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2007年10月

2007年10月31日 (水)

『黄昏のベルリン』 連城三紀彦> 「このミス」完全読破 No36

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.36

 『黄昏のベルリン』 連城三紀彦

   「このミス」1988年 : 3位

   総合ランキング : 「「このミス」20年のベスト・オブ・ベスト」 30位

   年度ランキング : 「週刊文春ミステリーベスト10」 1位

   読始:2007.05.08 ~ 読終:2007.05.22

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本 <2007年10月>

黄昏のベルリン (文春文庫 れ 1-16)黄昏のベルリン (文春文庫 れ 1-16)
連城 三紀彦

文藝春秋 2007-10
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 主人公の“出生の謎”を巡り、日本からヨーロッパに舞台を移しつつ話が進んでいくのですが、まあホントに驚かされました。

 “今までの世界観が一変する仕掛け”とかの驚きはいくつか読んできましたが、これはそれらとはちょっと驚きの種類が違くて、“こんなの使っちゃっていいの!?”って感じの驚きでした。

 その扱われているものがあまりに大きすぎて、結構衝撃的でしたね。

 でもその部分だけでなく、その他にもミステリ的仕掛けが盛り込まれていて、なかなか楽しめました。表を見せられたと思ったら裏を匂わせてきたりで、飽きることなく読み進めることができました。

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 この作者は、この作品を書くまでは恋愛ミステリを中心に書いていたそうで、いきなり国際謀略ミステリ作品を発表したものだから結構驚かれたそうです。

 それを踏まえた上で読んでみると、っていうか踏まえなくてもいいのですが、やはり“男女間のドロドロした恋愛感情”の部分が際立っていますね。

 “出生の謎”という話の根幹的流れに対して、“恋愛部分”がスパイスの効いた肉付けとなって、作品をより厚みのあるものにしています。

 ただ、ちょっと見方を変えると、実はこの“恋愛部分”の方が根幹となっているんじゃないかとも思えるんですよね。

 話の中心にはこの“恋愛感情”が常に付きまとっていて、それ次第で話の展開も変わっていくような。

 だから、読んでいる先のストーリー展開が気になるのですが、その展開はそこに出てくる人物の恋愛感情次第、つまり登場人物の恋愛感情にも気になってしまうのです。

 なので、読み方によっては、世界を股にかけた国際的ミステリー作品にもなるし、世界を股にかけた国際的恋愛作品にもなって、ニ者ニ様の楽しみ方ができそうです。自分的にはそのちょうど中間ぐらいでしたかね。
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  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


  【 “連城三紀彦”関連記事 】

  > No.795 「女王」
  > No.789 「処刑までの十章」

  > No.743 「小さな異邦人」
  > No.449 「どこまでも殺されて」
  > No.167 「人間動物園」
  > No.136 「造花の蜜」
  > No.036 「黄昏のベルリン」


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2007年10月23日 (火)

『龍は眠る』 宮部みゆき > 「このミス」完全読破 No.35

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.35

 『龍は眠る』 宮部みゆき

   「このミス」1992年版 : 4位

   受賞(候補) : 「日本推理作家協会賞」受賞
            (「直木三十五賞」候補)

   総合ランキング : 「「このミス」が選ぶ過去10年のベスト20」 20位
               「東西ミステリーベスト100(2012年版)」 99位

   年度ランキング : 「週刊文春ミステリーベスト10」 8位

   読始:2007.04.10 ~ 読終:2007.04.26

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本 <1995年1月>

龍は眠る (新潮文庫)龍は眠る (新潮文庫)
宮部 みゆき

新潮社 1995-01
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 ある雑誌記者が“自分は超能力者だ”と言う少年と出会ったことをキッカケに、お互いが事件に巻き込まれてゆく話です。日本推理作家協会賞を受賞しているだけあって、なかなか読み応えがあって面白かったです。

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 ただ、面白かったことは確かだし(読後すぐの評価が★4つだったし)、断片的には憶えているんだけど、全体的な流れや細かな出来事などがすっかり忘れてしまっているのですよね。だから感想書こうにも書けなくて......。

 他の本は、読んでから間が開いても読後に感じたことを憶えていて、感想も普通に書けたのに、なんでこの本だけ駄目なのだろう?と考えてみたら、一つ思い当たることがありました。

 それは、この作品の主役ともいうべき雑誌記者が“超能力を信じるのか、信じないのか”の間で揺れ動いているのと同じような立場で、実在する超能力者達を独自の目線で追ったノンフィクション「職業欄はエスパー」森達也(Amazon.co.jp)を最近読んだからだと思うのです。

