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2007年11月

2007年11月29日 (木)

『向日葵の咲かない夏』 道尾秀介 > 「このミス」完全読破 No.41

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.41

 『向日葵の咲かない夏』 道尾秀介

   「このミス」2007年版 : 17位

   受賞(候補) : (「本格ミステリ大賞」候補)

   総合ランキング : 「SUGOI JAPAN Award 2015」 ノミネート

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 9位

   読始:2007.06.28 ~ 読終:2007.07.19

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 単行本 <2005年11月>

向日葵の咲かない夏 (新潮文庫 み 40-1)向日葵の咲かない夏 (新潮文庫 み 40-1)
道尾 秀介

新潮社 2008-07-29
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 「このミス」2007年版のベスト20に2作品もランクインさせ、しかも自分と同い年ということもあって、読む前からかなり注目していた作家です。

 なので期待して読み始めてみたものの、ちょっと読んだだけで“もう読むの止めちゃおっかな”って思ってしまったんですよね。

 というのも、小学生の男の子が主人公なのですが、いきなり“実際に体験したのに、その証拠がないため、周りの人達から信用されないで疑われ、だんだんと孤立するような感じになってゆく......”という自分にとっては読んでくのが辛い展開だったし、それになにより“家族仲が最悪”なところが効きました。やっぱり何があっても家族だけは特別なものだと信じたいですからね。でもこの主人公は、周りからは疑われるばかりか、家族にさえも頼ることができないので、もう読むのが辛くて辛くて........。

 でもまあせっかく図書館から借りてきたんだし、我慢して読み続けるか。ってことで再び本をめくり始めたのですが、ある超常現象的出来事が起きた瞬間から、もう先に進まずにはおれなくなったのです。

 こっからの展開は凄いですね。何か不気味なものが背後に潜んでいるのを密かに感じながら話が進んでいくのですが、その正体が明らかになってみたら、自分が想像していた以上に不気味なものだったり。それに最後には“これまでの世界観が変わる”的な驚きもありましたしね。

 とにかく、全体に漂う不気味さと、ラスト近くにおける狂気に満ちた展開は、読破後も強烈な印象として残っていて、“やっぱり最後まで読んで良かった”“あの時点で読むのを止めてたら、ものすごくもったいないことをしていたなぁ......”と思ってしまいましたから。

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 ちなみに、この作品の中で物語が動き出したのが、7月20日。そして自分の誕生日も、7月20日。さらにこの本を読み終えたのが、7月19日。

 .....ほんとは一日後に読み終えて、7月20日トリプルを達成したかったんですけどねェ。後半は読むのが止まらなくなって、一日後まで読み終えるのを待つことなんてとてもじゃないけど出来ませんでしたから.....。
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  > 個人的評価 : ★★★★★ ★★☆☆☆


  【 “道尾秀介” 関連記事 】

  > No.947 「サーモン・キャッチャー the Novel」
  > No.827 「透明カメレオン」
  > No.749 「貘の檻」

  > No.682 「鏡の花」
  > No.617 「笑うハーレキン」
  > No.583 「ノエル -a story of stories-」
  > No.546 「光」
  > No.498 「水の柩」

  > No.432 「カササギたちの四季」
  > No.396 「月と蟹」
  > No.340 「月の恋人~Moon Lovers~」
  > No.312 「蝦蟇倉市事件 1」
  > No.311 「光媒の花」

  > No.294 「球体の蛇」
  > No.233 「花と流れ星」
  > No.186 「龍神の雨」
  > No.169 「鬼の跫音」
  > No.121 「ラットマン」

  > No.117 「カラスの親指」
  > No.097 「ソロモンの犬」
  > No.058 「片眼の猿」
  > No.049 「シャドウ」
  > No.041 「向日葵の咲かない夏」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「怪盗グリフィン、絶体絶命」 法月綸太郎

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2007年11月26日 (月)

「ジョジョの奇妙な冒険 “The Book”」 乙一

The Book―jojo’s bizarre adventure 4th another dayThe Book―jojo’s bizarre adventure 4th another day
乙一 荒木 飛呂彦

集英社 2007-11-26
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 長年待ち続けた“乙一による小説版「ジョジョの奇妙な冒険」”がとうとう発売になりました!!

 まあ前にも書いたように(「何年も待ち望んでいた乙一版「ジョジョ」がいよいよ発売!」)、一時は発売されるのを諦めていたくらいなので、実際にこうして手にとってみると感慨深いものがありますね。

 ただ、すぐには読めないだろうから、読める時になってから買ってもよかったんですけどね。でもやっぱりこんだけ待ち焦がれてきたので、発売日に買わずにはいられませんでした(まあ数日前から売ってたとこもあったようですが)。


 まず装丁が凄いですね。重圧感があって、洋書のような感じなのですが、帯に仗助の絵が書いてなかったらこれがジョジョの本だとは絶対にわからないですから。でも一方でそこがジョジョっぽくもあるんですけど。まあ漫画原作小説とは思えないような装丁は、デスノートの小説版なんかを見て予想はしてましたからね。

 そしてビニールに包まれて売られていたのですが、すぐに読み始めるわけではないこともあってか、このビニールを破りにくい......。中も見てみたいんだけど、しばらくはこのまま破かずにいそう......。


