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2008年12月25日 (木)

『倒立する塔の殺人』 皆川博子 > 「このミス」完全読破 No137

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.137

 『倒立する塔の殺人』 皆川博子

   「このミス」2009年版 : 20位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「大学読書人大賞」 3位

   読始:08.12.3 ~ 読終:08.12.10

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 単行本 <2007年11月>

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皆川 博子

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 このシャレた感じのタイトルに、この表紙絵、そして学生向けの「ミステリーYA!」から発表された作品(後日追記:いずれも単行本版のことです)ということもあって、現代的な内容を想像していました。

 しかし読んでみたら、全く予想外の時代設定だったので驚きましたね。

 ただ、主人公たちの会話や行動が今の時代のような軽さをもって書かれているので、全然古臭く感じるようなことはないのですが、そんな中にも時代を感じさせられるような描写や表現が加わってくるので、よりの時代の特徴が強調されて、良いスパイスになっているように感じました。

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 内容の方は、現実に起きた事件・事故に関する謎が、作中作を辿っていくと徐々に明らかになっていくというものです。

 そのストーリーやトリックなどは、特別独自性のあるものではなくて、この人でなければ書けないというものではないのですが、その構成や表現などがとてもこの作者らしくて、全体的に見るとまさに“皆川博子だけにしか書けない作品”に仕上がっていますね。

 それゆえに、一昔前の少女漫画的な雰囲気が少々感じられて、それでこその皆川博子作品の色なわけですが、そこに読んでいて苦手意識を感じてしまう人が、特に男性読者に多いのではないかと思います。

 読み始めに少しでもそういったことを感じた方なんかは、その先ずっとそれを引きずったまま読むことになるかもしれませんね。しかし逆にハマる人はホントにハマってしまうような魔力のある作品でもあるのですが。

 あと、作中には西洋絵画に関する話が多く出てきて、物語にも大きく係わってくるのですが、巻末に載っている「『倒立』美術館 あとがきにかえて」に実際の絵が描かれているので(後日追記:これも単行本版のことです。文庫版ではどうなっているのかは未調査)、それを見ながら読み進めた方がより話を理解できるかも(自分は知らずに読み終えてしまったので、“読んでる時に見とけばよかった.....”と残念がってしまいました)。
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  > 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★      鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      読み終り爽快度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “皆川博子”関連記事 】

  > No.777 「ミステリマガジン700 【国内篇】」
  > No.776 「影を買う店」
  > No.723 「アルモニカ・ディアボリカ」

  > No.692 「海賊女王」
  > No.547 「双頭のバビロン」
  > No.480 「開かせていただき光栄です」
  > No.137 「倒立する塔の殺人」
  > No.007 「死の泉」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「うたう警官 (笑う警官)」 佐々木譲

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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