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2007年12月14日 (金)

『ボトルネック』 米澤穂信 > 「このミス」完全読破 No.44

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.44

 『ボトルネック』 米澤穂信

   「このミス」2007年版 : 15位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「大学読書人大賞」 5位

   読始:2007.09.05 ~ 読終:2007.09.05

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 単行本 <2006年8月>

ボトルネック (新潮文庫)ボトルネック (新潮文庫)
米澤 穂信

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 米澤穂信作品はこれで短期間に3作も読むことになりました。そして今作も前2作(No.39「春期限定いちごタルト事件」No.40「夏期限定トロピカルパフェ事件」)同様に、青春ミステリとなっています。ってか最近は、米澤作品に限らず小学生~高校生が主人公の作品率が高すぎです。別に意識して選んでいるわけではないのですが.......。

 ただ今作はミステリ要素はあんまりなくて、どちらかというとSF的?

 というのも、今回の話はいわゆる“パラドックスもの”だからなのです。今まで主人公が過ごしてきたのと同じ世界が別次元にそのまま広がっているのですが、唯一にして大きな違いが、主人公自身が存在しないまま時が進んでいる世界ということ。

 その影響で主人公に関わる物事も微妙に(大きく?)変わっているのですが、そんな世界に主人公は紛れ込んでしまうのです。

 となると、そこから元いた世界にどのようにして戻るのか、といったことが気になるわけですが、それとは別の方向に話を持っていくあたりが、やはりこの作者らしくていいですねェ。

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 その結果、なんとも切ない青春物語となっているのです。ホント切なすぎですね。

 職場や学校なんかで自分の今いる場所や位置に満足していないけど、特に自分から変えようと動き出さずにいたり、躊躇っているような人なんかは、この作品を読むと、一歩踏み出す勇気をもらえるかもしれません。

 ただ、それは前向きに受け入れた場合に限るので、受け取り方次第では、全く反対の方向に踏み出していってしまいそうですけどね......。

 まあ、登場人物のキャラクターが漫画的なため、作品全体があまりリアルに感じられなかったのはちと残念でしたが、とにかくストーリーの切なさは間違いなくリアルに身に染みますからね。この切なさを是非味わってみてください。タイトルが意味するものがわかった時には、ホントに切なくなっちゃいますよ。


  > 個人的評価 : ★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆


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  > No.315 「蝦蟇倉市事件2(街角で謎が待っている)」
  > No.250 「秋期限定栗きんとん事件」
  > No.227 「追想五断章」

  > No.140 「儚い羊たちの祝宴」
  > No.076 「インシテミル」
  > No.044 「ボトルネック」
  > No.040 「夏期限定トロピカルパフェ事件」
  > No.039 「春期限定いちごタルト事件」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「容疑者Xの献身」 東野圭吾

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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