 それにしても、この本を読み始めたとして、“20年近く読み続けているジョジョの小説版”として読むのか、“最近好きになった乙一の小説”として読むのか、一体どっちになるんでしょうね。両方を兼ねるとは思うのですが、でも読み進めるにつれてどちらかに軸がぶれるとも思うんですよね。これがどうなるのか、読む時の楽しみにしたいです。


 あと、読み終えたとして、この感想をどこに書くのか?という問題もありますね。一応「このミス」常連の“乙一”ってことなんで「このミス」完全読破かなとも思ったけど、でもやっぱり漫画が元の小説だし、「このミス」の対象になるのかな?と。

 でもまあ、ミステリ的要素が多そうとはいえ「デスノート」も20位以内には入らないながらも票が入ってたし、これまでも1票も入っていない作品を「このミス」完全読破で取り上げたこともあったし、それになにより“乙一”ってことなので、「このミス」完全読破に感想を書いてみたいと思います。

 まあ読むのすらまだ後なんで、ここに感想載せるのはずいぶん先になりそうですねェ......。


 *でもって、読後の感想はこちら(『The Book-jojo's bizarre adventure 4th another day-』 乙一 > 「このミス」完全読破 No.56)をご覧ください

2007年11月24日 (土)

『夏期限定トロピカルパフェ事件』 米澤穂信 > 「このミス」完全読破 No.40

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.40

 『夏期限定トロピカルパフェ事件』 米澤穂信

   「このミス」2007年版 : 10位

   受賞(候補) :

   総合ランキング : 「短編ミステリ・オールタイムベスト(国内編)」
                91位作品 『シャルロットだけはぼくのもの』 収録

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 4位

   読始:2007.06.21 ~ 読終:2007.06.27

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本 <2006年4月>

夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)
米澤 穂信

東京創元社 2006-04-11
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 No.39「春期限定いちごタルト事件」の続編に当たる“小市民シリーズ”第2作目ですが、「春期~」の時は1票も入らなかったのに、今作は一気に10位にランクイン。これは期待してしまいますね。

 中身は前作同様、二人で“小市民”を目指しながらも、身近に起こる謎をついつい解いていってしまう短編集なのですが、さすがに「このミス」で10位にランクインしただけあって、一つ一つの謎とそのトリックが、かなりレベルアップしています。

 そして、短編として話の区切りがあるものの、全体を通してのストーリーが繋がっている連作短編であることも前作同様です。それでこちらもやっぱり、「このミス」で10位にランクインしただけあって、全体を通しての仕掛けや謎解きが、これまたかなりレベルアップしてるんですよね。

 ただ、「春期~」がどちらかといえば“ストーリー的な繋がり”だったのが、今作になるとそれに“ミステリ的繋がり”がプラスされるのです。ここがやっぱり前作から内容も評判も大きく変化した所以でしょう。

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 というわけで、前作から「ミステリ要素」がグンッとアップした作品なのですが、でも主人公二人の“小市民目指しっぷり”は前作と変わらずに楽しめますからね。それに、あんまり“ミステリ作品を読んでる”って感じになっていない方が、後半の展開に驚けると思うし。

 そしてラストでは、本筋のストーリーとは別に、この主人公二人の行く末にも心配させられてしまうのです。あぁ、「秋期限定くりきんとん事件」(仮題)の発売が待ち遠しい.......。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


  【 “米澤穂信” 関連記事 】

  > No.942 「いまさら翼といわれても」
  > No.872 「真実の10メートル手前」
  > No.828 「王とサーカス」

  > No.817 「さよなら妖精」
  > No.777 「ミステリマガジン700 【国内篇】」
  > No.748 「満願」
  > No.622 「リカーシブル」
  > No.402 「折れた竜骨」

  > No.366 「ふたりの距離の概算」
  > No.365 「遠まわりする雛」
  > No.315 「蝦蟇倉市事件2(街角で謎が待っている)」
  > No.250 「秋期限定栗きんとん事件」
  > No.227 「追想五断章」

  > No.140 「儚い羊たちの祝宴」
  > No.076 「インシテミル」
  > No.044 「ボトルネック」
  > No.040 「夏期限定トロピカルパフェ事件」
  > No.039 「春期限定いちごタルト事件」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「向日葵の咲かない夏」 道尾秀介

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2007年11月21日 (水)

『春期限定いちごタルト事件』 米澤穂信 > 「このミス」完全読破 No.39

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.39

 『春期限定いちごタルト事件』 米澤穂信

   「このミス」2006年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング : 「短編ミステリ・オールタイムベスト(国内編)」
                55位作品 『おいしいココアの作り方』 収録

   年度ランキング :

   読始:2007.06.08 ~ 読終:2007.06.18

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本 <2004年12月>

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)
米澤 穂信

東京創元社 2004-12-18
売り上げランキング : 81940

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 この作品自体は「このミス」にランクインしていないどころか1票も入っていないのですが、翌年に発表された続編No.40「夏期限定トロピカルパフェ事件」が2007年版の10位にランクインしたこともあり、まずはこの作品から読んでみました。

 それぞれの過去の失敗から自分を変えようと、一緒に“小市民”を目指す高校生カップルの話なのですが、「学校では周りから仲が良いとさえ思われていない」「でも放課後には同じ志の元に行動することが多い」「でも別に付き合っているわけではない」といったところがNo.09「GOTH リストカット事件」乙一のキャラクターとソックリなんで、こっちのキャラに慣れるまで少し時間がかかってしまいました。なので「夏期限定~」の前にこちらを読んだのは正解でしたね。

 そんな二人が、学校内や放課後に小さな謎と出会い、それを解決していく短編集なのですが、作品全体を通しての謎もありまして、それは“なぜに小市民を目指すことになったのか?”ということです。つまり“過去に何があったのか?”ってことなのですが、片方の理由は最初から明らかになるのですが、もう片方の理由は、小出しするかのように徐々に匂わせていって、最後の話にきてそれが判明!