 その本はノンフィクションということもあって色合いは違うけれど、テーマとしては似た部分があるので、「龍は眠る」を読んで面白かった人にはかなりお薦めなのですが、それだけに「職業欄はエスパー」を後に読んだせいで、先に読んだ「龍は眠る」の印象がスッポリ抜けちゃったんでしょうね。

 なので、この「龍は眠る」は近いうちに再読して、読後すぐの感想を書いてみようかな、と思っています。

(後日追記)
 この記事を書いていた時は★5段階評価でしたが、その後に★10段階評価に変更しました。
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  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


  【 “宮部みゆき” 関連記事 】

  > No.715 「ペテロの葬列」

  > No.638 「桜ほうさら」
  > No.589 「ソロモンの偽証」
  > No.500 「魔術はささやく」
  > No.356 「小暮写眞館」
  > No.174 「英雄の書」

  > No.100 「火車」
  > No.083 「名もなき毒」
  > No.077 「誰か」
  > No.035 「龍は眠る」
  > No.001 「模倣犯」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「黄昏のベルリン」 連城三紀彦

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2007年10月22日 (月)

何年も待ち望んでいた乙一版「ジョジョ」がいよいよ発売!

何年も待ち望んでいた乙一版「ジョジョ」がいよいよ発売!


以前『GOTH リストカット事件』乙一 > 「このミス」完全読破 No.09にも書いたように、”乙一が「小説版 ジョジョの奇妙な冒険 第4部」を執筆する”という情報が出てから、本が発売される気配すらないまま5年も経過していました。


その間、「このミス」本誌の”隠し玉”コーナーでこの件に触れて、”何千枚も書いたけど、納得できないのでボツにしてしまった”というようなことを言ってたりもしたんですよね。


その後も次々にヒット作を書き続け、今や大物作家となってしまったので、「乙一版ジョジョ」はなかったことになってしまったのか.....と、自分の中でも半ばなかったことにしてしまいました。


ところが!今週号のジャンプ内の広告に、「乙一版ジョジョ 11月26日に発売決定!」って出ているではありませんか!


GUNS'N ROSESのアルバムとどっちが早く発売されるのか楽しみにしていたものの、どっちも諦めかけていたので、これは嬉しいニュースでしたね。


”「小説版ジョジョ」を書く”ということで初めて名前を知ったのが、今ではすっかり好きな作家の一人になってしまっています。そうなるまで待っててくれたってことでしょうか。


そんなわけで”待望の発売決定”となったわけですが、それにしても、ジャンプ小説だから安いのかと思ったら、ハードカバーで1,575円もするんですね。まあでも今から発売日が楽しみだ!!


あとはGUNS'N ROSESのアルバムの発売決定を待つだけか.....。

2007年10月16日 (火)

浅田弘幸の漫画(「テガミバチ」)が週刊少年ジャンプに載る日が来るとは....

浅田弘幸の漫画(「テガミバチ」)が週刊少年ジャンプに載る日が来るとは....


 月刊少年ジャンプが廃刊となり、新たにジャンプSQ.(ジャンプスクエア)が11月に創刊されるのですが、その数ヶ月のインターバルを利用して、月刊からSQへ移籍する形で連載が続くことになった数少ない作品が、顔見せ宣伝的な感じで週刊少年ジャンプに時々掲載されています。

 そして昨日発売されたジャンプには、”浅田弘幸「テガミバチ」”が登場!!

 自分が当時中学生だった頃のある日曜の早朝、マラソン中に月刊少年ジャンプが落ちているのを見つけて、綺麗な状態だったこともあって、持って帰りました。

 そこに載っていたのが、浅田弘幸(当時は「あさだひろゆき」)のデビュー作「BADだね!ヨシオくん」の記念すべき第一話だったのです。

 それを読んだらハマってしまいまして、その後も、「ヨシオくん」はもちろん、「眠兎」「蓮花」「アイル」そして「テガミバチ」に至るまで、長らく読み続けることになったのです。

 だから、あの時拾った月刊少年ジャンプが、自分にとっては”運命の出会い”だったわけですね

 そして、上に挙げた作品は全部、月刊少年ジャンプで連載されたものです。つまり浅田弘幸は、二十年もの漫画家生活を、月刊少年ジャンプ一筋でやってきたってことなのです。

 なので今回の週刊少年ジャンプ掲載は、なんとも感慨深いんですよねェ。まさか浅田弘幸の漫画が週刊少年ジャンプに載るなんて考えられなかったですもん。

 昔は遅筆で有名だったこともあるので、週刊での連載は不可能だろうから、これが最初で最後になるんでしょうね。

 そんな記念すべき回が、これまた素晴らしい話なんですよ。ホントに「ヨシオくん」の時からじゃ考えられない成長ぶりですね。

 ってことで、今週号のジャンプは永久保存にしなければ!

