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2008年12月

2008年12月29日 (月)

『ありふれた死因』 芦川澄子 > 「このミス」完全読破 No139

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.139

 『ありふれた死因』 芦川澄子

   「このミス」2009年版 : 14位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「ミステリが読みたい!」 12位

   読始:2008.12.4 ~ 読終:2008.12.12

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 単行本 <2007年10月>

ありふれた死因ありふれた死因
芦川 澄子

東京創元社 2007-10
売り上げランキング : 28190

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 「このミス」では、本格ミステリ系の超ベテラン作家の作品、特に1950~60年代くらいに活躍した作家の復刻版的作品集が毎年のようにランクインしています。

 ここ最近の例だと、No.63「離れた家」山沢晴雄や「X橋付近」高城高、天城一の作品集「天城一の密室犯罪学教程」「島崎警部のアリバイ事件簿」「宿命は待つことができる」などがそれに当たりますね。

 そういった作品は、実は特定のグループ、まあ具体的に言ってしまえばSRの会(ミステリーファンクラブ)に関係する人達による投票が大部分を占めている場合が多いので、組織票のような意味合いで読者の一部から批判的に思われているところがあるのだそうです。

 まあ自分としては、“「このミス」完全読破”ということで読む本を決めているので、「このミス」以前の作品には手が伸びにくくなってしまうわけで、こうやって堂々と一昔前の作品を読むことが出来るので、結構ありがたいですけどね。

 そして今年のこの枠でのランクインとなったのが、この「ありふれた死因」なのです。

 ちなみにこの作者は、巻末に収録されている資料集などを読んでみると、やはりかつてSRの会と深い繋がりがあった方のようですね。

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 さて作者の芦川澄子は、鮎川哲也(故人)夫人なのですが、夫同様に作家として活躍していました。しかしその活動期間は1959~64年の5年間だけと短く、発表された作品もそれほど多いわけではないです。

 とはいえ、「愛と死を見つめて」が探偵小説懸賞募集で一等に入選するなど評価は高かったようですが、この「ありふれた死因」は、その5年間に発表された全作品が収録されている、集大成的な作品なのですね。

 内容は、密室や凶器などの物質的な本格ミステリというよりは、女性ならではの視点から描かれた心理的なトリックが冴え渡るミステリ作品といったところでしょうか。

 今から50年も前の作品ですが、時代背景などにはさすがにそれを感じるものの、登場人物たちの心理描写などはいまとそれほど変わらないように読めたので驚きましたね。それに作品全体にさっぱりとした小気味良さがある中に、毒の要素が結構散りばめられているので、古臭さなど全く感じることなく楽しむことができました。

 個人的には、主人公が異国の地で出会った老人の奇妙な告白を聞くことになる「道づれ」が、ホラーテイスト溢れる流れに引き込まれ、オチも見事に決まったので、特に気に入りましたね。

 あと、そういったかつての作品だけでなく、最近書かれたコラム的な書き下ろしや自註自解が収録されているのも、なんとも嬉しい限りです。
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  > 個人的評価 : ★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★      鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★       感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★       読み終り爽快度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「儚い羊たちの祝宴」 米澤穂信

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2008年12月28日 (日)

「このミス2010年版」月別ランクイン候補作品(08年11月)

 「2009年版」に引き続いて、「このミステリーがすごい!2010年版」でも“ランキング発表前に対象作品を読んでしまおう!”というのをやってみようと思います。

 それで、日頃から“どんな作品がランクインしそうかな?”って色々とチェックしているので、どうせならそれを発売された月別にまとめてしまおう!ということで始めたのがこの「月別ランクイン候補作品」です。

 ここでは、とりあえず「このミス」の対象になりそうな作品をピックアップして、“作者の過去実績”や“なんとなくの前評判”を元に、推測されるランクインの可能性ごとに3段階に分けて並べています。

 なお、これを書いている時点では作品をまだ読んでいない状況になると思うので、この3段階の分類は、作品を読んだ上で決めたものではありませんので、その点ご了承ください。

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 >> 2008年11月発売の最有力候補っぽい作品 <<


 【 悼む人 / 天童荒太 】

悼む人悼む人
天童 荒太

文藝春秋 2008-11-27
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  > 聖者なのか、偽善者か?「悼む人」は誰ですか。
  > 七年の歳月を費やした著者の最高倒達点!
  > 善と悪、生と死が交錯する至高の愛の物語。


 「永遠の仔」で1999年版の1位を獲得した天童荒太の最新作ですが、7年もの月日をかけてようやく完成された大作ということもあって、その内容はもちろん、「このミス」的にも大いに期待が高まってしまいます。

 ただ、直球のミステリ作品ではないようなので、やはりランクインするかは中身がどのくらいのレベルなのかによって決まってきそうですね。今から読むのが楽しみです。


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
       >> No.155 『悼む人』 天童荒太


 【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】

   > 「家族狩り」  1997年版 8位
   > 「永遠の仔」  2000年版 1位

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 【 オリンピックの身代金 / 奥田英朗 】

オリンピックの身代金オリンピックの身代金
奥田 英朗

角川グループパブリッシング 2008-11-28
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  > 昭和39年夏。10月に開催されるオリンピックに向け、
  > 世界に冠たる大都市に変貌を遂げつつある首都・東京。
  > この戦後最大のイベントの成功を望まない国民は誰一人としていない。
  > そんな気運が高まるなか、警察を狙った爆破事件が発生。
  > 同時に「東京オリンピックを妨害する」という脅迫状が当局に届けられた!
  > しかし、この事件は国民に知らされることがなかった。
  > 警視庁の刑事たちが極秘裏に事件を追うと、
  > 一人の東大生の存在が捜査線上に浮かぶ…。
  > 「昭和」が最も熱を帯びていた時代を、
  > 圧倒的スケールと緻密な描写で描ききる、
  > エンタテインメント巨編。


 「最悪」で2000年版7位、No.18「邪魔」で2002年版2位にランクインし、一躍「このミス」の常連となった奥田英朗の最新作です。

 その後も2004年に「空中ブランコ」で直木賞、2007年には「家日和」で柴田錬三郎賞を受賞するなど、高く評価もされヒットも続けているのですが、「このミス」とは「邪魔」以降はすっかり距離が離れてしまった感じでした。

 しかし今作はサスペンスということもあって、久々に「このミス」的に直球な作品となったので、これはもう期待してしまいますね。

 2009年版の1位に輝いたNo.125「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎も11月発売のサスペンス物だったことですし、2年連続で似たような作品の高ランクインなりますかね?


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
       >> No.154 『オリンピックの身代金』 奥田英朗


 【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】
   * タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想ページです

   > 「最悪」  2000年版 7位
   > 「邪魔」  2002年版 2位

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 【 儚い羊たちの祝宴 / 米澤穂信 】

儚い羊たちの祝宴儚い羊たちの祝宴
米澤 穂信

新潮社 2008-11
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  > ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。
  > 中でも、「最後の一撃」と呼ばれる、
  > ラストで鮮やかに真相を引っ繰り返す技は、
  > 短編の華であり至芸でもある。
  > 本書は、更にその上をいく、
  > 「ラスト一行の衝撃」に徹底的にこだわった連作集。
  > 古今東西、短編集は数あれど、
  > 収録作すべてがラスト一行で落ちるミステリは本書だけ。


 あえて作品の名前を挙げることのないほど、毎年のように「このミス」にランクインしている常連作家・米澤穂信の最新連作集です。

 ちなみに、2006年版から3年連続ベスト10入り、2005年版から4年連続ベスト20入りを続けていたのですが、2009年版対象期間内に新作が出なかったので、記録は途絶えてしまいました。

 まあ出せば確実に上位にランクインするくらいに「このミス」とは相性の良い作家なので、この作品にも大いに期待できるのですが、いつもの米澤穂信テイストとはちょっと違った作品なので、その点でいつもより評価が上がるのか下がるのかがポイントになりそうです。

 あとは来年(2009年)にも何作か発表される予定なので、票が割れないかどうかも重要になりそうですかね。あの「秋期限定栗金飩事件」が満を持して発売されるようですし。

 そしてこの作品は、これを書いている時点ですでに読んでいまして、「ラスト一行の衝撃」のみに期待しすぎてしまうとガッカリしてしまいそうですが、そういった読まれ方をしないのであれば、上位は難しいかもしれないけれど11~20位なら充分に狙えるのではないでしょうか。


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
       >> No.140 『儚い羊たちの祝宴』 米澤穂信


 【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】
   * タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想ページです

   > 「さよなら妖精」  2005年版 20位
   > 「犬はどこだ」  2006年版 8位
   > 「夏期限定トロピカルパフェ事件」  2007年版 10位
   > 「ボトルネック」  2007年版 15位
   > 「インシテミル」  2008年版 10位

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 【 チェーン・ポイズン / 本多孝好 】

チェーン・ポイズンチェーン・ポイズン
本多 孝好

講談社 2008-11-01
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  > 誰にも求められず、愛されず、歯車以下の会社での日々。
  > 簡単に想像できる定年までの生活は、絶望的な未来そのものだった。
  > 死への憧れを募らせる孤独な女性にかけられた、
  > 謎の人物からのささやき。
  > 「本当に死ぬ気なら、1年待ちませんか?
  >         1年頑張ったご褒美を差し上げます」
  > それは決して悪い取り引きではないように思われた―。
  > 新境地を開いた驚愕のミステリー。


 「MISSING」で2000年版10位にランクインした本多孝好の最新作です。

 講談社創業100周年記念として「書き下ろし100冊」という企画が始まったのですが、その第1弾としてこの作品が選ばれたことからも注目度が高い作品です。

 内容的にはミステリのようですし、説明を読んでもなかなか面白そうなので、これは期待できるのではないでしょうか。


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
       >> No.148 『チェーン・ポイズン』 本多孝好


 【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】

   > 「MISSING」  2000年版 10位

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 【 ファミリーポートレイト / 桜庭一樹 】

ファミリーポートレイトファミリーポートレイト
桜庭 一樹

講談社 2008-11-21
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  > あなたとは、この世の果てまでいっしょよ。
  > 呪いのように。親子、だもの。
  > ママの名前は、マコ。マコの娘は、コマコ。
  > 『赤朽葉家の伝説』『私の男』―集大成となる家族の肖像。


 日本推理作家協会賞を受賞したNo.73「赤朽葉家の伝説」で2008年版2位、そして同年発売された「私の男」で直木賞を受賞した桜庭一樹の、受賞後第一作となるのがこの作品です。

 「赤朽葉家の伝説」の2位に対して、「私の男」が「このミス」ではランクインの僅か手前の23位となった要因は、やはりミステリ度の差なのではないかと思うのですが、したがって今回の作品も、どのくらいミステリ要素が入っているかがランクインには重要になってきそうですかね。


 [ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
       >> No.150 『ファミリーポートレイト』 桜庭一樹


 【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】
   * タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想ページです

   > 「少女には向かない職業」  2006年版 20位
   > 「赤朽葉家の伝説」  2008年版 2位

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 >> 2008年11月発売の有力候補っぽい作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
 * 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数


   約束の地 / 樋口明雄
   女神記 / 桐野夏生 (3作)
   踊るジョーカー / 北山猛邦  <感想記事はこちら>

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 >> 2008年11月発売の候補っぽい作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
 * 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数