 ただ、判明したといっても全てをさらけ出したわけではなくて、“なるほどそういう種類のものだったのか~”と、その程度のものなのです。具体的な説明までいかずに終わってしまうのですが、そこが「夏期限定~」に繋がってくるわけで、「夏期限定~」の前にこちらを読んだのは正解でしたね。というか、先に読んどいて良かった!って感じでしょうか。

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 というわけで、この作品自体も結構楽しんで読めたのですが、やっぱりどうしても「夏期限定~」のプロローグ的な読み方になってしまうんですよねぇ。

 ただ、これを読んだらすぐにでも「夏期限定~」を読みたくなっちゃうし、「夏期限定~」をより楽しむためにはこの作品から読むべきなので、これはまるで上下巻のように2冊セットで読むべき作品ですね。そして、「秋期限定マロングラッセ事件」(仮題)の発売を首を長くして待ちましょう。


  > 個人的評価 : ★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆


  【 “米澤穂信” 関連記事 】

  > No.942 「いまさら翼といわれても」
  > No.872 「真実の10メートル手前」
  > No.828 「王とサーカス」

  > No.817 「さよなら妖精」
  > No.777 「ミステリマガジン700 【国内篇】」
  > No.748 「満願」
  > No.622 「リカーシブル」
  > No.402 「折れた竜骨」

  > No.366 「ふたりの距離の概算」
  > No.365 「遠まわりする雛」
  > No.315 「蝦蟇倉市事件2(街角で謎が待っている)」
  > No.250 「秋期限定栗きんとん事件」
  > No.227 「追想五断章」

  > No.140 「儚い羊たちの祝宴」
  > No.076 「インシテミル」
  > No.044 「ボトルネック」
  > No.040 「夏期限定トロピカルパフェ事件」
  > No.039 「春期限定いちごタルト事件」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「夏期限定いちごタルト事件」 米澤穂信

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2007年11月20日 (火)

<JC1巻買い> 「SKET DANCE(スケットダンス)」 篠原健太

SKET DANCE 1 (1) (ジャンプコミックス)SKET DANCE 1 (1) (ジャンプコミックス)
篠原 健太

集英社 2007-11-02
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 今回紹介するJC1巻は、「SKET DANCE (スケットダンス)」

 高校生の3人組が「スケット団」を結成し、学園内の問題事を解決する学園コメディです。ユルい感じや台詞の多さから、“学生版「銀魂」”って感じですかね。

 ここ最近のギャグ/コメディの新連載は不条理系ギャグ漫画が多かったので、個人的にはこういった感じの、変に捻りすぎずにストレートな方が好きですね。

 ただ、如何せん作風もストーリーも主人公も地味なせいか、同期の「ベルモンド Le VisteuR」と共に本誌の巻末を占めるようになってしまうのでした..........。

 ところがところが、「ベルモンド」が変わらず定位置を確保しているのに対して、「スケット・ダンス」の方は徐々に掲載順を上げていって、打ち切り要注意圏内を脱出したのでした。単行本の帯に書いてあるように、“なんだか知んないけど人気急上昇中!!”なんですねェ。今週号も、「ベルモンド」が最終回なのに対して、こっちはセンターカラーだし。

 それでこういった掲載順(人気)の推移って、「銀魂」とソックリなんですよね。この手の漫画は、時間がかかってから人気が上がっていくタイプのようです。ということは、「スケット・ダンス」も真選組みたいなキャラ集団を出せば連載が長く続くってことですかね。

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 あと単行本ならではの特典ですが、まずは帯には表裏両面共にこの漫画の説明になっています。カバーを取った部分は、カバー絵と全く一緒です。

 中身の方は、各話の後に、その話を作る上での苦労話「セルフ ライナー ノーツ」が書かれています。これが結構詳しく書いてあるのですが、こういう裏話的なものがあると嬉しいですよね、やっぱり。単行本買った甲斐があったと思えますから。

 あと巻末には、「学園生活支部 スケット団 部室大図解!!」と、「作者が語るキャラクター創作秘話 No.1 ボッスン」が。「ライナーノーツ」もそうですが、漫画の単行本のおまけとは思えない位に文字の占める割合が多過ぎです。

 ちなみに、おまけページには誤字があったそうで(気付きませんでしたが)、増刷分から修正されるようです。なのでマニアならぜひとも初版をゲットしよう!!

