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2009年10月27日 (火)

『約束の地』 樋口明雄 > 「このミス」完全読破 No.229

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.229

 『約束の地』 樋口明雄

   「このミス」2010年版 : 35位

   受賞(候補) : 「日本冒険小説協会大賞」受賞
            「大藪春彦賞」受賞

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2009.9.16 ~ 読終:2009.9.17

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2008年11月>

約束の地 上 (光文社文庫)約束の地 上 (光文社文庫)
樋口 明雄

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 野生鳥獣保護の仕事に就くため、八ヶ岳へとやってきた男が主人公の話です。

 そこでは、大自然を相手とした仕事となるわけですが、その中で、昔堅気のハンターたちとの対立や、動物愛護団体との対立、野生動物との対立などが描かれていきます。

 そしてこの対立構造というのが、上に挙げた以外にも、エリートである新任の主人公とこの地で長く働く同僚たち、野生動物と地元農家、親と娘、娘と同級生、さらには人間と大自然などなど、様々な形で表れてくるのです。

 それらの要素が複雑に絡み合ってくるので、それにより大きなスケールとなっていますし、そこには社会問題提起が強く込められているので、読んでいる時も読み終わった時も、凄く考えさせられるものがありましたね。

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 ただこの作品は、そういった堅苦しいような側面のみを持ち合わせているわけではないのです。

 まずはやはり、主人公やその同僚たち、そして彼らと関わってくる人々が、かなり個性あふれる面々となっているのです。

 そしてなんといっても、登場してくる野生動物たちというのが、単なる人間の敵というのではなく、その生き様が深く感じられるくらいに描かれているので、その圧倒的な存在感には凄いの一言しかないくらいです。

 それら魅力的なキャラクターの登場人物(動物)たちの、自らの生活や生命を懸けた姿が、大自然を舞台として描かれていくのですが、これがもうド迫力のエンターテイメントとなっているのですねェ。

 さらには、緊迫感漂うアクション要素に、スリル満点のサスペンス要素、謎めくミステリ要素など、まあ豪華すぎるほどに楽しめる要素が詰め込まれているのです。

 とはいえ、それらの要素がごちゃ混ぜになってまとまりがないわけではなく、相乗効果で一つにまとまってとてつもないものが生み出されてしまったような感覚になるくらいなので、とにかく圧倒されまくるほどに面白かったですね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★★★★☆


   本格ミステリ度 : ★★       鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★       感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★       気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “樋口明雄” 関連記事 】

   > No.471 「ミッドナイト・ラン!」
   > No.229 「約束の地」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「廃墟に乞う」 佐々木譲

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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