   寒椿ゆれる / 近藤史恵 (1作)
   元職員 / 吉田修一 (1作)
   土井徹先生の診療事件簿 / 五十嵐貴久 (1作) <感想記事>
   まいなす / 太田忠司  <感想記事はこちら>
   笑うヤシュ・クック・モ / 沢村凛  <感想記事はこちら>
   イン・パラダイス / 渡辺容子
   草祭 / 恒川光太郎  <感想記事はこちら>
   死刑基準 / 加茂隆康
   豪華客船エリス号の大冒険 / 山口芳宏  <感想記事はこちら>
   まず石を投げよ / 久坂部羊
   最初に探偵が死んだ / 蒼井上鷹
   誤審 / 麻野涼  <感想記事はこちら>
   連帯保証人 / 松井計
   cc:カーボンコピー / 幸田真音
   青薔薇荘殺人事件 / 早見江堂

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  >>> 「このミス2010年版」月別ランクイン候補作品(08年12月)


 「月別ランクイン候補作品」の一覧は、「このミス」完全読破 読破本リストにてご覧ください。

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2008年12月26日 (金)

〔MDB的ミュージックアウォード2008〕 10位⇒7位

>> 「MDB的ミュージックアウォード2008」について <<

   *対象 : 2007年12月~2008年11月に発売された曲

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【 10位 : 藤沢ルーザー / ASIAN KUNG-FU GENERATION 】


藤沢ルーザー藤沢ルーザー
後藤正文 Matthew Kelly Sharp

KRE(SME)(M) 2008-10-15
オリコン年間ランキング : 281位

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 最初に聴いた時は、もっとアグレッシブでガツンと来るものを期待していたので“ちょっと物足りないかな~”と思ったのですが、何度か聴いているうちにだんだんとその良さがわかってきて、今ではかなりのお気に入りとなりました。

 なんか全体的に力が抜けた感じの印象があって、3分にも満たない長さ(2番がないですし)なのでアッという間に終わってしまうのですが、そのせいで逆に中毒性が効いているようで。

 それに、サビの部分なんて“間の抜けた伸ばし方だな~”なんて失礼なことを考えていたのですが、これも何度も聴いているうちにカッコ良く感じてきましたから。

 やっぱり一聴しただけで全てを判断しちゃダメだということですねェ。

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【 9位 : How Do I Survive ? / Superfly 】


How Do I Survive ?How Do I Survive ?
越智志帆 A.Fraser P.Rodgers

Warner Music Japan =music= 2008-09-10
オリコン年間ランキング : 358位

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 Superflyはこれで2曲目のランクインです。

 こちらは、どことなくLOVE PSYCHEDELICO的というか、60年代のサウンド的というか、ちょっと懐かしい感じがする歌なのですが、その中にも今の時代だからこその要素も詰め込まれていて、これまたカッコ良いとしか言い様のない作品ですね。

 そしてやはりボーカルに耳がいってしまいがちですが、この演奏がまた素晴らしくて。特にサビに入った時の、こう身体全体をグイッと持っていかれそうなほどの盛り上げ方が、聴いていて嬉しくなってきちゃいますからねェ。

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【 8位 : マスタッシュ / 木村カエラ 】


マスタッシュ/memories(original version)マスタッシュ/memories(original version)
木村カエラ Masao Nisugi

コロムビアミュージックエンタテインメント 2008-09-10
オリコン年間ランキング : 193位

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 最初は、両A面のもう一作「memories (original version)」の方が気になっていて、こっちの方はオマケ程度にしか思っていなかったのですが、やはり何度も聴いているうちに、この「マスタッシュ」の方が断然好きになってしまいました。

 気持ちが良いくらいに爽快なポップスであり、パンチを効かせながら飛び跳ねるようなロックでもありますからね。

 木村カエラはもうちょっとパンキッシュな歌の方が合っていると思っていましたが、こういったポップロックもまた良いもんですねェ。

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【 7位 : Jasper / 木村カエラ 】


Jasper (DVD付)Jasper (DVD付)
木村カエラ ヒダカトオル

Colombia Music Entertainment =music= 2008-02-06
オリコン年間ランキング : 173位

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 木村カエラが続けてのランクインです。

 この歌は石野卓球プロデュース作品なのですが、もう聴いてみればまさしく電気グルーヴ、これぞ電気グルーヴといった歌ですね。

 ここまで直球な電気サウンドだと、誰が歌っても電気グルーヴの歌でしかなくなってしまうところだと思うのですが、それでもこの歌は、あくまで“木村カエラの歌”として成り立っているので、やはりヴォーカルとしての力・個性があるんだなぁと改めて思いましたね。まあそこら辺のことは以前にも書いているので(下を参照)、詳しくはそちらを。

 電気グルーヴの歌も木村カエラの歌も好きな自分にとっては、電気グルーヴの歌としても楽しめ、木村カエラの歌としても楽しめ、そして両者が見事なまでに融合した歌としても楽しめ、まさに贅沢すぎる作品でした。例年だったら1位になっていてもおかしくなかったのですけどねェ。


 [ この歌の感想記事は、こちらもどうぞ ]
   >> 「Baby cruising Love / Perfume」 & 「Jasper / 木村カエラ」

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 NEXT >>> 〔MDB的ミュージックアウォード2008〕 6位 ⇒ 4位

 〔MDB的ミュージックアウォード2008〕 15位 ⇒11位 <<< PREV

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 MDB的ミュージックアウォード2008

 ・〔MDB的ミュージックアウォード2008〕 20位 ⇒16位
 ・〔MDB的ミュージックアウォード2008〕 15位 ⇒11位
 ・〔MDB的ミュージックアウォード2008〕 10位 ⇒ 7位
 ・〔MDB的ミュージックアウォード2008〕 6位 ⇒ 4位
 ・〔MDB的ミュージックアウォード2008〕 3位 ⇒ 1位

2008年12月25日 (木)

『倒立する塔の殺人』 皆川博子 > 「このミス」完全読破 No137

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.137

 『倒立する塔の殺人』 皆川博子

   「このミス」2009年版 : 20位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「大学読書人大賞」 3位

   読始:08.12.3 ~ 読終:08.12.10

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 単行本 <2007年11月>

倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫)倒立する塔の殺人 (PHP文芸文庫)
皆川 博子

PHP研究所 2011-11-17
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 このシャレた感じのタイトルに、この表紙絵、そして学生向けの「ミステリーYA!」から発表された作品(後日追記:いずれも単行本版のことです)ということもあって、現代的な内容を想像していました。

 しかし読んでみたら、全く予想外の時代設定だったので驚きましたね。

 ただ、主人公たちの会話や行動が今の時代のような軽さをもって書かれているので、全然古臭く感じるようなことはないのですが、そんな中にも時代を感じさせられるような描写や表現が加わってくるので、よりの時代の特徴が強調されて、良いスパイスになっているように感じました。

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 内容の方は、現実に起きた事件・事故に関する謎が、作中作を辿っていくと徐々に明らかになっていくというものです。

 そのストーリーやトリックなどは、特別独自性のあるものではなくて、この人でなければ書けないというものではないのですが、その構成や表現などがとてもこの作者らしくて、全体的に見るとまさに“皆川博子だけにしか書けない作品”に仕上がっていますね。

 それゆえに、一昔前の少女漫画的な雰囲気が少々感じられて、それでこその皆川博子作品の色なわけですが、そこに読んでいて苦手意識を感じてしまう人が、特に男性読者に多いのではないかと思います。

 読み始めに少しでもそういったことを感じた方なんかは、その先ずっとそれを引きずったまま読むことになるかもしれませんね。しかし逆にハマる人はホントにハマってしまうような魔力のある作品でもあるのですが。

 あと、作中には西洋絵画に関する話が多く出てきて、物語にも大きく係わってくるのですが、巻末に載っている「『倒立』美術館 あとがきにかえて」に実際の絵が描かれているので(後日追記:これも単行本版のことです。文庫版ではどうなっているのかは未調査)、それを見ながら読み進めた方がより話を理解できるかも(自分は知らずに読み終えてしまったので、“読んでる時に見とけばよかった.....”と残念がってしまいました)。
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  > 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★      鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      読み終り爽快度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “皆川博子”関連記事 】

  > No.777 「ミステリマガジン700 【国内篇】」
  > No.776 「影を買う店」
  > No.723 「アルモニカ・ディアボリカ」

  > No.692 「海賊女王」
  > No.547 「双頭のバビロン」
  > No.480 「開かせていただき光栄です」
  > No.137 「倒立する塔の殺人」
  > No.007 「死の泉」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「うたう警官 (笑う警官)」 佐々木譲

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2008年12月24日 (水)

『第三の時効』 横山秀夫 > 「このミス」完全読破 No.134

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.134

 『第三の時効』 横山秀夫

   「このミス」2004年版 : 4位

   受賞(候補) : (「山本周五郎賞」候補)

   総合ランキング : 「この警察小説がすごい! ALL THE BEST」 1位
              「オールタイム・ベスト国内短編ミステリーベストテン」
                 9位作品 『第三の時効』 収録
              「短編ミステリ・オールタイムベスト(国内編)」
                 21位作品 『第三の時効』 収録
              「1996-2005オールベスト「本格」ランキング」 22位
              「東西ミステリーベスト100(2012年版)」 52位
              「本格ミステリ・オールタイムベストアンケート」 94位

   年度ランキング : 「週刊文春ミステリーベスト10」 6位
              「本格ミステリ・ベスト10」 12位

   読始:2008.11.20 ~ 読終:2008.11.23

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本 <2006年3月>

第三の時効 (集英社文庫)第三の時効 (集英社文庫)
横山 秀夫

集英社 2006-03-17
売り上げランキング : 6306

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 警察小説の第一人者ともいうべき横山秀夫の作品ですが、今回はF県警の強行犯係を舞台とした連作短篇集です。

 この強行犯係というのは、事件が起きれば真っ先に駆けつけてその場を仕切るという、エリートのみが集まった刑事の中でも花形の存在なので、あまり警察小説では書かれないような部署に脚光を当てて評価されてきた横山秀夫としては、思いきり直球な警察小説なのですね。

 その強行犯係というのは一班から三班まで分かれているのですが、それぞれ別働隊として動いているので、お互い協力し合うなんてことはなく、逆に敵対視するまでのライバル関係となっているのです。

 そしてそれぞれの班を取り仕切る班長というのがいずれもかなりの切れ者で、エリートの上に立っているだけのことはあるのですが、3人ともに性格的に癖がありすぎるくらいなので、かなりの魅力的なキャラクターとなっています。

 この三つの班によるいわば縄張り争いのような競い合いや、強行犯係をまとめる上司との軋轢、そしてもちろん犯人など事件にかかわる人々とのやり取りなど、とにかくストーリー以外の面が物凄く面白く、そして熱くなってしまいましたね。

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 だからといってストーリー面ではイマイチというわけでは全然ありません。

 まずは、とてもキャラの濃い面々が揃っているわけですが、話によって主人公(視点)が変わるところがまた面白いですね。主役が脇役に、脇役が主役に、と入れ替わることで、よりそれぞれのキャラクターを知ることが出来るし、よりその魅力にやられてしまいますからね。

 そして各ストーリーも、警察小説にしてはミステリ度が結構高いのです。だから、普通に警察小説として楽しんでいると、終盤に来て“まさかそんな!”ってな展開になって、かなり驚かされてしまいました。

 そんな感じで、それぞれの話を別個で読んでも楽しめますが、それでもやっぱり全部をひっくるめて一つの作品として読んだ方が面白いのは間違いないですね。それだけ一つの熱い塊のようなものが作品全体から感じられました。

 となると、このF県強行班シリーズの続編をぜひとも読みたいもんですが、いつ単行本化されてもいいような状態なのに、なかなか発売には至っていないようですね。まあ楽しみに待っていましょう。
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  > 個人的評価 : ★★★★★ ★★☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★      鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★          人間味ドラマ度 : ★★★★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★       読み終り爽快度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “横山秀夫”関連記事 】