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 【「篠原健太」関連記事】

  > 「みんなのこち亀」 篠原健太 > 週刊少年ジャンプ読切! (16.11.7)

  > 「永久不滅デビルポイント」 篠原健太 > 週刊少年ジャンプ読切! (14.3.24)

  > 「SKET DANCE」 篠原健太<JC1巻買い> (07.11.20)


 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2007年11月19日 (月)

<JC1巻買い> 「ベルモンド Le VisteuR」 石岡ショウエイ

ベルモンドLe VisiteuR 1 (ジャンプコミックス)ベルモンドLe VisiteuR 1 (ジャンプコミックス)

集英社 2007-11-02
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 いつの頃からか(ホントは知ってるけど)、週刊少年ジャンプで連載されている漫画の1巻だけを集めています。まあ、その事はそのうちに詳しく書いてみようと思っていますが。

 というわけで今回は、今月に発売されたJC(ジャンプコミックス)1巻の紹介を。


 まずは、「ベルモンド Le VisteuR」

 天下のジャンプで「拷問漫画」を連載!?  ということで期待が大きかったのですが、拷問と呼んでよいのか疑問に思う程度の拷問でしかありませんでした。短編小説集「独白するユニバーサル横メルカトル」のラストを飾る拷問話を読んでからは、特にそう思わずにはいられません。

 まあ、やっぱり小中学生が主な読者層である週刊少年ジャンプだからしょうがないか、と思ったのですが、同じ週刊少年ジャンプ連載の「魔人探偵脳噛ネウロ」では結構残酷な描写がありますからね。かつての「ハンターハンター」にもボカシを入れないといけないような拷問シーンがいくつもあったし。だから“週刊少年ジャンプだから”というのは理由にはならないでしょう。

 そして残酷描写漫画の先輩でもあるその「ネウロ」が、この漫画の連載が始まった頃から、ライバルを早めに蹴落とそうとするかのように残酷度をアップしてきたんですよね。これでは“拷問漫画”を売りにしている「ベルモンド」は形無しです。

 それが影響してか、本誌では打ち切りコースとなる巻末付近の掲載が定位置となっていき、生まれてから一度も地下室を出たことがなかった主人公を外の世界へと旅出させるなどしてテコ入れを行ったりしたのですが、あえなく今週号で打ち切りとなってしまいました.......。

 しかもその最終回というのが、もう涙なしには読めなくて......。それくらいに打ち切り漫画としてレベルの高い終わり方でした。

 といっても、普通の意味での“レベルが高い”んじゃなくて、あくまで“打ち切り漫画として”の“レベルが高い”のですから。この意味がわからない場合は、この「ベルモンド」の最終回を読んでみればわかると思います。でもそれまで全く読まずにいきなり最終回だけ読んでもその衝撃度はわからないと思うんで、第1話から順に読むことをお薦めしますね。

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 あと単行本ならではの特典ですが、まずは帯には普通表裏両面に本の説明が書いてあるのですが、この本の場合は、帯の裏表紙側はジャンプスクエアの宣伝になってます。すでにこれを作っていた頃から終わるのは決まっていたんでしょうかねェ。それとカバーを取った部分には、表裏を使ってカバー絵を2倍にして描いています。

 中身の方は、各話の間に、ストーリーの流れに沿った一コマ漫画が描かれています。スラムダンク風といえばわかりやすいでしょうか。あと巻末には、“おまけマンガ「ベルモンドの懺悔室」 第一幕:ロラン編”が2ページ掲載されています。

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 【「2007&2008年発売の“JC1巻買い”」関連記事】

  > 「どがしかでん!」 濱田浩輔 (08.11.18)
  > 「トリコ」 島袋光年 (08.11.10)

  > 「ダブルアーツ」 古味直志 (08.8.9)
  > 「バリハケン」 鈴木信也 (08.8.6)
  > 「ぬらりひょんの孫」 椎橋寛 (08.8.5)

  > 「私立ポセイドン学園高等部」 大江慎一郎 (08.7.9)
  > 「MUDDY」 藍本松 (08.5.15)
  > 「K.O.SEN」 村瀬克俊 (08.5.12)
  > 「PSYREN-サイレン-」 岩代俊明 (08.5.7)

  > 「初恋限定。-ハツコイ リミテッド-」 河下水希 (08.2.25)
  > 「SKET DANCE」 篠原健太 (07.11.20)
  > 「ベルモンド Le VisteuR」 石岡ショウエイ (07.11.19)

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  >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2007年11月18日 (日)

「のだめカンタービレ」(19) 二ノ宮知子

のだめカンタービレ (19) (講談社コミックスKiss (673巻))のだめカンタービレ (19) (講談社コミックスKiss (673巻))
二ノ宮 知子

講談社 2007-11-13
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 数年前に漫画としてのブームがあり、さらに最近ではドラマ化やアニメ化で一般的認知度が一気に上がったわけですが、それでもこの馬鹿馬鹿しい感じが変わらないのはいいことですよね。


 物語の最初の大きな山を越え、海外編に入ったところで、外国生活なんかの苦労話や、恋愛話中心になりやしないかと心配してたんですが。でも全くそんなことはありませんでしたからね。


 相互出演も果たした「もやしもん」と共に、気楽に楽しくのん気に読める漫画としてこれからも続いていってほしいもんです。

2007年11月15日 (木)

>>MDB的コンピCD-02<< 「冬 -Winter Song 1991~2006-」

>> MDB的コンピCD <<


 30℃以上の猛暑が続いていたのはついこの前だと思っていたら、もう冬が目の前に迫ってきているんですから、季節の移り変わりが早く感じてしまいますねェ。ということで、「冬」のコンピCDの紹介です。


  *Sg=シングルで発売、Al=収録アルバム、Best=収録ベストアルバム

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 「 冬 -Winter Song 1991~2006- 」   CD総時間 : 79:42


 01 : Choo Choo TRAIN」 / ZOO
        (1991年、Sg、Al「青春歌年鑑 90年代総集編」)