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テガミバチ 1 (1) (ジャンプコミックス)テガミバチ 1 (1) (ジャンプコミックス)
浅田 弘幸

集英社 2007-01-04
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2007年10月15日 (月)

『OUT』 桐野夏生 > 「このミス」完全読破 No.34

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.34

 『OUT』 桐野夏生

   「このミス」1998年版 : 1位

   受賞(候補) : 「日本推理作家協会賞」受賞
            (「直木三十五賞」候補)
            (「吉川英治文学新人賞」候補)

   総合ランキング : 「二十世紀傑作ミステリーベスト10」 18位
              「「このミス」20年のベスト・オブ・ベスト」 30位
              「東西ミステリーベスト100(2012年版)」 43位

   年度ランキング : 「週刊文春ミステリーベスト10」 2位

   読始:2007.03.30 ~ 読終:2007.04.06

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本(講談社文庫版) <2002年6月>

OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫)OUT(上)-日本推理作家協会賞受賞作全集(89) (双葉文庫)
桐野 夏生

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 深夜の弁当工場で働くパート主婦仲間の話です。

 この説明だけで、精神的にも肉体的にも閉塞した感じで“ずーん”と重苦しい感じで進んでゆくのが推測できるのですが、それがある殺人事件をキッカケにしてでガラリと変わってしまうのです。

 それまでの“平凡という言葉を否定するならさらに悪い方にするしかないような生活”から、全く正反対の世界へ。テレビや映画や、それこそ小説の中でしか存在しないもんだと、自分やその周囲に関係するはずがないもんだと感覚的に思い込んでしまっているけど、実際には間違いなく存在している世界へ。

 しかもそれが“宝くじで億万長者になった”とかいう望ましいことではなくて、自分の人生での最悪な状況を想像して出てきたものを家の屋根の高さくらいに例えたなら、その遥か上をいく富士山の高さくらいに想像外の最悪な望ましくない世界に嵌り込んでしまうのですから。

 でもそんな別世界に足を踏み入れた一方で、それまでの閉塞感溢れる深夜のパートや家庭内の問題事などの普段の生活も変わりなく過ごさねばならないので、そのギャップが面白いですよね。

 そしてそんな異常とも言うべき生活を送るにつれ、支障をきたす者もいれば、ってかほとんどの人が支障をきたすと思うのですが、中には驚くほどに順応する者もいて......。

 その順応する主婦が一応主人公って感じなのですが、一見普通の主婦のようでいて、実のところスーパーウーマンだった!ってとこがなかなか面白かったですね。

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 というわけで、“一般市民が泥沼な状況へと巻き込まれていくも、一線を越えたところで吹っ切れて、読み手の想像できない世界へと引っ張られていく.....”といったところがNo.18「邪魔」奥田英朗に近いものがありますが、その吹っ切れ度&ぶっ飛び度はこちらの方が衝撃的でしたねェ。

 “主婦”による“殺人事件”という話の入口から、その後に一体どんな想像外の展開が待ち受けているのか......。この小説でしか味わうことのできない要素が必ずあると思うので、本好きならぜひ一度はご覧ください。

 自分はいつもはあんまり再読しないのですが、この本はたぶんそのうちに再読するでしょうねェ。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


  【 “桐野夏生” 関連記事 】

  > No.887 「バラカ」
  > No.313 「ナニカアル」
  > No.202 「IN」
  > No.120 「東京島」
  > No.034 「OUT」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「龍は眠る」 宮部みゆき

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2007年10月 8日 (月)

『禿鷹の夜』 逢坂剛 > 「このミス」完全読破 No.33

「このミステリーがすごい!」完全読破」 No.33

 『禿鷹の夜』 逢坂剛

   「このミス」2001年版 : 3位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「週刊文春ミステリーベスト10」 16位