  > No.594 「64(ロクヨン)」
  > No.134 「第三の時効」
  > No.025 「動機」
  > No.003 「半落ち」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「私が殺した少女」 原 尞

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2008年12月23日 (火)

〔MDB的ミュージックアウォード2008〕 15位⇒11位

>> 「MDB的ミュージックアウォード2008」について <<

   *対象 : 2007年12月~2008年11月に発売された曲

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【 15位 : Hi-Five / Superfly 】


Hi-FiveHi-Five
Superfly 越智志帆 M.Jagger J.Croce

Warner Music Japan =music= 2008-04-23
オリコン年間ランキング : 474位

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 まあとにかく前へ前へと押し出していくような力強さが溢れていて、爽快でド派手な歌ですね。

 ただ、ド派手といえども演奏の方はとても凝っていて、プロの技が集大成となってお祭り騒ぎをしているといった感じもあるので、ホントにカッコ良すぎです。

 これはライブで聴いたらより盛り上がるんでしょうねェ。

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【 14位 : 情熱の代償 / GIRL NEXT DOOR 】


情熱の代償 / ESCAPE(DVD付)情熱の代償 / ESCAPE(DVD付)
GIRL NEXT DOOR 千紗 Kenn Kato

エイベックス・エンタテインメント 2008-11-19
オリコン年間ランキング : 259位

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 avax設立20周年を記念して大々的な宣伝と共にデビューしたのがこのGIRL NEXT DOORなのですが、そういった売り出し方なのでやっぱり“結果的に大コケすればいいのに”と思ってしまいました。

 でも実際に歌を聴いてみれば、90年代のヒット曲好きとしては懐かしさもあり気に入ってしまうのですよね。ただどこか物足りなさも感じてはいるのですが。

 そんなGIRL NEXT DOORの3ヶ月連続リリースの最後を飾ったのがこの歌なのですが、この歌は無条件で好きですね。

 ドン!ドン!という重い音と、それを追いかけるように裏打ちでカッ!カッ!っていう軽い音が、曲の始めから終わりまで絶えず続くのですが、この2つの音の単純な連続性を聴いているだけでもう気分は高まってしまいます。

 だからこの音だけ聴いていればいいような気もしますが、これに少し哀しげな歌が乗っかることで、よりこの音が際立つようでして。ぜひとも重低音全開で聴きたい歌ですね。

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【 13位 : LIFE / キマグレン 】


LIFELIFE
キマグレン KUREI GIRA MUNDO

UNIVERSAL SIGMA(P)(M) 2008-05-14
オリコン年間ランキング : 117位

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 この歌はまずPVで何度も聴いていたのですが、CDで聴いてみたら「ハーイエッ イエイエイエッ」の部分がPVの時よりあっさりしている様だったので、最初はちょっと物足りないような気がしていました。全体的にも、もうちょっと盛り上がり所を作ったほうが良いんじゃないかとも思ったりして。

 ただ何度も聴いていたら、この歌はこのあっさりとした構成だからこそ良さが出るんだなということがわかりましたね。あんまりしつこくされたりとか大袈裟に盛り上がられるよりは、じっくりと聴かせてくれることで、じんわりとこの歌が心に染み込んで来るようで。

 それに音も派手さはないけれどこの歌をジワジワと盛り上げていてカッコ良いですからね。今年に限らず最高に好きな夏ソングになりそうな感じです。

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【 12位 : BURN -フメツノフェイス- / B'z 】


BURN -フメツノフェイス-BURN -フメツノフェイス-
B'z 松本孝弘 稲葉浩志

VERMILLION RECORDS(J)(M) 2008-04-16
オリコン年間ランキング : 32位

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 B'zの今年唯一のシングルがここに登場。というわけで、B'zの3連覇は残念ながらなりませんでした。

 電子的なアレンジとダンスミュージック的なリズムがいつにも増してカッコ良くて、なんか宇宙規模の壮大ささえ感じさせるほどの歌ですね。

 ただ、昨年の「SUPER LOVE SONG」がシンプルな音ながら一つ一つの音が存在感を出しまくりで聴いていて圧倒されたのに対し、この歌は音が拡散されている感じで、なんか実態を掴む事が出来ないような感覚にもなってしまいました。

 その理由として、ドラムとベースを今回は控え目にして作られていたからではないかと思うのですが、自分としてはそここそが楽しみたいところでもあるので、ちょっとB'zのシングル曲としては物足りないところがありましたかね。


 [ この歌の感想記事は、こちらもどうぞ ]
   >> BURN-フメツノフェイス- / B'z (PV)

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【 11位 : Love,too Death,too / ポルノグラフィティ 】


Love,too Death,too(初回生産限定盤)Love,too Death,too(初回生産限定盤)
新藤晴一 岡野昭仁 ak.homma

SE(SME)(M) 2008-10-08
オリコン年間ランキング : 104位

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 このなんとも気の抜けた感じが良いですね。

 って“気が抜けた”という表現だとちょっと誤解されそうな感じですが、気が抜けたというよりも力が抜けたといいますか、肩に力が入っていなくてとてもリラックスした状態でこの歌を楽しんでいるような、そんな印象を持ちました。

 なので音も軽いように思うのですが、でもちゃんと聴いてみればもう凝りに凝っていまして、ホーンセクションや裏打ちのリズムなんかで躍動感がアップしているし、それぞれの音がさり気ないながらも憎いくらいに効いているのです。

 自分は、裏打ちのリズムと途中で拍手音が入っている歌を好きになるんだ、ってことに最近気付いたのですが、そうなるとこの歌を好きになるのも必然だってことですねェ。

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 MDB的ミュージックアウォード2008

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2008年12月22日 (月)

『悪果』 黒川博行 > 「このミス」完全読破 No.133

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.133

 『悪果』 黒川博行

   「このミス」2008年版 : 14位

   受賞(候補) : (「直木三十五賞」候補)

   総合ランキング : 「この警察小説がすごい! ALL THE BEST」 12位

   年度ランキング :

   読始:2008.11.16 ~ 読終:2008.11.18

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 単行本 <2007年9月>

悪果 (角川文庫)悪果 (角川文庫)
黒川 博行

角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-09-25
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 2008年(「このミス」でいうと2009年版)は警察小説がイマイチ盛り上がりに欠けた印象があるのですが、それもこれも、前年の2007年(「このミス」でいうと2008年版)であまりにも警察小説が盛り上がったからではないでしょうか。

 具体的に作品名を挙げれば、「このミス」で1位になったNo.200「警官の血」佐々木譲を始め、No.72「果断 隠蔽捜査2」今野敏No.301「越境捜査」笹本稜平、「沈底魚」(曽根圭介)、「ビター・ブラッド」(雫井脩介)などなど.......。

 そしてひとえに警察小説といっても、部署など活躍するスポットの当て方や、その描き方・構成、ミステリ寄りかハードボイルド寄りか犯罪小説寄りか大河小説寄りかなど、一つのジャンルと見られながらもその内容は十人十色というところも面白いですね。

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 そんな2007年の豊作警察小説の中の一作がこの「悪果」。この作品の主人公は、暴力団担当の仕事を受け持っています。となると、悪い極道たちが大暴れしそうな感じですが、どちらかといえば大暴れするのは主人公と相棒の刑事コンビの方なんですねェ。

 極道以上に悪い刑事といえば、No.33「禿鷹の夜」逢坂剛を思い浮かべますが、その作品の主人公ほど根っからの悪ではなく、一応きちんと捜査をして優秀な成績を残しているものの、そこから悪巧みを企てる.....といった感じなので、ホントにいそうな悪刑事として書かれています。

 そしてこの刑事コンビのキャラクターがとても魅力的で、その行動や関西弁を使った会話なども小気味良く、悪いことをしているというのにいつしかこの二人に加担して物語を追ってしまうくらいです。

 そんな二人のキャラクターを存分に楽しむことが出来る、日常的な活躍が描かれている前半に対し、後半になると手に汗握る捜査劇へと形を変えるので、このストーリーが加速していくような感じが最高でした。

 なんとも苦味のあるラストといい、ギトギト・ギラギラした中に強烈な渋みが効いた作品でしたね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★★     感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★       読み終り爽快度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “黒川博行” 関連記事 】

  > No.1005 「後妻業」
  > No.0943 「喧嘩」
  > No.0834 「勁草」
  > No.0745 「破門」

  > No.0645 「落英」
  > No.0620 「繚乱」
  > No.0220 「螻蛄」
  > No.0164 「煙霞」
  > No.0133 「悪果」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「第三の時効」 横山秀夫

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2008年12月17日 (水)

>>MDB的コンピCD-14<< 「冬 -Winter Song 2008-」

>> MDB的コンピCD << とは?

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 「冬 -Winter Song 2008-」


  01 : LAST CHRISTMAS / EXILE

  02 : 連れてって 連れてって / Dreams Come True

  03 : LOVE ~winter song~ / 福原美穂

  04 : 赤い糸 / コブクロ

  05 : 弱虫サンタ / 羞恥心

  06 : Heart of Winter / 山崎まさよし

  07 : SNOW FLAKE ~記憶の固執~ / FLOW

     08 : Days / 浜崎あゆみ

  09 : LAST CHRISTMAS / Foxxi misQ

  10 : 冬のある日の唄 / GReeeeN

  11 : White X'mas / KAT-TUN

  12 : snow white / MONGOL800

  13 : 24 Xmas time / 倉木麻衣

  14 : 冬唄 / スケルト・エイト・バンビーノ

  15 : 恋バス / 矢井田瞳&恋バスBAND with 小田和正

  16 : stay with me / 倖田來未


 【 iPod用追加曲】

  00 : 誰もがきっと誰かのサンタクロース / 三枝夕夏 IN db

  00 : With you ~Luv merry X'mas~ / COLOR

  00 : Winter Love Story / JYONGRI

  00 : 冬の日の2009 / class

  00 : もうすぐクリスマス / 里田まい with 合田兄妹


 * 曲名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです

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 今年(2008年)は冬に関する素晴らしい歌が数多いように思ったので、2008年に発売された冬の歌だけでコンピCDを作ってみました。

 この中で「赤い糸」(コブクロ)は、冬の歌というわけではない感じですが、オリコンの「クリスマスソング特集」で10位にランクインしていたので、急遽加えてみました。

 ちなみに、個人的に一番気に入っているのは、「誰もがきっと誰かのサンタクロース」(三枝夕夏 IN db)のジャケットですね。

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 【「“冬の歌”コンピCD」関連記事】

  > 冬の歌 -Winter Song 2011~2012- (11.12.23)
  > 冬の歌 -Winter Song 2010~2011- (10.11.26)
  > 冬 -Winter Song 2008- (08.12.17)
  > 冬 -Winter Song 1991~2006- (07.11.15)

2008年12月16日 (火)

週刊少年ジャンプ新連載! 「ぼっけさん」 西義之

ぼっけさん  (1) (ジャンプコミックス)ぼっけさん  (1) (ジャンプコミックス)

集英社 2009-05-01
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 2009年の最初を飾る(といっても実際にはまだ2008年だけど)新連載3作投入のトリを務めるのが、今週から始まった「ぼっけさん」です。

 この作者・西義之は、「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」以来の連載となります。

 その「ムヒョ」が独自の世界観を持った色の濃い作品だったため、今度の新連載が一体どんなタイプの作品になるのか想像できないだけにより楽しみにしていたのですが、日本的なホラーテイスト溢れる展開に、作者独特の人物描写など、「ムヒョ」の時と重なった部分がかなり多く感じられ、逆の意味で意表を突かれる形となりました。

