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2006年6月26日 (月)

『キッド・ピストルズの妄想』 山口雅也 > 「このミス」完全読破 No.15

このミステリーがすごい!」完全読破 No.15

 『キッド・ピストルズの妄想』 山口雅也

   「このミス」1994年版 : 2位

   受賞(候補) :

   総合ランキング : 「本格ミステリ・ベスト100」 32位
              「短編ミステリ・オールタイムベスト(国内編)」
                36位作品 『永劫の庭』 収録

   年度ランキング : 「週刊文春ミステリーベスト10」 8位

   読始:2006.5.16 ~ 読終:2006.5.24

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本 <2000年4月>

キッド・ピストルズの妄想―パンク=マザーグースの事件簿 (創元推理文庫)キッド・ピストルズの妄想―パンク=マザーグースの事件簿 (創元推理文庫)
山口 雅也

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 No.80「キッド・ピストルズの冒涜」 「13人目の探偵士」に続くシリーズ3作目なので、まずは前2作から読んでみようと思いましたが、やっぱり1冊ならまだしも2冊も前菜があるとお腹一杯になっちゃいそうなので、いきなり本作に突入することとなりました。

 パンクロッカーな“キッドとピンク”のカップル刑事がパラレル英国で大暴れする話なのですが、この主役達といい、脇を固める俳優陣といい、登場人物がいずれも漫画チックなほどに個性的なのが良かったですね。ホントにそのまま漫画の原作として使えそうで。視覚的インパクトが増す分、結構上手くいきそうだと思うんですけど。

 そしてこの作品は中編3作で構成されているのですが、それぞれで、重力・遺伝子・庭園についての専門的なウンチクが披露されています。

 これが物語の基盤となっているわけですが、新たに知る知識に興味深く読めたり、また一方では先のストーリーが気になってしまって長い専門的説明がうざったくなってしまったりと、自分には一長一短でしたね。

 でもこの基盤があったからこそ、漫画チックなパラレル英国の世界がよりリアルな舞台に感じられるのだとも思うのですが。

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 まあとにかくキャラ好きな自分にとってはとても楽しめました。ダンプリー博士なんかとくに魅力的ですし。

 だからなお一層漫画として読んでみたいな~なんて思ってしまうのです..........。“荒木飛呂彦・画”なら文句ナシなのですが。


  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


  【 “山口雅也”関連記事 】

  > No.971 「落語魅捨理全集 坊主の愉しみ
  > No.777 「ミステリマガジン700 【国内篇】」
  > No.604 「謎の謎その他の謎」
  > No.489 「狩場最悪の航海記」
  > No.128 「キッド・ピストルズの最低の帰還」

  > No.109 「モンスターズ」
  > No.080 「キッド・ピストルズの冒涜」
  > No.051 「生ける屍の死」
  > No.028 「ミステリーズ」
  > No.015 「キッド・ピストルズの妄想」


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