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2009年11月 5日 (木)

『プリズン・トリック』 遠藤武文 > 「このミス」完全読破 No.241

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.241

 『プリズン・トリック』 遠藤武文

   「このミス」2010年版 : 121位

   受賞(候補) : 「江戸川乱歩賞」受賞

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2009.10.21 ~ 読終:2009.10.21

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2009年8月>

プリズン・トリック (講談社文庫)プリズン・トリック (講談社文庫)
遠藤 武文

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 この作品は、2009年の江戸川乱歩賞受賞作(受賞時のタイトルは「三十九条の過失」)で、もちろん作者のデビュー作でもあります。

 アメリカの人気ドラマ『プリズン・ブレイク』を思わせるようなタイトルですが、後半部分が“トリック”となっていることが示すように、刑務所からの脱獄は脱獄でも、密室殺人を伴った脱獄劇を起点として物語は進んでいくのです。

 なので、こんなタイトルでも別に全編に渡って牢獄が舞台となっているわけではないのですが、ただ冒頭における刑務所での描写というのがなかなか興味深くて、それを経た上での密室殺人への繋がり、そしてその直後の騒動など、なかなかシビれるものがありました。

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 そしてその後は、この事件に関わる多くの人物の視点によって事件の核心部分へと導かれていく、サスペンス的な展開となっていきます。

 そんな展開の中で、冒頭の密室殺人に端を発した本格ミステリ的な謎が心憎いばかりに注入されていくので、先が凄い気になってしまって、予定外に一気に読み終えてしまったほどでしたからね。

 ただこの作品、読んだ人の酷評がかなり目立つ作品でもあるのです。

 自分はそれを事前に知っていまして、それで実際に読んでみたらその理由がとてもよく理解できたのですが、ただこれがデビュー作であること、しかも初投稿作品であり長編小説処女作であったことを考えれば、マイナス面よりも魅力的だった部分を評価したいし、今後書き慣れていくことによる成長具合にも期待したくなりましたね。

 そんなわけで、帯の煽りなどを見るとかなり完成された大傑作のように期待させられてしまうと思うので、そんな高い期待など持たず、あくまで新人によるデビュー作だとの認識の上で読んでみれば、充分に楽しむことができるのではないでしょうか。


  > 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★      鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★      主キャラ魅力度 : ★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★       感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


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