 ただやっぱり、作品の雰囲気は似ているとはいえ、やっぱり別物ではありますけどね。「ムヒョ」は主人公のうちの一人のムヒョが最初から絶対的な力を持っていたのに対し、本作の主人公・火ノ宮満はまだ自分の力に目覚めたばかりで、これから成長する姿を見せていく感じだし。

 それに、“ジャパネスク・サスペンス活劇”と名付けられているので、ストーリー面にも力が入っているんじゃないかという期待もしてしまいます。すでにこの第1話でも、この先まで興味を引きずりそうな謎や思わせぶりな描写がいくつも見受けられますしね。

 ただ、“活劇”の上には“バトル”とルビが振られているので、バトル描写の方に重きを置く可能性も大いにありえそうではありますが。第1話の後半部分がまさにそんな感じだったし。

 それで、風景画や一つ一つの細かなエピソードなどが、どことなくジョジョっぽい感じがしたのですが(それは「ムヒョ」の時もそうでしたが)、ある一つの町を舞台にして人知れず奇妙な事件が起きる、といった設定からしてジョジョの第4部(東方仗助編)に近いのかもしれません。

 となると、この「ぼっけさん」もジョジョ同様に、個々のストーリーと全体的なストーリーのどちらも魅力的で面白くありながら、そこにバトルシーンも絡めていくという、このバランスを上手い具合に保ってくれたなら自分好みの作品になりそうですね。

 まあ、絵柄とか少々残酷な描写とか癖のあるキャラクターとかで好き嫌いがはっきり別れそうですが、「バクマン。」で言うところの“王道ではなく独自路線”として人気を集めればいいわけですからね。それもこれも今後の展開次第なんで、来週以降も楽しみにしたいと思います。

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 【「西義之」関連記事】

  > 「魔物鑑定士バビロ」 西義之 > ジャンプNEXT!!新連載! (14.6.26)

  > 「HACHI」 西義之 > 週刊少年ジャンプ新連載! (13.9.9)

  > 「魔境旅行師グラム」 西義之 > 週刊少年ジャンプ読切! (10.6.14)

  > 「ぼっけさん」 西義之 > 週刊少年ジャンプ新連載! (08.12.16)
  > 「ぼっけさん」 西義之 <JC1巻買い> (09.5.2)


 【「2009年の新連載」関連記事】

  > 「新世紀アイドル伝説 彼方セブンチェンジ」 麻生周一 (09.11.16)
  > 「ねこわっぱ!」 松本直也 (09.11.9)

  > 「賢い犬リリエンタール」 葦原大介 (09.9.14)
  > 「保健室の死神」 藍本松 (09.9.7)

  > 「わっしょい!わじマニア」 わじまさとし (09.7.18)
  > 「鍵人-カギジン-」 田中靖規 (09.7.14)
  > 「あねどきっ」 河下水希 (09.7.6)

  > 「AKABOSHI -異聞水滸伝-」 天野洋一 (09.5.18)
  > 「めだかボックス」 西尾維新 暁月あきら (09.5.11)

  > 「フープメン」 川口幸範 (09.3.3)
  > 「べるぜバブ」 田村隆平 (09.2.23)

  > 「ぼっけさん」 西義之 (08.12.16)
  > 「黒子のバスケ」 藤巻忠俊 (08.12.9)
  > 「マイスター」 加地君也 (08.12.2)

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  >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2008年12月15日 (月)

『疾走』 重松清 > 「このミス」完全読破 No.132

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.132

 『疾走』 重松清

   「このミス」2004年版 : 14位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2008.4.20 ~ 読終:2008.11.17

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 単行本 <2003年8月>

疾走 上 (角川文庫)疾走 上 (角川文庫)
重松 清

角川書店 2005-05-25
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 まずはなんといってもこの衝撃的な表紙絵ですね。

 文庫版では上下巻合わせて一つの絵になっていますが、ハードカバー本では1冊にこの絵がドーンと描かれているので、初めてこの本を手に取った時には、肝っ玉を抜かれてしまうくらいに驚いてしまいました。

 そして中身の方もこの表紙絵に負けず劣らずの衝撃作でして、主人公の少年に、これでもかと言うくらいに次から次へと不幸の連続が襲い掛かってくるという、なんとも重く哀しく救いのない物語なのです。

 そしてその不幸というのも、あらゆる手段で主人公の身に降り懸かってきまして、精神的にも肉体的にも傷を負った痛みが、話が進むほどに激しさを増してくるのです。

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 自分的にはそういった話は、たとえこの後事態が一変し幸せな結末を迎えるのだとわかっていたとしても、とても読み進め辛くなってしまうのですが、この作品の場合は、とても状況が好転するとは思えないばかりか悪化する一方だというのに、不思議と読むのが嫌になどならず、逆に早く先を読み進めたくなりました。

 それは、そう思わせるほどの主人公像が作られていたからなのではないでしょうかね。とても読んでいて辛い話なのですが、“ただ辛い目に合っている少年”というだけではない何かを感じさせてくれるため、この壮絶なるストーリーから目を逸らすことなく読むことが出来たのかも。

 あとは、主人公の物語を終始“おまえは”という二人称で語りかけてくるように書かれているのですが、そのためにこの物語が自分自身のために用意されたかのように感じられ、自分が物語世界の中に入り込み、物語を体感している感覚にもなりました。

 なので、主人公と同一化するくらいにその痛みをリアルに感じられもしたし、その一方で“おまえは”と呼びかける側に身を宿して、主人公の物語を一歩引いた位置から見守っているようでもあるので、その両極端な感覚もこの作品に引き込まれた所以でしょうか。

 まあとにかく表紙絵にも内容にも圧倒されまくる作品なのですが、読み終えた後で、とても救いがなくただただ不快でしかない物語だと感じる人もいれば、作品全体に広がる暗闇の中から垣間見える、か細くも力強い光に対して感動を受け取る人もいるでしょうね。

 というわけで、かなり人を選ぶタイプの作品なのですが、まあこの表紙を見て“読んでみよう!”と思うような方なら充分に楽しめるのではないでしょうか。
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  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★         鬼畜グログロ度 : ★★★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★★★   感涙ウルウル度 : ★★★★
   衝撃バカミス度 : ★★       読み終り爽快度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “重松清” 関連記事 】

  > No.290 「十字架」
  > No.132 「疾走」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「悪果」 黒川博行

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2008年12月14日 (日)

>>MDB的コンピCD-13<< 「この邦楽シングルを聴け!2008年<通常版>」

>> MDB的コンピCD << とは?

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 「この邦楽シングルを聴け!2008年 <通常版>」


  01 : truth / 嵐

  02 : キセキ / GReeeeN

  03 : そばにいるね / 青山テルマ feat.SoulJa

  04 : DON’T U EVER STOP / KAT-TUN

  05 : NEW LOCK / 安室奈美恵

  06 : Ti Amo / EXILE

  07 : 羞恥心 / 羞恥心

   08 : 崖の上のポニョ / 藤岡藤巻と大橋のぞみ

  09 : HANABI / Mr.Children

  10 : 太陽のナミダ / NEWS

  11 : 時の足音 / コブクロ

  12 : love the world / Perfume

  13 : 無責任ヒーロー / 関ジャニ∞

  14 : 虹 / Aqua Timez

  15 : 手紙~拝啓 十五の君へ / アンジェラ・アキ

  16 : I AM YOUR SINGER / サザンオールスターズ


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 2008年のオリコン年間ランキングを元に、2008年を代表する楽曲を、独自の判断でCD1枚分選んでみました。

 独自の判断とはいえ自分が好きなばかりを並べたわけではなく、一応選んだ理由もあるので、それを書いてみます。

 ・基本的にランキングの上位から順番にピックアップしているのですが、同一アーティストの曲は上位に入った1曲のみで、複数は選びませんでした(したがって年間2位の「One Love」()が収録されないことに)。

 ・羞恥心Paboによるユニット・アラジンは、この<通常版>ではなるべく多くのアーティストの曲を収録するようにしたかったので、羞恥心と同一と見て選びませんでした。

 ・今年は例年以上にジャニーズ系グループが上位にランクインしましたが、順番に選んでいくとジャニーズ勢で大半を埋めてしまうことになるので、ここはジャニーズ・グループの中で上位4組のみ選びました。

 ・演歌・歌謡曲は、この<通常版>からは除外しました。したがって、「吾亦紅」(すぎもとまさと)、「海雪」(ジェロ)は選びませんでした。「崖の上のポニョ」はどうしようかと思いましたが、世代を超えて一般的に浸透した曲なので収録することに。

 ・以上の条件を元にランキング順に13アーティスト/曲を選び、残りの3曲は、今年の音楽界を語る上で欠かせなかったり売り上げ的に躍進を遂げたアーティストの曲、後は全体的な男女バランスを考えて、「love the world」「虹」「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」を追加しました。

 ・このような感じで今年を代表する16曲ということでCD1枚分のコンピレーションアルバムを作ってみましたが、以上の条件で除外された曲やその他の注目曲なども含めて後日<完全版>を作ってみたいと思います。


 この2008年は、上にも書いた通りにとにかくジャニーズ・グループが上位を席巻しているのが目立ちますね。

 は1・2位を独占するだけでなく、10位と12位にもランクインしているし、KAT-TUNも2作がトップ10入り。トップ10中 半数の5作が、トップ30中でも半数の15作がジャニーズ・グループの作品なのですから。


 後は、同じアーティストの曲がだいたい同じくらいの売り上げ枚数となるのがここ数年の傾向なのですが、今年は特にそれが強まっているような感じです。

 数年前までは、シングルの売り上げは歌自体の人気度が大きく反映され、アルバムの売り上げはアーティスト自体の人気度が大きく反映されていたように思うのですが、ここ最近はシングルの売り上げにおいてもアーティスト人気が大きく反映されているようですね。

 これはやっぱり、好きなアーティスト以外の曲は、気に入ったとしてもよほどのことがない限りCDを購入するまでには至らなくなったからではないでしょうか。その理由としては、着うたやネットからのダウンロードなど手軽な入手方法の発達、あとは昨今の不景気や娯楽の多様化による出費の抑制などが考えられるわけですが、これらは全てCDが以前ほど売れなくなった要因とも重なっているので、必然的な傾向なのかも。

 ただ、以前のように「シングルが曲人気、アルバムがアーティスト人気」で分かれているほうがランキング的にも面白いので、またそんな時代に戻ってほしいもんですけどね。

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【 オリコン年間ランキング 2008年 】

  *売り上げ枚数は、集計期間のみの枚数です

 01位 : 61.8万枚  truth / 嵐
 02位 : 52.4万枚  One Love / 嵐
 03位 : 52.0万枚  I AM YOUR SINGER / サザンオールスターズ
 04位 : 49.3万枚  キセキ / GReeeeN
 05位 : 47.2万枚  羞恥心 / 羞恥心

 06位 : 46.8万枚  HANABI / Mr.Children
 07位 : 45.6万枚  そばにいるね / 青山テルマ feat.SoulJa
 08位 : 44.7万枚  DON'T U EVER STOP / KAT-TUN
 09位 : 42.1万枚  LIPS / KAT-TUN
 10位 : 42.1万枚  Beautiful days / 嵐

 11位 : 38.5万枚  無責任ヒーロー / 関ジャニ∞
 12位 : 37.4万枚  Step and Go / 嵐
 13位 : 34.6万枚  吾亦紅 / すぎもとまさと
 14位 : 34.6万枚  崖の上のポニョ / 藤岡藤巻と大橋のぞみ
 15位 : 33.5万枚  GIFT / Mr.Children

