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2009年4月 2日 (木)

『笑うヤシュ・クック・モ』 沢村凛 > 「このミス」完全読破 No.163

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.163

 『笑うヤシュ・クック・モ』 沢村凛

   「このミス」2010年版 : 121位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2009.2.26 ~ 読終:2009.2.28

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2008年11月>

笑うヤシュ・クック・モ笑うヤシュ・クック・モ
沢村 凛

双葉社 2008-11
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 数年ぶりに再会することになった大学時代の同級生5人が、遊び半分でサッカーくじ「toto」をやってみたところ、なんと1等が当たってしまったからさあ大変。

 そこから当選金を巡っての泥沼劇が繰り広げられるのかと思いきや、話は思ってもみない方向に突き進み始め、出発地点からは想像もつかないところまで入り込んでしまうので、この展開には驚かされました。

 ただ、その出発点である「toto」に関してですが、ちょっと作者的には可哀想な状況となってしまいましたね。

 というのも、作中では「toto」はもうすっかり廃れてしまった存在で、“昔懐かしのあの人”的な感じで書かれているのですが、この本が発売された2008年末の現実世界では、「toto」は売り上げ記録を次々と更新するほどに大好評となっているのです。

 この作品を書いていた時は、実際にも「toto」は不良債権化していたと思うのですが、ただそれから作品が発売されるまでの間に登場した「BIG」により、6億円が毎週のように連発されている影響もあって、状況は大きく変わってしまったのですよね。

 なので、読む時はそこら辺の違和感は目をつむって読んでみてください。

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 まあ内容の方は、その「toto」からはどんどんと離れていくのですが、この行きつく先の見えなさがこの作品の魅力でしょう。

 ただ、やることなすことがことごとく正解となって、幸運が奇跡的に続かない限りこんな上手くはいかないだろう、って感じ始めてから、ちょっと気持ち的に冷めてしまったのは残念でした。

 それに、終盤に入るとメッセージ性が込められているような文章が多くなっていったので、個人的にはもっとエンターテイメント性に徹してくれた方が楽しめたのにな~なんて思いましたね。

 それでも★2つかな?って感じでしたが、最初の方に「レッズがマリノスに勝つってことより、もっと確実に予想できることがある」なんて大変失礼な会話文があったので、もうここは迷わずに久々の★1つにしてしまいました。

 ちなみに、読む人がJリーグ好きかそうでないかでクライマックスにおける解釈が大きく異なりそうなのですが、Jリーグ好きな人の方がより楽しめるでしょうね。
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  > 個人的評価 : ★☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★       鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★      主キャラ魅力度 : ★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “沢村凛” 関連記事 】

  > No.228 「脇役スタンド・バイ・ミー」
  > No.163 「笑うヤシュ・クック・モ」


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