 02 : 「いつかのメリークリスマス」 / B'z
        (1992年、Best「The Ballads ~Love & B'z~」)


 03 : 冬がはじまるよ」 / 槇原敬之
        (1991年、Sg、Best「Completely Recorded」)


 04 : WHITE LOVE」 / SPEED
        (1997年、Sg、Best「Dear Friends1」)


 05 : winter fall」 / L'Arc~en~Ciel
        (1998年、Sg、Best「The Best of L’Arc~en~Ciel 1994-1998」)


 06 : 雪の華」 / 中島 美嘉
        (2003年、Sg、Best「BEST」)


 07 : 寒い夜だから・・・」 / trf
        (1993年、Sg、Best「TRF 15th Anniversary BEST-MEMORIES-」)


 08 : 粉雪」 / レミオロメン
        (2005年、Sg)


 09 : ロマンスの神様」 / 広瀬 香美
        (1993年、Sg、Best「Alpen Best」)


 10 : Winter,again」 / GLAY
        (1999年、Sg、Best「Ballad Best Singles- WHITE ROAD」)


 11 : DEPARTURES」 / globe
        (1996年、Sg、Best「CRUISE RECORD 1995-2000」)


 12 : WHITE BREATH」 / T.M.Revolution
    (1997年、Sg、Best「The Complete Single Collection of T.M.Revolution」)


 13 : WINTER SONG」 / Dreams Come True
        (1994年、Sg、Best「DREAMAGE - LOVE BALLAD COLLECTION -」)


 14 : クリスマスキャロルの頃には」 / 稲垣 潤一
        (1992年、Sg、Best「コンプリート・シングル・コレクション」)  


 15 : 」 / THC!!
        (2005年、Sg)


 16 : 白い恋人達」 / 桑田佳祐
        (2001年、Sg、Best「TOP OF THE POPS」)


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 「冬の歌」といえば「クリスマス・ソング」。だけど、クリスマス・ソングは聴くのに適した時期が短かすぎるので、「クリスマス・ソング」と「冬の歌」で別々に作ろうと思ってました。ただ、クリスマス・ソングってのは、シングルで発売することは少なくて、アルバムやシングルのカップリングに収録されていることが多いのです。

 なので、シングル曲が中心となっている自分のストックではCD1枚分に満たなかったので、今回は「クリスマス・ソング込みの冬の歌」ということになりました。来年までには、“隠れた名曲”なんかも含めてクリスマス・ソングを集めておきたいですね。


 というわけで、冬の定番曲の中から16曲を選んでみました。この他にも、JUN SKY WALKER(S)の「白いクリスマス」や、邦楽で一番有名なクリスマス・ソングである山下達郎の「クリスマス・イブ」などありますが、これらは発売が1991年より以前だったため、ここには収録しませんでした。

 1991年以降にもお薦めしたい冬の歌がもっとたくさんあるので、また別の機会に、例えば「男ヴォーカル編」「女ヴォーカル編」などの制約を付けることによって、多くの曲を使って作ってみたいですね。


 広瀬香美の「ロマンスの神様」は、タイトルにも歌詞にも冬をイメージする言葉が直接的に入っていないので、この歌が大ヒットしていた当時を知らない人には、なんでこの歌が冬の定番曲なのかわからないかもしれません。

 この歌は、スキー用品のCMソングとして大量オンエアされ大ヒットし、その後に「冬の女王」の称号を得ることになるキッカケとなった曲なのです。だから当時をよく知る人は、この歌を聞くとスキーに行きたくなってしまうんじゃないですかね。ただ、時代が時代なんで、この曲聴いてもスノボーのイメージはあんまりないんですよねェ。


 あと栄えある1曲目を飾った「Choo Choo TRAIN」は、もちろん2000年代に入ってカヴァーされたEXILEヴァージョンの方を選んでもいいでしょうね。ただ個人的には、ZOOヴァージョンの方のちょっと舌足らずな感じのヴォーカルが好きなんで、あとやっぱりオリジナルの方を尊重して、ZOOヴァージョンの方を入れてみました。


 それからこの中で唯一アルバムのみの収録曲が、B'zの「いつかのメリークリスマス」。この歌は「FRIENDS」というミニアルバムに収録されているのですが、このミニアルバムというのが、インスト曲も含めた8曲で構成されている、「冬」「恋」をイメージしたコンセプトアルバムです。これからの季節にはとてもぴったりなので、「いつかのメリークリスマス」を気に入ったなら絶対に聴いてもらいたい1枚ですね。


 ちなみに、今年発売された(発売される)冬の歌はあえて候補から外しました。それはそれでまたの機会に。

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 【「“冬の歌”コンピCD」関連記事】

  > 冬の歌 -Winter Song 2011~2012- (11.12.23)
  > 冬の歌 -Winter Song 2010~2011- (10.11.26)
  > 冬 -Winter Song 2008- (08.12.17)
  > 冬 -Winter Song 1991~2006- (07.11.15)

2007年11月14日 (水)

『神様ゲーム』 麻耶雄嵩 > 「このミス」完全読破 No.38

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.38

 『神様ゲーム』 麻耶雄嵩

   「このミス」2006年版 : 5位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 5位

   読始:2007.06.06 ~ 読終:2007.06.06

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 単行本(ミステリーランド) <2005年7月>

神様ゲーム (講談社文庫)神様ゲーム (講談社文庫)
麻耶 雄嵩

講談社 2015-07-15
売り上げランキング : 2040

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 「かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド」というシリーズの中の一冊なのですが、やはりそのテーマ通り、装丁も、挿絵も、字の大きさも、子供向けに作られています。