 16位 : 33.5万枚  泣かないで / 羞恥心
 17位 : 30.3万枚  The Birthday ~Ti Amo~ / EXILE
 18位 : 29.3万枚  60s 70s 80s / 安室奈美恵
 19位 : 29.1万枚  太陽のナミダ / NEWS
 20位 : 26.7万枚  陽は、また昇る / アラジン


  >>> 「この邦楽シングルを聴け!2008年<完全版>」

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 【「この邦楽シングルを聴け!」関連記事】

  > 「この邦楽シングルを聴け!2011年<通常版>」 (11.12.20)
  > 「この邦楽シングルを聴け!2011年<完全版>」 (12.1.14)

  > 「この邦楽シングルを聴け!2010年<通常版>」 (10.12.21)
  > 「この邦楽シングルを聴け!2010年<完全版>」 (11.1.3)

  > 「この邦楽シングルを聴け!2009年<通常版>」 (10.1.14)
  > 「この邦楽シングルを聴け!2009年<完全版>」 (10.1.20)

  > 「この邦楽シングルを聴け!2008年<通常版>」 (08.12.14)

  > 「この邦楽シングルを聴け!2007年<通常版>」 (08.1.12)

  > 「この邦楽シングルを聴け!1993年<通常版>」 (10.8.27)

  > 「この邦楽シングルを聴け!1992年<通常版>」 (08.10.13)
  > 「この邦楽シングルを聴け!1992年<完全版>」 (08.10.14)

  > 「この邦楽シングルを聴け!1991年<通常版>」 (08.3.21)
  > 「この邦楽シングルを聴け!1991年<完全版>」 (08.5.21)

2008年12月12日 (金)

『きのうの世界』 恩田陸 > 「このミス」完全読破 No.131

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.131

 『きのうの世界』 恩田陸

   「このミス」2009年版 : 14位

   受賞(候補) : (「直木三十五賞」候補)

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「AXNミステリー 闘うベストテン」 4位

   読始:2008.11.13 ~ 読終:2008.11.16

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2008年9月>

きのうの世界(上) (講談社文庫)きのうの世界(上) (講談社文庫)
恩田 陸

講談社 2011-08-12
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 恩田陸作品を一言で表すならば、それは「不思議」ですかね。

 まあとにかく不思議で状況がわからない中で始まって、そこに不思議な人物だったり、不思議な出来事だったり、不思議な展開だったりが加わり、さらには不思議で魅力的な謎が全体を覆い包むので、一体この不思議な話がどのような結末を迎えてくれるのかと、もう期待が膨らんでしまうのです。

 ただし、すべての謎がきっちりと解決するような気持ちの良いラストを期待してはいけません。もしそういった結末を望んで読むのならば、ガッカリしたり怒り出したりしてしまう人も少なくないでしょう。

 それでは一体何を期待して読めばよいのか、といいますと、それはやはり、物語の始めから漂う「不思議」、そして魅力的な「謎」、それ自体を楽しむべきだと思うのですよね。普通のミステリ小説ならばあくまで過程でしかないような部分、そこにこそ恩田陸作品の真髄が隠されているのではないでしょうか。

 まあ、自分はまだ恩田陸作品はNo.64「Q&A」No.65「中庭の出来事」しか読んでいなかったのですけどね。でも、この2作品も、そして今回紹介する「きのうの世界」も、全てこれに当てはまっていたので、少なくともここ最近に発表された「このミス」にランクインするような作品に限っては、こんな説明でもあっているのではないでしょうか。

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 というわけでこの作品も、序盤からとても不思議な場所が、人物が、出来事が、展開してゆくわけですが、それらが全て謎めいた存在で、話が進むほどに謎が謎を呼んでいきます。

 そしてその謎の正体が徐々に明らかになっていき、事件の真相にも近づいていくのですが、その謎めいた作品世界がとても魅力的なだけに、やはり最後にはどのような真相が待っているのかと期待してしまいます。

 ただ、過去の作品を読んでそこの部分はあまり期待してはいけないってことを理解できていたので、実際に待ちうけていたぶっ飛ぶようなとんでもない展開にも、なんなく対応できましたけどね。

 というか、逆に“待ってました!!”って感じでした。恩田陸作品を読む時は、こういった展開を自然と期待するようになってましたからね。ただ、期待以上のぶっ飛び方だったので、覚悟していたといえどもホントに驚かされましたが。

 なので、やはりこの作品も、絶賛する人と酷評する人にはっきりと分かれてしまうのではないでしょうか。、自分は“絶賛”の方にまわることが出来ましたが、でももし今作が恩田陸作品初体験であったならば、果たして“絶賛”の方にまわることが出来ていたのか甚だ疑問ではありますけどね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★★☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度 : ★★★★      おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★
   恋愛ラブラブ度 : ★          人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★     読み終り爽快度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “恩田陸” 関連記事 】

  > No.953 「七月に流れる花」

  > No.814 「EPITAPH東京」
  > No.719 「雪月花黙示録」
  > No.635 「夜の底は柔らかな幻」
  > No.508 「夢違」
  > No.317 「私の家では何も起こらない」

  > No.209 「訪問者」
  > No.161 「ブラザー・サン シスター・ムーン」
  > No.131 「きのうの世界」
  > No.065 「中庭の出来事」
  > No.064 「Q&A」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「疾走」 重松清

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2008年12月11日 (木)

「このミス2009年版」対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会>

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 前回では「このミス2009年版」のランキング(順位)発表前に無謀にも予想をした「このミス2009年版」ランキング(順位)予想を反省する「このミス2009年版」ランキング(順位)予想 <反省会>を書いてみましたが、引き続き今回は、“「このミス2009年版」にランクインしそうな対象作品を予測し事前に読むこと”自体の反省を行う「「このミス2009年版」対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会>」を書いてみたいと思います。

 それではまず、「2009年版」で20位以内にランクインした21作品のうち、どのくらいの作品を事前に読んでいたのか、見てみましょう。(リンク先は、当ブログの感想ページ)

 ○:事前に読んでいた作品  ▲:チェックしていたけど読めなかった作品
 ■:チェックしていたけど、入らないだろうと思って読まなかった作品
 ×:全くノーマークだった作品


  01位 : ○ 「ゴールデンスランバー」 伊坂幸太郎
  02位 : × 「ジョーカー・ゲーム」 柳広司
  03位 : ○ 「完全恋愛」 牧薩次
  04位 : ○ 「告 白」 湊かなえ
  05位 : ○ 「新世界より」 貴志祐介

  06位 : ○ 「カラスの親指」 道尾秀介
  07位 : × 「黒百合」 多島斗志之
  08位 : ○ 「山魔の如き嗤うもの」 三津田信三
  09位 : ○ 「ディスコ探偵水曜日」 舞城王太郎
  10位 : ○ 「ラットマン」 道尾秀介

  11位 : ○ 「テンペスト」 池上永一
  12位 : ▲ 「傍聞き」 長岡弘樹
  13位 : ■ 「決 壊」 平野啓一郎
  14位 : ○ 「きのうの世界」 恩田陸
  14位 : ○ 「芝浜謎噺」 相川晶

  14位 : × 「ありふれた死因」 芦川澄子
  17位 : × 「TOKYO BLACKOUT」 福田和代
  18位 : ○ 「聖女の救済」 東野圭吾
  19位 : ○ 「聖 域」 大倉崇裕
  20位 : × 「退出ゲーム」 初野晴
  20位 : ■ 「倒立する塔の殺人」 皆川博子

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 昨年までは、「このミス」のランキングが発表されると、そこにはこれから読むべき20作品がズラリと並んでいたわけですが、今年はもうすでに13作も読み終えてしまっているので、なんか不思議な感じがしてしまいます.....。

 しかも、トップ10に限っては、そのうちすでに8作も読んでいるのですからね。これから読むのはたったの2作だけ。それに、「このミス」1位作品をすでに読み終えているのも、なんとも嬉しいやら寂しいやら。

 しかし、20位までにランクインする作品を発表前に全て読み終えていることを目標に読んできたということもあるので、8作も読んでいない作品があるというのはちょっと多すぎるような気もしています。なので、来年の「2010年版」で“ランキング発表前にランクイン全作品読破済み”を達成するためにも、今年の反省をしてみましょう。


 まずは“▲:チェックしていたけど読めなかった作品”。今回は「傍聞き」のみでした。この作品は、ランキング(順位)予想 <反省会>でも書きましたが、「このミス」とは大変相性の良い「日本推理作家協会賞」の短編部門を受賞していたので、一応チェックして図書館で予約しておきました。

 ところが、10月に発売されたということもあり、残念ながらランキング発表までの間に自分の番まで回って来なかったのです。しかもいまだに回って来ていないので、どうやら読むことが出来るのは来年になってからのようで.....。

 それから“■:チェックしていたけど、入らないだろうと思って読まなかった作品”は、「決壊」「倒立する塔の殺人」の2作品。

 「決壊」の方は、あの平野啓一郎によるミステリー系統の作品ということで、これはもしやもあるかも!?と思い注目していたのですが、でもやっぱりあの平野啓一郎だしなぁって感じで、結局読むことはありませんでした。まあ、上下巻だったことも躊躇した理由の一つですけどね。

 「倒立する塔の殺人」は、皆川博子ということで出来の良し悪しによっては20位くらいにランクインはあるぞ、と思いこの本も読もうとしましたが、この表紙絵の感じや、若い世代向けシリーズ「ミステリーYA!」の作品ということもあって、結局見送ってしまいました(最初の3ページほどは読みましたが)。そしたらやっぱり20位にランクインでしたねェ。

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 続いて問題の“×:全くノーマークだった作品”。これは「ジョーカー・ゲーム」「黒百合」「ありふれた死因」「TOKYO BLACKOUT」「退出ゲーム」の5作品。

 このうち「黒百合」「TOKYO BLACKOUT」「退出ゲーム」の3作品は、これもランキング(順位)予想 <反省会>に書きましたが、発行日が締め切りギリギリの10月末、しかも三作とも揃えたかのように10月30日発行なのです。

 さすがにこんなギリギリに発売された作品は、なんとか「聖女の救済」(これは10月25日発行)を読むので精一杯で、この本でも読んだのは11月に入ってからになってしまったくらいなので、他のギリギリ発売作品などチェックすらできる状況ではありませんでした。

 なので、この3作品に限っては、まあ発表前に読めなかったのも不可効力かな、と思っています。ただ、来年への教訓としましては、10月末ギリギリ発売の作品は、より注意を払って情報や評判を集め、それで“これは!”と思った作品は“即買い→即読み”するべきだということですね。

 「ありふれた死因」は、「このミス」では毎年“1950~60年代くらいに活躍した作家の復刻版的作品集”がランクインするのですが(天城一「天城一の密室犯罪学教程」や、昨年の山沢晴雄「離れた家」など)、今年のその枠としてランクインした作品といったところでしょうか。

 そういった作品は、あまり書店にも並ばないだろうし、自分にはちょっと事前にチェックしたり読んだりってのは難しそうです。まあこの枠で入る作品は、ランキング発表後に読むんでもいいかな、とも思っているのですが。すぐに図書館で借りることが出来るし。

 そしてなにより問題なのが、2位に入った「ジョーカー・ゲーム」。ベスト20中13作を読んでいたとはいっても、2位の作品を読んでいなかったのならどうしようもないですからねェ。

 しかも「このミス」だけでなく、他のミステリ系ランキング本でもことごとく上位に入っているので、そんな作品を読んでいないだけでなく全くのノーマークだったという事実は、かなりの痛恨の失策ですね。ホントになんで見逃していたのでしょうか.....。今年の反省は、この「ジョーカー・ゲーム」に尽きます.....。