   読始:2007.03.27 ~ 読終:2007.03.29

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本 <2003年6月>

禿鷹の夜 (文春文庫)禿鷹の夜 (文春文庫)
逢坂 剛

文藝春秋 2003-06
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 “一匹狼のアウトロー刑事”といえばNo.27「新宿鮫」が思い浮かびますが、本作品の主人公もこの愛称がよく似合います。ただ「新宿鮫」の主人公とは大きく異なる特徴がありまして、それは“かなりの極悪”だというところです。

 まあ登場人物はみんな悪ばっかなのですが、そいつらを取り締まるべき刑事がさらに輪をかけた悪っぷりなんですからね。この設定が作られた段階ですでに、この作品が面白くならないはずがありません。それくらいにぶっ飛んでいて強烈なキャラクターなのです。

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 というわけで、とにかく型破りな刑事小説です。ただこの主人公は、本能のままに動く人間味のないモンスターなんだけど、そんな中で時折人間っぽいところが垣間見れるので、その部分が強調されることによって逆に魅力的に見えるんですよね。

 だからこの主人公の暴れっぷりに、いつしかストレス発散するようなスッキリさを感じることも出来るのです。

 当初はこの作品の最後で主人公は死ぬはずだったそうですが、ここでは死なずにその後シリーズ化されるほどの人気となりました。

 悪に媚びないどころか逆にこき使うほどの型破り刑事、そのインパクト絶大な活躍を、ぜひ一度ご覧ください。
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  > 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆


  【 “逢坂剛” 関連記事 】

  > No.540 「平蔵の首」

  > No.414 「十字路に立つ女」
  > No.314 「兇弾」
  > No.279 「さまよえる脳髄」
  > No.033 「禿鷹の夜」
  > No.005 「燃える地の果てに」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「OUT」 桐野夏生

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2007年10月 6日 (土)

「容疑者Xの献身」 東野圭吾

容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)
東野 圭吾

文藝春秋 2008-08-05
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 本来ならば「このミス完全読破」で書くべきところなのですが、現在書き終えているのが「No.32」までで、この本は「No.45」、つまり今年中にはとてもじゃないけど書けなさそうなので、とりあえず読後すぐの状態で簡単に感想を。

 評判の良さはいろんなところで見聞きしていたのですが、実際に読んでみたらもうホント衝撃的でしたねェ。まさか自分がこんなに泣けてしまう本があるとは.....。

 何故にこんなに泣けたのか。それは、「このミス完全読破」に書く時が来るまで、まるで難しい数式を解くように、じっくりと時間をかけて検証してみたいですね。

2007年10月 1日 (月)

『邪馬台国はどこですか?』 鯨統一郎 > 「このミス」完全読破 No.32

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.32

 『邪馬台国はどこですか?』 鯨統一郎

   「このミス」1999年版 : 8位

   受賞(候補) :

   総合ランキング : 「短編ミステリ・オールタイムベスト(国内編)」
                 58位作品 『邪馬台国はどこですか?』 収録
               「厳選!バカミスベスト100」 選出

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 3位
               「週刊文春ミステリーベスト10」 13位

   読始:2007.03.26 ~ 読終:2007.03.27

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本 <1998年5月>

邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)
鯨 統一郎

東京創元社 1998-05
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 「邪馬台国は実は○○にあった!?」「聖徳太子の正体は○○だった!?」「明治維新の黒幕は○○だった!?」など、日本史に新解釈で挑む、とても変わった小説です。

 でも日本史なんて言うと勉強みたいで手が伸びにくいですが、あるバーを舞台にして、常連三人&バーテンダーの間で世間話のように語り合うような書かれ方で、そんな中で大学教授の助手と雑誌ライターとの丁丁発止が小気味良く繰り広げられるので、全然堅苦しくなることなく、気楽に楽しめるのです。

 しかもその新解釈というのが、聴いた瞬間に呆れ返っちゃうようなものなのですが、その史実を元にした説明を読んでいくと、この本の登場人物と同様に本気で信じ込めちゃうんですよね。ホントに不思議なんですけど、結構説得力があるので、驚きと共に感動してしまうのです。

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 というわけで、かなり異色の作品で、“さすが代表的バカミス作家のデビュー作!!”って感じです。

 歴史好きな人にはかなり意外な新解釈に驚き楽しめるのはもちろん、歴史に興味がない人でも、取り上げるテーマが誰でも知っているような超有名な出来事ばかりだし、常識となっている説もちゃんと説明されているので、勉強にもなるし小説としても楽しめるしで、かなり美味しい作品ですね。
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  > 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆


  【 “鯨統一郎” 関連記事 】

  > No.768 「冷たい太陽」
  > No.032 「邪馬台国はどこですか?」


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