 ただ、この作品の評価を読んでみると、「子供が読んだらマズイだろう」という、このシリーズのテーマに相反するものだったので、一体どんな内容なのかかなり気になり、期待して手に取ってみました。

 まあ内容の方も、主人公である小学生の男の子の言葉で書かれ、小学生の男の子の目線で語られているので、子供にも読みやすそうだし、自分も子供時代に戻ったような感じで楽しむことができました。

 が、ある時を境に、“なんじゃこりゃ~!!”的展開になってゆくんですよね.....。

 まあそれまでも、殺人事件が起こったり、“自分は神だ”と名乗る同級生が現れたりと、どことなく不気味な雰囲気は漂っているのですが、まあ後半は嫌な感じで衝撃的な展開が続くのです。

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 その衝撃は、子供の語り口の中で発せられるからこそより衝撃的になるんだと思うんですよね。そして、子供目線で話を追うからこそ、衝撃度合いも増すのではないかと。だから結局は「かつて子どもだったあなたと少年少女のため~」というテーマのシリーズだからこその本でもあるんじゃないですかね。

 それに、なんとも後味の悪い展開が続くわけですが、これがなぜか一方では爽快に感じられたりもするのです。“後味の悪い”と“爽快さ”という矛盾する言葉の両方の感情が同居するという、なんとも不思議な作品でした。これはもう、実際に読んでもらわなければこの気持ちはわかってもらえないでしょうね。

 そしてやっぱり、この作品はまさしく、「子供には読ませたくない子供向け本」でした。


(後日追記)
 当初は★4つ評価にしていましたが、その後のこの作品に対する再評価によって、★5つの満点評価に変更しました。

(さらに後日追記)
 この記事を書いていた時は★5段階評価でしたが、その後に★10段階評価に変更したので、それに伴い満点評価ではなくなりました。

(またもや後日追記)
 2012年5月に発売された“ノベルス版”では子供向けの体裁ではなくなっているのですが、本作の衝撃は字体や挿絵など子供向けの体裁があってこそなのではないかと思うので、出来るだけ最初は“ミステリーランド版”で読むことをオススメしますね。
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  > 個人的評価 : ★★★★★ ★★★★☆


  【 “麻耶雄嵩”関連記事 】

  > No.825 「あぶない叔父さん」
  > No.793 「化石少女」
  > No.765 「さよなら神様」
  > No.696 「貴族探偵対女探偵」
  > No.454 「メルカトルかく語りき」

  > No.373 「隻眼の少女」
  > No.343 「貴族探偵」
  > No.146 「螢」
  > No.113 「翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件」
  > No.038 「神様ゲーム」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「春期限定いちごタルト事件」 米澤穂信

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2007年11月 6日 (火)

『扉は閉ざされたまま』 石持浅海 > 「このミス」完全読破 No.37

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.37

 『扉は閉ざされたまま』 石持浅海

   「このミス」2006年版 : 2位

   受賞(候補) : (「本格ミステリ大賞」候補)

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 2位
               「週刊文春ミステリーベスト10」 5位

   読始:2007.05.24 ~ 読終:2007.05.29

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : ノベルス <2005年5月>

扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫 い 17-1)扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫 い 17-1)
石持 浅海

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 タイトルからわかる通り、密室ミステリーです。ただ、犯人(主人公)も、その殺害方法も、密室を作るトリックも、冒頭から披露されているってとこが変わってますね。(後日追記 : この頃は「倒叙ミステリ」というジャンルがあることすら知りませんでした)

 舞台は大学時代のサークル仲間の同窓会が行われている別荘。加害者も被害者もそのメンバー。しかしその他のメンバーは、同じ建物の中で殺人事件が起こっていることすら知りません。そんな中で、密室殺人計画は果たして成功するのか?そしてこんな計画を立ててまで殺害に至った動機は?

 といった感じで、メインの謎であってもおかしくない“犯人”も“殺害方法”も“密室トリック”も初めからわかっていても、ドキドキしながら楽しめるポイントはあるのです。というか、そこのところにこの作品独自の魅力があるのでしょうね。

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 他のメンバー達は主人公の計算通りに思い込まされ、一見完璧かと思えたこの密室殺人ですが、そんな中、たった一人だけ疑問を抱く人がいます。それが、主人公とは密かに愛し合う相手、結ばれそうでいて結ばれることなく今まできてしまった相手なのです。

 そしてここからこの二人の頭脳戦が始まるわけですが、本人達の自覚のないままに敵同士となり、追い詰め追い詰められていく姿は、その間に愛が存在するだけに悲しいですね。

 しかし、主人公が作り上げた謎を愛する人が解いていく様は、それまでのじれったいような愛をも解きほぐすような、そんな感じもしました。

 って結構“最後まで読んだことを踏まえての感想”になってしまいましたが、やはりこの作品の大きな魅力というのが“密室の外にいながらいかにして密室殺人を解いていくのか”というところだと思うので、これは実際に読んでみないことにはその面白さはわからないでしょう。

 ......それにしても、今までの中でこの本の感想が一番書きにくかったですねェ。だから読み返してみても、言いたい事が全然書けてないどころか、何言ってるのかわからなくなってるのですが、書き直してもそう変わらなそうなんで、このままでいいでしょう......。
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  > 個人的評価 : ★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆