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 というわけで色々と反省をしてみましたが、来年の「2010年版」に向けては、とにかく“読みたい本を読む”が一番ですかね。

 “この本は「このミス」に入りそうかな?入らなそうかな?”って予測しながら読む本を決めるのも面白いですが、それでも“これは入らないだろうなぁ”と思うような作品でも読みたきゃ読みますし、それが“「このミス」完全読破”をやっていく上での一番楽しめる読み方だと思うのです。

 それに、今回“ランキング発表前に対象作品を事前に読む”というのをやってみて、ベスト20に惜しくも入らなかった作品や、残念ながら1票も入らなかった作品も数多く読みましたが、ランクインしなかったとはいえどの作品も面白かったですからね。

 なので、昨年までは21位以下の欄は全く目にも入っていなかったのに、今年の場合は21位以下の読んでない作品もどれも面白そうに感じて、全て読んでしまいたくなっていますから。

 そんなわけで、あくまで“ランクインしそうな作品を読む”というのは基本にあるものの、あまりそれには拘りすぎずに、読みたい本を読んでいきましょう。

 そして、今年は「2009年版」対象作品を中心に読み始めたのが春くらいからと遅かったので、「2010年版」では早くから読み始めて、今年の読破数を超えたいものです。なので今後は、まだ読んでない「2009年版」ランクイン作品よりも、「2010年版」対象作品を優先して読んでいくつもりなので、「2009年版」ランクイン作品の完全読破を達成するのはまだまだ先になりそうですね。

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 【「このミステリーがすごい!2009年版」関連記事】

  > 「このミス2009年版」投票者なりきりベスト6 (08.11.12)
  > 「このミス2009年版」ランキング(順位)予想 (08.11.13)

  > 「このミステリーがすごい!2009年版」 (08.12.4)

  > 「このミス2009年版」ランキング(順位)予想 <反省会> (08.12.8)
  > 「このミス2009年版」対象作品を
             事前に読んでしまおう!<反省会> (08.12.11)

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2008年12月 9日 (火)

週刊少年ジャンプ新連載! 「黒子のバスケ」 藤巻忠俊

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 2009年の最初を飾る(といっても実際にはまだ2008年だけど)新連載の第2弾であり、スポーツ物新連載第2弾でもあるのが、今週から始まったバスケ漫画「黒子のバスケ」(藤巻忠俊)です。

 ジャンプにおけるスポーツ物というのは言うまでもなく冬の時代なわけですが、スポーツ物で生き残る秘訣(すなわち早期で打ち切りにならない秘訣)というのは、競技中での描写・面白さよりも、競技以外の場面、特に主人公や他の登場人物のキャラクター面をいかに面白く出来るかが重要になってくるのではないかと思います。

 ジャンプのバスケ漫画としては偉大なる先駆者である「スラムダンク」も、最初はバスケの試合よりも桜木花道を中心とした登場人物のキャラクターを押し出していたし、現在ジャンプで唯一のスポーツ物である「アイシールド21」も、日本ではまだ馴染みのないアメフトを扱っていることもあり、競技中の場面は徐々に増やしていってる感じだったし。

 そう考えると、この作品の主人公・黒子テツヤも、存在感がないことを利用して好パスを繰り出すという、普通なら脇役でしかないようなキャラクターなので、“主人公のキャラクターの独自性”“他のスポーツ漫画との差別化”ということに関しては、つかみはOKな感じではないでしょうか。

 それで第1話ですが、自分は読む前からこの主人公の特徴を知っていた(というか察していた)こともあり、この主人公の特異で異色な才能を周りに示す場面に向けての求心力が終始絶えることがなかったし、この第1話では主人公とアメリカ帰りの実力者・火神大我との関係に極力絞って話が進められたため、脇目を振る余裕もなく一気に読んでしまいました。

 最近読んだジャンプのスポーツ物の第1話としては、群を抜いて一番面白く感じましたね。


 ただ、この主人公のキャラクターというのは、読み切りにはすごい向いているけれど、連載となるとこの後どうなるのかまだ予想もつきませんね。主人公が性格的にもスキル的にも地味なため、作品自体も地味で目立たなくなってしまいそうな感じもするし。

 だけど、中学時代に全中3連覇を果たし「キセキの世代」と言われた主人公の元チームメイト5人がそれぞれ違う強豪高に進学するという、今後に向けて楽しみな設定も出ているし、主人公があまりスポーツ物の主人公らしくないために、スポーツ物にありがちな話(壁にぶち当たったりとかチームメイトと喧嘩したりとか)でもオリジナルな面白さが出せるかもしれないので、期待できる要素も充分にありそうです。

 個人的には、やはり主人公は話の中でも試合中でも黒子役に徹して目立たない地味な存在になりそうなので、仲間や敵役などにどのくらい個性的で魅力的なキャラクターを配置して、それを主人公がどう光らせられるのか、そしてそのことでどう主人公が光ることができるのか、この辺を期待して読んでいきたいと思います。 

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 【「藤巻忠俊」関連記事】

  > 「ROBOT×LASERBEAM」 藤巻忠俊 > 週刊少年ジャンプ新連載! (17.2.1)

  > 「前衛のアーチャー」 藤巻忠俊 > 週刊少年ジャンプ読切! (15.12.21)

  > 「火ノ丸相撲×黒子のバスケ SPコラボ読切 キセキの待ったなし対決!」
      川田 藤巻忠俊 高橋一郎 > 週刊少年ジャンプ読切!  (15.11.2)

  > 「黒子のバスケ」 藤巻忠俊 <JC1巻買い> (09.4.6)
  > 「黒子のバスケ」 藤巻忠俊 > 週刊少年ジャンプ新連載! (08.12.9)


 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2008年12月 8日 (月)

「このミス2009年版」ランキング(順位)予想 <反省会>

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 今年になって初めて、「このミステリーがすごい!」のランキング発表前に対象作品を何冊も読み、そして投票者になりきって個人的なベスト6を考えたり(「このミス2009年版」投票者なりきりベスト6)、ランキングを予想したり(「このミス2009年版」ランキング(順位)予想)したわけですが、結果も出たということで、来年の「2010年版」に役立てるためにもここらで一人反省会などしてみたいと思います。

 ただ、書きたいことを全て書いてしまうと物凄く長くなってしまうので、今回は順位予想を反省する「「このミス2009年版」ランキング(順位)予想 <反省会>」を、そして次回には“対象作品を予測し読むこと”自体の反省を行う「「このミス2009年版」対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会>」を、といった感じで2回に分けて書いてみましょう。

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 それでまず今回は、「ランキング(順位)予想」の反省会です。では予想と結果をみてみましょう。(リンク先は、当ブログの感想ページ)


  <予想>              <結果>

 01位:「ディスコ探偵水曜日 」   01位:「ゴールデンスランバー
 02位:「ゴールデンスランバー」  02位:「ジョーカー・ゲーム」
 03位:「完全恋愛 」          03位:「完全恋愛
 04位:「告 白 」            04位:「告 白
 05位:「聖女の救済」         05位:「新世界より」 

 06位:「ラットマン」          06位:「カラスの親指
 07位:「新世界より」         07位:「黒百合」
 08位:「テンペスト」          08位:「山魔の如き嗤うもの
 09位:「山魔の如き嗤うもの」   09位:「ディスコ探偵水曜日
 10位:「羊の目 」           10位:「ラットマン

 11位:「君の望む死に方」      11位:「テンペスト
 12位:「きのうの世界」        12位:「傍聞き」
 13位:「ドリーミング・オブ・....」   13位:「決 壊」
 14位:「東京島」            14位:「きのうの世界
 15位:「狐火の家」          14位:「芝浜謎噺

 16位:「造花の蜜」           14位:「ありふれた死因」
 17位:「カラスの親指」        17位:「TOKYO BLACKOUT」
 18位:「聖家族」            18位:「聖女の救済
 19位:「キッド・ピストルズの....」   19位:「聖 域
 20位:「官能的」            20位:「退出ゲーム」
.                      20位:「倒立する塔の殺人」

 「羊の目」          → 38位
 「君の望む死に方」     → 42位
 「ドリーミング・オブ・....」  → 25位

 「東京島」          → 38位
 「狐火の家」         → 25位
 「造花の蜜」         → 32位

 「聖家族」          → 31位
 「キッド・ピストルズの....」 → 32位
 「官能的」          → 25位


 まずは、予想した20作品のうち一体どのくらいの作品がベスト20に入ったのか見てみますと、結果は11作品。今回は20位が2作出たことでベスト20にランクインした作品は21作となったので、これはホントにギリギリで過半数を超えたということになりますね。

 自分が思っていたよりもかなり少ない数字だったのでがっかりですが、まあこれが初めての予想だったことを考えてみると、過半数を超えたのは大目に見て合格点と言えないこともないかも。


 次に、ベスト10に予想した10作品のうち一体どのくらいの作品がベスト10に入ったのか見てみますと、結果は7作品。これはなかなかの的中率なのではないでしょうか。

 外した3作品のうち1作が11位だし、もう1作もベスト20には入っているし。初の予想だったことを考えてみてもかなりの上出来ですよね。

 つまり、ベスト10に予想した10作中9作がベスト20にランクインするというかなりの高確率となったわけですが、この9作品は全て事前に読んでいた作品で、外した1作というのが唯一読んでいなかった作品(つまりは世間の評判のみでベスト10にいれた作品)だったのです。

 なので、やっぱり自分が読んだ作品から予想をした方が良かったのかな~とも思うのですが、でも現に読んでいなかった作品が2作もベスト10に入っていて、ベスト20ともなると8作もあるので、ここのところは予想する上で難しいところですよね。


 次は、ベスト5に予想した5作品のうち一体どのくらいの作品がベスト5に入ったのか見てみますと、結果は3作品。これはまた微妙な数ですね。ただ、結果で5位に入った「新世界より」も予想で7位と上位に置いていたので、まあまあ良かったのではないかと。

 それに、3・4位は見事に順位もドンピシャでしたからね。これはかなり嬉しかったです。ただ、予想していなかった「ジョーカー・ゲーム」が2位に入ったのはかなりの反省材料ですね。まあこのことに関する詳しい反省は「「このミス2009年版」対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会>」の方で書いてみたいと思います。


 そして肝心要の1位予想ですが、結果は、1位に予想していた「ディスコ探偵水曜日」が9位で、2位に予想していた「ゴールデンスランバー」が1位となりました。

 まあ、今回は戦前の評価では「ゴールデンスランバー」が圧倒的な1番人気だったと思うのですが、人気どころを本命にせずにあえて穴狙いにいって外すといったところは、自分の競馬予想と似ていてアリャリャって感じですね。

 それで「「このミス2009年版」ランキング(順位)予想」の時に、“「本屋大賞」などの受賞によりすでにフィーバー状態となっている「ゴールデンスランバー」は、そのために1位票(上位票)はあまり入らないものの、それでも下位票を満遍なく集め、結局2位まで来るのでは。ただ、“1位票はあまり入らない”という予想が外れた場合、この作品の圧勝もありえそうですね....”と書いたのですが、「ゴールデンスランバー」が投票数がほとんど変わらなかった他の上位作品と差を付けた要因が上位票の多さだったので、“自分の予想が外れた場合”の予想は見事的中していたようです。

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 続いて、自分がベスト20に予想したけど結局ランクインしなかった作品を見ていきますと、全部で9作あったわけですが、全てが「このミス」本誌の“21位以下の作品”欄の左半分(22~42位)に入っていたので、まああながち見当外れな予想だったわけじゃないことがわかり、少しホッとしました。

