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2008年12月12日 (金)

『きのうの世界』 恩田陸 > 「このミス」完全読破 No.131

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.131

 『きのうの世界』 恩田陸

   「このミス」2009年版 : 14位

   受賞(候補) : (「直木三十五賞」候補)

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「AXNミステリー 闘うベストテン」 4位

   読始:2008.11.13 ~ 読終:2008.11.16

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2008年9月>

きのうの世界(上) (講談社文庫)きのうの世界(上) (講談社文庫)
恩田 陸

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 恩田陸作品を一言で表すならば、それは「不思議」ですかね。

 まあとにかく不思議で状況がわからない中で始まって、そこに不思議な人物だったり、不思議な出来事だったり、不思議な展開だったりが加わり、さらには不思議で魅力的な謎が全体を覆い包むので、一体この不思議な話がどのような結末を迎えてくれるのかと、もう期待が膨らんでしまうのです。

 ただし、すべての謎がきっちりと解決するような気持ちの良いラストを期待してはいけません。もしそういった結末を望んで読むのならば、ガッカリしたり怒り出したりしてしまう人も少なくないでしょう。

 それでは一体何を期待して読めばよいのか、といいますと、それはやはり、物語の始めから漂う「不思議」、そして魅力的な「謎」、それ自体を楽しむべきだと思うのですよね。普通のミステリ小説ならばあくまで過程でしかないような部分、そこにこそ恩田陸作品の真髄が隠されているのではないでしょうか。

 まあ、自分はまだ恩田陸作品はNo.64「Q&A」No.65「中庭の出来事」しか読んでいなかったのですけどね。でも、この2作品も、そして今回紹介する「きのうの世界」も、全てこれに当てはまっていたので、少なくともここ最近に発表された「このミス」にランクインするような作品に限っては、こんな説明でもあっているのではないでしょうか。

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 というわけでこの作品も、序盤からとても不思議な場所が、人物が、出来事が、展開してゆくわけですが、それらが全て謎めいた存在で、話が進むほどに謎が謎を呼んでいきます。

 そしてその謎の正体が徐々に明らかになっていき、事件の真相にも近づいていくのですが、その謎めいた作品世界がとても魅力的なだけに、やはり最後にはどのような真相が待っているのかと期待してしまいます。

 ただ、過去の作品を読んでそこの部分はあまり期待してはいけないってことを理解できていたので、実際に待ちうけていたぶっ飛ぶようなとんでもない展開にも、なんなく対応できましたけどね。

 というか、逆に“待ってました!!”って感じでした。恩田陸作品を読む時は、こういった展開を自然と期待するようになってましたからね。ただ、期待以上のぶっ飛び方だったので、覚悟していたといえどもホントに驚かされましたが。

 なので、やはりこの作品も、絶賛する人と酷評する人にはっきりと分かれてしまうのではないでしょうか。、自分は“絶賛”の方にまわることが出来ましたが、でももし今作が恩田陸作品初体験であったならば、果たして“絶賛”の方にまわることが出来ていたのか甚だ疑問ではありますけどね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★★☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度 : ★★★★      おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★
   恋愛ラブラブ度 : ★          人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★     読み終り爽快度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “恩田陸” 関連記事 】

  > No.953 「七月に流れる花」

  > No.814 「EPITAPH東京」
  > No.719 「雪月花黙示録」
  > No.635 「夜の底は柔らかな幻」
  > No.508 「夢違」
  > No.317 「私の家では何も起こらない」

  > No.209 「訪問者」
  > No.161 「ブラザー・サン シスター・ムーン」
  > No.131 「きのうの世界」
  > No.065 「中庭の出来事」
  > No.064 「Q&A」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「疾走」 重松清

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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