置いといたとしても、読切作品としては結構定番的な話の展開で、それを感じさせないような“この作品ならでは”の強力な武器も見受けられなかったので、次作は作風同様に異様な勢いがあるような独特のストーリーを期待したいですね。


 ちなみに、扉絵に付けられている煽り文は、

×で繋がる 2人の絆!!

☆新感覚熱烈友情ヤンキー 読切C(センター)カラー47P!!

というものでした。


 

  投票受付期間:2010.8.2~8.23

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  投票受付期間:2010.8.30~9.20

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 【「三浦悟」関連記事】

  > 「ゆめとテツヲ!」 三浦悟 > ジャンプGIGA vol.3 (16.8.23)

  > 「かちぐみ!」(ジャンプVS -バーサス-) (13.3.22)

  > 「ShraPnel!!」(ジャンプNEXT! 2011SUMMER) (11.8.12)

  > 「瞬間×ヒロイズム」 三浦悟 > 週刊少年ジャンプ読切! (10.8.2)

  > 「なまくらShraPnel記憶巡り」(赤マルジャンプ2009SUMMER) (09.8.19)


 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2010年8月 1日 (日)

『月の恋人~Moon Lovers~』 道尾秀介 > 「このミス」完全読破 No.340

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.340

 『月の恋人~Moon Lovers~』 道尾秀介

   「このミス」2011年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.6.28 ~ 読終:2010.6.28

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2010年5月>

月の恋人: ーMoon Loversー (新潮文庫)月の恋人: ーMoon Loversー (新潮文庫)
道尾 秀介

新潮社 2013-02-28
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 道尾秀介があの月9ドラマの原作を手掛けるとは、1年前だったら信じられなかったでしょう。

 ただ、この1年の間にはNo.294「球体の蛇」No.311「光媒の花」とミステリ要素の薄い作品を続けて発表しているので、今となってはそれほどの驚きではありませんけどね。

 まあそれでも意外なことには変わりないのですが、それだけにどのような内容になっているのかが想像できないので、(ミステリ的ではない可能性が高いとはいえ)読むのが楽しみな作品でした。

 ちなみにこの作品は、ドラマのために書き下ろされたものでして、第4話の放送日に発売となりました。

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 それで内容の方ですが、やはりTVドラマを意識して書いているのがわかるような人物や設定で、いかにもTVドラマ的なストーリーが展開していきます。

 ただ、恋愛ドラマの部分は意外にも少ないし、道尾秀介らしい小粋なエピソードを挟みつつテンポ良く話が進んでいくので、読む前は“所詮ドラマの原作だから”と内容的にはあまり期待していなかったのに、意外にもかなりの面白さを感じてしまいました。

 こんなに原作は面白いのに、なんでドラマの方は不評で視聴率も良くないのだろう?と思っていましたが、別の作品といっていいくらいに内容が変わってしまったのだそうで、そのことは本作のあとがきにも書いてあります。

 まあ実写ということで色々と出来ること出来ないことがあるので仕方ないのでしょうが、それでもこの原作がありながらもったいないな~って感じですねェ。

 というわけで、これまでの道尾作品の面白さ(どんでん返しも含めて)を期待してしまうと物足りないとは思いますが、あくまで“月9ドラマのために書き下ろされた作品”として読めば、そして“道尾秀介の新たな挑戦”として読めば、充分に楽しむことができるのではないでしょうか。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★         鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度 : ★          おどろおどろ度 : ★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★     人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


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