 それに、21位以下の作品といっても、実際に得票数を見てみればそれほど変わるわけではないですからね。自分がベスト20に予想した「ドリーミング・オブ・ホーム&マザー」「狐火の家」「官能的」といったところも、誰かあと一人でも5位以上に入れていたなら20位に入っていたわけですし。

 だから、ここらへんになってくると、予想を当てるには運の要素もかなり必要となってきそうですね。


 そして今度は、自分が予想していなかったベスト20ランクイン作品を見てみますと、その数は10作。まあギリギリで過半数を超えなかったわけですが、もうちょっと数を減らしたいところでしたね。

 ただ言い訳をいわせてもらいますと、今回のランキングでは、締め切りギリギリの10月に発売された作品が多くランクインしているのです。具体的にいえば、「黒百合」「傍聞き」「TOKYO BLACKOUT」「聖女の救済」「退出ゲーム」。そのうち10月末日刊行作品も結構あるし。

 「聖女の救済」はさすがにチェックするまでもなく、「傍聞き」は「このミス」とは相性の良い「日本推理作家協会賞」の短編部門を受賞していたのでチェックしていましたが、それでも「聖女の救済」を読んだのは11月に入ってからになってしまったし、「傍聞き」はいまだに図書館の順番が来ていない状況です。

 それに「2009年版」対象作品を読み始めたのが春くらいと遅かったので、まだ読んでいない有力作品(しかも上下巻が多し)に手をつけるのに忙しかったこともあり、その他の10月刊行作品はチェックする余裕が全くなかったのです。だからこれだけ締め切りギリギリの作品が入ってくるとなると、もうこれはお手上げ状態ですね。

 ただ、11月半ばくらいに“10月末日刊行作品が結構入ってくるらしい”といった虚実情報は入ってきていまして、自分はそれが“連城三紀彦の「造花の蜜」に違いない!”と思って読んでみたのですが、残念ながらこの作品は入っていなかったですね.....。まあ、ギリギリもギリギリ、10月31日発行で、書店に並んだのは11月に入ってからだったようだし。でもそれでも32位に入っていたのは凄いことなのかも。

 自分がすでに読んでいたのに予想で入れていなかったベスト20ランクイン作品は、「芝浜謎噺」「聖域」の2作。このうち「芝浜謎噺」は凄く好きな作品でベスト20予想に入れてもよかったのだけど、昨年ランクインしなかったシリーズ前作「道具屋殺人事件」を読んでいなかったために比較が出来ずに結局外したので、この作品のランクインはとても嬉しかったです。

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 というわけで「このミス2009年版」のランキング(順位)予想の反省をしてみたわけですが、それを踏まえて来年の「2010年版」の予想をする上での対策を考えてみますと、“「このミス」にランクインしそうな作品をとにかくたくさん読む!”といったところでしょうか。

 やはり予想をするには対象作品を多く読まねばならないわけですが、それでは今年の場合は量的にも選択眼的にも結果的にもどうだったのか、そこのところも回顧や反省をしなければなりません。

 なので次回、“「このミス2009年版」対象作品を予測し読むこと”自体の回顧・反省を行う「「このミス2009年版」対象作品を事前に読んでしまおう!<反省会>」を書いてみたいと思います。

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 【「このミステリーがすごい!2009年版」関連記事】

  > 「このミス2009年版」投票者なりきりベスト6 (08.11.12)
  > 「このミス2009年版」ランキング(順位)予想 (08.11.13)

  > 「このミステリーがすごい!2009年版」 (08.12.4)

  > 「このミス2009年版」ランキング(順位)予想 <反省会> (08.12.8)
  > 「このミス2009年版」対象作品を
             事前に読んでしまおう!<反省会> (08.12.11)

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2008年12月 6日 (土)

〔MDB的ミュージックアウォード2008〕 20位⇒16位

>> 「MDB的ミュージックアウォード2008」について <<


   *対象 : 2007年12月~2008年11月に発売された曲

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【 20位 : CHANGE / 福原美穂 】


CHANGECHANGE
MIHO FUKUHARA KANA Diane Warren

SMR(SME)(M) 2008-04-16
オリコン年間ランキング : 291位

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 ロスの黒人教会で日本人として初めて歌い高く評価される、という実績を手にデビューしたわけですが、それだと歌唱自慢的なバラード曲で来そうなところを、このアップテンポな歌を持ってきたってところに好感が持てますね。

 そしてこの歌が持つ大陸的な壮大さや開放感が素晴らしく、それに力強さも加わって、聴いていてとても元気になれる歌です。やはり歌声に注目が集まってしまいますが、それだけでなく、曲全体として作り上げている感じがしました。

 ちなみに最近わかったのですが、「水曜どうでしょう」の藤村Dが数年前に北海道の新人ミュージシャンのPVを2作ほど撮ったことはHPを見て知っていましたが、そのミュージシャンというのがこの福原美穂だったのですねェ。これはかなり驚きました。

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【 19位 : モノノケダンス / 電気グルーヴ 】


モノノケダンスモノノケダンス
石野卓球 ピエール瀧

キューンレコード 2008-02-14
オリコン年間ランキング : 374位

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 アニメ「墓場の鬼太郎」のオープニングで使われていた歌です。

 「墓場の鬼太郎」のイメージからいって、オープニングはおどろおどろしい歌を期待していたので、陽気なテクノの歌が始まったのには驚きました。

 でもこれが不思議と不満に思わず、それどころかこれ以上ない位に「墓場の鬼太郎」と合っているような気もしてきちゃって。まあ元々電気グルーヴが好きだったってこともあるのかもしれないですけど。

 それでこのシングルバージョンは妖怪たちが墓場で踊りまくっているような曲ですが、アルバムバージョンだと妖怪たちが正装してクラブで踊りまくっているようなアレンジになっていて、こちらもなかなか良かったです。

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【 18位 : 激 動 / UVERworld 】


激動/Just break the limit!激動/Just break the limit!
UVERworld TAKUYA∞ Satoru Hiraide

ソニー・ミュージックレコーズ 2008-06-11
オリコン年間ランキング : 72位

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 アニメ「D.Gray-man」の主題歌として何度か聴いていたのですが、その時からこの幻想的な感じもするイントロが気に入っていました。

 ただ、このオープニングで使われていたバージョンはイントロが短くなっていたようで、CDで初めて聴いた時には、一体どこでアニメ版のイントロの最初に繋がるのか、わくわくしながら聴いてしまいました。

 もちろんイントロだけでなく中身の方もカッコ良くて、特にBメロでテンポが変わるところが好きですね。そしてサビに繋がるところでまたテンポが戻っていくその部分がまたカッコ良くてねェ。

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【 17位 : ニホンノミカタ -ネバダカラキマシタ- / 矢島美容室 】


ニホンノミカタ -ネバダカラキマシタ-ニホンノミカタ -ネバダカラキマシタ-
矢島美容室 エンドウサツヲ Hirofumi Hibino

エイベックス・マーケティング 2008-10-29
オリコン年間ランキング : 75位

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 「みなさんのおかげでした」から出た企画なので、毎週観ている自分はDJ OZMAが「食わず嫌い王選手権」にでた時から楽しみにしていたのですが、正直言って不安の方が大きかったです。

 そもそもとんねるずとDJ OZMAが合うとかといったところもあるし、とんねるずといえばこれまでパロディ的な手法で曲を作ってきたけど、今更羞恥心などのパロディでやってもどうだろうか....、とか。

 ただ蓋をあけてみたら、まず別キャラクターを演じて歌うことになってて驚きました。そして歌がまた、とんねるずの持つゴージャスさを上手く引き出していて、しかもそれがキャラクターとも凄いマッチしていたので、これまた驚いてしまいました。

 こうなると、今度は「とんねゆず」にも期待が高まってしまいますねェ。ホントに実現するのでしょうか.....?

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【 16位 : PROMiSE / MiChi 】


PROMiSEPROMiSE
MiChi Alspach David Scott Christy Lauren

SMA(SME)(M) 2008-10-22
オリコン年間ランキング : 203位

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 ポップな感じとテクノな感じとロックな感じが絶妙にコラボしていて、とてもおしゃれでカッコ良い歌です。

 全体的な作りが洋楽的な感じもしますね。そして曲全体で音が弾けているのですが、それがAメロとBメロとサビでは違うタイプの弾け方なのです。1曲でいくつもの音楽的要素を楽しむことが出来るわけで、贅沢な一品ってところでしょうか。

 そして、曲に中毒性はあまりなさそうなのだけれど、それでもふと聴きたくなって、それで何度も聴いても全然飽きが来ないどころか、聴く度に新たな魅力が発見出来るという、なんとも不思議で魅力的な歌なのです。

 なので、当初はランキングから外れていたのですが、最終的にはこの順位にまで上がって来てしまいました。

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 MDB的ミュージックアウォード2008

 ・〔MDB的ミュージックアウォード2008〕 20位 ⇒16位
 ・〔MDB的ミュージックアウォード2008〕 15位 ⇒11位
 ・〔MDB的ミュージックアウォード2008〕 10位 ⇒ 7位
 ・〔MDB的ミュージックアウォード2008〕 6位 ⇒ 4位
 ・〔MDB的ミュージックアウォード2008〕 3位 ⇒ 1位

2008年12月 4日 (木)

「このミステリーがすごい!2009年版」

このミステリーがすごい! 2009年版このミステリーがすごい! 2009年版
『このミステリーがすごい!』編集部

Takarajima Books 2008-12-05
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 12月5日に発売予定だったのに、その2日前にすでに店頭に並んでいたんで驚きました。まあ、早ければ早いほど嬉しいのですけどね。

 さてさて、昨年の「このミステリーがすごい!2008年版」では、“「このミス」を発売直後に買うのは、そして「このミス」の発売をこんなに首を長くして待ち焦がれていたのは、今回が初めて”と書きました。

 その理由に関しては、まあ別に大したことではないので改めて書くこともないだろうから、もしそれでも気になる方がいらっしゃったならリンク先を確認していただくとして、今回の「2009年版」の発売に当たっては、昨年などとは比べようもない位に、待ち焦がれて待ち侘びて待ちくたびれて待ち望んで待ち構えていたのです。

 その理由は、今回は“「このミス」完全読破”といたしましては初の試みとして、「このミス」のランキング対象作品を事前に読んでいまして、その数は自分の予想を遥かに上回る30冊以上となったわけですが、これまでは“ランク入り作品を読む”という受けの姿勢だったのが、今年は“ランク入り作品を予測して読む”という攻めの姿勢に転じたので、「このミス2009年版」の発表は、自分がどれだけ攻撃ポイントを得られたのか、という結果発表でもあるからなのです。

 それから、その勢いに乗じて、事前に2つの企画を実行したことも大きく係わってきているでしょう。それは、投票者になりきって自分のベスト6を発表した「「このミス2009年版」投票者なりきりベスト6 」と、無謀にもランキング(順位)予想を発表してしまった「「このミス2009年版」ランキング(順位)予想 」。

 ここまで自分で自分を強引にも盛り上げてしまったので、「このミス2009年版」の発売&ランキングの発表は、もう盛大なお祭りのようになってしまったのです。

 それで、自分の予想や予測の結果発表、というか反省会や、ランキングの感想なども書きたいのですが、ここに書くと物凄く長くなってしまうので、それぞれ別の機会に改めて書いてみたいと思います。