  【 “石持浅海” 関連記事 】

  > No.869 「罪人よやすらかに眠れ」
  > No.755 「二歩前を歩く」
  > No.687 「三階に止まる」
  > No.634 「フライ・バイ・ワイヤ」

  > No.558 「トラップ・ハウス」
  > No.544 「玩具店の英雄 座間味くんの推理」
  > No.509 「彼女が追ってくる」
  > No.484 「人面屋敷の惨劇」
  > No.465 「ブック・ジャングル」

  > No.389 「撹乱者」
  > No.383 「見えない復讐」
  > No.350 「この国。」
  > No.297 「リスの窒息」
  > No.293 「君がいなくても平気」

  > No.112 「耳をふさいで夜を走る」
  > No.091 「君の望む死に方」
  > No.089 「心臓と左手 座間味くんの推理」
  > No.070 「月の扉」
  > No.037 「扉は閉ざされたまま」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「神様ゲーム」 麻耶雄嵩

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2007年11月 3日 (土)

>>MDB的コンピCD-01<< 「オリコン年間1位曲集」

>> MDB的コンピCD <<


 「“コンピレーションCD”というのは、選者の個人的嗜好が如実に出てしまうものなのです」と書きましたが、まず第1弾は“誰が選んでも、曲もアーティストも曲順も変わらないもの”を用意してみました。


  *Sg=シングルで発売、Al=収録アルバム、Best=収録ベストアルバム

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「オリコン年間1位曲集」


 01 : ラブストーリーは突然に」 / 小田和正
        (1991年、Sg、Best「自己ベスト」)

 02 : 君がいるだけで」 / 米米CLUB
        (1992年、Sg、Best「米~Best of Best~」)

 03 : YAH YAH YAH」 / CHAGE & ASKA
        (1993年、Sg、Best「VERY BEST ROLL OVER 20TH 」)

 04 : innocent world」 / Mr.Children
        (1994年、Sg、Best「Mr.Children 1992-1995」)

 05 : LOVE LOVE LOVE」 / Dreams Come True
        (1995年、Sg、Best「DREAMAGE - LOVE BALLAD COLLECTION 」)

 06 : 名もなき詩 」 / Mr.Children
        (1996年、Sg、Best「Mr.Children 1996-2000」)

 07 : CAN YOU CELEBRATE?」 / 安室奈美恵
        (1997年、Sg、Best「181920」)

 08 : 誘惑」 / GLAY
        (1998年、Sg、Best「DRIVE~GLAY complete BEST~」)

 09 : だんご3兄弟
       / 速水けんたろう、茂森あゆみ、ひまわりキッズ、だんご合唱団

        (1999年、Sg、Al「家宝 ~歌のお子様ランチ~」)

 10 : TSUNAMI」 / サザンオールスターズ
        (2000年、Sg、Best「バラッド3 ~the album of LOVE~」)

 11 : Can You Keep A Secret?」 / 宇多田ヒカル
        (2001年、Sg、Best「SINGLE COLLECTION VOL.1」)

 12 : independent」 / 浜崎あゆみ
        (2002年、Sg、Best「A BEST2-WHITE-」)

 13 : 世界に一つだけの花」 / SMAP 
       (2003年、Sg)

 14 : 瞳をとじて」 / 平井堅
        (2004年、Sg、Best「Complete Single Collection '95-'05 歌バカ」)

 15 : 青春アミーゴ」 / 修二と彰
        (2005年、Sg)

 16 : Real Face」 / KAT-TUN
        (2006年、Sg)

 17 : 千の風になって」 / 秋山雅史
        (2006年、Sg、Al「威風堂々」)


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 1991年以降にオリコンの年間チャートで1位を獲った曲を、年順に並べてみました。やはり“年間1位”の曲だけあって、そうそうたるメンバーが揃いました。中でも唯一2曲入っているミスチルはやっぱり凄いですねェ。


 今年の年間チャートはまだ発表されていないどころか、集計期間さえまだ終わっていないのですが、まあ唯一のミリオンセラーだし決まったも同然だろう、ということで早々と入れてみました。ただ、ラスト3週の売り上げだけで大逆転してしまった2005年の例もあるので、あくまで“仮”ってことで。

 それでこのまま今年の年間1位が「千の風になって」に決まれば、前年発売作品が年間1位ということになるので、90年代以降では初めての珍しい記録となりますね。


 それと、オリコンの年間チャートというのは、集計期間内での売り上げをランキングにしたものなので、“その年に発売したシングルの中で一番売れた曲”というのとはまたちょっと違ってくるのです。

 例えば、1994年でいえば同じミスチルの曲でも「innocent world」より「Tomorrow never knows」の方が総売り上げでは上になるのですが、「Tomorrow never knows」は集計ギリギリの11月に発売されたために1995年の集計と分散され、年間チャートでは「innocent world」の方が上(1位)になったり。

 その前年の1993年に発売された藤井フミヤのソロデビュー曲「TRUE LOVE」も、200万枚を超える売り上げだったにも関わらず、こちらも年またぎの集計となってしまったために、年間10位以内にすら入っていなかったり(93年:29位、94年:11位)。

 そんな中、年またぎの集計になったにも関わらず年間1位を獲得した「青春アミーゴ」はやっぱり凄いんだってことがわかりますね。しかも年間1位になった翌年にも3位に入っちゃってるし。


