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2008年3月18日 (火)

『Q&A』 恩田陸 > 「このミス」完全読破 No.64

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.64

 『Q&A』 恩田陸

   「このミス」2005年版 : 15位

   受賞(候補) : (「日本推理作家協会賞」候補)

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2008.1.3 ~ 読終:2008.1.9

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2004年6月>

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恩田 陸

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 タイトルからも想像できる通り、“質問”と“答え”だけで成り立っている変わった小説です。

 まあこのアイデア自体は驚くほど画期的というわけではないですが、でもこれを実際に書いてしまうのはやっぱり大変だし凄いことだと思うのですよね。別にこの形式にしなければ書けないことではないのに、あえてこの面倒な書き方に挑んだわけですから。

 
 ある大型商業施設で起こった多数の死傷者が出た事故について、その関係者に質問していく形で進んでいくのですが、しばらく読んでいたら、“この話を考えたキッカケは「アンダーグラウンド」だったんじゃないかな~”って思いました。

 「アンダーグラウンド」とは、地下鉄サリン事件の被害者に村上春樹がインタビューしていくノンフィクション小説なのですが、一つの出来事に対して多数の目線が重なっていくことで次第に全貌が明らかになっていく、ってとこが大変興味深く面白かったのですが、この「Q&A」でも、様々な状況に身を置いていた関係者達に質問していくことで徐々に真相に近づいていく過程がかなり楽しめました。

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 ところが、話も中盤に入ってくると、どうも雲行きが怪しくなってくるのですねェ。なんか当初の終着点としての期待とは全然違う方向に進み始めているような感じで。

 まあこういう作風の作者なんだ、と事前に知っていたらよかったのですが、なにぶん恩田陸作品を読むのは今作が初めてだったこともあり、この話も“最後に驚きと共に謎がスッキリと解明!”という「本格ミステリ」的なものを期待してしまいましたから。

 それに、そういった方向性で書かれるならば、これはとんでもなく面白くなるぞ!と思って読んでいましたし......。だから最後の方はモヤモヤ感が出っぱなしで、ちょっと残念でしたかね。

 ただ、こういった不思議な感じのマトモでない破綻的な作品はかなり好きな方なので、“こういう作者なんだ”って知った上で読んでいたならば、かえってこういう“期待を裏切る展開”に喜びながら読んでいたかも?


  > 個人的評価 : ★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆


  【 “恩田陸” 関連記事 】

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  > No.209 「訪問者」
  > No.161 「ブラザー・サン シスター・ムーン」
  > No.131 「きのうの世界」
  > No.065 「中庭の出来事」
  > No.064 「Q&A」


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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