 なのでここでは「2009年版」の本自体に付いての感想を。

 昨年の「2008年版」は、20周年ということもあって大判振舞いで定価500円になったのかと思ったら、今年も据置きの500円でした。やはり1,000円札を出して買うのと500円硬貨を1枚出して買うのとでは、精神的な負担がずいぶんと変わるもので、ホントにこの値段は大助かりですね。

 あと「2008年版」で残念に思ったのが、「2007年版」まであったジャンル別に総括するコーナーとバカミスコーナーがなくなってしまったことだったのですが、これは数ヶ月後に20周年記念として発売される「もっとすごい!!『このミステリーがすごい!』」が控えているからなのかな?と思ってました。

 しかし、今回の「2009年版」でもその両コーナーは復活していなかったのですねェ。「このミス」には“一年のミステリ&エンタ本の総括的役割”を期待しているところがあるので、それがランキング以外だと「座談会」くらいしかないというのは個人的にはちょっと残念ですね。

 昨年と同じといえば、「このミス大賞」から生まれた怪物作家・海堂尊の書き下ろし短編が今回も収録されています。

 売れっ子作家の新作まで読めてしまうのは嬉しいことなのですが、ただ昨年掲載された「東京都二十三区内外殺人事件」は、結局いまだに読んでいないのですねェ。なので今回の「青空迷宮」も読むかどうかわからないので、やっぱり短編が収録されているよりも、総括的なコーナーがもっと増えてほしいな~と思ってしまいます。

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 【「このミステリーがすごい!2009年版」関連記事】

  > 「このミス2009年版」投票者なりきりベスト6 (08.11.12)
  > 「このミス2009年版」ランキング(順位)予想 (08.11.13)

  > 「このミステリーがすごい!2009年版」 (08.12.4)

  > 「このミス2009年版」ランキング(順位)予想 <反省会> (08.12.8)
  > 「このミス2009年版」対象作品を
             事前に読んでしまおう!<反省会> (08.12.11)

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2008年12月 2日 (火)

週刊少年ジャンプ新連載! 「マイスター」 加地君也

マイスター 1 (ジャンプコミックス)マイスター 1 (ジャンプコミックス)

集英社 2009-04-03
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 12月に入ったばかりですが、ジャンプはすでに今週号から2009年となっています。早くも新年第1号です。

 そして今回から3週に渡って新連載が投入されるのですが、そのうち2作がスポーツ物といったところからも、やはり今のジャンプではスポーツ物のヒット作が切望されているようですね。

 そんなこんなでトップを切って登場したのが、サッカー漫画「マイスター」。作者の加地君也は、2003年の「闇神コウ~暗闇にドッキリ~」以来という久々の連載です。


 その前作が連載されていた当時は、自分はまだジャンプ本誌はほとんど読んでいなかったので、この作品は単行本で読んだだけでした。それで読んだ後で印象に残っているのは、その漫画の内容よりも、“地震・雷・加地君也”なんかを始めとする、読んでいるこちらが恥ずかしくなってしまうような作者のコメントなんですよね。

 なので、漫画の内容どうこうよりも、単行本の発売が今から楽しみなんですねェ。だけど聞いたところによると、ジャンプ本誌巻末に載っている作者コメントも結構そんな感じの内容だったようなので、今回もそこの部分も期待したいものです。ちなみに今回(連載1回目)の巻末コメントは至って普通の内容だったので残念でした。

 ただ今回の漫画の中身の方は、ちょっとしたギャグの場面でその手の匂いが少しするものの、オーソドックスなタイプのスポーツ物って感じですね。絵も前作に比べたら断然読みやすくなっていますし。

 それでここ最近のジャンプにおけるスポーツ物との違いを挙げてみますと、まずやっぱり主人公がその競技ですでに実力者であるということでしょう。

 現在唯一のスポーツ物の連載作品である「アイシールド21」はもちろん、「どがしかでん!」「K.O.SEN」「HAND'S」「P2!」などなど、最近のはみな連載開始時に主人公が初心者(または落ちこぼれ)でしたからね。主人公に乗り移る霊体が実力者だった「OVER TIME」や、第1話の途中で実力者に変身した「ぷーやん」なんかは微妙なところですが、第1話の最初かられっきとした実力者だったのは、2002年の「Ultra Red」まで遡るのではないでしょうか。

 主人公が実力者な上に、チーム自体もすでに高校サッカーで千葉県ベスト4とかなりの強豪だし、その点にこの作者特有の(良くも悪くも)軽い作風を組み合わせて、これまでのジャンプ漫画になかったスポーツ物&サッカー物の面白さをドーンと出してくれることを期待したいです。

 ただやっぱりそれ以上に、巻末コメントに期待しちゃいますけどね。


 ちなみに、登場人物は皆一風変わった名前が付けられていますが、これはメタルバンドのメンバーの名前をモジったもののようです。例えば、「新岸頼歩(アラギシ ライホ)→アレキシ・ライホ(Children Of Bodom)」「松戸拓(マツド タク) → マット・タック(Bullet For My Valentine)」「金張梢(カナハリ コズエ) → キンバリー・ゴス(Sinergy)」など。

 さらにちなみに言いますと、キンバリー・ゴスが所属するSinergyのギターを務めているのがアレキシ・ライホで、実はこの2人は夫婦なのだそうです。ということは、主人公(新岸頼歩)とマネージャー(金張梢)のロマンス話なんかも後々出てくるかも?まあアレキシとキンバリーはすでに離婚しているようですけどね.....。

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 【「加地君也」関連記事】

  > 週刊少年ジャンプ新連載!「マイスター」 加地君也 (08.12.2)
  > <JC1巻買い> 「マイスター」 加地君也 (09.4.3)


 【「2009年の新連載」関連記事】

  > 「新世紀アイドル伝説 彼方セブンチェンジ」 麻生周一 (09.11.16)
  > 「ねこわっぱ!」 松本直也 (09.11.9)

  > 「賢い犬リリエンタール」 葦原大介 (09.9.14)
  > 「保健室の死神」 藍本松 (09.9.7)

  > 「わっしょい!わじマニア」 わじまさとし (09.7.18)
  > 「鍵人-カギジン-」 田中靖規 (09.7.14)
  > 「あねどきっ」 河下水希 (09.7.6)

  > 「AKABOSHI -異聞水滸伝-」 天野洋一 (09.5.18)
  > 「めだかボックス」 西尾維新 暁月あきら (09.5.11)

  > 「フープメン」 川口幸範 (09.3.3)
  > 「べるぜバブ」 田村隆平 (09.2.23)

  > 「ぼっけさん」 西義之 (08.12.16)
  > 「黒子のバスケ」 藤巻忠俊 (08.12.9)
  > 「マイスター」 加地君也 (08.12.2)

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  >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2008年12月 1日 (月)

『聖女の救済』 東野圭吾 > 「このミス」完全読破 No.130

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.130

 『聖女の救済』 東野圭吾

   「このミス」2009年版 : 18位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 4位
              「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR」
                 (文庫ランキング) 4位
              「週刊文春ミステリーベスト10」 5位
              「ミステリが読みたい!」 12位

   読始:2008.11.10 ~ 読終:2008.11.10

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2008年10月>

聖女の救済 (文春文庫)聖女の救済 (文春文庫)
東野 圭吾

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 昨年には連続ドラマ化、そして今年秋には映画化され物凄い人気となった「探偵ガリレオ」シリーズですが、その盛り上がりも最高潮に至るかというタイミングで新作が2作も発売されました。

 1つは短編集の「ガリレオの苦悩」。そしてもう一つがこの待望の長編作品「聖女の救済」です。

 前作No.45「容疑者Xの献身」から大きく変わった点は、主要キャラクターが1人増えたことでしょうね。

 それは、主人公・湯川学の相棒的役割となる女性刑事・内海薫なのですが、このキャラクターは実はドラマ化の際に新たに作られたもので、それが原作の方に逆輸入されるという、大変珍しい形となったのです(ちなみにこのキャラは「ガリレオの苦悩」の方にも出てきます)。

 <後日追記 : と思っていたのですが、「このミステリーがすごい!2009年版」の“このミス座談会”を読んでみたら、内海薫が登場したのは小説版の方が早かったのだそうです (内海薫が初登場した「落下る」(「ガレリオの苦悩」に収録)が雑誌に掲載されたのが2006年で、ドラマが放送されたのが2007年)>

 そのため、自分は昨年放送されたドラマ版の最初の数話しか観ていないのにもかかわらず、この内海薫が出てきたら、演じていた柴咲コウが話しているようにしか読めなくなってしまったのですよね。

 そればかりか、今度は湯川学が出てきたら、それを演じていた福山雅治に、しかも本人というよりはモノマネ・バージョンで話しているようにしか読めなくて、ホント困ってしまいました.....。

 ただ、最初はこの2人だけがハッキリとしたキャラクターとして浮かび上がってくるので、頭の中で曖昧な世界と明瞭な世界が不協和音を奏でていて非常に読み辛かったのですが、だんだんと慣れてきましたね。でもやっぱりドラマを観てるような感覚にはなっていましたけど。

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 さて内容の方なのですが、これが驚くほど繊細な本格ミステリなんですねェ。

 前作「容疑者Xの献身」の時は、本格ミステリ部分も凄かったけれど、やはり特筆すべきなのは感動的なドラマ部分でした。それゆえの大ヒット&好評価だったのだと思います。

 しかし今回は、普通今のブームだったらそういったドラマ性の部分を強調してさらなるヒットを狙いそうなのに、その前作で見せたドラマ性の部分は極力排除して、その分を本格ミステリ部分に注ぎ込んでいるように感じました。そう、まるで前作での“本格か否か論争”に対する作者自身の答えを提示するかのように。

 ただ、その本格部分はとても地味で細々としたものなのですが、この謎を解いていく過程というのは唸ってしまうくらいに読み応えがあるのです。そして最後に導き出される答えというのが、これがまた背筋がゾクッとするようなものでして(この“背筋がゾクッ”は、恐怖的なものではなくて、“まさかそんな.....”って感じの意味です)。

 そこに至って、本格ミステリの中からドラマ性の部分が強烈に存在感を示し出してくるのですねェ。「容疑者Xの献身」とはタイプが違うものの、同じ位に強烈なものを感じることができました。

 なので、このメディア的なブームを嫌ってこの作品も敬遠してしまうのは、大変もったいないほどの良作だと思いますよ。まあそれでも、実際に読んでみて面白いと感じるかどうかはその人次第ですけどね。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★★   鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★         人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      読み終り爽快度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “東野圭吾” 関連記事 】

  > No.873 「人魚の眠る家」
  > No.832 「ラプラスの魔女」
  > No.784 「マスカレード・イブ」

  > No.757 「虚ろな十字架」
  > No.720 「疾風ロンド」
  > No.690 「祈りの幕が下りる時」
  > No.655 「夢幻花」
  > No.598 「禁断の魔術 ガリレオ8」

  > No.580 「虚像の道化師 ガリレオ 7」
  > No.537 「ナミヤ雑貨店の奇蹟」
  > No.526 「歪笑小説」
  > No.479 「マスカレード・ホテル」
  > No.457 「真夏の方程式」

  > No.437 「麒麟の翼」
  > No.418 「鳥人計画」
  > No.377 「白銀ジャック」
  > No.342 「プラチナデータ」
  > No.285 「カッコウの卵は誰のもの」

  > No.266 「魔球」
  > No.236 「新参者」
  > No.184 「パラドックス13」
  > No.130 「聖女の救済」
  > No.085 「流星の絆」

  > No.053 「赤い指」
  > No.045 「容疑者Xの献身」
  > No.022 「超・殺人事件」
  > No.010 「秘密」
  > No.006 「名探偵の掟」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「きのうの世界」 恩田陸

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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