 それから、このコンピCDをレンタルで作ろうとした場合に障害となりそうなのが、1999年1位の「だんご3兄弟」です。

 このシングルは8cmCDなので、“シングルといえばマキシ(12cm)”となった今でも置いてあるところは皆無に近いだろうし、ならば「おかあさんといっしょ」などのオムニバスCDの中から探そうとしても、そのほとんどが歌っている人が違ったりして、オリジナルヴァージョンが収録されているものはほとんどないのです。

 それで自分もいっそ買うしかないのかと思っていたところ、あるレンタル店にてオリジナルヴァージョンが入った家宝 ~歌のお子様ランチ~を見つけたので、なんとかレンタルで済ますことが出来ました。

 他の曲は“年間1位”になったくらいなんで入手は容易いのですが、同じく“年間1位”で、しかも歴代でも4位という日本音楽史に残る大ヒットを記録した曲が入手困難というのも、なんとも変な感じですね。まあ買えばいいだけなんだけど。

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 【「オリコン年間?位曲集」関連記事】

  > >>MDB的コンピCD-01<< 「オリコン年間1位曲集」 (07.11.3)
  > >>MDB的コンピCD-07<< 「オリコン年間2位曲集」 (08.4.8)
  > >>MDB的コンピCD-10<< 「オリコン年間3位曲集」 (08.9.6)

2007年11月 2日 (金)

「ジャンプスクエア」創刊!

ジャンプ SQ. (スクエア) 2007年 12月号 [雑誌]ジャンプ SQ. (スクエア) 2007年 12月号 [雑誌]

集英社 2007-11-02
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別に待ち焦がれていたわけではないのですが、週刊の方であれだけ宣伝されちゃうと、やっぱりいつのまにか発売が待ち遠しくなっちゃっていましたからね。


で、内容の方は、月刊からの引き継ぎ組あり、週刊常連作家の新作あり、少女漫画作家作品あり、小説あり、いかにもな人達が好きそうなのあり、藤子不二雄ありと、なかなかカオス状態のような感じですね。まだほとんど読んでないけど。


それで、この先この雑誌を買い読み続けていくことになるのかはまだわかりませんが、第2号には荒木飛呂彦先生の読み切りが載るので、とりあえず次号の購入は確定済となっております。


ただここでちょっとした問題点が。いずれ「このミス」完全読破で読むことになる「屍鬼」を原作とした漫画(書くのはあの藤崎竜)が次号から連載開始となるのです。

やっぱり原作を先に読みたいけど、次号を買っちゃったら読まずにはいられないだろうし....。でも第一話はさわりだけだろうから、まあ大丈夫でしょう....。

2007年11月 1日 (木)

>>MDB的コンピCD<<

 最近はコンピレーションアルバムが流行っているようで、90年代前半のラブソングを集めたCDなんかはかなりのロングヒットを記録してたりします。

 ただ自分の場合は、このようなCDを買わずとも借りずとも、マイipodの中に入ってるんですよね。

 詳しく言えば、1991年から今までのヒット曲や話題になった曲を、年ごとに35曲ずつくらい選んで、ipodの中に入れて聴いているのです。まあ“90年代以降の邦楽ヒットチャートの資料集”とでも言えてしまえるくらいなもんで、17年という時間の重みを、その時々の世相や流行を、そしてその時々の個人的な思い出を、このipod一つで味わえてしまうのです。

 それでこれらの曲は、年毎に分けて聴くだけじゃなく、様々なテーマごとに合った曲を集めてプレイリストを作ったりしているのですが、この作業が結構楽しいのです。“こんなテーマで集めてみよう”と思い立って、そのテーマに合った曲を、改めて聴いて確認したりしながら選んで、1つのプレイリストを作る。そしてその集まった曲たちの中から、選りすぐりの曲をさらに選んでベスト的なプレイリストを新たに作る。そうやって聴くと、それぞれの曲に今までとは違った魅力が見つかったりするのです。

 これはまさに“オリジナルなコンピレーションCD”と言えるでしょう!

 というわけで、そのいくつかをこのブログに書いてみようと思います。参考になるかはわかりませんが、曲と曲との意外な繋がりがわかったりして、それが見てるだけでも結構面白いかもしれませんし。気に入ったら実際に曲を集めて自分でCDを作ってくれたりなんかしたら嬉しいですけどね。

 それでこの“コンピレーションCD”というのは、選者の個人的嗜好が如実に出てしまうものなのです。まあそうじゃなければ個性がなくてツマラナイわけですけど。

 そして我が「MDB的コンピCD」は、まあipodに入れる曲の基準からわかるように、ヒット曲を中心に集めています。ホントは“アルバムのみに収録されている隠れた名曲”だったり“あまり有名ではないミュージシャンが歌う名曲”なんかを発掘する方が少しでも人様の役に立てるのでしょうが、そこまでやるほどの知識も時間もないですし、“誰もが知っているような歌でも、同じテーマを持つ曲を集めることによって、新たな魅力が見つかる、かも?”をコンセプトとして、ヒット曲を中心に、“隠れた名曲”なんかも出来る限り織り交ぜつつ、作っていきましょう。

 まあ、ヒット曲を中心に選んだとしても、そこにはやはり個人的嗜好は出てしまうはずですからね。だからあくまでオリジナルであると思うので、「MDB的コンピCD」として書いていきたいと思います。

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