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2009年7月 4日 (土)

『遠い旋律、草原の光』 倉阪鬼一郎 > 「このミス」完全読破 No.192

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.192

 『遠い旋律、草原の光』 倉阪鬼一郎

   「このミス」2010年版 : 93位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2009.6.9 ~ 読終:2009.6.12

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2009年4月>

遠い旋律、草原の光 (ハヤカワ・ミステリワールド)遠い旋律、草原の光 (ハヤカワ・ミステリワールド)
倉阪 鬼一郎

早川書房 2009-04
売り上げランキング : 194603

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 この作品は、サナトリウム病棟を主な舞台とした恋愛小説です。

 昔から「サナトリウム文学」という言葉があるように、定番的なジャンルではあるのですが、この作品の場合は病気との闘い的なものではありません。

 クラシック音楽や絵画、短歌などの芸術作品が大きなテーマとして取り扱われていることもあって、心や体で感じるような情熱や力が作品全体にみなぎっているのです。

 しかしそんな中にも、この舞台ならではの切なさや哀しさも描かれているので、この対比によってより心に響いてきましたね。

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 そしてミステリ作品としましては、冒頭の感じからして本格ミステリ的な展開になりそうなものの、あくまで芸術世界で彩られた恋愛物語が主軸となっています。

 ただ、待ってましたとばかりに終盤に入って大いに筆を振るわれるミステリ的要素によって、それまでの物語世界に深みや厚みが加わって、切なさや哀しさや美しさがより鮮やかに映し出されるのです。

 なので、昨年(2009年版)3位にランクインしたNo.106「完全恋愛」牧薩次と比べると、恋愛物語としてもミステリ作品としても派手さや大作感では劣るものの、この作品全体を芸術的に包む美しさや、その世界に対し絶妙にアレンジを加えるミステリ的な仕掛けなど、この作品でしか味わうことのできないような魅力に満ち溢れているので、読んで気に入ったら何度でも読み返したくなるくらいにハマってしまうのではないでしょうか。
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  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★      鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★      おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★★   人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★          涙ウルウル度 : ★★★★
   衝撃バカミス度 : ★★       気軽に読める度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “倉阪鬼一郎” 関連記事 】

  > No.616 「四神金赤館銀青館不可能殺人」

  > No.592 「不可能楽園〈蒼色館〉」
  > No.502 「五色沼黄緑館藍紫館多重殺人」
  > No.394 「新世界崩壊」
  > No.391 「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」
  > No.192 「遠い旋律、草原の光」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「トレジャー・キャッスル」 菊地秀行

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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